白土三平総合スレ part 17
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>>1乙
前スレ>>994
>そのカッコの部分が病気って自覚して?
人を病気呼ばわりするのはビョーキだと思うよw
「藤子は劇画工房には触れてるが(いるはずの)白土サンはいない扱い」
カッコの部分が誤解だとしたら、「白土サンはいない扱い」というのは「どこに」いない扱いなのですか? 誤解だろうと病気wだろうと
白土三平は劇画工房の一員でなく、白土三平は自分の作品を劇画と呼んだことはないことだけ伝わればよい
手塚治虫(に限らず評論家やマスコミ)が劇画の中の白土三平と書いても、抗議も何もしない
白土三平本人は漫画でも劇画でも興味も何もなかったんだろう
つげ義春や水木しげるやガロ系の人はみんな同じだけど、あまり彼らは劇画とは呼ばれなかった
劇画には活「劇」イメージがあったからかもしれない 水木しげる先生の70年代ぐらいの作品で
登場人物として出て来た「水木しげる」を
東京都調布市在住の「劇画家」水木しげる氏
と紹介してるよ
貸本出身でトキワ荘系と無縁で青年誌にも描いた人は工房関係なく「劇画家」扱いだったんでは 矢口高雄先生は「9で割れ!!」で白土先生を劇画ブームの旗手的存在としつつ
「超人気マンガ家」とも呼んでるんだが、劇画なる概念に敬意を表しながらも
最終的には漫画に包含されるものだという見解なのかな
いい意味で優等生だよね矢口先生 >>7
劇画の定義は漠然としてるけど「貸本にルーツを持つもの」というのがありそうね
矢口高雄先生曰く、貸本の衰退で発表の場を失った若い貸本作家たちが生き残りをかけて
中央の出版界に殴り込みをかけたことが「劇画ブーム」の発火点となったと
貸本から大手の雑誌に殴り込んでいった人という意味で水木さんを劇画家とするなら
同じ理屈で楳図かずお先生も劇画家かな?
なお白土先生は1961年からサスケを連載しているので
貸本が衰退する前から雑誌でも描ける立場だった模様 あと
白土三平水木しげる小島剛夕とかは最初紙芝居を描いてて
紙芝居は戦前からある日本独自の絵画パフォーマンス
ディズニーの影響の強い手塚治虫系とは系統の違う絵柄を身に付けてた 真崎守がCOMの1967年6月号で戦後児童漫画の系譜を論じた「まんが火山連峰」でも
白土三平・水木しげる・小島剛夕を紙芝居出身者としてひとまとめにしておるね
その特集記事の人物相関図で白土先生と水木さんとつげ義春さんが作る三角形がまぶしい
ただ、つげさんが小さめに表示されているのが残念。ねじ式以前だからかな 手塚治虫なんかも劇画タッチに移行していたんだが白土三平先生のその後の移行の仕方は徹底していた
子供マンガの依頼も無くなっちゃったからかねえ?
そこでスパッと絵柄をそっち方面に切り替えてイメージの刷新を計るのが白土先生らしい強かさ?
劇画の王様くらいのイメージもたれてるのはこの青年誌時代への転身が他の作家よりもあまりにも鮮やかだったから?
ある意味でさいとうたかをとかを圧倒したリアルな絵柄だったしなあ つげ義春さんの夢日記を読んでいるんだけど
もと貸本屋だった骨董屋に入ったら白土先生の未読作品があって興奮したとか
どこかのビルが大爆発したのを高野慎三氏と二人で眺めて恐怖におののいたとか
実在の人物が出てくる夢はつげさんの気持ちが反映されているようで印象深い つげさんにとって白土先生は遠くから憧れる対象
高野さんは苦楽を共にした同志ってこと?
しかし、じゃあ水木さんと一緒にいたら大きな虎が現れたので
水木さんを見捨てて自分だけ逃げた夢はどう解釈するのかという話になるか 白土先生の古い未読作品とかあったらそら興奮しますわな
つげ先生に同意!!
でも実際に未発表作品は確実にあってまだ出版される気配は無いね
封印しちゃわないで欲しいですね カムイ伝第二部の終盤で一太郎を連れて夙谷に戻ってきたカムイが
当たり前のようにキギスと一緒に仕事をしているのを見て
この二人って第一部の最後ではどういう関係になってたっけと思った
割と忘れてしまっているので確認しなければ しかし正直この歳になると第一部より二部を読み返すことのほうが多い
なんというか第一部は再読するにも心構えが要るような気がして 第一部は半端ない殺伐さだからな
白土先生もギラギラしていた時期だ! キギスとかタブテとか実力はそれなりにあるけど主人公には遠く及ばない脇役って
白土先生の作品でなくても死亡率が高くなりがちな立ち位置なので
第二部でそれぞれ充実した人生を送っているのを見られて安心した >>14
水木さんは文字通り百戦錬磨なので
虎も手なずけるでしょう >>18
殺伐さで本伝第一部をさらに上回るのが外伝第一部
ただし権藤晋は外伝を「白土さんにおけるロマンティシズムの極点」と評していて
これは個人的には大いに同意できる見方っす >>20
つげさんの夢の中では、水木さんを食い終えたとおぼしき虎が追いかけてきたので
家の中に逃げこんで戸を閉めようとしたものの、虎の前肢が挟まっているので
鍵がかけられなかったそうな。その光景を想像すると可愛らしいものがある
ただし水木さんが食われたことが確認されているわけではないので
つげさんを自分の代わりに食うよう水木さんが虎を指嗾した可能性もあるな >>21
外伝第一部はあのかわいらしい絵柄とカムイの艶やかさに目がいくのであまり殺伐さは…
ものすごいハイペースで人が亡くなっていくのはわかりますけどね
ハヤテもあかもすぐ消えるし(泣 「風狗」の三つ目のエピソードがすごく不気味に感じられるんだけど
元ネタの今昔物語を読んだら「前世の因縁ですかねえ」しか書いてなかったので
その因縁の何たるかについて解釈の手がかりをくれる白土先生はまだしも親切だと思った
ちなみに巻26第20話の「東小女与狗咋合互死語」であるとのこと <特集論文>『今昔物語集』に登場する犬 | CiNii Research
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390009224828938112
法政大学学術機関リポジトリで閲覧可能。これを参考にするに「風狗」の原話は
第1話 巻19第44話「達智門棄子狗密来令飲乳語」
第2話 巻31第15話「北山狗人為妻語」
第3話 巻26第20話「東小女与狗咋合互死語」 でも上総湊を訪れた川本三郎が料理屋でおかみさんに白土先生のことを質問したら
「さっきもそこでラーメン食べてたよ」といわれたので驚いたそうだから
地元で名前が知れ渡る程度には人付き合いをしてたんじゃないかな >>26
1960年代の石森プロは押し寄せるファンに対処するために永井豪がこっそりサインを
代筆していたというけど、練馬の大根畑の真ん中にある赤目プロは静謐が
保たれていたそうだから、当時から俗塵との関わりが稀薄だったのかも >>27
漁師仲間のあだ名がマンガだもんなあ…
>>28
インタビューを申し込んでもなかなかOKしてくれないとか怖すぎるよね
よっぽとメディアの人間に嫌な思いさせられたのか
つげ義春や水木しげるとはまた違った凄味を感じる ただし赤目プロまで訪ねていけば普通にサスケや四貫目の絵を添えてサインをくれたそうだから
ファンサービス自体したくなかったというわけではないのよね それはショタが訪ねていった場合で、おっさんだと怒られるんじゃない? 1965年の赤目プロ社員は月給15万円以上だったそうだが
若い勤め人の給料が月に5万か6万だった時代だと佐々木マキが回想しているので
15万円は現在の感覚なら50万か60万といったところ?
一方、石ノ森章太郎のところでは永井豪以外のアシスタントが
怒りの一斉退職に踏み切るという事件が1970年に起きているが
普通の勤め人の3倍もらえていたんなら我慢できそうなもんだが 石森プロのアシスタントは赤目プロほど貰ってないというのは断言できるな >>31
サスケやワタリみたいな美少年におねだりされたらサインでも何でもしちゃうよ
いや二人とも俺のサインは別に欲しがらないだろうけれども >>33
幻燈社のつげ義春初期短編集に収録されている「犯罪・空腹・宗教」によれば
つげさんが水木プロで手伝うようになった頃の日当は2000円だったそうだけど
つげ義春初期短編集が刊行された1969年にはその数倍まで上昇していたとのこと
水木さんの収入が増えるとアシスタントの待遇も改善され赤目プロ並みになったんやね
赤目プロの小島剛夕はもとより小山春夫や楠勝平も
水木プロのつげさんも一人前の漫画家と見なされる人たちなので
あくまで弟子という扱いの石森プロとは給料の額に差があったのかなあ あと白土先生は共産的思想性があるから搾取しないやろしね 石ノ森アシスタントの一斉退職事件ってどこで(もしくはどの書籍で)読めます? 石ノ森アシスタントの一斉退職事件ってどこで(もしくはどの書籍で)読めます? 原稿料の出ないカムイ伝を毎月100ページも描いてる白土先生がぶっ飛びすぎてて気づかなかったが
ページあたり500円の初期設定が更新されていないガロで1972年まで描き続けながら
つげ義春さんに払う給料は順当に増額していた水木さんもなかなか律儀な人だ 永井豪と2人でやれば何百ページも描けるもんなあ
永井豪も独立してから月産何百ページとかでしょ
本当に狂ってる 奇しくも同じ1970年にさいとう・たかをプロでもアシスタントの一斉退職があったと
ダーティ・松本が証言している(ちなみに月給は2万円だったとのこと)
永井先生もダー松先生も叛乱という言葉を使ってるけど、むしろ逃散やね 有名作家の手伝いしてお金もらえるだけありがたいと思えって感覚が当たり前だった時代…… >>36
1970年頃の月給
さいとう 2万(石森プロも同じくらい?)
普通の会社勤め 5-6万
白土、水木 15万
能力に応じて与え、必要に応じて受け取るのが共産主義的理想とはいえ
貧乏くさいイメージのあるガロのほうが高給取りというのが何とも しかし白土先生からスパゲッティをおごってもらっていた水木さんが
自分も稼げるようになった後は良い給料をつげさんに払っていたとは心温まる話 >>41
一人だけ取り残された永井先生が忙しさに耐えかねて仕事をこっそり減らそうとしているのに
石ノ森先生がどんどん引き受けて絶望するのを想像すると笑える。いや笑い事じゃないか >>43
1960年頃に手塚先生の魔神ガロンを手伝った(そして作画崩壊を起こした)久松文雄も
報酬を受け取ろうとしなかったと回想してるね。請求すれば払ってもらえたんだろうけど
石森・斉藤プロの一斉退職事件が1970年で
10年の間にアシスタントの意識も変わってたってことかな >>46
虫プロも給料は良かったそうだが
人件費の高さから大々的な人員整理を余儀なくされ労働争議に至った
その争議を裏で煽動していたのが東映労組の書記長だった宮崎駿だ
と真佐美ジュンが書いているんだが真偽のほどは不明 作品にスタッフの名前を明記するのは赤目プロよりさいとうプロのほうが早かったはずだけど
それでも大量離職なのか。まあ名誉では腹は膨れないしなあ >>44
能力のあるなしに関係なく平等に報酬を得られるのが共産主義じゃないのかい? >>49
魔神ガロンの後半部、サンデーコミックスや秋田文庫に未収録の部分やね
久松さんがまだ若かったのと、手塚先生の下描きがぐちゃぐちゃだったのと
両方が理由らしいんだけど >>52
「能力に応じて与え」の能力は与える側の能力よ
有能な人間が多めに生産し、その成果は必要に応じて配分するってことね
平田弘史がガロや忍法秘話で描いたとき、白土先生は多めに原稿料を払ってるんだけど
それは当時の平田先生が上京してきたばかりで住まいすらなかったからだろう
白土先生の行為を共産主義的とするか義侠心の表れと見なすかは人によりけりだろうけど >>39
ありがとう! このエッセイけっこう古いのに知らなかったです
永井豪は手塚治虫のことはよく語るけど石ノ森章太郎のことはあまり話さないようなイメージがあったので面白かった
野口竜のことにまでけっこう触れてるし
そして永井豪と水木しげるの組み合わせが妙に新鮮
水木しげるってデビルマン読んでたんだろうかと気になり始めた バイオレンスジャックのモデルが忍者武芸帳の影丸というのも興味深い 白土先生に憧れて漫画家を目指したという石川賢先生も
バイオレンスジャックの連載は楽しかったんじゃないかと思うんだけど
バイオレンスジャックの結末に石川先生が最後まで反対していたこと
彼はジャックが大好きだったからという永井先生の言葉が今となっては切ない 石川賢先生そうだったんだ
あのオチに納得してる人は少ないもんなあ
石川賢先生は手天童子こそ永井豪の最高傑作と言ってたもんね
あれは綺麗にズバッと落ちたもんなあ
永井豪作品の白土三平的な要素は石川賢先生の影響だったのかな
毛皮ちゃんちゃんこ着た忍者的な奴らが敵として登場しがちなのとかw >>58
ちなみに石川賢がバイオレンスジャックの結末に反対していたというのは
『永井豪世紀末悪魔事典』(講談社)の10ページが出典やね
石川先生が反対していたことを記録に残して後世に伝えようとし
ジャックを愛すればこその反対意見だったという註釈までつけるあたり
永井先生にも何かしら思うところがあったのかも
あの結末を反故にするかのように新バイオレンスジャックを連載したこともあるし なお赤目プロにおける類似の事例
楠勝平がワタリのストーリー展開に批判的だった
→ワタリ第三部は秋田書店の白土選集に未収録 永井豪先生も石川賢先生と一緒にやってた時は最強だったし
藤子不二雄も2人でやってた時代は(たとえ合作しなくても)最強だったし
赤塚不二夫も古谷三敏たちが離脱する前は最強状態だったし
水木しげる先生もつげ義春先生と一緒にやってた時は最強だったし
白土三平先生も小島剛夕が手伝ってる時は全盛期と言っても良かったよね
同レベルの作家が二人以上って体制は本当に凄いね >>63
水木しげるは貸本で一人でやってた時が一番すごいんだが
売上じゃなくて作品のクオリティが 水木さん「それが売れんのですわ!」
佐藤まさあき「水木のおっさんが描く変な漫画は売れない」
自他共に認める売れなかった時代ではあるが
あの頃の作品が一番いいと水木さんの奥さんもいってるんだっけ? ところで赤目プロの作画の話をすれば
岡本鉄二って小島剛夕に匹敵すると個人的には思える 正直そのおふたりを比較して評価出来る目は持ってないけど外伝二部の絵は線が増えて重くなったと思った時期もあったけどダイナミックに動いてたなと思う
特に柳生編で逆立ち状態で跳んで斬りかかる絵が好きだけど本編二部では「十文字霞崩し」って思い切り間違った技名叫んでてがくっとなった
十文字霞崩しはその名の通り二刀の技だし波の鼓と同じ修行シーン使って編み出させた技なのになんでそんなあっさり間違えるんですか御大!
まあそれだけ気に入った絵面だから重要な技名を混同しちゃったんだなって捉えてるけど 白土三平先生と小島剛夕と岡本鉄二の関係性って本当によく分からないんだよね
白土三平先生の絵って元々の絵柄と劇画調と二種類ある
小島剛夕は劇画調が先にあって白土先生調の絵のリファインも出来る
そして岡本鉄二はどれも描ける感じ 忍法秘話に収録されている「鬼」って原作は今昔物語なんだけど
第1話で鬼に襲われた兄に「見当をつけて一発でしとめてやるわ」といって助ける
頼もしい弟を描くとき、白土先生は鉄二さんを念頭に置いていたのかな
信州に疎開したときは心細かったけれども、鉄二さんは力が強くて
相撲が得意だったので助けられたと白土先生は回想しておられるのよね 同じ「鬼」の第2話では、女が鬼に殺されたというのは男の嘘で
真相は裏切って捨てたのだと白土先生独自の解釈が加えられているんだけど
消えた女が盗賊となって再び姿を現すというアレンジは後年の「風狗」でも
使われているので、白土先生のお気に入りであるように見える >>71
便乗レスと「面白い」「泣けた」しか書けない知的障害者在日さんに泣けたw >>70
女が自立するという展開が好きだね白土先生 >>67
ダイナミックな動きは白土先生ご自身の持ち味なんやろね
剛夕が作画を担当したサスケの後半とカムイ伝の前半だけ動きが特にいいわけではないので >>73
そういう意味では「羊飼いトリア」も白土先生好みの題材じゃないかと
原話であるインドの伝承では羊飼いは単に幸運な若者なんだけど
白土先生の漫画では豪胆かつ利口なキャラになっていて
それゆえ知恵と勇気が男にあるからって女がついていく義務はない
(女にも知恵と勇気はあるのだから)という含意が逆説的に発生していると思う >>74
剛夕は絵が固かったけど白土三平先生を手伝えて良かったよな >>75
「羊飼いトリア」は初読時え?なにそれ?となったやつだ
天女と人間だからそもそも人間なんて取るに足らない存在として扱われても仕方ないけどそれでもなんでそうなったか謎な話として記憶に残ってる
75さんの意見を踏まえて再読してみようかな
何か再発見があるかも >>76
小島剛夕は白土先生を弟子と呼ぶほど絵の技量に自負があって
その自負心は正当なものなんだけど、漫画に必要なダイナミズムは
むしろ白土先生の側が剛夕に教えたものだったというね
相互に良い影響を及ぼし合う関係だったんでしょう >>77
羊飼いトリアの結末が不可解というか理不尽なのは原話がそうだからなんだけど
白土先生のコミカライズは複雑さがさらに増していると思う
表情の描き方とかが深読みしたくなる感じなんだよね >>79
代表作は
まことちゃんでは?
会社の同僚の女の子も
大好きゆうてますわ。 まことちゃんということは楳図かずおスレの誤爆だろうか 白土先生と楳図さんの接点といえば
二人とも水木さんの講談社児童まんが賞の授賞式に出席していたそうな
佐藤まさあきや桜井昌一と一緒に水木さんを囲んで記念撮影をしたものの
その貴重な写真は高野慎三がしくじったため現存していないとのこと その巻は「戦争」「野犬」「人獣の宿」と強烈な印象を残す作品が多く収録されてるんでお薦めですわ >>83
トイレにでも駆け込めば良かったのに
まあ それじゃ話にならんが。 >>83
それは「戦争」という連作短編の第3話やね
ちなみに第1話はドイツ軍に家族を殺され
兵士を見ると無条件で発砲するようになってしまった少女の話なんだが
白土先生の描く白人の女の子かわいいと不謹慎ながら思ったよ 白土先生なんでも描けるんねー
もっと描いて欲しかったけど常人の何倍も描かれた方だから贅沢な望みか >>85
くだらん氏ね
>>87
なるほど参考になりました。有難うございます。 白土先生の描く白人キャラといえば
死神少年キムに出てきたカートライトの娘もかわいかったんだが
カートライトが銀行強盗までして作った金をキムが彼の妻子のもとに届けて
ああ良かったと思いながらページをめくったら、あんな展開が待っているとは 羊飼いトリアを読むために電書でお仙を買ったんだけど
表題作のお仙が男の都合で理不尽な目にあった女の話で目当ての話より強烈に印象に残ってしまった
兄弟の友情の為にその情を壊す存在として殺されたお仙の事情が理不尽過ぎる
誰も害さないように潔白に生きていても勝手に自分を好きになった兄弟の争いを避ける
為に亡き者にされるって本当に理不尽だろ
この兄弟は永遠に地獄で苦しんで欲しい 「女は干し物や油揚げじゃねえんだ」と次郎が途中で正解をいっておきながら
結局お仙殺しという形で解決を図るの闇が深いよね
でも兄弟が生き地獄にいることは結末で明示されていると思う 水木さんのカモイ伝って、現代社会に疲れ果てた眼鏡の男(モデルは桜井昌一)が
人里離れた地で縄文人(モデルは白土先生)と一緒に暮らすという結末だったけど
あれの後で白土先生の「原人の墓」を読むと強烈な落ちをつけられた気分になる >>87
うん 白土さんの女の子は可愛い
それだけに内容とのギャップが凄いですね。 >>95
「白土」を「手塚」に置き換えても成立する汎用性の高い感想やぞ カムイ伝第二部を読み返してる
サエサの有様を見て、すまん肉便器という言葉が頭をよぎったわ
カムイ伝は意志のしっかりした強い女性キャラが多い中
サエサだけ爛れた人生のようだけど、第一部で病みまくっていたことを考えれば
まだしも精神的には持ち直していたりするんだろうか 白土先生くらい内容とギャップあるって岡本倫くらいだろ 今日も今日とて白土ワールドに思いを馳せつつキノコ汁を作るぞ
といっても近所のスーパーで買ってきたヒラタケなんだが
それなりに美味なものよ >>98
むしろ有名どころで当てはまらないほうが珍しいくらいだ
白土先生から強く影響を受けた人では山岸凉子とか荒木飛呂彦もよさそう
荒木先生については異論があるって? 徐倫かわいいだろ >>100
白土先生がキノコについて口をつぐんじゃうきっかけになった
スギヒラタケじゃなければオーケー!!! カムイ伝第二部で一太郎がサエサにさらわれて中根正盛のところにいると判明した
と思ったら、再登場したときにはもう救出されてカムイに懐いた後だったわ
まあ手塚先生のブッダでも狼に育てられたダイバダッタが
策謀家の青年となって再登場するまでの過程を何も語っていないので
面倒くさそうなところは豪快にすっ飛ばすのも手のひとつよ 中根正盛はわかりやすい悪役に見えるけど個人的にはあまり嫌悪感がない
せいぜいサエサを囲いものにする程度で、一太郎には手を出してないし
一太郎はお母さん譲りの美形なんで、そっち方面が心配になっちゃう >>106
>>107
認知症で2回同じことを言いましたw 国立国会デジタルコレクションで寛政重修諸家譜の中根正盛の項目を見ている
カムイ伝では正盛は隠居後に幽仙と号したことになっているけど
これは実際には戒名らしい ついでに過去ログで幽仙関連の書き込みを拾い読みしてみたら
手風や五ツが出てきて抜忍同窓会状態だったことについて
一太郎奪還に彼らが協力してくれたのではと推測してる人がいて胸熱
でも、あの程度の敵ならカムイ一人でどうとでもできそうな気もする あの程度なら平気だよな
カムイの強さを舐めてる人は困ったもんだ 石高でいうと服部半蔵が8000で中根正盛が5000なので下位互換っぽい
まあ本人も半蔵みたいになりたいと思っているわけではなさそうな口ぶりだし
なお柳生但馬守は1万2500石 ただカムイの一太郎奪還は堀田正信の改易と同時期なんだけど
史実によれば幽仙はその後も何年か生きているので
一太郎を助け出すついでにカムイがぶっ殺していったわけではなさそう
まあ中根正盛って作中で悪事らしい悪事をしてないよね
強いて挙げれば松平信綱を暗殺しようとして失敗したくらいだけど
何しろ相手が知恵伊豆なので、あまり悪いことをしてるように見えない カムイにぶっ殺されたとしても影武者で誤魔化すという手があるのでなんとも
実際別の時代物漫画で主人公が悪役ぶっ殺したけど情勢が情勢なんで暫く病気療養中で誤魔化すんじゃね?とか言ってて史実の没年と強引に辻褄合わせやがったと驚愕したけど実際時代物にはよくある手なんじゃないかと思う
まあ中根が生きてる事にしなきゃいけない理由があるかって問題もあるが カムイたちが生きているあいだには絶対に自由が訪れないことが決まってるのがなんとも
歴史ものは辛いよ >>114
「風魔」の大詰めで犬丸半蔵が服部保正を脅迫していたけど
あれは失踪した本物の代わりに自分が服部半蔵になるという意図だろうね
中根正盛もカムイに斃された後は影武者が成り代わっていたとか
しかし現役時代ならともかく隠居後の正盛になりすましてもなあ 寛政重修諸家譜より中根正盛
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1082718/380
これによると隠居後の正盛は600俵の廩米をもらっていたそうなので
身寄りのない老人が正盛に化ければ生活の心配はないだろうが
動機としては相当しょっぱいな 寛政重修諸家譜より服部半蔵
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1082721/53
サスケの宿敵である二代目は次のページにあります
服部正成が16歳で三河宇土城を攻略したとかいう記述が笑えるんだけど
それはさておき寛政重修諸家譜って1960年代に復刊されているんで
白土先生も購入して参照なさったんではないかという気がするよ >>118
昔よりは自由
しかしまだまだ不自由で苦しい毎日だよ
だけどそれと戦ってるようなマンガとかはあんまり描かれてない気がする 寛政重修諸家譜より服部保正
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1082721/56
服部正成の兄。三方ヶ原で戦死
したがって服部正成の弟で、甥である正就の失脚後で三代目半蔵になったという
「真田剣流」の設定は寛政重修諸家譜ではなく別の文献が出典
なお横山光輝先生は「伊賀の影丸」で保正を二代目半蔵としており
正就は存在自体を抹消されているのだが
白土先生も横山先生も同じ資料を参照したんじゃないかという気がする >>118みたいに働かず平日夕方にアホなageレスだけが日課みたいな低能が生きて
いられるから十分自由だよ。ウクライナ人が羨ましがるよ。 中根を殺しても公儀隠密を本格的に敵に回すだけで何の解決にもならないどころか最悪の危機的状況に陥るだけだと思うが。
宮城音弥のルートで暫平みたいに上様から御墨付を貰う方がまだ現実味がある。 中根正盛の生き死には比較的どうでもよくて、それより問題は酒井忠清だ
史実通りなら家綱が死ぬまで幕閣の中枢に居座り続けるんだぞ 下馬将軍といっても堀田正俊が牽制していれば大したことはできそうにないし
望月佐渡守を斃して決着とするのが順当なところか 改めてカムイ伝第二部を読み返すと猿パートがおもしろいんだが
絶対的なリーダーとして君臨する身でありながら一切を捨てて旅立つカミナリは
白土先生にとっての一種の理想像なのかなあ 小島剛夕みたいなゴリゴリの劇画タッチの人に、可愛らしい漫画絵を描かせたら、
やはり上手かったというのを実証しただけでも偉大だと思う つげ義春さんの回想によると水木プロの日当は当初2000円で後にその数倍
当時としては結構な高給だったそうなんだが
水木さんはプロダクション立ち上げのとき白土先生に相談してるんだよな
水木「アシスタントの給料はいくらですか?」
白土「赤目プロは毎月15万以上ですね」
水木(うちもそれくらい払わないといけないか……)
こんな感じのやりとりがあったんだろうか もしも水木さんが相談した相手がさいとう・たかをだったらアシスタントの月給は2万円
待遇の悪さにたまりかねて水木プロから逃げ出す池上遼一先生とか見たくないので
助言者が白土先生で良かったという感想 昔テレビで放送していた(地方で2度みた)シートン動物記というタイトルの
紙芝居スタイルのテレビ番組シリーズは、もうフィルム等は現存しないのかな。
もちろん画は白土三平だった。なぜか今これについて言及されることがない。 >>131
さいとう・たかを氏を敢えて擁護するならば
つげ義春や小島剛夕のような一流の実績持ちと、漫画家志望のひよっこを
同列には扱えないってことなんだろうけど、それにしても2万と15万の差はでかいよね
普通に会社勤めをしている若人の月給が5万か6万の時代だったそうだから
2万円は現在のお金に換算して7万か8万といったところで
まともに生活していけるか危うい金額ではある 佐藤まさあきのところに居候していた平田弘史に白土先生が依頼して描かせた作品が
ガロや忍法秘話に掲載されたとき、およそ1カ月の仕事で原稿料が6万になったそうだけど
とにかく住むところを見つけなければならない平田先生のために原稿料を多めに出し
まともな社会人並みの月収を得させるあたりは白土先生らしい配慮というべきか 永井豪のエッセイでは当時のアシスタントは内弟子扱いで、住み込みの家賃で給料は相殺されて無給が当たり前だったらしい
石ノ森のとこで苦労した永井はアシスタントに給料払ったので仕事すればするほど赤字になったとか
小島やつげは内弟子どころかほぼ共作者なので例外的に高給貰えたのかも 赤塚不二夫も石森章太郎の手伝いしてたときは飯と映画を奢ってもらえるけどお金は一銭も貰ってなかったらしいからな
友達同士ならそんなもんかもしれんが基本アシスタントなんて弟子扱いで
小遣程度のお金しか渡さず独立を促すって慣習がずっと続いたもんな
一流の先生の元で修行できるんだから本来は月謝貰ってもおかしくないくらいだって
エースをねらえ!の山本鈴美香のところは極端で、父親のせいで宗教始めるわアシスタントから金を徴収しようとするわで全員逃げちゃった 弟子から金を取るといえば、晩年の小池一夫にそんなスキャンダルがあったっけ >>135
COMの1967年10月号に掲載されたアシスタント特集によれば水木プロにはアシスタント3名
それ以外に「製作協力者」2名がいたそうだけど、先生と同格の漫画家が手伝うのを
協力者と呼び、弟子のようなものであるアシスタントと分けて考えていたらしい
水木さんの協力者のうち一人はつげ義春さんとして、もう一人は橋本将次か
なお赤目プロは8名全員が協力者という位置づけ 赤目プロでは稼ぎは山分けに近い方式で
白土先生の取り分も他の人たちよりさほど多くなかったとも聞くしねえ
虫プロで労働争議があったときは東映労組が応援に行ったらしいんだが
その書記長である宮崎駿が「僕らも白土作品からは影響を受けていて」と語っていて
影響ってそういう意味での…… 宮さん「赤目プロは共産主義のユートピア。ちょっくら虫プロにオルグしに行ってきます」
そんな宮崎駿は嫌だといいたいところだが何しろ1960年代なので 白土先生って思想が共産的だしフェアが好きってのと
漁師とか猟師みたいな活動が好きってのと
キノコと焼酎が好きってくらいしか分かってないから
ビッグネームなのにかなりミステリアスな作家さんだよね ガロ三聖の中では白土先生がもっとも神秘的な存在じゃないかという気がするわ
白土先生だってファンに乞われれば気前よくサインするけど
読者に阿るようなことはしなかったよね
逆に手塚先生はそっち方面の気配りが過剰なくらいで
ヤングマガジンでヌードモデル相手にお医者さんごっこをやってる企画を
見かけたことがあるが、身体を張ってる感が半端なかった 水木さんの「貸本末期の紳士たち」で描かれている漫画家と読者の交流会
浮かない顔で参加している水木さんやつげさんと、えびす顔の手塚先生が好対照だ
と過去スレで指摘している人がいたけど、とにかく手塚先生はサービス精神旺盛っぽい
なお実際は白土先生も面白トークで子供たちを爆笑させていた模様 めちゃくちゃお話好きだったというね
最期も奥さんが「普段あれだけ騒がしい人が静かになったから…」って
残念なのはそういうお喋りの一切合切が残ってないこと
毛利さんが書き留めた本くらいか >>143
ちなみに、その時描いてたのは
こじき姫ルンぺネラ
内容も、お下品でよかった。 女性漫画家が男性アシスタントを抱えている・いた例はあるの? なお灰色熊のワープは原文ではWahbなので「ワーブ」とするべきなのだが
Wikipediaの執筆者が間違えただけか、それともテレビ紙芝居ではワープだったのか
もちろん白土先生のコミカライズでは正しくワーブと表記されてます 仕事場に読者がやって来たのを笑顔でもてなし求められるままに絵を描いてあげる手塚
読者が帰った後、仕事場に入れたのは誰ですかとスタッフに対し激怒する
目の前の読者に本気で一生懸命良い絵を描いてやろうとする手塚も後で怒る手塚もどっちも本当の手塚の姿だという話が好き まあ手塚先生は仕事場には編集者すら入れたがらない人だったようだから……
なお権藤晋が初めて赤目プロを訪ねたときは
白土先生が自ら仕事場に招き入れたそうな 手塚先生といえばホテルに宿泊して仕事をする、いわゆるカンヅメが有名で
あれは白土先生が寿恵比楼に泊まるのと同じようなものだと思っていたんだけど
編集者がホテルを用意するのは他誌の担当から手塚先生を隔離するためでもあるので違うらしい
というか白土先生は寿恵比楼滞在中につげ義春さんとキノコ狩りに行ったりしてるから余裕あるよね >>149
美内すずえは
魔夜峰央をアシスタントにしてましたが。 >>155
自主的仕事場替えと
出版社の館詰めとは違うわな
とはいえ温泉旅館にいかないと描けないと貸本出版社に要請した
義男の青春に出てきた岡田晟をモデルにした先生は凄かったな
赤塚不二夫もニューオータニで描きたいとわがまま言ってお金出させたみたいだが
白土先生は旅館寿恵比楼の代金を出版社に要請しなかったのだろうか? >>157
白土先生がつげ義春さんを大多喜町の旅館に連れて行ったのはガロ創刊の翌年やね
全盛期のガロは社用車(といっても大衆車だが)を購入できるほど裕福だったそうだけど
1965年では余裕はなさそうだし、白土先生の性分からしても自腹だったんでしょう ワタリの原稿を描いてたらしいから講談社に無心すれば出してくれそうじゃない? つげ義春さんによれば寿恵比楼滞在は1965年9月の末頃からだったそうで
当時の白土先生の連載はサスケ(光文社)カムイ外伝(小学館)ワタリ(講談社)
下世話な話をしちゃうと、当時の少年マガジンはW3事件で手塚先生と決裂してたから
その埋め合わせのためにも白土先生を優遇する動機はあるのよね >>147
小島剛夕に独立の意思があることを察した白土先生は赤目プロ全員を引き連れて
自分から別れの挨拶をしに行ったそうだけど、石森プロの一斉離職事件って
赤目プロでたとえたら剛夕の独立をきっかけに小山春夫も楠勝平も辞めてしまって
白土先生と鉄二さんだけが後に残されたみたいな感じかな。ううむ悲惨 >白土絵だったの?
うん。自分が憶えているテレビ番組でシートン動物記というタイトルのもので
紙芝居画的で毎回短い作品を毎日続けて放送していた記憶がある。
絵柄は白土三平のようだったと思うのだ。
Wikipediaのシートン動物記(テレビ紙芝居)によれば1970年1月から翌年3月
までとなっているけれども、なんだか自分の中ではもう少し1年ぐらい前のような
気がしていたんだが。
>『 シートン動物記』 - 白土三平による作画(内山賢次・原作)。
>1961年-1964年発表。
この漫画はサスケと並んで第4回講談社児童まんが賞を授賞していたと思う。
これの画を元に構成したのかなあと思うが、たぶんモノクロ作品だったのだろうか、
(これも自分の家のテレビ自身がモノクロだったからカラー作品だったかはわからない)
とにかく地方では1度ぐらい再放送されたかもしれないけれども、その後お目に
掛かっていない。EDの歌のメロディを憶えているが、歌詞を失念してしまった。
女声の歌で「ミミミ、ドドドラ、ソファミレ、ラシドー〜」で終わる。
フィルムは残っていないのかな?惜しいかもな。
Wikipediaによるとソフト化されていないんだそうだね。検証するべき証拠が無いとは。 >>145
せめて矢口高雄先生や毛利甚八氏が存命だったら白土先生の思い出を
語ってくれたかもしれないが、まさか二人とも先に亡くなってしまうとは
81まで生きた矢口先生はともかく、毛利氏は早すぎたね >>163
放送されたエピソードを見るにロボ・クラッグ・アルノ―・ワーブと有名どころが
並んでいるが、白土先生のコミカライズだけに基づいているわけではなさそうね
しかし白土先生の描く狼王ロボは見てみたい! >>164
あの本、ありがたいけど、内容的には毛利さんの持論が多すぎて白土先生のお話とかほとんど載ってないのが残念
毛利さん白土三平作品は面識できてから入ったから神話伝説シリーズやカムイ伝第二部のが思い入れあるんだよな
それはそれとして白土先生の発言やらなんやらもっと書き留めておいてくれればなあ… 白土先生がシートンから受けた影響といえば
狼小僧の元ネタはキップリングの「ジャングル・ブック」だろうと俺は思ってたんだが
武田巧太郎氏によるとシートンの「マリーと狼」だそうだ
https://books.google.co.jp/books?id=_MQpEAAAQBAJ
ちなみに原文は無料で読めたりする 「マリーと狼」読んでみた
マリーという6歳の少女がフランス西部の村で失踪し
2カ月後に発見されたときには野生化して狼のようになっていたが
母親の子守歌を聴いて家族を思い出し、正気に戻る話
少女が狼の群と暮らしていたのが短期間で
また生後すぐではなく、それなりの年齢になってからなので妙に実話っぽい
狼小僧と細部で共通している点はほとんどないんだけど
子守歌のくだりは取り入れられていますね そんなことはなくて、白土ショタ好きだけでも自分以外に3人はいると思いたい。 「俺もそう思いますわ」と他人に便乗する馬鹿は確実にインテリではない。 >>170
そんなに大勢ではないだろうなと見当はつくが
質問すれば教えてもらえる程度には人がいるので俺は嬉しいよ
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/rcomic/1636619974/866
これを前々々スレで訊ねたのは俺なんだが
長年の謎を解消してもらえてありがたい ちなみに回答
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/rcomic/1636619974/874-875
風盗伝の連載は1968年から69年にかけて
横山光輝先生が独自性を確立した後なのに
白土先生の模倣が色濃いとか俺もなかなか失礼なことを書いてますね >>172
以前はもうちょっと中身のある書き込みをしてたと思うんだが
最近は機械的に相槌を打つだけなんだよな ところで手塚先生といえば、白土先生の作品を読んでいるうちに影響されてしまい
嫌いな残酷表現に手を染めるようになったと自伝で語っておられるんですけど
いや手塚先生と白土先生ではむごたらしさの方向性が違いませんか
たとえば『アドルフに告ぐ』の神戸大空襲で隣家の奥さんが焼死し
黒焦げになった遺体を見た峠草平が「よく焼けたなあ……」と呟くんだが
この不謹慎とも取れるセリフとか、白土先生にはない種類の陰惨さだと思う
なのに手塚先生はなぜ白土先生の影響だとしたのか気になるのよね 空襲の焼けた死体を見たとかいうのは手塚の実体験からくる描写であって白土先生の影響じゃないんよね
白土先生の影響でってのは、直接的な残酷描写を漫画内で解禁するっていう意味での影響なんよね そういえば手塚先生は大阪大空襲で火の海の中を逃げ惑ったんだっけ
焼夷弾が降り注ぐときの音とか、世界の終わりという形容とか
その実体験が『アドルフに告ぐ』にも反映されているのよね
一方、白土先生は官憲の弾圧で辛酸を舐めたけれども
お父さんの英断で信州に疎開したので空襲の恐怖は経験していない
ついでにいえば水木さんは空襲とも弾圧とも無縁だったかもしれないが
戦場で片腕を失う羽目になった。内容は異なれど三人とも苦しんだのは同じか >>180
手塚先生は白土先生を模倣していたわけではないけれども
残酷描写解禁のトリガーに過ぎなくても白土先生の名前を著書で挙げるあたり
敬意を表したようにも見えるし、手塚先生らしい紳士的な態度とも思える
まあ手塚先生なら仕事中は「私は誰にも負けるわけにはいかないんですよ
それが大嫌いな残酷表現であってもね……」みたいなことを考えていそうだけど 模倣というよりも「戦争とは残酷なものである」という表現の行きつく先は
共通するのかもしれませんね。 ロストワールドであんだけ凄い残酷表現してたのになあ 手塚先生はロストワールドの頃からストーリー的には残酷だったけれども
それを一種の様式に落とし込むことで記号的に処理していたように思う
機銃掃射で頭を粉々にされる「カノン」の先生みたいな剥き出しの陰惨さとなると
1970年頃からで、その意味で白土先生の後追いと御自身は感じておられたのかも 手塚治虫はミイちゃん殺したのはさすがにドン引きしたわ
片足だけ残ってたとか酷すぎる
もともとストーリィにそういう残酷さを内包した人が漫画内描写も解禁したんだから… 美人先生の顔が砕ける描写はほんとトラウマ級だった
でもだからこそカッコよくない戦争の悲惨さが際立った
ちなみにカノンは子供の頃、少年誌で読んだような気がしてたけど掲載は青年誌かあ
単行本で読んだんだな >>186
ミイちゃんまで死なせる必要あったんかいとは思ったが
手塚先生は残酷表現とは別に手癖でキャラを殺すことがあるよね
手塚先生のマネージャーだった西崎義展はその傾向がさらに激しく
宇宙戦艦ヤマトで加藤三郎が戦死した後に加藤史郎が出てきたりするが
しかし考えてみたら双子の兄弟を出すのは白土先生が先達だったわ 手塚治虫と西崎の共通性て、言われてみればたしかにそうだわ
ある意味で同じタイプのスタンドなんだな
ゾッとする指摘 >>186
片足ちゃう 長靴や
なんぼなんでもヒゲオヤジも
ウサギの片足を自宅に飾らん。 双子の兄弟で有名な作品といえばカムイ伝、宇宙戦艦ヤマト、金田一少年の事件簿
しかし双子はいったん死なせたキャラを後で登場させたくなった結果に過ぎないので
問題は双子そのものではなく安直に殺すことにあるんだよな
その点カムイ伝は確信的にやっているので他とは一線を画すと思うんだが サスケのイトコたちは双子どころじゃなかったな
あれも主人公が死んだかも?と思わせる演出に利用された
あと影丸伝の三つな >>189
ロストワールドやジャングル大帝でヒゲオヤジだけ生還するのは様式美かもしれないが
西崎義展は完全に手癖でキャラを殺しているように見える
その影響がもろに出たと感じられたのは宇宙戦艦ヤマト復活篇で
技師長は真田澪、砲術長は土門竜介、飛行隊長は揚羽武あたりかと思いきや
過去作で全員死亡しているもんだから、ヤマトの艦橋にいるのは知らない顔ばかり
おっさんの俺は古代と徳川しか名前を覚えられませんでした
それでカムイ伝に話を戻すと、第二部でタブテとかキギスとかが元気に再登場したのは
同窓会っぽくはあるものの個人的には非常に好ましかったし、あれでいいと思った
いや白土先生もキャラを殺しまくるけど、決して命を軽んじないよね >>192
主人公が死んで、そっくりの兄弟が出てくるといえば死神少年キムも
いうなればカムイ伝の先駆けやね
まあ白土先生が双子ネタ好きなのは確かなんだろうけど
1960年代にはまだ陳腐化していなかったんじゃないかな
時代が下って金田一少年の佐木二号になると悪趣味なギャグに見えてしまうが >>193
手塚治虫が東映動画で自作原作の西遊記の制作に協力してるときに
面白くするためにラストで悟空の恋人を殺しましょうって提案して猛反発食らったんだよな
後年そのヤマト復活篇で、わざわざ出てきた新乗組員のうちのレーダー係の女性たちが、ラストで無駄に戦死するんだよな
西崎的には敗戦時に樺太で最後まで残らされて殺された電信係の女性たちに準えた演出らしく感動ポイントらしい
こちらはただただドン引き
手塚や西崎には焼畑は出来てもシリーズ通してキャラを育てていくとかは出来ないんだと思った
ヤマトは続編ごとに失敗しとるし手塚も続編は成功しないしあまり描かない
まあ、続編を成功させてる漫画家さんはそもそも少ないけどね
白土先生はカムイ伝も外伝も第二部を成立させてるだけでえらいよね
ちゃんとそれぞれの第二部も面白いし
白土先生もショッキング演出のためにいきなり殺すことあるけど
(際たるものは影丸伝の三つの最初の一人や、サスケの従兄弟や、カムイ弟)
おっしゃる通りキャラ愛や命の大切さは感じる >>190
探検用のブーツは簡単には脱げないので、あれはちぎれた片足だろう
まあウサギの肉が詰まったまま靴を飾ったりはしないというのは確かにそのとおり
なので中身は取り出して捨てたものと思われる >>194
死神キムってたくさん保存されてるんだっけ?
いかん忘れてきたから読み返さねば… >>195
ありましたねえ第三艦橋の乗員全滅
ヤマト復活篇の西崎的感動ポイントはもうひとつあり、副長の大村が特攻して死にます
本来の副長である島大介が故人なので代役ってことなんだろうが
大村さんは死ぬためだけに出てきたようにしか見えなかった >>197
氷の中で眠っている兄弟が大勢いるという終盤に明かされた事実
あれって太古の昔に氷漬けになって現代に至ったものだと個人的には解釈してるんだが
(いうなれば板垣恵介のピクルみたいな存在か)
もしかしたら違うのかも。何にせよ、すぐれてSF的な展開で驚かされた 子供は主要キャラが次々に死ぬ展開好きだしね
そして子供心にも双子展開は白ける 死んだと思ったら瓜二つのキャラが出てきたという展開で思いつくのは
北斗の拳のユリアとマミヤ
二人が似ているという設定は活かされないまま忘れ去られてしまったが
マミヤはユリアの代役ではない自分自身の魅力を備えたキャラになったので
それで正解だったんだろう 類似の事例としては「コブラ」のドミニクとシークレット
シークレットは魅力的なんだが瓜二つ設定はあまり意味がなかったりする
ところでシークレットは結局ドミニク本人なのか姉妹なのか
はたまたクローンなのか他人の空似なのか今日に至るまで定かでないんだが
寺沢武一はもう67歳で、これは白土先生がカムイ伝第二部の連載を終えたのと同じ年齢
したがって謎が解き明かされることは今後もないんだろうなと個人的には諦め気味です ワイルド7では死んだ仲間達そっくりのキャラがまとめて出て来た
んな偶然あるかと思ったら本人達でした サスケは従兄弟たちがそっくりなのもさることながら
それぞれの母親が姉妹で瓜二つなんだよね
それ自体は親が似てるから子も似てるという程度の話でしかないけど
サスケの叔母さんが九鬼一族を相手に鮮やかな手並みを披露しているのは
ほとんど活躍しないまま序盤で命を落としたお姉さんにも
これくらいの実力があったと暗に示しているような気がする 「死んだら瓜二つのキャラが出てきた」の類似パターンが
「死んだのは瓜二つの別キャラで本人は無事だった」
その別人が意図的に用意された影武者なら白土作品では枚挙にいとまがないが
偶然そっくりな人がいただけというのはないな……
と思ったら、つげ義春さんの「一刀両断」だわ 死んだヒロインは人形でした
だっけ、るろうに剣心は とみ新蔵(平田弘史先生の弟さん)の初期作品を読んでる
美貌ながら柔弱であるため同僚から侮られ、いじめられていた若侍が出奔し
敵国の領主の寵愛を得た後に不意を突いて討ち取るが、その首をもって帰国すると
自分を虐げた同僚の身柄を褒美に要求して認められ、さんざん意趣返しをする話とか
つまらなくはないんだが、とみ新蔵の絵だと
設定上は美少年なんだと理解はできても、読んでてムラムラするには至らない
しかし仮に同じ話を白土先生の絵で読めたとしても楽しめないだろうという気はする
というか白土作品の美少年は普通に強いよね 白土先生漫画だと、美少年も美少女も、剣術や忍術などの技術を習得して、
不可侵な存在たらしめようとしてるところが余計に萌えるんよね
カムイやワタリなんか言うに及ばず、史上初の女忍者スガルなんかもそうよね
白土先生はそういうものに究極の美しさを求めていた気がする
とみ先生は、ひたすら強いオッサンを描いてた印象があるw 美少年を陵辱するのが何より好きという凶悪な敵が現れたとして
怯えて泣きそうになりながら頑張って戦うのがサスケ
「おじさん、おいらが欲しいのかい?」などと煽ってくるのがワタリ
カムイは表情を変えずに淡々と斃して済ませそう ワタリだけがアニメになってないからもしアニメになってたら声優は誰だったんだろなと考える
しかしあの時代の声優で考えなきゃならんのが辛い
だから現代でアニメ化されると考えると誰やろ >>196
それは目から鱗な指摘ですな
思いつかなかったです
そうか ちぎれた足かあ・・・
手塚先生 やるなあ! ヒゲオヤジがレオの肉を食べるジャングル大帝にはホントびっくりした
アニメでしか知らなかったから
本質的にカニバリズム 擬人化された動植物とかロボットとか、とにかくヒトではないという
建前さえあれば残酷表現も無問題だと手塚先生は考えていたらしく
「デッドクロス殿下」でアトムが墜落してバラバラになる場面が
批判されたときは白土先生の名前を出しつつ愚痴っておられるのよね 白土三平は手塚治虫がごまかしごまかし押さえ付けて封印していたものを解き放ってしまったのではないか
永井豪も
時流に乗るため残酷やエロに手を染めていったというより元からそういう要素滲み出てたよねっていう >>213
生き物が食ったり食われたりする関係は白土先生の作品で頻繁に描かれるけど
手塚先生のジャングル大帝の場合、誰も食べられることのない世界という
理念を掲げて人工肉の研究に心血を注ぐアルベルトを先に出してからの
あのクライマックスはえぐいと思った 手塚治虫は劇画全盛期の頃だかに、自分のジャングル大帝はガロ的な作品で云々と言ってるね 漫画って悲惨な現実をデフォルメして多少でも面白おかしく描くという文化なのに
悲惨に死ぬ描写を淡々と描くとか直球すぎるし、それやっちゃおしまいだろ!
でもそれがウケてるのかよ!俺ら漫画家がやってきた工夫ってなんなの?
って葛藤あったと思うよ
これが白土三平先生おらず劇画工房の面子くらいだったら手塚治虫も己の封印を解放するまで追い込まれたかどうか… 漫画として読みやすくする為に除外したはずの悲惨な描写も伝えたい事の為に敢えて採用するのなら納得する
でもそういう事をした人達が先にいる事を言い訳にして単に持っていた物を露わにしただけだと嫌悪感が酷い
そこの違いも読み手の主観でしかないから明確なラインが引けないわけだけど >>218
単に読者を驚かせるための残酷表現なら手塚先生も軽蔑して終わりだったんだろうけど
それが白土作品の「重厚なドラマ、リアリズム、イデオロギー」と不可分であると
気づいてしまったからには正面から受け止めて応えようとなさったんだろうね
手塚先生たまに邪神化するけど、そういう公正さと真摯さは一貫した美徳だと思う 60年代末に書かれた手塚治虫の『ぼくはマンガ家』
目次眺めていて目を引くのが「福井英一の死」と「白土三平の登場」 >>220
描けないものがあると気がついちゃったんだよねえ…
それでも時おりストーリーに関係しないギャグのコマが挟まれるのは
漫画家手塚治虫のせめてもの抵抗だったんだろねえ…
しかし白土先生はあの絵柄のままでアッサリ劇画の真髄にたどり着いてたのが凄い
劇画工房なんてきっと興味なかっただろうに
いや、興味なかったのかな?知らんけど
本人は劇画運動には一切ノータッチなんだけど劇画の巨匠と言われたのも頷ける
そして70年代に劇画タッチになってからはさいとうたかをとかよりリアルな画風なんだよなあ
ビッグコミック誌てやるならとことんやったるぞって感じだったんかなあ ヤマカシって短編あるけど、ヤマカシってなんだろね
白土先生の事だから古い動植物の呼び名か方言と思ってたけど検索しても出てこない
少し前にパルクールのグループとその映画で「ヤマカシ」ってあったけど、それも同じような語源と思ってたら
そっちはコンゴの言葉で「超人」て意味なんだと。 おらもヤマカシっていったらその映画しか思い浮かばない
パルクール初体験だったから、本当に忍者がいるんだと思った >>214
愚痴りながらも
机に向かいザンコクな漫画を描きつづける
手塚先生であった。 >>225
わめきながら今日もまぼろしパンティで
オナニーする無職童貞48歳在日ヤマモトであった。 >>222
手塚先生がCOM誌上で他の漫画家をあれこれ評するのは大いに結構なんだけど
「(忍者武芸帳と比べると、石川球太やムロタニ・ツネ象などの)そのほかの候補作品は、
ガタッと落ちてしまい」(1967年3月号)
「まず話題の劇画だが、デッサンを正確にやっているのは白土三平氏のみで、
あとの御大連は絵がひどすぎる」(1967年9月号)
白土先生に言及した箇所では漫画家に序列をつけたがっているように見えるのが気になる
といっても番付を作ろうとしているわけじゃなく、白土先生を他より上に置くだけだが
白土以外はすべて俺より格下だという含意を読み取るのは邪推かな? >>221
福井さんの死を「ホッとした」なんて
本音をわざわざ語る手塚先生に
漫画界の頂点への拘りを感じる。 >>228
たしかにこの時代の漫画家の絵で今でも鑑賞に耐えうるのって
白土先生の他には手塚治虫と藤子不二雄とか赤塚不二夫とか横山光輝とかつげ義春とか水木しげるとか……それくらい?
劇画勢の絵ってなんだかんだで荒かったんよね
んでビッグコミック誌が創刊されて劇画タッチがもてはやされてくると
手塚治虫もいよいよ劇画タッチ意識した絵に変化したりするんだけど
白土先生は一気にリアリスティックな絵で再登場するからね
これには当時の手塚も度肝を抜かれたかも?
ただ、この時期からあんまり売れる作家じゃ無くなってたので、脅威にはならなかったかも?
ほどなく大友克洋が台頭してきて話題をかっさらっていったし
んで手塚が大友に、このくらいの絵ならね僕にも描けるんですって >>230
その言い方は誤解を招くなあ
もう競わなくていいという解放感というか何というか、そういうものがあったんだろう
何しろむしろ福井英一の方が手塚に激しいライバル意識を燃やして突っかかってきてたわけだし
そしてそのホッも本音というか、心の奥にそんな感情が芽生えてしまった事に対する激しい自己嫌悪を語ってるわけで 大友風の絵は誰にでも描けるのがすぐに明らかになった 無意味な絵でページを稼いでいるとイガグリくんを当てこすっては福井英一に詫び
ジュンなど漫画ではないと暴言を吐いては石ノ森章太郎に詫びる手塚先生
後で謝罪できる間柄だからこそ悪態をついてしまうのか? >>233
たしかにwww
ただ、多くの人が真似れる絵ってのは、時代を征する漫画の画風として偉大なことだったのかもね >>232
「ホッとした」は手塚先生ご自身の言葉なので……
イガグリくん批判の一件で自分の非を認めて
福井英一に謝罪した1カ月後の出来事という文脈があるので
そこだけ切り取ったのでは誤解を招くというのは確かにそのとおりだが ページ数を水増しするだけの無意味な絵だといわれたら福井英一は怒って当然だろうが
白土先生に話を戻すと、そこまでひどい難癖を手塚先生からつけられたことはなく
せいぜい漫画は子供のためにあるのに大人の読み物にしていると批判された程度よね
なお手塚先生はガロを読み込んではカムイ伝のデッサンの狂いまでCOM誌上で指摘していたと
佐々木マキが回想しているが、そのような事実はないと前スレで誰かが検証していたはず 小山春夫と岡本鉄二が引き継いでバタバタしてたときは荒れていた >>238
どこまで作業すれば、その人の絵と認められるのかという議論は水木スレでも見かけたが
公開されている白土先生の下描きを見る限り、サスケやワタリの頃もペンテウスの頃も
非常に丁寧なものなので、あれは白土先生の絵といっていいんじゃないかと個人的には思う >>239
そこまでの差はないと素人目には見えるんだが、質が同じだとしても量が違うんだよな
多いときには月に180ページも描いてたんだから小島剛夕は驚異的の一語に尽きるわ >どこまで作業すれば、その人の絵と認められるのかという議論は水木スレでも見かけたが
どこまでも何もカムイ伝に白土は作画にかかわっていない それはそうと、カムイ伝6巻「かくれみの」当たりで隼人と小六さんがいきなり対峙していて
正助が小六に鎌を投げ渡し、小六が隼人が八つ裂きにするシーンがあるが、
あれは誰が誰なのだろう。隼人は追忍だろう。
表情からして正助がカムイぽいんだけど、では小六は誰なのか?なんか変なシーンだ。 そもそもカムイはともかく何故追い忍が隼人に変装してるのか >>242
>カムイ伝に白土は作画に
助詞の使い方がおかしいぞ >>243
実はみんな追忍で、カムイの策略によって同士討ちに至ったものである
すまん適当なことを書いた。カムイ伝を読み返してみるわ カムイが赤眼を殺すよう命じられてる時期なので、あの正助は赤目なのかな。どちらにしろそれだと小六は誰なのか、なぜ偽隼人と戦ってるのかということになるけど 小六さんは最終的には不死身の超人と化すので
偽隼人を八つ裂きにしたのが本人という可能性も
ところで第二部には小六さん出てこなかったよね 実は3人とも追忍で同士討ちをしていた説について
他人を操って傀儡に仕立て上げるのは手風の得意技だったっけ
カムイも同じことができるのかもしれないが、主人公の使う術じゃないだろという気も うろ覚えだけど赤目は正助に化けていて小六の事は隠れ蓑だったとカムイが言ってたような
カムイが来る事を見越して手出しを躊躇うだろう相手として選んだのが姉の恋人の正助
小六さんは露見するまでの時間稼ぎで操った
偽隼人はカムイが伊賀に呼ばれている間の代役で彼が小六さんに倒された件を受けて帰ってきたカムイに小六=赤目と報告されカムイが出向いた
ここで側に正助(赤目)が居なかったためただの狂人と分かって正助の方だったのかと慌ててた記憶 >>250
カムイの術で精神操作系といえば外伝第二部で卍投げを封じたやつとか
傀儡の術とか房中術はやればできるのかもしれないけど使いそうにないね >>251
赤目の暗示とかでブーストがかかった状態だったのかもしれないが
それにしても追忍を瞬殺してしまう小六さんの戦闘力よ >>253
失明中の大猿が自己催眠で感覚の底上げをはかった話があったから催眠術ブーストもあったとして
それに加えて小六さんが他の目を引いてる間に赤目がこっそり色々仕掛けてた説もあげたい
そういえばカムイが言ってたのって隠れ蓑の「術」だった
「aはbの隠れ蓑だ」とか言う比喩でなく術
それが上で言ったような内容かなと今ふと思った 小六さん、もしかしたら竜之進の義父になっていたかもしれない人なんだよなあ では小六に殺された隼人は誰で、なぜ隼人に変装していたのか。 >>251によれば、偽隼人の正体は赤目を始末するために派遣されてきた追忍ということになるのでは どいつもこいつもなぜ鏡隼人に化けるのかについては
あれは忍者の間で共有されている変装のテンプレだという説を唱えてみる
カムイは素が美少年で変装後と見た目が大差ないので
実は隼人になるには不向きなのかも >>258
神話的存在といえるほどの強キャラになってしまったせいで
第二部では登場の機会が与えられなかったほどやぞ 代官になって帰ってきた竜之進が
シャレコウベをなでなでしながら
「オミネさん…」と呟くシーンが、ちょっとショック
自分の彼女がそうなったことを想像してトラウマになった
というか、なんで墓を作ってあげない? 竜之進としては葬るに葬れなかったんだろうけど
苔丸もドン引きしておりましたな
髑髏を骨酒にして飲み干した後で竜之進とアヤメさんの夢にオミネさんが現れるのは
個人的な好みで語れば少し甘めに過ぎるとも感じたが
竜之進の気持ちに整理をつけるにはあれくらい必要だろうと納得してます まだ頭蓋骨を持ち歩いていたのかと竜之進に突っこみを入れた苔丸だが
荒野の地下に埋めてしまうにはオミネさんの一生はあまりに哀れだと理解を示してもいた
ワタリとかカムイ外伝とか、白土先生は美少女を水底に沈める癖があるんだけど
あれも痛ましい死に方をさせたキャラを土に埋めるに忍びないという思いの表れよね 四貫目がアテカを解剖するっていうとワタリがすげえ抵抗してたな 忍者武芸帳のおばば様も医術の研究のために遺体を解剖してたっけ
死者は生者のために役立てるべきという合理的な思想があって
その上で、骸となっても大切な人だという感情もまた肯定的に描かれるんやね
しかしワタリが湖底のアテカに会いに行ったとき、顔に残る傷跡は痛ましかった オミネさんの髑髏を前にした竜之進がその来歴をアヤメさんに語るとき
小六さんにも言及してるんだけど、残念ながら本人は登場しなかった
まあ苔丸の提案で厳粛な供養をしている最中に
「エシェシェシェシェ」と出てこられても対応に困るだろうが
でも第一部の最後に正気に戻ってるんだっけ? >>263
忍者武芸帳のイワナの母が抜けてるぞ
このネタの大元でしょう
痛ましい死に方をした人を(虫に食われて腐敗もする)土に埋めるのに忍びない気持ちもあるんだろうけど
大元は母の面影を残す手段が他に無いから冷たい水底に沈めて会いに行くんだと思う
ワタリはアテカに会いに行ってたけどカムイは直ぐ旅立ってしまうから元の意味が失われてるなと思った 岩魚にせよワタリにせよ、冷たく清浄な水の中で遺体を保存するというのは
残された生者の側が望んですることなんだけど
カムイの場合は死んでいくトネさんの気持ちを尊重した結果なんで
他の例とは意味合いが異なるんだよね >>267
岩魚のエピソードは聖闘士星矢にもキグナス氷河の話としてオマージュがあるんやね
うろ覚えだけど、鳳凰幻魔拳を喰らった氷河が
水底のお母さんが腐り果てている幻覚を見て取り乱してなかったっけ? >>268
267です
外伝でこのエピソードを読んだ時はトネさんが死後の自分が虫に食われて朽ちることを嫌がる事に違和感を覚えたんだけど(白土世界の忍者って思考が合理的だから)
今にして思うとカムイの思い出の中の自分が遺体でも醜く朽ちる事を嫌ったのかもしれない
忍者バトルモードや階級闘争モード、自然界の生存競争モードはシビアだけど恋愛モードや人間ドラマモードはやたらロマンティックだものね白土世界って 『餓鬼の惑星』読んでみた
(ここに書き込むのはスレ違いなんだが小島剛夕スレは存在しないので)
ようわからん話だというのが正直な感想だけど、核戦争後の荒廃した地球が舞台で
こんな作品も剛夕は手がけていたんだなあという意外さを味わえたのが収穫
白土先生はポストアポカリプスには関心がなかったみたいだけど
忍者武芸帳に憧れた永井豪が、自分には戦国時代を描くのは無理だからと
ポストアポカリプスに置き換えたのがバイオレンスジャックなんで、接点はあると思う >>270
トネさんが死後に姿形が損なわれるのを嫌うのって
どう見ても幸福ではない人生において彼女が誇れるのが美貌だけだったからなのかな
外伝の物語はロマンティックでもあるけど
その表れ方は実にストイックだというのは権藤晋による評やね カムイ伝2部や後期の作品なんて、カムイ伝の設定や白土三平の名を借りて別人が書いた駄作ばかり。
おそらくそれらのうすっぺら人情時代劇&変態エロ漫画はすべて絵が岡本鉄二であることからして
岡本鉄二が暴走したのだろう。それが小島剛夕や小山春夫ら有能なスタッフが離れて行った理由と考えればつじつまが合う。 神話シリーズや変態エログロも白土本人の作だと言いはる人もがいるが、
白土はマンガから離れても自然についてのエッセイを書いてるしインタビューもあるが、神話やエロに言及したことはなく、
カムイ伝や初期の作品に見られるままの、自然に関する知識や興味を晩年も持ち続けている紳士的で穏やかな人だ。
カムイ伝2部や後期の不快なだけの駄作が白土本人の作であることはあり得ない。 カムイ伝第二部の猿の話とか読んで、あれを人情物と解釈したのだろうか ところで偉大なリーダーであったカミナリが旅立った後、日置の猿の群は混乱を極めたわけだが
最終的な壊滅の原因となった狂犬病の野犬は、たとえカミナリがいたとしても対処できなかったんではないか
そういう結末もまた白土的であると個人的には思う >>273
だったら白土三平先生と親しくしてた武田巧太郎氏がそう証言すると思うが
氏は白土先生直筆のバッコスのラフと下絵を保管されてるぞ よほど後期の作風が気に入らないんでしょう
根拠なしで思いこみを語られても困るけど
それで思い出したんだが、小野寺丈が執筆したサイボーグ009完結編のコミカライズ
シュガー佐藤が担当した作画について、石ノ森章太郎の絵と違うとAmazonのレビューで
不満を述べてる人がいたが、いや石ノ森先生の絵だろと個人的には思った
まあHOTELの絵柄でサイボーグ009を読まされたくないという気持ちは理解できる その石ノ森先生だが、晩年はアシスタントに作画を丸投げかと思いきや
きわめて簡略ながら自分で下描きしていたという渡辺電機(株)の証言があるので
本人の手が入っている以上、あれで石ノ森章太郎の絵ということになるんだろう
ましてや白土先生くらい緻密な下描きであれば、それは紛れもなく白土先生の絵なのでは 赤塚不二夫の最後のチーフアシスタントの吉勝太が自分が描いた単行本の表紙が下手くそすぎて泣いて謝ったら
赤塚不二夫が「本に俺の名前が書いてる以上は俺の絵なんだよ
もともと下手くそだったのを上手い人たちに助けてもらってたのが元に戻っただけなんだよ」と慰めてた話を思い出した
白土先生に関しては軽トラで崖から落下するまでずっと上手かったが 白土先生の絵柄の変化を好まない人はいるとしても
それを鉄二さんのせいにするのは珍しいな
鉄二さんは紙芝居の頃から一緒に仕事してるんだし
お兄さんの考えは一番わかっていると思うんだが >>280
赤塚先生の場合はアシスタントを慰めるための諧謔だったのかもしれないけど
つまるところ漫画家ってのは作品を発表する上での最高責任者よね
ただ心情的にはそれで済まないこともあるだろう
何年か前にエロ漫画家の遊人が「名探偵コナンの作者は自分では描いていない」などと
発言して物議を醸してたが、侮辱されたと感じたファンも多かったはず 赤塚不二夫の場合は歴代アシスタントが大勢いて証言も豊富なんで
名前だけで丸投げした作品も特定されてるんだよな
孔雀王の作者はもう疲れ果てたので漫画を終わらせたいって言った時に
ヤングジャンプ誌の編集部に
「案も絵もこちらでなんとかするから名前だけで貸してくれりゃいい」
と誘惑されたと証言されてる
だから業界的にはあることだろうけどあの頑固な白土三平先生がするかな?
でも実弟の鉄二さんが「兄貴もうマンガ描かないなら白土三平名義でオレの好きに描いて良い?」と言ってきたら
「オウ、ヤレヤレ!俺も手伝ってやる!クレジットも入れるからな!」とか言いそうな雰囲気はある……
ていうか、絵柄が変わる前から、白土三平&赤目プロ名義の作品はいくつかあったからなあ
そういうのには白土先生はあまり関わってないってのが定説になってる もしも編集部がプロットを考えているんならカムイ伝第二部を猿の話から始めないだろ
と思ったが、鉄二さんだとしたらどうなのかねえ?
白土先生も御自分のことを語らない人だったけど、鉄二さんはさらに謎めいている
なお猿パートはおもしろいと個人的には思います
いや、年を取って読み直したら面白く感じられるようになったというべきか >>278
いやあ やはりシュガー氏のは石森絵とは
感じれないし
そこを置いといても00メンバーの扱いが酷かった
と思う ジョーらが雑魚すぎる
いわば彼らの引退興行やのに。 >>283
白土先生がまったく関与していない「源とツグミ」では李春子&赤目プロ名義なんで
逆に考えると、白土先生の名前が出ている場合は多少なりとも関わってるのかね
と思ったら、小学館の復刻版は表紙に「白土三平・赤目プロ」と表記してあったわ まあ何から何まで先生が一人でやることがありえない以上
スタッフの名前は表記していい、むしろ表記すべきなんでしょう
その点に関しては、さいとう・たかをプロが先駆的だよね
だから赤目プロよりもアシスタントを尊重していたかというと
そうでないことは1970年の一斉退職事件が物語っているのだが >>286
白土先生は非常に民主的というか共産的というかフェア精神の高い方ではあると思うんだけど
それと同時にビジネス感覚にも優れたところもあったと思うので
白土三平名義にするかしないかで評価や売れ行きが違うというのは分かってやってたはず
仮に神話シリーズやカムイ伝第二部が鉄二さん主導で描かれたものであっても
白土三平・岡本鉄二名義で発表するのと
白土三平原作・岡本鉄二作画で発表するのとでは全く違いますからな
しかし鉄二さんについては語る人がいなくて分からないことだらけ
つげさんが白土先生の家に訪ねていったらあんまりいなくて鉄二さんが対応してくれたとかその程度 毛利甚八の白土三平伝でも鉄二さんへの言及は多くないんだけど
その乏しい記述を読む限り、白土先生は鉄二さんを対等に扱っていたと感じられる
ところで「私の弟も少年時代パチンコの名手で」と「飛礫」にあるのは
鉄二さんなのか真さんなのか気になります 「私の弟も、少年時代パチンコの名人で、とまっている小鳥はおろか
時には飛んでいるムク鳥を落としたこともあったほどである」(飛礫)
鉄二さんは相撲が強かったそうだけど
さらに飛道具も使えたとしたら強キャラ過ぎる 死亡記事が出た時の写真だと女性みたいに柔和な顔なのにね
相撲が強くて喧嘩とかで助けてもらってたって 「飛礫」の最後に、パチンコのゴム部分の代用となるものをどうやって発見したかが
問題だとあるんだけど、そう指摘するだけで解明はしてくれないというね
作者が先回りすることによって読者の突っ込みを封じる手法は後の世代でも使われていて
たとえばダイの大冒険では、チェスの駒を模したハドラー親衛騎団のルークが
咄嗟にハドラーと自分の位置を入れ替え、我が身を犠牲にして主君を救うんだが
王手をかけられている最中のキャスリングは反則だろと大魔王バーンにいわれておったわ
しかし白土先生みたいにナレーションでやってしまうのは難易度が高そう >>291
次弟・岡本鉄二 作画担当、相撲が強い
末弟・岡本真 財務担当、パチンコが得意
こうするとバランスがよさそうに見えるんだが真相は如何に 財務担当でパチンコが得意っていったら博打の方かと思うw サスケをいまリメイクしたら女性声優が演じるんだろうなあ… >>295
サスケから術を習おうとした挙句、付け焼き刃の微塵がくれで
命を落とした子たちはすべて女性が声を当てているし
同時期にアニメ化された鬼太郎は野沢雅子さんが主演だし
してみると本物の少年が演じたサスケのほうが当時としても異例なのかねえ >>294
パチンコは英語ではスリングというんやね
☆普通の人でも作れる武器!!☆
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/hobby/1106478587/139-140
検索したら出てきたんだが、こっちのスリング(旧約聖書でダビデがゴリアテを倒すのに使ったやつ)
白土先生の作品に出てきたことはあったっけ? 飛ぶ鳥を落とせるという記述からして
「飛礫」を念頭に置いていそうなんだが、だとしたら混同してるよな >>297
『海のトリトン』の塩谷翼とかもリアルショタだったなあ。
女子にすげー人気あったらしい。
手塚治虫は自分の原作のアニメながら「今どきの女子は声優目当てにアニメ見てけしからん!」と毒吐いてた。
>>298
『剣風伝』出てきたのはそっちの振り回す方のスリングだったんじゃない? 剣風記はハッピーエンドなんだが
それだけにカムイ伝で語られる結末が痛ましい 『剣風記』か。間違えた。申し訳ありません。
カムイ伝はスーパー白土三平大戦みたいなものだからパラレルワールドではないかな?と思わないとやりきれない。 >>299
剣風記があるか! 失念しておったわ
レスありがとう スリングは優秀な武器なんだろうけど、飛び道具ゆえの弱点もあるわけで
一鬼は一か八か間合いを詰めれば剣風に対して勝機を見出せたんではないかと思うんだが
実際はたちまち戦意喪失して無様に命乞いをするばかりだった
でも剣のための命を捨てる覚悟がない凡人だからこそ
真っ当な道でやり直せるだろうと示唆する締めくくりは
満足げに死んでいった茨木鉄拳と鮮やかな対比になっていたね 白土三平先生、ほんとに短編の名手なんですよ。
水木しげる先生もつげ義春先生も短編上手いよね。
なんなんだろね。 短編は本当に上手いと思う
どんでん返しとかオチの付け方が秀逸だよね
サスケは長編に入るんだろうか
引きが上手いので次々と読み進めてしまう
紙芝居作家としての経験が生きてるんだろうな
自分としては半蔵を倒した時点の、辛いけど一応の勝利を収めて弟を立派に育てるぞと誓ったところがビターだけど区切りがいいからそこで止めたいんだよね
でも結局いつも続きを読みたくなって、ラストで落ち込むというのを繰り返してる
影丸伝やカムイ伝はキャラの掘り下げとか思いついた面白げなエピソードが増殖して一つの物語として収めきれて無い印象がある
それでも影丸伝はちゃんと完結してるからいいけど
カムイ外伝は短編連作形式なのが上手くいったなと思う >>305
サスケのラストで落ち込みますか?
たしかにもっと前向きな言葉とかほしいところだけど
死巻の攻撃は十字手裏剣一個のみ
致命傷ではない。
必ず、サスケは復活すると信じうるラストシーンですが。 >>305
サスケは前シリーズの最後に、次シリーズの話が被るような展開が多いから止めどころが難しいんだよね
ドラゴンボールなんかもこういうやり方してるんだけど
白土先生も思い入れ強くて、長編で代表作とされるのは伊達じゃないと思う
自分も半蔵と決着つけたところでキリにしたいんだけど
美しい成長サスケの方も見たくて続きを読んでしまい鬱になる
でもしまいに酷い目に遭うサスケで興奮できるようにもなる このスレの住民は年齢層高いと思われるけど、子持ちの方は何歳くらいからカムイ伝読んで欲しいですか?
今の若い子たちは白土作品に触れる機会はそう多くはないと思います
アレを読むべきとかああいうのは読んじゃダメとか親が決めつけるのは大嫌いですが、カムイ伝はできるだけ若い子達にも読んでみてほしいってのが個人的願望です >>301
カムイ伝と剣風記はどちらも松林剣風が出てくるけどパラレルワールド説に一票
風魔三部作に大猿大助が出てくるのもパラレルワールドだと思うんだが
あっちの大猿にもサスケという息子がいるといいな >>308
早ければ中学生からでもいいんじゃないかと個人的には思ってます
というのは、俺自身が中学校の図書室でカムイ伝に触れたのが最初だったから
ちなみに全4巻の分厚い豪華愛蔵版でした >>310
中学生は日本史も必須科目だし、教科書に載らない部分の補完としても白土作品に触れる絶好の機会ですね
大人になって読み返す時とはまた受け止め方も違うだろうし
にしても学校の図書館にカムイ伝あったなんて羨ましい >>305
『木造モルタルの王国』によると、やなせたかしもガロを愛読していたそうだが
一番の目当てはカムイ伝と鬼太郎夜話で、いつも新刊が待ち遠しかったという
カムイ伝のことは「巨大な影のようなものが見えはじめた時に終わってしまった」と
評しているんだが、その一方で白土先生こそがガロそのものであり
つげ義春さんですらカムイ伝があればこそ生きたのだろうと考えを述べている
手塚先生もブッダは後半のグダグダがひどいし
火の鳥は太陽編にお茶の水博士を出そうとしたあたり少々やばい感じがするけど
だからといって無価値な作品ということにはなりえない
白土先生にせよ手塚先生にせよ、その辺に長編の難しさと魅力があると思うっす >>310
おー
うちは高校の図書室にカムイ伝あったよ
高校一年の時の現代社会の先生が
教科書を使わない授業をしていて
カムイ伝の一場面を授業で使ってた
卒業後、ハガキを出したら
教師を辞めて畑耕しながら自給自足の生活を始めてたよ
もうかなりのお年だろうけれど先生元気かなぁ( ;∀;) >>309
白土三平先生が最後に描き残した動物たちと旅してるサスケもパラレルな気がするので
あの大猿にもきっとサスケがいると信じております 環望氏によるサスケの絵
https://pbs.twimg.com/media/FCnO7ntUUAoEkKI.jpg
サスケにしては目つきが若干きついようにも感じたが
白土三平自選短編集のスケッチでは大体こんな雰囲気よね >>312
ブッダは悟ってからが魅力は失せましたね
太陽編は連載版と単行本版で違いますし
やはり名作には変わらずで。 >>317のageレスを追いかける暗い情熱が意味不明w 自分は小学校低学年の頃から親が持ってた忍者武芸帳だのカムイ伝外伝だの読んでて訳がわからない部分もあったけど他の人気漫画より食いついてたらしいから読み始めるのはいつでもいいように思う
ただ親御さんとして残酷表現のある漫画はある程度年齢が行ってからと考えてるなら小学校高学年か中学生からがいいのかな? 小学生の時たまたま忍者武芸帳を手に取る機会があったんだが
重太郎が絶体絶命のところに野ネズミの大群が現れるわ、無風道人が影丸の首を飛ばすわで
怖くなって本棚に戻した。それから少し経って見つけたカムイ外伝は夢中になって読んだんだけど カムイ外伝とか、ほんとうにライトに読めるから偉いよなあ
忍者武芸帳もとっちらかってるけど完結まで持って行ったのがすごい
まあ、影一族全滅エピソードは強引すぎるだろと思ったけどね…
終わらすにはしょうがないよね…
カムイ伝は完結風ではあるが、結局多くのとっちらかった未解決設定は第二部に持ち越されてしまった…
よりリアルに社会を描こうとした結果、漫画的なご都合的な作劇を極力いれなかったせいかねえ >>318
きちがい
としか言いようがないですね
むなしいやつで。 壮大な作品が未完に終わるのって白土三平型(話が巨大になりすぎる)と
手塚治虫型(作者が早くに亡くなる)があると思うんだけど
三浦建太郎のベルセルクや荻野真の孔雀王は両方が合わさってるかな
ちなみに荻野真は孔雀王→退魔聖伝→曲神紀→ライジング・戦国転生と描き続けて
分量的にはカムイ伝第一部・第二部と外伝を合わせたくらいあるはず
未完ではあるものの、亡くなる直前に戦国転生の最終回を描き上げ
一区切りつけていったのは天晴だと感じた >>321
カムイ伝はあまりに巨大なんだけど、どこか削るべきだったのかといえば
個人的な意見としては絶対に否なんだよね
第二部にしても、無駄な部分は猿の話まで含めて全然ないと思う
まあ猿パートの良さを俺が理解できるようになるには時間がかかったが >>323
早くに亡くなった
とは仰るが
手塚先生は今も存命だったとしても
次々と長編の新作を描いて描いて
終わりが無かったと思うなあ。 白土三平先生、ご長男の創一氏を若くして亡くして、弟の真さんも亡くして、完全にやる気を失ってしまったのかもねって思った
ていうか今年の4月にマネージメントしてた次男の洋氏も59歳の若さで亡くなってるみたい!
どうなる白土作品!? おお……何ということだ
もはや白土先生の御家族で残っているのは奥さんと妹さんだけか なんで立て続けに3人も亡くなるんだーーー!!!
岡本家がなにをした >>328
岡本唐貴は特高警察に拷問されて後遺症に苦しんだけど80を過ぎるまで生きたし
ご兄弟も真さん以外はみんな長生きなので長命の家系とばかり思っていたが
世の中はままならぬものだなあ >>306
サスケがあのラストシーンから立ち直り、忍びとして大成したとして
柳生十兵衛の突然の夭逝はやっぱりサスケに討ち取られたんですかねえ >>331
サスケと十兵衛はほのかな友情があったし
死巻が追撃しようとしたときもよせって止めてたやん
あと白土作品のおっさんになった十兵衛もいい奴だったので
後に殺し合いになったなんて考えたくないよ…
それ以前に、おっさんになったサスケも考えたくないw おっさんになったサスケは大猿そっくりになる説
またはおっさん版小太郎そっくりになる説
どっちがいい? サスケの父親は、胸に深々と刀が突き刺さってもピンピンしてるし
(胸の周りに板で補強してた)
サスケには、身代わりになってくれそうな三つ子の従兄弟がいるし(黒笑)
(作者がほかの作品でよく使った手)
今まで何度も危機を、奇想天外な方法で乗り越えてきてるし
今度はどうやって立ち直るんだろうという期待感しかないよね
十兵衛の最期は病死か毒殺っぽいね
大人になっても幕府の手先として働き続けるならサスケと対決することもあるかもだが…
サスケは母親似
大人になっても大猿のような大男にはならないと予想 吉田ひろゆきの「Y氏の隣人」に飛脚のダンズリという男が出てくるんだが
(ちなみに「時空便」というエピソード)
これはやはり白土先生が元ネタになってるんだろうか >>332
数十年後も公儀隠密の仕事をしている十兵衛の前に立ちはだかるサスケ
なんだかんだあって十兵衛の恋人が巻き添えになり命を落としてしまう
怒りを滾らせサスケとの決着の場に赴く十兵衛
かつて狼煙を上げて軍勢を呼び寄せ、小猿とお梅ちゃんを
殺させたのはおまえだったのかとサスケは問い詰めるが
十兵衛は「貴様の弟など屁とも思わん」と吐き捨て、サスケに斬られて死ぬのだった
いうまでもないことだが、元ネタは手塚先生の「アドルフに告ぐ」です >>334
他の作品のおっさん十兵衛をみるに、幕府の手先として働くことには興味なさそうだし、もしサスケが生きてたら仲良くやれそうだけど…
サスケが闇堕ちしてなければ… 白土作品における柳生十兵衛像の変遷といえば
毛利玄達とタッグを組んで登場する話が二つあるんだが
1961年の「寄生木」
1965年の「赤目の大事」
どっちも十兵衛に挑もうとした男が代わりに玄達と戦うことになって敗北するという内容だが
前者では純粋な剣客、後者では柳生忍群の領袖としての性格が前面に出ており
柳生十兵衛のキャラにおいて「赤目の大事」とサスケの終盤は呼応するものがあるように感じられる >>332
サスケには生き延びて元気になってほしいけれども
おっさんになったサスケは見たくないという相反する願望やね
小猿を探し求めて彷徨するサスケにつきまとう謎の剣士
サスケに魅了された彼は、その美しさが成長によって失われるのを惜しむあまり命を奪おうとする
「花は散る前に手折ってこそ潔い」などと意味不明な理屈を振りかざして迫る彼に恐怖するサスケ
そこに現れて窮地を救ったのは四貫目だった。美に執着して悪鬼と化した男を討ち果たした四貫目は呟く
「まったく、どいつもこいつも勝手なことを言いおる」
実は四貫目の正体はワタリで、かつて似たような経験をしたことがあったのだった
……という妄想 >>326
それは辛いなあ 小学館が大事にしてほしいですが。 >>339
久しぶりにこの人の妄想を堪能したわ
ジジイになったワタリもショッキング
赤目みたいに眼光鋭い渋い風貌になってそうではあるが
ていうか白土先生の最晩年の姿もなかなかくるものはあった
それでも100まで生きて欲しかったけどね >>341
小学生の感想文の方がもっとまともです。
国語が苦手な在日だから仕方が無いですね。 >>337
白土先生の描く柳生十兵衛は必ずしも不羈奔放な剣客というだけではないけど
忍者軍団を率いる彼の目的はもっぱら柳生陰の流れを守ることであって
徳川に対する忠誠心は確かに稀薄だと感じるね 柳生忍群は公儀隠密というより柳生の私兵なんだろうけど
それは服部半蔵がやろうとして失敗したことであるように思われる
なぜ柳生がうまく行ったかといえば
もちろん但馬守も十兵衛も横暴な振る舞いをしなかったからだろうが
服部と違って柳生の忍びが生え抜きの臣であり
公儀ではなく柳生のために働くことに納得していたからでもあるんじゃないかな >>344
なんでいちいち根拠もなく生まれを揶揄するような言い方をするかなあ
白土三平の漫画から何を学んできたのか嘆かわしい 寛政重修諸家譜より柳生石舟斎
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1082716/466
次のページに宗矩と十兵衛がいます
若き日の風魔小太郎は柳生石舟斎・宗矩父子と対戦してるけど
(石舟斎とは引き分け、宗矩には完勝)
後に十兵衛と接点があったのかどうか気になるところ >>348
先祖の永珍という人すごいな。
柳生の庄を領し、某年死す、年百一・・・・・ 101歳! >>347
基地外は聞き分けないですからね
そもそも白土漫画も一切読んでないでしょう
一度も内容に触れてないし。 >>350自身は、泣けたと傑作やったと同意やだけの潜りのファンか日本語語彙力が極めて低い馬鹿ですね。 関西弁が出しゃばりだしてから品格が失われた。
残念なことだ。 色々なスレでID出しが暴れてスレが荒れている。ここももうダメかもしれんね。 >>349
ほとんど天海僧正並みだね
天海といえば明智光秀なんだが
ワタリでは本能寺の変の頃から暗躍する天海の姿が見られるので
白土先生は天海=光秀説を歯牙にもかけていなかった模様 唐突だが、長年「天牌」の原作を担当していた来賀友志が65歳で亡くなったとニュースになっていた
カムイ伝第二部が連載終了したのが2000年で
白土先生が68歳、鉄二さんが67歳の年だったから
漫画家は65歳くらいまで作品を発表してくれれば
その後は元気に長生きしてくれるだけでも十分ありがたいと思ってるんだが
無事に筆を擱くだけでも簡単とは限らないのかもしれん 白土三平先生くらい売れても70近くまで描いてたのを考えるとなあ…
単行本は版を変えて絶えず出ていたけれどあんまり贅沢していたようにも見えない
もちろん本人の質素な性格によるところもあるだろう
しかしながらアニメ化や映画化されてた水木しげる先生なんかとは流石に儲けのレベルは違うんだろうね
それでも単行本が各種企画され続けてたのはさすがですな >>352
ほっときなさい
荒しにかまっても話にならん。 >>357
笠太郎のブログの最新記事(といっても2013年なんだが)に
「売れないと貧乏地獄、売れると、徹夜徹夜の地獄」とあり
高齢になっても描き続ける人は好きでしているとは限らず
そうせざるをえない場合もあると窺える
それが62歳の時の記事なんだが、今どうしているんだろうか ちなみにカムイ伝第二部を描き終えた白土先生は余裕でタコ釣りに興じていたのだが
タコ釣ってる場合じゃねえぞ第三部を描けという声が白土スレには溢れていたはず
すまん当時は俺もそう思ってたわ もっとタコ釣りしてて欲しかったなあ…
しかし第3部は老いたカムイの話になってたやもしれずそういうのは見たくなかったかも >>354
池田理代子スレなんか長らく二次創作関連のヲチスレと化し
何がおもしろいのか部外者には理解不能なAAが連投されておったぞ
ああならない限り多少のことは甘受しようと個人的には思うっす
なおヲチスレとなったまま復活できず最終的に消滅したのが小池一夫スレ >>362
年を取ったカムイの姿を想像するに、個人的なイメージは
中年なら風魔小太郎、老年なら十官道人
最終的にカムイは伝火矢才蔵やオドのような神仙の境地に達したんじゃないかと思ってるけど
そうなったカムイの話を読みたいかといわれたら確かに微妙やね 第三部で主人公が年老いてるってまるでゲド戦記(原作)みたい >>363
ID出しは作家スレで住人をキチガ○呼ばわりして喧嘩を売り続けていた。
かなりの嫌われ者の変人。 >>365
もしもカムイ伝がゲド戦記みたいな展開になったら
実質的に主役交代し、カムイの養女(チートキャラ)が大活躍
カムイの出番はほとんどなく、たまに登場すると海辺の村でタコとか釣ってる スレの流れを読まずに書き込むが、人間社会で生計を立てていく能力と
大自然の中で生き抜く能力の両方を考慮した総合的な生活力があるのは
カムイ>ワタリ>サスケ>狼小僧の順かな?
狼小僧は後者のパラメータに全振りしている印象 >>368
フグを食べて中毒するカムイはちょっと……
まあ毒キノコにあたる話は外伝第二部で実際にありましたが
山の中で大蜘蛛に襲われるエピソードで使われたのは毒キノコだったか毒草だったか
ちょっと読み返してみるか >>370
大蜘蛛に襲われる幻覚は確か毒草(のお茶)だった
ハシリドコロだったと思う
本伝二部でちゃっかり応用してた
一太郎に薬活を教えるついでの悪戯だったけど
毒キノコはクニの父親との出会いの回で焼物窯で死体を処分しているのがバレない為にわざと酒に入れたんだったと思う
(炭焼き中に酔い潰れてダメにしたということにした) 毒キノコのエピソードもうひとつあった
舞様の話の最後で村人から振る舞われた「舞茸」汁を食べて笑いながら追忍を殺したんだった(あれ怖かったわ)
あれはサスケにも出てきたワライタケかな ローソンでカムイ外伝(だったかな?)とカムイ伝第2部のコンビニ単行本があった
買わなかった >>371
あの大蜘蛛が幻覚だってことはさすがに一目でわかるんだが
とうとうカムイも戦いに疲れ果てて心を病んでしまったかと心配したぜ
実は一服盛られていただけと知って安堵したもんです >>373
カムイ外伝のコンビニ本って以前もなかったっけ?
増刷されてるのかな >>371
ああ、カムイが炭焼きの窯で死体を処分しようとする話、あったな
斬った死体を隠すためなら、土に埋めちゃえばいいんじゃないかと思ったが
なんで、窯で焼かねばならんかったんか今でもわからん
近親相姦する父娘の話が切なかった
「父と娘が交合うてなにが悪い!」 父親の叫びが心に残る 昭和レジェンドで惹かれる動的な美女画を描く作家として思いつくのは
手塚治虫、石ノ森章太郎、松本零士、望月三起也、モンキー・パンチ、永井豪、楳図かずお、そして白土先生なんだけど
……白土先生だけ画集が出てないや
まぁ、美女をテーマにまとめられるほどの量の一枚絵の美女画は描いてないかもしれない >>377
完全に隠滅するなら埋めるより焼いたほうがいいのはわかるんだが
おかげで幻覚キノコを使った小細工までする羽目になったわけで
慎重に振る舞って余計な苦労をするあたりがカムイらしいとも思う
ワタリも敵の裏を読みすぎて窮地に立たされたことがあったし
若い天才忍者の宿命みたいなものかもしれない >>381
白土先生は美女も普通に描けるんだが、何分にも少年の美しさが際立っているので
これは至上の白土三平ではないという印象がどことなく生じるのは致し方ないかと
手塚先生も美女より動物キャラを描いてるほうが生き生きしてると思うっす >>382
>完全に隠滅するなら埋めるより焼いたほうがいいのはわかるんだが
死体を隠すなら、焼くよりも埋めるほうが簡単で確実だろう?
焼けば発見された骨が誰のだ?ってことになるし、
刀が一緒なら武士だ、行方不明になった武士は?ってことになる。
地中深く埋めて、埋めた跡を偽装すれば、ほぼ永久的に出てこない。
実際にカムイも、窯の所有者に見つけられてるし。
あれ、出てきた骨を二人はどうしたんだっけ?(忘れてる)
現代の日本でも年間、何百人も行方不明になってる。
そのうち何割かは山奥に埋められてると思う(ぞぞぞっ) >>384
にわか手塚ファンなら仕方ないけど
作品名はきちんとW3と書いて欲しい。 >>385
カムイ外伝第二部を確認したが、骨はすっかり灰になってしまって残らなかった模様
(まあ、そうでなかったらカムイが焼却という手段を選ぶこともなかっただろう)
白土先生自身が陶芸をよくする人なので
高温の窯で焼けば骨すら残らないというのは事実なんじゃないかな なお、その後クニを陵辱してカムイと三輪三左にぶっ殺された連中も窯で焼却処分されました
「人の骨も入っている、さぞよい色に上がるはずだ……」というのは
死体と一緒に陶器を焼く三左のセリフ 山に埋めればOKとか素人すぎてびっくりする
そんなんで良いならみんな処理に苦労してないって
山で地中深く穴を掘る労力を知らんから簡単に言えるんよね
現代でいえばそんな目立つ作業してたらすぐ通報されて終わりですよ 今は亡き漫画ゴラクネクスターで山口正人が描いていた「花板」が割と好きだったんだが
あれ単行本はあるのかなと検索してたら『超能力ウォーズ』というのが引っかかってきた
1986年に講談社から刊行されたゲームブックらしいんだが
この本で山口正人と組んでいるいけうち誠一って赤目プロにいた池内誠一と同一人物?
なお「花板」の単行本は1巻だけしか出ていないようです >>389
ただ埋めるだけだと何らかの理由で表に出てくることがありうるもんね
ただ黒塚隼人(カムイに窯で焼かれた剣術指南役)は一方的に勝負を挑んで
返り討ちにされただけなので、遺体が見つかったとしてもカムイが容疑者として
ただちに浮上することはなさそうだと思うんだが、それでも万全の策を講じるのが彼らしい カムイ伝の最初の方、大量の矢に射抜かれて耐えるワンコで泣きそうになった 犬追物では鏑矢を使うと聞いていたんだが
カムイ伝では普通に射殺してるんで衝撃的だった 遺体は埋めればいいじゃんという話
実際カムイは天人の殺害後にそうしているのよね
しかし天人の弟に発見されてしまったのだった あの時のカムイはショタだったからまだ甘かったのかも…
(第二部のカムイも劇画タッチなだけで歳食ってるかは知らんけど少なくともその経験は経てるわけで) 小島剛夕の「おぼろ十忍帖」を読んだ
1967年8月から11月にかけてアクションに連載されたそうだけど
剛夕が赤目プロから独立したのは1968年の初頭だそうだから
在籍中の仕事ってことになるのかな? >>395
念入りに隠滅するには時間が足りなかったんじゃないかと思う
天人の部下を春花で眠らせて得た僅かな時間で
よく遺体を埋葬して入れ替われたものだと感心している >>393
犬追物では犬を射殺すると、犬が何匹いても足らなくなるので
鏃のない矢をつかい、審判が、犬に当たったかどうかを真剣に判定するそうだ
それでも怪我して、使えなくなって処分される犬もいた カムイと天人の入れ替わりだが
天人の部下を眠らせた薬の効き目が切れるまでに作業を終えられるかが勝負だとして
天人に化けるのは春花の術を使う前にやればいいのか
変装→春花→天人に止めを刺して埋葬し、寝床に潜り込む
この流れだとして、脇で観察していれば
天人が天人を埋める光景が拝めたはず たまたま天人の遺体が出てきて入れ替わりが判明したというのは都合がよすぎるので
偽物だと気づいた弟が証拠固めのために捜索したら遺体を発見したという流れなんだろう
これは結果論だが、天人に化けているのを見破られた時点で弟との対決は不可避だし
あの場合は遺体を焼いても埋めても大した違いではなかったはず 規制のせいでずっと書き込み出来なかった
キャッシュを消したら書けるようになった
白土三平スレも過疎ってしまった
矢口高雄のサスケまんまの作品「風の太郎丸」すごいね 過疎ったといっても普段の状態に戻っただけではある
矢口先生はデビュー作の長持唄考ですでに独自色を確立していたと思ってたので
あそこまで白土リスペクトが濃厚な作品を描いていたというのは驚きだった 変な荒らしに居座られず静かに語り合える場であることが好ましい。 風の太郎丸の絵柄を見て魔少年ビーティーの頃の荒木飛呂彦を連想した
荒木先生も白土先生から影響を受けてるもんね 漫画家ではないけど、重信房子とかああいう人らも白土作品に影響を受けたんだろうか?
いしかわじゅん曰く、ガロと白土作品ではじめて大学生が大っぴらに漫画を読める様になったとか
また、白土氏の目にはあの時代の反体制的な若者たちはどう映っていたのだろう
インタビューとかあったら是非読んでみたい 高畑勲や宮崎駿がいた東映動画でもカムイ伝が人気あったらしい
連合赤軍の浅間山荘や集団リンチ殺人で急速に熱が冷めて左翼=極悪という世論になった
その反動が今の日本会議・ネトウヨの台頭だな ホルス=ワタリは有名だもんなあ
もののけ姫なんかも、白土三平的なものを作ろうとしてるように見えた
ファンタジーやオカルト要素が入りまくってはいるけど >>406
東大全共闘の副議長だった今井澄とかかな
権藤晋の『ガロを築いた人々』によると、安田講堂事件で逮捕された後も
東京拘置所でガロを定期購読していたそうな ただ漫画の影響として一番有名なのは、よど号ハイジャック事件の
「われわれは明日(原文ママ)のジョーである」ではないかと
テロリズムまで行き着いてしまうと思想的な左右はあまり関係なく
むしろ梶原一騎的な破滅の美学と相性がいいんだろうと個人的には思うっす あそこまでいっちゃった連中て、左翼のカテゴリーのくせにやってることは著しく右翼的なんだよなあ…
影丸伝の一向一揆の描写で、冨樫氏を倒して百姓の持ちたる国になった加賀国で、
今度は一向宗の坊主たちが侍のような振る舞いをし出すのを思い出すわ 三島由紀夫は平田弘史のファンだったっけ?
平田先生も破滅の美学を描いた作家だよね 平田先生といえば、佐藤まさあきのところに居候していたときに白土先生から仕事をもらい
アパートを借りるお金を得たのがきっかけで、その後も白土先生と親しく交流してたそうだけど
人斬りの気持ちを知るために自ら猫を斬ったとかいう噂があり、赤目プロのスタッフが怯えていた
と牛次郎が日刊ゲンダイの連載で回想してたが、平田先生自身はこの噂を否定しているとのこと >>413
でしょうな なんぼなんでも
ネコ斬りは引くわ。 平田先生はそんなことするような人じゃなさそうだけどな
でもああいう人が斬死する残酷漫画を描いてるとそう思われちゃうのか 白土先生は猫を斬ったりはしないが
狸汁を作るのは上手だぞ 平田弘史の短編に武士が猫を斬るシーンがあったと記憶するがそれにおヒレがついて噂になったのかな 犯罪者とか周りの人にみんなそう言われてるな
>そんなことするような人じゃなさそう >>398
火の鳥乱世編で源義経が犬追物をやるとき
鏃を潰した矢を使ってましたな
それでも犬はかなり痛そうにしていたけど 狸汁をうまく作るには料理の腕前だけでなく
臭腺を傷つけないように狸を解体する技術も必要だから難易度が高いのよね
白土先生が達人とされる所以でしょう
角田猛の『いかもの・奇味珍味』なる本によると
室町時代には酒粕を使った狸の肉の臭みを取る手法があったそうだが
これは毛皮を損なうため、狸の毛皮が珍重されるようになった後は廃れたとか 狸汁ってどんな味なんだろう……
白土三平先生が作りたがるからには美味いのだろうな…… 左翼文化人の第一人者井上ひさしは猫虐待して殺してるからね
時代が違うとはいえ、現代なら社会的地位も信用も失いひょうたん島も放送中止に追い込まれるほどの所業だと思うが
特に問題視されずにスルーした時代性って怖いなと痛感する次第
やはり60年代から70年代初頭までの日本て経済だけじゃなく政治も若者も大衆文化も良くも悪くも熱量があってカオスな時代だったんですね >>417
牛次郎曰く、赤目プロの誰かから「平田先生は怖いんですよ」と聞かされたそうなので
もしかしたら噂の出所は赤目プロなのかもしれないが
平田「人を斬るときの気持ちがわからないんですよ」
白土「俺もわからんよ。斬ったことないからなあ」
平田「試しに猫でも斬ってみればわかるんですかね」
こんなやりとりがあったのが一人歩きしたとか?
あくまでも仮定の話だったのを本当に斬ったかのように膨らませたのが
赤目プロの誰かなのか牛次郎自身なのかは知るすべもないが 牛次郎の回想記には小島剛夕も出てきて
白土先生が蛙と一緒に跳びはねるのを見て赤目プロからの独立を決意したとあるんだが
これなんかも読み物としては至極おもしろいものの、話半分に受け取っておくべきか >>421
たぬき汁の記事をウィキペディアで見たら青空文庫の佐藤垢石の随筆にリンクが張ってありまして
「八丁味噌に充分調味を加え、狸肉を賽の目に切って泳がせたのであった。
(中略)
軽く山兎に似た土の匂いが肉にかおり、それが一種の風味となって私の食欲を刺戟した」
https://www.aozora.gr.jp/cards/001248/files/46792_26509.html
というわけで美味だったらしい 白土先生に話を戻すと、その食物誌において狸汁は序の口で
エラコなる環形動物やイタドリの虫なんかも出てくるんだけど
どんな食べ物でもゲテモノとは絶対に見なされないのよね あのイタドリの虫はドン引きしたなあ
でもこれを1〜2匹食ってウイスキーでやると不思議と満足すると書いてあって
白土先生ウイスキー飲むんだwと思った 仄聞するに狸の肉は時間をかけて臭みを抜く方法もあるらしいけど
カムイ伝第二部では解体するなり狸汁にしているように見えるね
あれは白土先生自身の調理法をそのまま描いたんだろうか
佐藤垢石によると狸は味噌汁が美味である反面
澄まし汁は秋季がきつくて無理だったそうなので
やはり「八丁味噌に充分調味を加え」のあたりが決め手と思われる >>429
毛利甚八の白土三平伝にも焼酎で晩酌する場面があるし
矢口高雄先生が白土先生の影響で焼酎党になったという話もあるので
白土先生といえば焼酎の印象が強いよね 原作からしてザクを使った抜け忍の話だったからな
カムイ外伝感が半端なかった! 徳弘正也の「もっこり半兵衛」を読んだら
ベニテングタケも10本までなら食べて大丈夫とあったんだが
10本という具体的な数字の出典はやはり白土先生なんだろうか ちなみに「もっこり半兵衛」のそのエピソードは
飢饉で人々が死んでいくことを憂えた男が救荒植物の知識を本にまとめるが
毒草に関する記述が危険視され処刑されてしまう
しかし彼の遺した本は密かに伝えられ多くの人の命を救った
という白土色の濃厚なものでした >>389
帯広の高校教師の遺体は、自動車道のそばの雑木林に埋められたが、
容疑者が自白するまで、誰も気づかなかった。
焼くよりも埋めるほうが簡単。
カムイも、埋めてよその土地へ行けば、誰にも気づかれず、
窯に燃料をつめる手間もかからず、
所有者に見つかることもなく、追い忍と戦う必要もなかった。
まあ、読者としてはつまらないが。 その方が簡単だよな。日本は山だらけで。今は地方は過疎。
山は腐葉土で掘りやすいし、沢などもないところなら死体も露出しない。 >>433
脱走兵が家族を守る話と要約すると「ざしきわらし」みたいだ
あれも名作だと思う 徳弘正也といえば今ではアシスタントもおらず
原稿を描くときは奥さんに手伝ってもらっているそうだけど
白土先生も最後は鉄二さんと二人きりだったんだろうか? 穴掘りはとてつもない重労働
数十センチ掘ると石ころ層に達しシャベルが進まなくなる
大きめの岩石や根にぶち当たっては除去するのに数時間浪費することもざら
人を埋める深さに掘るには重機がないと無理
浅いと野生動物に掘り起こされる
窯があるならバラバラにして焼く方が確実だろ
人が立ち入らなさそうな場所に遺棄して土かけて見つからないように祈ってたのが実際のところだろうな もちろんカムイだって黒塚隼人の遺体を埋めることは検討しただろうし
山に入った時点ではそっちが第一の選択肢だったのかもしれん
たまたま窯が見つかったから焼却処分に切り替えたんだろう >>408
宮崎駿はホルスの舞台裏について語ったとき
自分をはじめ東映動画のスタッフが白土作品から多大な影響を受けたことを率直に認めつつ
ホルスもワタリも斧キャラという見方に対しては「ワタリのは斧じゃなくてマサカリ」と
指摘したそうだけど、あの人の面倒くさい性格がよく表れていると思う ほんと面倒くさいよなあ
かといって白土三平先生がめんどくさくない奴かというとそうではないかもしれないけど
近所の漁師が家で勝手に寝てたりするくらいは親しみやすい性格だったのかも? まず斧とマサカリの違いが分からない
一般人はその程度の認識でいいよね? 日本語では金太郎さんやワタリのような大きい斧はマサカリと呼んだ
けど作中で斧って言ってんだから斧で良いやんw
あと世界観的にホルスのは西洋の斧、ワタリのは日本の斧だろと言いたいのでしょうなあ… 全然率直に認めてなくてワロタw
確かにホルスとワタリ似てるとこ色々あるな。
映画からも影響大。
でも、映画やドラマ化ではセンセイも面倒くさかったんだよねw
お陰で超名作「赤影」も生まれたけど。
あんなガチの階級闘争テレビの子ども向けドラマでは無理www 横山光輝先生はドラマ化やアニメ化にはドライだったから内容が気に食わなくても無視してたんだよね……
白土三平先生はある意味で自作の映像化はたいへん喜んでいたっぽい
でもさすがにワタリから階級闘争要素を完全に削るのはやりすぎだったと思う
ワタリは下忍の反乱に協力して音羽の城戸を倒し、死の掟による支配は無くなりましためでたしめでたし
…でも良かったのに、途中から下忍は一切関係なくなるもんなあ
あれは怒っても仕方ないよw
台本を読んだ白土先生が激怒したのを説得して、試写でさらに怒ったというのは何かしら東映が嘘ついたと推測される…
風のフジ丸でも不誠実した東映だし、ほんとどうしょうもない…
2年後のホルスの大冒険では民衆の協力でラスボス倒す内容になってるのも皮肉…(映画として成功してるかはさておき) >>444
東映労組といえば、ガンドレスのごとき糞アニメを配給した責任をどう考えているのかと
団体交渉で経営陣を突き上げたことがあるほど職人気質の集団だそうだけど
その書記長だった宮さんにふさわしいエピソードではあるわね じゃあ白土先生はどうなのかというと、どう見ても普通な人じゃないけど
面倒くさい人とはちょっと違うんじゃないかと思う
敢えて堅苦しい言葉を使うなら「不羈の人」というべきか 大きい斧がマサカリなんなら斧やんって思ってしまった
カムイが連れてる鷹もいやあれは隼ですよって言われても作中では鷹だし
ググってみたら鷹も隼、鷲、鳶と明確な境界は無いのね
流石に鳶は別枠かと思ってたのに 石森やらさいとうたかをのアシが大量離脱したのも
パヤオ書記長の暗躍 ワタリのアニメのパイロット版をチラ見したけどあれ完成しててもカムイ外伝みたいな雰囲気だったかもなあ
ワタリの可愛らしさが出るようなキャラデザにはならなかった可能性が高い ワタリが可愛くなかったら、凄惨すぎて見て貰えないよなw >>453
宮崎書記長が労働者の権利を声高に訴えたので
感化されたアシスタントが両先生に反旗を翻したという理路でせうか
しかし宮さん曰く、東映労組は白土作品から多大な影響を受けてるそうなので
石森・さいとうプロの逃散事件は元をたどれば白土先生が原因かも そこまで回りくどい考え方をしなくても
2万円の月給でこき使われている石森・さいとうプロの人たちが
赤目プロでは月に15万以上もらっていると知ったらブチ切れるよね
まあ石森先生やさいとう・たかを先生のところではアシはあくまでも見習い
いわば丁稚奉公のようなものなので、一人前の漫画家が白土先生に協力する形の
赤目プロとは同列に論じられないんだろうけど 募集したらいくらでも集まってくるんだから買い叩こうとするよな…… いくらでもって言っても一定以上は絵の素養がある人じゃないと採用されないでしょ
ベタ塗り専用とかなら素人でもできそうだけど >>457
しかし白土先生の漫画はワタリがあんなにかわいいからこそ凄惨さが際だって見えるのかもしれん >>460
永井豪以外のアシスタントが石ノ森章太郎のところから逃げ出したときは
1カ月で代わりの人が来たそうだしなあ
(その1カ月間は永井先生が一人で全部やってたので地獄だったそうだけど)
小島剛夕の赤目プロ入り、つげ義春の水木プロ入りなんかは
すでに一流の人が仕事を頼まれるわけで次元の違う話なんやね 白土三平自分で描いてほしかったな
木枯らし紋次郎の絵になってから冷めた 白土先生が自分で描いた神話伝説シリーズの下絵が公開されてるけど
非常に緻密なものだったね >>463
そこなんだよなあ
白土三平まんがの凄さって その永井さんの作品を無駄転載する嫌がらせをする人間はクズだな >>466
バッコスとかをペン入れしてるのは岡本鉄二さん、で合ってる?
カムイ伝第2部の絵と同じに見えるんだが 後期のつまらんエログロ劇画と岡本鉄二の絵は常にセットなので
後期の作品はすべて鉄二の作なのだろう
カムイ伝も小島剛夕の絵がなくなったあたりから意味のないエロ描写が増えていく。
あれだけ有能なスタッフが幼稚な作風にあきれて皆離れていったのか追い出したのか知らんが、残念なことよ。 忍者武芸帳とカムイ伝というのは読めば読むほどストーリーがよくできていて、脚本専門のスタッフがいたと思う。
初期の短編から作風がいろいろあったので作画だけでなく脚本家が複数いたのは間違いないだろうがl
それに比べて、後期の作品の素人が考えたようなストーリーの幼稚さ、ばかばかしさ。
複数あった作風も固定されてしまって、それまでスタッフがみな離れてしまったのはあきらか。
おそらく鉄二が一人もしくはメインで書いていたのだろう。 たとえば水木さんの『鬼太郎のベトナム戦記』は佐々木守らが脚本で協力してるけど
その辺の事実とごっちゃになった妄想ですかね ちなみに忍者武芸帳を大島渚監督が映画化したとき
脚本を手がけたのも佐々木守やね 脚本スタッフなんかの存在は誰も証言してない
神話シリーズの下絵までは白土三平先生の仕事が残ってるから描いてたのは間違いない
岡本鉄二先生は小島剛夕の影響で非常に劇画的な絵柄に変化していった
白土三平先生が最後に描いてた絵はサスケの萌え絵
現時点ではこれしか分かってない つげ義春さんの回想記では赤目プロの岩崎稔を「秘書的な仕事をしている」と紹介してるけど
この人が脚本を担当した短編がいくつかあるので(当然クレジットが明記されている)
それを思い切り拡大解釈して脚本スタッフと呼んでいるのかもしれん 岩崎さんが赤目プロで普段どんな仕事をしてたのか
資料の収集や整理をやってたんじゃないかと俺は勝手に想像してます
たとえば二代目半蔵である服部正就が部下の造反で失脚したという史実を
作品に取り入れたのは俺の知る限り白土先生が最初で
先行する山田風太郎とかの作品では忍者軍団の総帥として描かれてるんだけど
より歴史的事実に基づいたストーリーにするための調査を手伝うスタッフだったのでは
無論それは脚本スタッフと呼べるようなものではなく、まったく違う役目なんだけど 白土三平先生が描いたワタリの下絵が奇跡的に残されてるけど
柔らかい繊細なタッチで描かれていて本当に可愛らしい
あの線をそのままでペン入れ出来る人はいなかったんだろうなあ 小島剛夕のような一流が仕上げを担当しても、その人の個性がどうしても出てしまうようだ
かといって白土先生がペン入れまでやってたら確実に寿命を縮めていただろうね 完成品はいくらでも読めるやんw
あの下絵の繊細さはペン入れ段階でほとんど潰れてしまってるw
おそらく白土先生がペン入れしても無理だったのではないかな? >>483
だから無理じゃなかったパターンで
読みたかったと。 あの下絵で展開されている白土先生の本来の画力(と言って良いのか?)
でカラー原稿なんぞが完成してたらさぞやオーパーツだっただろうな
綺麗な一本線で描かれてるので下絵でも楽しめるけど
白土三平展やって欲しい 白土先生は画家であった父君の元で修行してたようだけど白土絵に特徴的な動きのある絵ってやっぱり漫画として提供してきたからこそだよな
多くの画家達も作品の中で時間経過とか動きを表現する工夫をしてるけど白土絵のダイナミックさはやっぱり漫画として表現する中で生まれたものだよなーとしみじみ思う
漫画家になってくれてありがとうございます 戦前の漫画家って画家崩れが多いので画力が高いんだけど
そういう正式に絵の手解き受けた人が戦後の手塚治虫だとか
少女漫画の手法を取り入れて描いたらどうなるかというのが
白土三平先生だったのかな?
水木しげるなんかも画学校に行って画家を目指してたんだよね >>485
デッサンが正確にできているのは白土三平氏だけと手塚先生が評しただけのことはある
大胆に歪ませて描くのも漫画の技法だろうから、デッサンの狂いが一概に悪いとは思わないけど >>485
白土三平展みたいですね
例えば京都漫画ミュージアムとかで。 ↑はこんな人
独身40代、無職、精神障害者、童貞、在日、貧乏。京都のFランク高卒。
女性との会話経験なし。友達なし。人付き合いなし。金なし。
あるのは贅肉イカレた頭まぼろしパンティ愛長く守り続けた童貞です。
女性と付き合いたいと思っていますが、相手がいません。
相手にされません。
当然です。無職メンヘル貧乏40代。
このような男に魅力を感じる女がいれば、それはきっと火星人です。
一度でいいから女性と利害関係なく、私的に会話とかしたかった。
デートもしたかった。セックスもしたかった。もう全部無理です。
無職で何を話せばいいのでしょう?デートする金がどこにあるのでしょう?
勃起しなくなりました。
この1週間、部屋から一歩も出ずに、ずっと引きこもっていました。
窓は完全に塞いで部屋は24時間真っ暗。時間もどうでもいい状態。
食料が尽きたら、買い物に出るだけ。この先何を目標に生きていけばいいのか、わかりません。
体も動きません。頭も回りません。人としゃべれません。
金もありません。寝るか、食うか、クソするかageレスしか出来ないです。
目標を失って、今完全に取り残された気持ちで一杯です。
自分も結婚して、家族作って、子供出来て。
女の子がいいな。名前は寿々美って名前にしよう。
仕事から帰ったら、パンティを被った全裸の妻が晩御飯を作って待っていてくれる。
夜は密かな夫婦の営み。すべて幻でした。
現実は真っ暗な部屋に誰もいない。ご飯はうどんだけ。金もない。電話も鳴らないし、メールも来ない。
仕事もない。出来ない。病気も治らない。気がついたら48歳。
オナニーもだんだん出来なくなり。自分の童貞は藤寿々美にささげました。
これからどうやって生きていけばいいのでしょうか?
教えてください。 手塚が絵の修行受けてたわけじゃないから、その評は
しょせん漫画としてだろう
水木しげるも、高等小学校時に個展を開くほどの天才
だった 水木しげるが絵も話もちゃんと書ける漫画家として渋々認めたのは白土先生だけなんだよね… >>492
まあ 手塚さんは
漫画に関して拘るから。 >>493
水木さんと手塚先生は互いに認めておらず
水木さんも手塚先生も白土先生のことだけは認めている
何この三角関係 このスレ的に問題なのは手塚ファンかつ非水木ファンがスレに潜り込んで荒らすこと 手塚も上手すぎるよ。時代を遙かに超えてたよ。
でも、劇画が広がり、得意のSFでも星野や諸星が出現するに至って
そっち方面は降参して、内面に向かう作品が増えた
ブッダは確かに名作だが、火の鳥は大したことない 滋賀・甲賀で忍術書の原典を発見 「間林清陽」48カ条
https://news.livedoor.com/article/detail/22362662/
滋賀県甲賀市で、江戸時代の忍術書「間林清陽」の写本が見つかったと市などが19日、発表した。間林清陽は、甲賀・伊賀の忍術を辞典のようにまとめた代表的な忍術書「万川集海」(1676年成立)の基になったとされる。万川集海は間林清陽も参考にしたと明記していたが、存在や中身は確認されていなかった。
表紙には「軍法間林清陽 巻中」とあり、48カ条の忍術が載っていた。竹からまきびしを作る方法や、大勢の敵に囲まれた際の戦い方、小さな音を聞く方法、音をたてない履物の作り方などが具体的に記されていた。番犬にほえられないように手に鬼の文字を書いて九字を切るという呪術もあった。 >>496
いや 手塚さんも認めてるからこその
鬼太郎に対抗して
どろろかと。 >>496
いや 手塚さんも認めてるからこその
鬼太郎に対抗して
どろろかと。 認知症で指が痙攣したため2度同じことを書いた手塚オタクw >>502
念のために説明しておくが、認める認めないというのは画力の話よ
ストーリーだけでなく絵まで尊敬に値するのは白土三平さんだけだと水木さんは語り
手塚先生も劇画関係者の中では白土先生の絵をもっとも高く評価していた
(というかデッサンがきちんとできているのは白土先生だけという見解だった) >>486
白土先生の父親である岡本唐貴は官憲の弾圧に遭ったりして辛酸を舐め
金銭的には成功を収めなかったけど、老後の生活は白土先生が面倒を見てくれたので
穏やかな晩年を過ごすことができたらしいね
手塚先生は母親との、白土先生は父親との関係性を論じられることが多いけど
白土先生が若くして実家を出たのは父親への反発が一因、というか両親が対立していて
母親の側に肩入れしたからだと毛利甚八の白土三平伝にある
そのことを御自身で「男はみんなマザコン」と語っているのが妙におかしみを感じさせる >>502は自説にこだわる人だから何言っても聞かないよ 九字護身法唱えながら手のひらの漢字を犬に見せて黙らせるのか
人だけじゃないんだなw 昔の忍者ってオカルトだったのか
科学的な白土忍者って…… >>499
ブッダの方が大したことない
火の鳥は未来編と望郷編が好き 80年代の手塚は実はかなり絵が上手くなってたんだけど
子ども向けのものあまり描かなくなってぎこちない劇画タッチの漫画のイメージが強い
白土先生はその頃はバリバリの劇画タッチで上手いは上手いんだけど…
写実性ということでいえばさいとうたかをよりもはるか上手いんだけど…
なんか… >>509
催眠術の応用だと白土作品で説明されると納得してしまうが
犬に対して通用するのは理屈がわからんな >>511
ブッダは悟りを開いて以降のグダグダ感がひどいと思う
火の鳥がそうならなかったのは巻ごとに物語が区切られているからだろう
カムイ伝は第一部も第二部もあれだけ長いのに中だるみがなくて
白土先生の卓越した構成力を感じさせるけど、完結しなかった点はやはり惜しまれるよね >>513
今朝テレ朝で>>508の話題で間林清陽(代表的に知られる昔からの忍術書4冊の見つかってなかったラスト)の内容をやってて九字護身法を唱えてから手のひらに書かれた「鬼」の漢字を犬にパッと見せると犬は吠えるのをやめて静かになるとか
書かれた字に気を取られるとか? 犬をおとなしくさせるには犬万だと思ってたが、そんな術があるとは
なお犬万の出典はシートン動物記だというが、白土先生の漫画を読んで実際に試した子のレポートによると
その子の飼い犬は当惑した表情をするばかりで効き目がなかったとのこと じゃあ犬万はフィクションなのかというと効果に個体差があるのかもしれないとか
少なくとも猫の場合はマタタビ科の植物が通用しないのもいるらしい
実際うちにいた猫2匹のうち1匹はまるで興味を示さなかったが
もう1匹はキウイフルーツジャンキーと化していたので、犬も同様なのかも >>517
うちの実家の猫は全くマタタビに反応しないね
獣医さんに聞いたら気性の穏やか過ぎる猫にはマタタビに反応しないのいるとか言ってた 全40ページに計48の忍術が記載されていた。忍び込む際は草履の裏に真綿を幾重にも重ねて音が出ないようにする▽大勢の敵に囲まれた時は敵の右へ右へと切りかかる▽身を隠すときは黒焦げにしたフクロウと亀の粉末を投げつけ、呪文を唱える――などの具体的な手法のほか、仕込みづえや「まきびし」など忍術道具の製法や使用法も記されていた。
表紙には「軍法間林清陽 巻中」とあり、48カ条の忍術が載っていた。竹からまきびしを作る方法や、大勢の敵に囲まれた際の戦い方、小さな音を聞く方法、音をたてない履物の作り方などが具体的に記されていた。番犬にほえられないように手に鬼の文字を書いて九字を切るという呪術もあった。 なんか実戦的なのや妄想や色々混じってるな
鬼って書けばいいならなんでも使えてしまうわw >>511
僕は復活篇ですね
カムイを意識してたろう
黎明編も捨てがたいですが。 他人の番犬の目の前で九字切る時点で、怪しいから、犬は吠えると思う。
江戸時代の忍法書は、
できそうで、実際はできない、科学的なようで科学的でないことが書いてある。
水蜘蛛とかなw
これを読むド素人には、神秘的なものと思わせたいから
自分の子供とか弟子とかには、ほんとのことを話して聞かせる。
俺流の他人の飼い犬を懐かせる方法は
パンとかお菓子を、舐めて唾をつけてから与えるんだよ。
犬は、貴重な食べ物を分けてくれたと思うらしい。 江戸時代の忍法書ってフィクションとして書かれたものもあるんでしょ?
まあ今回甲賀市で見つかった忍法書が実用書なのか読み物なのかはよくわからないけど
>>523
犬をなつかせるために食べ物に唾をつけてから与えるってのは椋鳩十の本で読んだことある 僕は復活篇ですねカムイを意識してたろう黎明編も捨てがたいですが。
こう答えると通だと思われるで。
あとは他人のレスにテキトーに相槌やでw >>518
猫にマタタビといえばサスケの序盤で服部半蔵の娘の猫たちが骨抜きにされていたっけ
でも弱点を突かれて無力化されたとはいえ、あれだけの忍猫を使いこなすのは結構すごいと思う
忍犬に比べると猫は育成が難しそうだよね >>521
東海道中膝栗毛では犬を追い払おうと掌に「虎」を書いていたな
まったく効き目がなくて「無筆の犬に違いない」と落ちがつくんだが
17世紀後半の忍術書に記された秘伝が19世紀初頭の滑稽本に出てくるあたり
ワタリでは秘伝だったオボロ影がサスケでは陳腐化しているのを彷彿とさせる
と思ったら、虎の字が犬に通用しない話の元ネタは17世紀前半の醒睡笑だそうで
その頃にはもう笑い話だったらしいです オカルトを信じる気持ちと笑い物にする気持ちを持ち合わせていた古代人… >>525
しかしカムイに言及している分だけ
ここが白土スレであることに普段よりは配慮してるんだよな >>529
国立国会図書館デジタルコレクションより醒睡笑の「無筆の犬」
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1109968/21
犬が文字を読めるはずがないだろという突っ込みどころをそのまま落ちにした小話だけど
人間なら読めるので、カムイが人に対して使うのは通用しても不思議ではないと思えてしまう >>530
無理やりカムイに触れて体裁を繕ったとも言えそうw 1950年代に漫画少年で連載された火の鳥黎明編では
ナギが火の鳥の血を飲んで不老不死になるんだよね
COMでリブートされたときに当初の構想が活かされていたら
ナギが悠久の時を生きながらえて社会の変動を見守り続ける話になってたんでしょう
そういうプロットにして、カムイ伝をより神話的にしたような物語で
白土先生に対抗することも手塚先生は検討してたんじゃないかと個人的には勘ぐってる まあ実際にはナギはあっさり退場させられ、火の鳥はオムニバス形式の作品になったんだが
ご自分が大長編を苦手としておられることに手塚先生は自覚的だったのかも >>533
不老不死ではなく3000年ね
未来編が35世紀の話しやから
既に構想がほぼ固まってたと思われる
まあ そこは雑誌の廃刊もあり
描かれはしなかったが。 こういうつまらない揚げ足取り荒らしが1番タチ悪い。 >>533の不老不死にケチを付ける必要は全然無い
別に3000年の寿命とかこだわらなくても、それを間違えて困る事は何も無いよ。
考察や個人的見解が勉強になりました。 >>536
おまえが揚げ足取ってるんやろ
ストーカーすな
妄想キチガイくん。 自分の揚げ足取りをしてるされて
キチガ●、ストーカー呼ばわりか。
ヤバい人っぽいなw 自分の揚げ足取りを指摘されて
キチガ●、ストーカー呼ばわりか。
ヤバい人っぽいなw 揚げ足取りをという姑息なマネをしてそれを指摘されると
ストーカーとかキチガ●とか言い出して、まともな人ではないように見える。
これは妄想でなく観察によるものです。 >>532
まあ脱線の後で慌てて白土作品に話題を戻した辻褄を合わせるのは
俺もやるので、あまり他人様のことはいえない
白土スレにいる限り例の人はそこまで害悪には見えないんだけど
妙な自己顕示欲があるせいで反感を買うのかねえ
などと思ってたら手塚スレの荒廃っぷりはすごいな 手塚スレで嫌われているから白土スレで手塚の話題に持っていきたがるのか。
納得した。 徳弘正也の「もっこり半兵衛」にベニテングタケが出てくるという話を2週間前にした者だが
同じく「もっこり半兵衛」で少女を無理やり妾にした挙句お手討ちにした大名を
主人公が川の中で殺害して仇を討つというエピソードがあり
笹一角と日置藩主を連想させなくもない
(ただし一角は刺殺だったが、半兵衛は首の骨をへし折っており殺し方は異なる) 出た!揚げ足取り愉快犯荒らし!
こういう奴が火の鳥の無断転載とか
違法行為をしでかす危険性大! >>546がこれ以上揚げ足取りをしてスレを荒らすのは他の方に悪いから謝って訂正します。
揚げ足取りを指摘されて
の間違えです。
失礼致しました。 手塚先生の火の鳥で、永遠の命を得た人物が悠久の歴史を見守り続けるといえば
未来編のマサトなんだが、我王も不死ではないものの400年くらい生きてるんで
通底する要素があるといえるんじゃないか
それで白土先生に話を戻すと「たまかぜ」「イシミツ」のオドが我王に似てるのね
(二人とも両手を失っている点まで共通している) イシミツの初出は1964年の少年サンデーで、当然ながら手塚先生は読んでおられたはず
人間の限界を超えて生きながらえ悠久の時を見守るキャラの構想自体は
手塚先生はずっと前からお持ちだったわけだけど、それが我王として描かれる上で
白土先生の作品が何らかの寄与をした可能性はあるんじゃないかと個人的には思ってます 脚本スタッフどころか作品ごとにクオリティ違いすぎるからどれも別々の人が書いてたのだろう
カムイ伝と外伝だけでもカムイの性格全然違うのにあれを同じ白土が書いてると思うほうがおかしい。
小山春夫のインタビューでもカムイ伝中盤から白土がまったく仕事ができなくなったので、皆でアイデアを出し合って書いていたというし。
そもそもカムイ伝のような壮大な話は白土作品の中でもカムイ伝しかないのだから 手塚先生も微妙な出来の作品が結構あるから別の人がストーリーを考えてたんだろう
というのに近い暴論やな(魔神ガロンなど作画をアシスタントに丸投げした例はあるようだが) >>551
いや忍者武芸帳だって十分に壮大な物語じゃろ
というか忍者武芸帳→カムイ伝と発展したんじゃね? ワタリやサスケのようなストーリーが全然進まなく何をしてるのかわからないようなのは佐々木守じゃないのかな。
佐々木守って子供向け漫画からテレビや映画の脚本まで何でもソツなく大量にこなす脚本職人て感じの人だろ。
カムイ伝が載ってた頃のガロにも忍者の読み物なんか連載してるし、挿絵は岡本颯子だから白土プロと深いかかわりがあったのは間違いない >いや忍者武芸帳だって十分に壮大な物語じゃろ
うんそう思う。
あの複数のキャラクターのそれぞれの人生が絡み合い大きなストーリーを醸し出す方式は忍者武芸帖とカムイ伝のみ。
それに加えてカムイ伝の最大の特徴は、非人、農民、武士、忍者、サンカ、動物などの知識が含まれるだろ。
これって白土作品の中でもカムイ伝だけなわけ。
ワタリやサスケだって身分差別を書いてるけど、これって表面的な空想の物であって専門的な知識は含まない。
だからカムイ伝だけは白土本人がメインなのか、どこまでかかわってるのかわからないけど、他の作品とは全く別の脚本家と考えるべき。 >>554
サスケの連載開始が1961年で、その頃の佐々木守はまだラジオの仕事をしてたよ
彼が漫画の原作を手がけるようになるのはずっと後、1970年代になってからやで 忍者武芸帳だって影一族とかのあたりは、ページ数使って一人一人登場した割に
蔵六以外、たいしてストーリーにも関わってこないし
あの辺は代理の脚本家が時間かせぎをしていたようにしか見えない。
ああいう変態人間が次々出てくるのは短編では結構あるが、山田風太郎の影響だろう。
カムイ伝にああいう山田風太郎の影響なんて全くないだろ。要するに作風が違いすぎるってこと。 >>557
文体から察するに、1970年代以降の作品はすべて岡本鉄二が
一人で描いていると無茶な主張をしていたのと同じ人でしょうか
白土先生が自ら描いた神話伝説シリーズの緻密な下絵が現存していると
突っ込まれたので、そっちの主張は引っ込めたんですかね また白土三平作品には脚本家がいた!主張の人かいな
あれからなんか新事実でも発掘したかね? 新事実はないが、赤目プロが結成される前から佐々木守が
白土作品の脚本を担当していたという新しい妄想が付け加わったな なお佐々木守の名前が漫画原作者として現れるようになるのは1970年代以降だが
それより早く1968年に「鬼太郎のベトナム戦記」の脚本に協力している
いや1961年連載開始のサスケの脚本を手がけたんだったら
実は墓場鬼太郎の脚本も佐々木守が書いていたのかもしれんぞ? 墓場鬼太郎の脚本を佐々木守が書いてたなんて正気で言ってるのか?? サスケの脚本を佐々木守が書いていた説に対する皮肉じゃろ
墓場鬼太郎は気持ち悪がられるばかりで売れないと水木さんは嘆いていたそうだが
あんな話は水木さんでなければ作らないだろうと思う それにしても、どうして佐々木守なんだ
そりゃ佐々木守は思想的には白土先生と近いところにいそうな感じがするが
仕事上の接点は忍者武芸帳の(原作ではなく)映画の脚本を担当したことくらいでは >>549
乱世編のは
ちとやり過ぎに思った
珍しく猿田一族が幸せな死を迎えたけど。 >>567
乱世編の何がやり過ぎなのか(我王が理由もなく長生きしすぎだといいたいのか?)
いまいち文章の位置を掴みかねるんで困る
そもそもスレ違いなんだけど、そうでなくてもレスのつけようがないんだよな 火の鳥といえば未来編でナメクジ文明が滅亡した後
原生動物から進化の過程をやり直すのかと思いきや哺乳類がいきなり出てきたので驚いた
生命の歴史は恐竜→ナメクジ→哺乳類だったのか
物語の本筋と関係のないところでは白土先生も手塚先生も大胆に説明を省略することがあるんだけど
そのほうが話の流れを淀ませずに済むという作劇上の技法なんでしょうね 白土先生のショタ・センスは、少女漫画時代の修行で身に付いたものなんだろか… しかし白土先生が少女誌で描いたのは「きのこ姫」だけではなかったか
サスケは1961年から66年にかけての長期連載だったので絵柄の変遷が見て取れるんだけど
序盤はまだ手塚先生の影響をいくらか残しており、それがじきに消失するのよね
だから白土流の確立は1960年代前半の早い時期だったんじゃないかと思う 手塚作品における妖艶な美少年で思いつくのはアラバスターのロックとかなんだが
あれはナルシスティックな倒錯者として描かれているのよね
どうも手塚先生は美少年を描くのが苦手というか一種の照れがあったように見える
白土先生はそういう気後れみたいなものを一切感じさせない点が違うという印象 >>572
それは白土三平として独り立ちしてからの仕事でしょ
少女漫画時代の修行というのは牧かずまの手伝いをしながら数多くの代作を描いてたといわれる時代よ >>570
ですな ゾウリムシとか入れてたら
ページを食うし 省略省略の世界なんでしょう
こっちも読みやすいし
ありがたかった。 >ありがたかった
この国語力で本当に理解出来ているとは信じがたいなw >>574
前々からageレスで書き込んでくれている人とお見受けするが
常時ageなのは何か意図があるんでしょうか
俺は密かに「良いageレスの人」とお呼びしています
(悪いageレスの人もいるのかと突っ込まれそうだが多くは語るまい) >>576
未来編で省略されているのは進化の過程を一からやり直した描写ではなく
ナメクジ絶滅の後でいきなり哺乳類が登場したことに対する説明なんだけど
ちゃんと理解してくれているのか不安を覚えないといったら嘘になるな
白土先生の作品だと、忍者武芸帳の大詰めで明智光秀の行く末が何ら語られていないのが印象的
歴史上の重要人物であろうと俺の物語では端役だという白土先生の意思を感じるぜ >>575
あなたの書き込みは言い方を変えているだけで>>570の説明にかぶせて同調しているだけですね。
ここはチラシの裏ではありません。
わかっていますか? >>573
アラバスターの猟奇的な展開は
やはり白土漫画にも影響されての
事でしょうね。 滝沢馬琴は南総里見八犬伝の終盤で因果応報を徹底させるあまり
端役に至るまで行状にふさわしい報いを与え細かに記述しているけど
あまりにも細かすぎてストーリーを損ねていると山田風太郎が評しているわね
馬琴のような人でも説明しすぎてしまうことから逃れえないと考えると
忍者武芸帳で明智日向守を捨て置いた白土先生はやはり豪胆だと思う それにしても光秀のやつめおどろいたろう。
今頃どこぞにかくれて小さくなってるだろうな。
このセリフだけで十分に面白いし広がりを感じますな。
今の日本漫画の主流はくどくど描写しなければ気が済まない病が蔓延してる気がする。 >>581
無理矢理やはりかw
どんなふうに影響されているか語れるかなw? 久しぶりに子連れ狼を読んでいるんだが
小島剛夕の手がけたショタキャラといえば大五郎がやはり代表的なのかな
サスケも描いたけど、キャラデザと下絵は白土先生だから サスケと大五郎はどっちが幸せだろうかなんてことを考えたんだが
大五郎は生きるためだけに食事をするので美味という概念を知らないと拝一刀が語ってて
幸か不幸か以前に冥府魔道やばすぎという感想しかない 白土三平先生は小島剛夕のもとに下絵を渡しにいってたという話だがその下絵はアタリ状態のものだったのかな
まさかペン入れだけを小島剛夕に頼むはずもないし…
白土先生の下絵原稿→それを元にあらたに小島剛夕が下絵を起こす…なんて二度手間はさすがにしないだろうし…
(ただし小島剛夕は『忍者武芸帳 影丸伝』その他の過去の白土作品のページのリメイク作業はこなしてた)
いやわからんけどね
漫画制作手法なんて十人十色だし >>587
大五郎って設定上は三歳児なんだが(たぶん便宜的に満年齢を使ってるんだろう)
喋らないってだけで、精神年齢は初期サスケと大差なく見えるぞ >>589
現存する白土先生の下絵から憶測するに
重要な部分はペン入れの工程を残すだけといっていいほど入念に描くけど
背景やモブキャラについては割と剛夕にお任せという感じだった?
ただ寄与の度合いがどの程度であったにせよ
それは剛夕にとって自分の絵と呼べるようなものではなかったんでしょうね >>594
その弄り飽きたわ
もっともストーカーを
毎年毎日繰り返すぐらいやから
滑っても気づいてないか
基地外は楽やなあ。 誰だかわからないsage名無しに無意味に切れる常時age男が心配w >>591
小島剛夕の手伝いなくしてカムイ伝の連載は無かったと言わしめたわけだから
白土先生の負担を少しでも軽くするための起用だったはずで
下絵の二度描きのような手間はしなかったと推測
絵についてはあらかじめかなり打ち合わせしたと言ってたもんね
してみればやはり小島剛夕に渡す時はメインキャラも簡単なアタリかデッサン程度じゃなかったのかなあ…
小島剛夕離脱後のカムイ伝もキャラが小山春夫顔になったりしてるもんねえ サスケと大五郎の不幸度を比較したついでに
服部半蔵と柳生烈堂の強さも比べてみようと思ったんだが、よくわからん たったひとつ確信を持っていえることは
槍を構えた大五郎が突進してくるのに無抵抗で刺され
「わが……孫よ……」などと言い残していった烈堂
サスケみたいな美しい子の手であの世に送ってもらえるという最高の幸運を得たのに
まったく嬉しそうではなかった半蔵
ショタコン度は烈堂>>>>>>>>>>>>>>>>>半蔵と見た 大五郎は列堂の娘の子、すなわち孫
抱きしめたくはあるが、手荒にしたくない。すなわち愛
サスケは半蔵にとってライバル猿飛の息子
何度も煮え湯を飲まされ、娘も、あれ殺されたんじゃなかったっけ?
たしか、足を斬られて身体障害者になった
むかつきこそすれ嬉しくはないだろう
それにしても半蔵は若々しいな。50代後半とは見えない まあ「我が孫よ」発言からわかるとおり、拝一刀の息子に討たれることに意味があるわけで
いかに美少年だからって大猿大助の息子や四貫目の孫に殺されても烈堂的には嬉しくないはず >>601
いや大五郎の母親は烈堂の娘ではなく、大五郎と烈堂の間に血縁はないはず
孫と呼んだのは烈堂と一刀の精神的なつながりによるものでしょう
ところで烈堂は柳生但馬守の息子で十兵衛の弟という設定なんだけど
サスケの世界に烈堂がいても大猿に太刀打ちできそうにないと思う 列堂義仙という僧がモデルらしいね
柳生但馬の4男にあたるそうな 子連れ狼の話題が出たところでスレ違い承知の上で便乗しますが
「そして - 子連れ狼 刺客の子」はもう続きが出ることはないのでしょうか
小池せンせいも亡くなったことだし >>604
但馬守の息子の柳生某、幼名は六郎
僧となって義仙と名乗り、1647年に幕府から御朱印を下されたと寛政重修諸家譜にあるね
この人のことはよくわかっていないらしいが、何にせよ十兵衛の弟なのであって
十兵衛に稽古をつけてもらうショタ烈堂(キャラデザ・白土三平、作画・小島剛夕)
お願いしやす >>605
あれの版元は小池書院だったはずですが、今どうなってるんですかね
存続しているという話は聞きませんが、倒産したとも聞かないし
原作 子連れ狼part1
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/rcomic/1312283564/
このとおり専スレがありますので、そちらのほうが情報を得られるかと
お役に立てず済みません >>607
605ですがありがとうございます
専スレがあったとは 仙人のような存在として伝説化していった白土先生と違って
小池一夫は晩年もTwitterで活躍する反面、金銭スキャンダルもあったが
その作品なかんずく子連れ狼や首斬り朝は今でも好きですね >>603
あれ、そうだったか?
子連れ狼・第1回ははるか昔に読んだのだが、強烈なシーンで・・・
母親は実父と夫の板ばさみになって自害したものと覚えていた
たしか、赤ん坊に短剣か鞠か選ばせて
赤ん坊が短剣に興味を示したら、[さすが武士の子よ]と
修羅の旅路に連れて行く
列堂は十兵衛の末弟、あいだに二人ほどいる
サスケに登場するとしたら、10歳未満の幼児
大猿と対決することはないだろう こないだ柳生十兵衛三厳のスレが芸スポかニュー即プラスか何かでたってて1の内容見たらヤバかった
酒で失敗して将軍家光をフルボッコにして12年出禁とかw >>610
大五郎の母親である薊の死が描かれるのは第1章ではなく17章の「二河白道」やね
拝一刀が帰宅すると薊が殺害されており、へその緒がついたままの大五郎が傍らで泣いている
なお表向きの下手人は主君の首を一刀に打たれたことを恨んだ生駒藩の元藩士
ただ子連れ狼は何度も映像化されているので、映画やテレビドラマで
薊が柳生烈堂の娘という設定になっているものがあるのかもしれんですね 白土作品に話を戻すと、妻を殺されたという点は大猿大助も拝一刀も共通してるんだけど
大猿は一刀と違って復讐のことはまったく考えなかったよね
と思ってサスケの1巻を読み返したら、服部半蔵の娘を殺す機会はあったにもかかわらず
飛火筒で威嚇して崖から飛び降りさせるだけで勘弁してやっていたわ
彼女が奥さんを殺した仇であることを知っていたら態度が違ったのかは謎 >>606
白土先生いなかったら、小島剛夕があんな絵柄を披露することは絶対なかったと考えると感慨深い… 子連れ狼の第1章(藩政を私しようとする国家老を江戸家老の依頼で討つ話)では
拝一刀のキャラがまだ固まっていなかったのか描写がいくらか軽い感じで
サスケ序盤の大猿大助の変装姿に似ているように見えるコマもある
いやサスケの第1部に小島剛夕は関わっていないんだけど >>614
ショタ烈堂は鬼姫を男の子にしたような感じかなあ
などと妄想してみる
寛政重修諸家譜では列堂義仙の本名を柳生某としているんだけど
この人って元服する前に出家したみたいだから幼名の六郎以外に俗名はなかったのかもね
幼いうちから寺に押し込められて退屈気味のショタ烈堂と仲良くなるサスケお願いしやす あったこれなんどけど
【歴史】 泥酔して徳川家光をメッタ打ちに!酒乱でしくじった柳生十兵衛の「謹慎生活12年」 [朝一から閉店までφ★]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1655729184/
将軍を滅多打ち何かにしたらその場で打ち首か
その後でも切腹物だと思うんだけど
家光の配慮とか? >>617
配慮してたら
12年も謹慎させてないかと。 全く根拠を示さずいきなり否定するバカw
思考停止の無思慮人間の典型だねw >>616
狼小僧を身なり良くした感じかね?
小島剛夕まんが(小池一夫の作風が色濃すぎるが)と白土作品をつなげる発想は無かったわw 永井豪の説では本当は女だった十兵衛を家光がレイプしようとしてボコボコにされた その十兵衛ってハレンチ学園の?
白土三平大好きの石川賢先生の十兵衛はバイオレンス野郎なのになw >>617
アサ芸プラスの記事にあるとおり
十兵衛本人は謹慎の理由を「さることありて」としか書き残しておらず
酒の席で家光をボコったというのはあくまでも仮説なんだけど
そう推測した根拠が「十兵衛は酒乱」以外にないのが気になるわね
とりあえず思いつく可能性は
1. 叩いたといっても実際はおでこをぺしぺしした程度だった
2. 割とガチで殴ってたが、そんなことをされても許すほど家光が十兵衛に甘かった
こんなところか >>620
サスケと仲良く遊びながら育った烈堂がそのまま芳徳寺の住職として一生を終えれば平和なんだけど
兄である十兵衛を暗殺して裏から柳生を支配し、サスケに仇を討たれそうだよね
なんでサスケが敵討ちをするのかって
たぶん十兵衛のおかげで小猿と再会できたんだろうという妄想 カムイ伝2部の柳生も酒癖悪かったな
山口音弥に酒と碁でやられてた カムイ伝第二部で木村助九郎と名乗っていた人物は何者だったんだ
ざっと過去スレを検索してみた限りでは、柳生家の誰かという説が有力な模様
候補としては宗冬、死んだはずの十兵衛、烈堂の名前も出てきてます >>625
浅沼稲次郎を刺殺した山口二矢と混ざったんだろうと思うが
音弥の姓は山口ではなく宮城やぞ >>627
ワラタ
チラ裏だが学校の先輩が浅沼稲次郎の孫(妾腹?)だったのを思い出したわ。 >>627
そうだったw
Fの山口音弥とごっちゃになった >>612
そ、そうだったのか・・
拝一刀と列堂の戦いは、岳父と娘婿の戦いと、ばっかり思い込んでいた
読んだのかなり昔だから、思い違いもあるさ
ドラマは全然見てないんだよね >>623
見事な考察です。
配慮していたら12年も謹慎させないとか、
根拠を示さない決めつけと比較したら、
断然納得です。 >>622
週刊ポストで連載中の柳生裸真剣の設定だよ
もしかしたらそっちの十兵衛のスターシステムかもしれないけど
それはともかくこれは意外と真実に迫ってるかもね
十兵衛が女だという設定はともかく、家光が無類の男色家だったのは歴史的事実
家光より三つ年下の十兵衛は家光の小姓だった
となると無理矢理犯されそうになって抵抗したって流れは有り得るんじゃないかと 十兵衛の不祥事って家光の前で陰茎を露出したとかだったら嫌だなあと思ってたんだが
むしろ乱酔した家光に一物を見せろとか迫られて思わず蹴りを入れたとかのほうが可能性としては高いのか
十兵衛が12年後まで家光に会わなかったというのも、謹慎自体は早期に解除されていたにもかかわらず
十兵衛が反省にかこつけて家光を避けていたまであるわね 漏れも酒の席にサスケきゅんを侍らせてストリップとか言いつけてみたいお 最初のサスケならしょっちゅう脱いでたから何も価値ないw
やはり最後の成長サスケに脱いでもらいたい >>629
柳生宗冬が音弥と碁を打ちながら酒を飲み過ぎてしまう話に戻ると
音弥の話を聞きながら焼魚をバリバリ食べてる宗冬がかわいいと思う >>632
じゃあ裸真剣も
12年逃げる設定になったりして。 >>635
狼小僧なんて第三部になっても平然と脱いでくれるのにな 弟に新しい肌着を買ってやりたいんじゃろ裸になるだけで5両じゃとか言われたら
涙目になりながら脱ぐのがサスケ
ワタリは涼しい顔で全裸曲芸とか披露しそうなイメージ 弟が産まれる前のサスケだったら何も考えずに全裸なるやろな >>630
まあ大詰めの「我が孫よ」がとにかく印象的だったからねえ
柳生烈堂って自分の子供たちが全滅しても頑なに養子をとろうとしなかったけど
それくらい血筋に固執していた烈堂が赤の他人を孫と呼ぶのは
それくらい一刀と大五郎が彼にとって特別な存在であることを示唆してるんだろう ところで拝一刀の剣の技量って草加竜之進と同等程度じゃないかと個人的には思ってる
つまり竜之進≒冥府魔道に行かなかった一刀 重太郎と竜之進ではどちらが上かとか気になりますな
やはり忍術の集大成のカムイと同じように、時代が後の竜之進か 拝一刀が草加竜之進と同等だとして
同田貫を失い深手を負った一刀と互角だった柳生烈堂はどうなのか
せいぜい橘玄蕃くらいかな >>644
時代が後のほうが強い理論だと柳生は連也斎>十兵衛>但馬守となるわけで
その連也斎に勝ったカムイは剣においてもトップクラスといってよさそうだけど
しかし柳生では石舟斎が最強だと思いたいですね
まあ特に根拠もなく、仮面ライダーでは1号が最強というのと同じような話っす >>646
白土世界の石舟斎はタイマンだと影丸伝で無風に敗れたし忍術の心得は薄そうなのでそこまで強いイメージない
但馬守は忍術の心得も強いが大猿には及ばなかったのでこれまた…
もちろん無風や大猿は当時の最強クラスだというのは考慮はしてるが
カムイは忍者でも剣術でもトップクラスなので指標には良いと思います ここで論じているのはあくまでも白土作品における柳生一族なんだけど
史実の話をするならば石舟斎は鈴木意伯に敗れたことがあるのよね
もっとも、それを言うとカムイも長柄一族のおっさんに殺されかけたりしているが >>647
無風道人は上泉伊勢守にすら勝っているし、単純な戦闘能力では最強かもしれんですね
しかし石舟斎が柳生最強という見方に対して「無風に敗れた」は反論たりえないのでは?
逆に柳生で無風道人に勝てそうな人っていますかね >>649
少なくとも忍術の心得に長けた息子の但馬守の方が進化してて強そうってこと
そして成長した十兵衛は幼少より忍術修行した剣豪として但馬守を凌いでそうな雰囲気があるから祖父より確実強そう
なにより単体の主人公として何作か出てるからオーラがある
これが自分の根拠ね
白土作品は後に行く方に従って技術が増えていくのを描いてるから好きなのだ 但馬守は真田剣流で黒猿に敗れたし、そこまで強そうなイメージはない >>650
言いたいことはわかるんだが、そこで無風道人がどう関係あるのかが解しかねる
柳生において石舟斎が最強という仮説を否定するのに無風道人を持ち出すって
無風にすら勝てる誰かが柳生にいて初めて意味を持つと思うんですが
それとも但馬守は無風道人よりも強いとお考えなんでしょうか
というか石舟斎が風魔小太郎と引き分ける一方で但馬守は完敗してるんだから
その時点では明確に石舟斎>但馬守だったわけだけど
後年の成長を考慮して最終的には但馬守が上としているんですかね >>652
結論の出ないものに対してそんな食い下がられても…
あなたが石舟斎が最強と思いたいのも根拠もなく1号ライダーが最強だと思いたい程度って書いてるやん
それだって僕に言わせればV3やアマゾンやXの方が強いと思ってるよ
だってそれぞれ後に出た技術だからw
あと自分はすごい勘違いしてて無風にタイマンで負けたのは上泉信綱だったwwww
でも石舟斎はあの時点では師の信綱に及ばなかった雰囲気あるから許して欲しいwww
あとで反省して忍術も学び但馬守に伝えたのかもしれん…… 始祖こそが最強とするか、後から出た方が強いとするか
まあ昭和ライダーで誰が最強かという議論においては
1号派とBLACK RX派が二大派閥という印象あるよね >>653
石舟斎と但馬守はどっちが強いかなんてのは各人の好みに任せればいいんですが
その際に無風道人を持ち出すのは論理的に不正確であると申し上げておるのですよ
論理的な瑕疵を指摘しているのに、食い下がられたなどと非難されましても
南斗六聖拳ではサウザーこそが最強と主張したときに
サウザーはケンシロウに敗れたし、そんなに強いイメージはないと口を挟む人がいたら
まるでシュウやレイならケンシロウに勝てるみたいな口ぶりじゃないかと言いたくなりませんかね つまり>>647の言っていることはそれに類するものだってわけ
石舟斎は無風道人に敗れた→だから但馬守のほうが石舟斎より強い
それ但馬守が無風道人に勝てることを証明しないと成立しませんよね? という話 >>656
いや草を生やしてる場合じゃないっすよ
「但馬守も黒猿に負けてるやんw」とか煽り返されたらどうします
なお但馬守は黒猿との戦いで片足を失っているのだが
それを言ったら重太郎だって片腕をなくしているのだし
身体欠損は弱さの証にはならないと個人的には考えてます >>653
忍者旋風では石舟斎=小太郎>但馬守だったんだけど
但馬守は後に研鑽を積んで父を越えたという解釈なのかな 大猿=黒猿>但馬守
但馬守が弱いとは決して思わんが
サスケでも真田剣流でも諜報機関の長としての側面が描かれており
純然たる戦士というよりは官僚っぽく見えるんだよね 実際の但馬守も政治家の側面が強いからね
政治的な但馬守に対して豪放磊落な剣士としての十兵衛
創作なんかで好まれる構図 但馬守は1万2500石のお殿様だもんなあ
いや十兵衛だって8300石の大身旗本ではあるんだが
大名と旗本ではやはり印象が異なるし、白土先生もそこを踏まえているように思われる 柳生においては石舟斎が最強で
その石舟斎と引き分けた風魔小太郎は剣士としてもトップクラスって
これは話が逆で、小太郎と引き分けた実績があるから石舟斎が柳生最強に見えるってことなのでは >>663
しかも上手く立ち回るどころか12年も謹慎だからなあ
『魔界転生』的な親父と折り合いの悪い豪放磊落な十兵衛キャラが作られるわけだ
白土三平先生漫画では大人十兵衛の政治的な立ち位置や主義は不明だった
大人になってからの短編では但馬守との絡みも無かったよね 忍者旋風における柳生石舟斎・但馬守父子と風魔小太郎の対決は1582年の出来事だが
史実では但馬守は当時まだ子供なのよね
まあ小池一夫の作品では子連れ狼に山田朝右衛門が登場したり
首斬り朝に丸橋忠弥が出てきたりするので、それに比べたら誤差範囲内である 史実ではまだ子供だったってのは竜震〔真田軍記より〕の真田幸村もそうで
海野能登守を討伐したとされる1581年には年齢を高めに見積もっても14歳
だから実際に討伐したのは父親の昌幸なんだけど
幸村が関与してないと楓が祖父の敵として彼を付け狙うのが不自然になるので
その辺は柔軟に設定したんでしょう
海野能登守ほどの猛将を知謀で討つショタ幸村お願いしやす >>665
まあ十兵衛が家光に12年間お目通りしなかったってだけで
謹慎自体が12年の長きに及んでいたというわけではなさそうだから
白土作品における柳生十兵衛はおおむね不羈奔放な剣客なんだけど
1960年代半ばには描写に若干の変化があり、それが顕著なのが1965年の「赤目の大事」
赤目の大事を探りに来た若者を斃した毛利玄達が「かわいそうなことをした」と悔やむのに対し
柳生陰の流れを守るためには仕方ないと冷徹な十兵衛
そこでの十兵衛は単なる剣客ではなく、柳生忍群の領袖としての側面が強調されているけど
同じ十兵衛・玄達のコンビが活躍する「寄生木」(こちらは1961年の作品)と比較すると変化がわかりやすいね どうなんだろうな?
十兵衛も機密が漏れるのを恐れてるというより
玄達が敵対勢力に身バレしたり襲われたならやむを得んと言ってるようにも見える
わりと気前良く巻物は見せてやれと言ってぎりぎりまで穏健案を出してるし冷徹って印象はそこまでは無いかな
1965年はこういう作風のほとんど終わりの時期だね
このコンビの話はもう少し読みたかった 子連れ狼で、引退した公儀隠密の爺さん婆さんに
柳生烈堂が拝一刀の抹殺を依頼しに行く話があるんだが
爺さん婆さんは大五郎を巻き添えにしたくないと戦いを放棄し
手を取り合って夜の海に入っていくのだった
これはなかなか泣かせる話なんだけど
自らの命を捨てて烈堂に義理立てするあたりが小池一夫らしいというか
大五郎の顔を見ているうちに戦意をなくしたと報告だけして家に帰ってもいいんじゃないか
白土作品の忍者、たとえば四貫目ならそうしそうだなんてことを思った >>670
十兵衛の「やむをえん、おしえてやれ」は「殺せ」とほぼ同義なので
その後の「やはり……」という玄達の独白につながるのだと思うっす >>672
まず引退済の爺さん婆さんは柳生烈堂の命令に従う義務がない
(これは命令ではなくお願いだと烈堂も低姿勢だった)
そもそも任務ではないのだから、放棄したところで制裁もない
そうはいっても逆恨みした烈堂が報復を企てるのではと思われるかもしれないが
この時点で烈堂の部下も子供たちも軒並み討ち死にしており、裏柳生は壊滅寸前
ぶっちゃけ烈堂に刺客を差し向けられたところで、拝一刀と戦うよりは生き延びやすい
詳しいことは「苦労鍬後生買い」を読んでくれい マイナー白土ショタを漁る日々…
やはり平太だろうか… 身も蓋もないことをいえば、苦労鍬の爺さん婆さんが柳生列堂に義理立てして入水するのって
拝一刀だけで手一杯なのに我々まで敵に回す余裕がおありなのですかなフフフフフとか言われて
ぐぬぬとなる烈堂を読者に見せるわけにはいかないという作劇上の都合が大きいよね
烈堂って主人公補正ならぬラスボス補正が割と大きいキャラだと思う
で、そういうラスボスの足許を見るような発言というのは
四貫目と服部半蔵あたりのやりとりならありそうじゃないかと思うわけです 白土漫画ってラスボスがしょぼくなっても気にならないもんね
ていうかラスボスが小物なのが多いし
だいたい白土漫画の主人公はラスボスよりももっと大きな社会のシステムと戦ってる人だもんね >>10
小島剛夕は地元の映画館の看板絵がキャリアの最初の仕事です
だからマンガ調の絵を描いてはいない
リアルな絵でスタート >>678
まあ柳生烈堂もストーリー上の立ち位置が大物ってだけで剣の技量は明らかに拝一刀よりも下
裏柳生の首領としても特攻作戦を繰り返すばかりで無策といわざるを得ないところがあった
草加竜之進と拝一刀が同格に見えるといっても、敵を討ち取った実績では一刀が圧倒的に上なんだが
それって柳生というか烈堂の自爆で犠牲者が増えまくったのが理由として大きいと思う
あんなラスボスがカムイ伝にいたら、カムイと竜之進だけで倒幕まで行けるんじゃないだろうか 確かに白土先生はラスボスの貫目を重視しない
というか作品がラスボスとの直接対決をクライマックスとする構造になっていない
サスケにとっては服部半蔵が最強の敵だろうけど
あれはラスボスではないし、むしろ彼を斃してからが本物の地獄だったというね 共産主義は世界の問題を個人に帰さない世界観だからね
白土さんもじわじわと考え方は変わってきていたと思うが
共産主義のトップが先導して問題を引き起こす例を山程見たから 拝一刀と柳生烈堂の最終決戦の時、日本全国に潜入していた公儀隠密が
烈堂の命令で江戸に集まり、一刀と戦って全滅するんだけど
たぶん幕府の諜報網はあれで壊滅しちゃってるよな
サスケでも服部半蔵を烈堂的なキャラにすることは可能だったはずだが
彼が改易されたという史実を作品に導入することにより
半蔵が滅んでも体制は揺らがないとしている
この辺は好対照やね だからサスケというか白土作品全般で二代目服部半蔵が失脚した設定なのは
ただ単に史実をなぞることを良しとしたものではなく
半蔵ですら体制にとっては手駒のひとつに過ぎないと示す意図があったのだと思う
しかも半蔵が公儀隠密を部下として使う立場にないとすることにより
彼自身が前線に出てきて戦う理由付けにもなるので一石二鳥やね >>685
柳生烈堂の部下に同田貫を預けてしまうような拝一刀でも
柳生断絶、公儀隠密ほぼ壊滅を達成しているので
そういうことをやらかさない竜之進にカムイをつければ幕府を倒せるはず
でも盾として使用できる大五郎が竜之進にはいないから
そこは戦力的にマイナスかな なお柳生烈堂がラスボスを務めることを大前提とする
もちろんカムイの世界には烈堂は存在しないので幕府は倒せないのだった
裏柳生って集団戦で本領を発揮することになっている割に
烈堂の子供たちは一人ずつ拝一刀に挑んで全滅したんですけど、あれは何なんだ
まさか子連れ狼の世界にも阿多棒心がいて、剣の勝負に限り
多数で一人を攻撃するような真似をすると烈堂が叱られる仕様なのか? 拝一刀は大名の切腹するときに介錯する。
すなわち処刑担当。
対する裏柳生は陰で暗躍する暗殺剣、だっけか。
列堂の息子たちが一人ずつ一刀に挑んで全滅したのは
もちろん、勝つ自信があってのことだけど
たった一人で裏柳生に挑戦してきた一刀に対する「敬意」でもあった。
なんてなw
そのほうが話が盛り上がったから。
小池一夫のご都合主義的作劇術であったw 柳生兵庫助の師が阿多棒庵で、その弟が阿多棒心
理屈の上では阿多棒心は柳生烈堂の師叔に当たるんだよな 悪の組織が一人づつ挑む批判は仮面ライダーのショッカーなどでもあったからな
ワタリでも伊賀崎6人衆が一人づつ行くな!て怒られてたな 裏柳生の忍者と剣客はショッカー軍団の戦闘員と怪人にそれぞれ対応してるのかな
カムイ外伝でもカムイと三輪三左の一騎打ちが終わった後で雑魚忍者がいっぱい現れたりして
あくまでも結果的なものとはいえ、強豪はタイマン勝負というフォーマットはありそうね >>692
話は脱線するんだが、伊賀崎六人衆のうちヨサメがまず挑戦してきたときのワタリの
笛を奏でながら「おじさん、こわいのかい?」と煽ってくる魔性の美少年っぷりは
こいつ裸に剥いて荒縄で縛りてえと思わせるレベルですわ >>690
経緯というか礼節を重んじるところは確かにあるようなんだけど
柳生烈堂の三男なんか拝一刀に刀を投げつけられて瞬殺でしたからな
複数人でかかっていれば、ああもあっさり負けることだけはなかったろうに
一方カムイだが、マシラ一族に野原で包囲されたときに犬万を使い
混乱した敵は闇雲に手裏剣を投げたもんだから、同士討ちをしたらどうすると頭領が叱責していた
忍びも強者になると、雑魚の援護は却って我が身を危険にさらすと考えて一騎打ちを好むのかも >>695
肌を傷めないように前もって縄を煮ておこう
緊縛が似合うのはワタリよりもむしろサスケだと個人的には思う 追忍が大人数でカムイを狙うことが少ないのって
抜忍狩りも予算が決まっていて、投入される人数に制限があるからじゃないかな
柳生烈堂が拝一刀との戦いで日本全国の公儀隠密を根こそぎ動員した結果
大名の監視という本来の任務ができなくなり、諜報網が破綻を来していた
再建にどれほどの歳月がかかることかと烈堂は嘆いていたけど
あんたが後先を考えずにリソースを蕩尽したからだろという感想しかない
あれは烈堂個人に権限を集中させすぎた弊害なんだろうけど
白土作品の世界ではそういうことがないよう監査役が置かれていそう >>698
サスケを大の字に寝かせて四肢を拘束するんでしたな
やっぱ手首と足首が擦れないように油とか塗ってあるんだろうか
ああいうタイプの縛りもなかなか乙なものだ >>699
白土三平先生の世界観って、特定の権力者排除→そいつと権力争いしていた別の勢力を利するだけという無常感が貫かれているからな
織田信長が倒れても豊臣秀吉には好都合
服部半蔵を倒れても柳生家にとっては好都合みたいなね
カムイ伝第二部が錦丹波に寄り添い始めたのは対立の繰り返しでは何も生み出さないという迷いから? カムイ伝第二部で錦丹波が失脚するのって少なくとも二つの角度から捉えることができて
1. 善良な代官が追放されて日置が悪人に乗っ取られた
2. 第一部で正助たちを苦しめた丹波が地位も家族も失うのは因果応報
この二つを両立させるために丹波善人化からの失脚という流れにしたのは結構すごいと思う
並の作家ならカムイあたりに丹波を片づけさせてから改めて善良な代官を赴任させるんじゃないだろうか ところで第一部の終盤で正助が舌を抜かれたのって
あれは錦丹波個人の意向ではなく、より上の判断だったと後でフォローが入ってるけど
正助が選ばれたのも指導的な立場だから狙い撃ちにされたってわけじゃなくて
たまたま彼の舌がきれいに抜けて窒息死を免れたからなのよね
権力にとって分断を発生させるための生贄役は誰でもよく
正助であるがゆえの受難ではないとするあたりが彼の英雄性を否定しているようで
作劇における白土先生の冷厳さを感じさせる 群集になぶり殺された筈の正助が生きていたのだから
赤目の師匠の再登場もあったのかもね。 もはや誰にも続きを描く権利はなくなったので好きに夢想できるのが良いね
ただし大きな歴史は変わらんけど >>701
錦丹波が百姓との協調路線に転じたら失脚してしまったので
民草の側から融和を図ったところで得られるものは少ないという話かと
それでも一揆の犠牲よりはマシっぽいので苔丸は佐渡守にも取り入るのだった でも苔丸っていざとなったら望月佐渡守の狙撃すら躊躇せずにやりそうだよね
仮に白土三平トランプを作るとしたら彼をジョーカーにしたい
カムイやワタリやサスケはエース、影丸や赤目や大猿大助はキングでお願いします >>701
宙ぶらりんで済ませたから第一部は終了できた
またまた宙ぶらりんで是としないと続編を完結させるのは無理 >>704
赤目には生きていてほしいねえ
でも第三部で師匠が再登場してカムイや五ツに合流
さらに手風やウツセまで仲間になるなんてことになったら
酒井忠清の陰謀を暴いて失脚させ、家綱に自由を保障してもらう
雲盗り暫平展開すら戦力的には可能になっちゃいそうなんだよな 五ツとかウツセとか、あんなに優秀なのが抜けちゃって公儀隠密は大丈夫なのか
他人事ながら心配になるけど、人員さえ揃っていれば人材の流出は気にしないとかなら
すごく官僚機構っぽいと思う 棒心も居るしw
まぁ(戦闘)能力がずば抜けた面々が集結しても巨大組織はいかんともし難い、というのが第一部の結論の一つではあるし。 子連れ狼の続編では忍者が将軍に成り代わろうとしてるけど
もし仮にカムイや赤目があれをやって幕府を乗っ取ったとしても
それで百姓が幸せになれるのかといったら無理そうだしなあ 結局カムイに達成可能なのは彼個人の自由であり
それは第二部でほぼ実現されているように見えるんで
(一太郎のためとはいえ夙谷に舞い戻ってくるとか豪胆すぎるだろ)
今現在のカムイが何を目的として生きているのか少し気になりますわ 白土さんがなくなってきた頃には
アイヌは10世紀頃までに北から侵入してきた
征服者って分かって来てたはずだけど
日本列島に住んでた縄文人とは違うんだよね >>715
なくなってきた頃には→なくなる少し前には >>714
いや第二部が終了した時点でアイヌは影も形も見当たらないし
外伝のカムイは少年から大人に成長していき、ただ吹き抜けていく風のような境地に到達する
それは目的を見失った状態なのかもしれないけど、カムイに焦燥があるようには感じられないのよね
エピローグに当たる「再会」が「たまにはこんな風に身を任せるのも……」という彼の独白で
その辺の心情を端的に表したものじゃないかと思うっす 第二部の筆を擱いた後の白土先生も風のように生きていたんでしょう
それは人として手本にしたい生き方ではあるんだけど
当時の白土スレは「タコ釣りやってる場合じゃねえぞ御大!」と阿鼻叫喚だった
そりゃまあ続き描いてほしいよね けど続きは書けなかったでしょ
完全な創作というより史実を重視した歴史小説みたいな話になってきてたし
そうするとカムイの役割はどんどん希薄になるし >>711
風魔三部作の大詰めで、風魔の危機に大猿大助や四貫目が駆けつけてくるのが胸熱なんだけど
いかに個人の能力が卓越していようと無益な場合があるというのは
忍者武芸帳で無風道人が即身仏になるくだりで早くも示されているのね
そう考えると風魔の大団円がむしろ例外的なのかも 美少年じゃなくなっていくカムイなんてもう見たくない!って思いは白土先生と一致した物があったようにも思う
最後になったカムイ外伝再会は君だけには読んでほしく無かったと言われた発言の真意は何だろう
君=白土オタの武田氏 >>719
まあ手塚先生の火の鳥も太陽編では火の鳥の役割が希薄になってたし
その辺は歴史を扱う大作の宿命みたいなもんなのかもね カムイ伝第二部で錦丹波の息子が記憶を失って漁師になるのって
第一部の橘一馬と微妙に印象がかぶるんだけど
ああいうのを白土先生は意図的にやってるんじゃないかという気がする
つまり、ひとつのモチーフに変奏を加えて語りなおすことによって差異を浮かび上がらせる手法 >>723
漁師、息子というと
カムイ外伝の掛け捕りを思い出す
抱き取りの清次って奴 白土さんの当時の関心からいって
カムイ伝の続きは諦めて
カムイ外伝で掛け取りみたいな話を
各地連作した方がいいのではないかと思ってた
銀河鉄道999みたいなジャーニーものにしてしまえばよかったのだ
その方が関心高いことをもう少し続けられただろう しかし外伝第二部は単行本にして20巻に及んだからなあ
白土先生としてはもう十分という判断だったんだろう >>725
銀河鉄道999みたいにするって、途中で連載が止まってしまい
白土先生とは別の人による小説を完結編として出すような展開が想像されるんですが 相当なページ数描いたと思うが読みたりんわ
とくに60年代までの絵柄のぶん 話を広げ過ぎてしまい、行き当たりばったりの後付け設定で凌ごうとするも矛盾だらけになってしまい
結局完結出来ずに放置。 >>728
まあ残念がる気持ちもわかるんだが
絵柄の変更は必然だったと個人的には思っておるよ 権藤晋の『ガロを築いた人々』を読んでたら、1960年代に政治集会へ行った帰りに
興奮冷めやらぬ知人が漫画のセリフを暗唱したという思い出話が出てきたんだが
その作品は忍者武芸帳でもカムイ伝でもなく悪魔くんだったそうな
「昔から心ある人は、病人、不具の人、年老いた人、それからさまざま不幸な人も
同じように生活できる世界を作ろうとした。キリスト、シャカ、マルクス、悪魔くん
みなそれぞれ方法は違っているが、その根本にある考えは同じだ
世界が一つになり、貧乏人や不幸のない世界を作ることは
おそかれ早かれ誰かが手をつけなければならない人類の宿題ではないか
悪魔くんはそれをやろうとしたのだ!」 白土先生の作品は共産主義の観点から論じられることが間々あるけれども
作中で直截にマルクスを礼賛しているのはむしろ水木さんのほうなんだよな
当時の水木さんは貧乏だったから資本家がみんな敵に見えてたってことかもしれんが カムイ伝でもサスケでも具体的に共産主義的な共同体を作ろうとするシーンはあるけどな
水木しげるも悪魔くんやコケカキイキイはそのような話
あと忍者組合という存在の風魔も共産思想から来たものだな
組合は現実の資本主義社会でも定着したが
しかし白土三平ものちに言ってたらしいが必ずしも共産主義だったわけではなくて
当時の最先端の思想として注目してただけだったみたいだ
党に入れて貰えなかったおかげで視野が広がった面もあるかもね
と、同時に永遠の迷いも… 岡本唐貴も最終的には党から離れたんだが
白土先生はそもそも入ってないんで、そこの違いはあるわね マルクス主義への傾倒といっても白土先生と水木さんでは微妙に観点が異なるような気がする
大雑把に言ってしまうと白土三平は差別に怒り、水木しげるは貧困を嘆いたという印象 新刊なんか出ないかなあ
電書の出てないやつとかして欲しいな…… >>722
その前の乱世編なんか
ほぼstoryに絡まないようになって行きましたしね。 くだらない内容のバックパスに草
storyって書きたかっただけw? 昔地学の先生がカムイ伝の話題をしていたが、部落差別については授業そっちのけで熱弁を振るっていたな。 寛政重修諸家譜によれば服部保正は初代半蔵の兄であり、三方ヶ原で戦死したという
一方、白土先生の風魔三部作には初代半蔵の弟として服部保正が登場し
二代目半蔵の失脚後に公儀隠密を率いることになった5名のうち1名が
保正であったと「忍者夜鷹の巻」で語られているが、これは何が出典なのか 俺の知る限りでは、かの奥瀬平七郎の『忍術 その歴史と忍者』に同じ記述がある
「忍者夜鷹の巻」が執筆されたのが1964年で、『忍術 その歴史と忍者』の刊行はその前年
してみると服部保正について白土先生は奥瀬の著作を参考にしたようなのだが >>742
俺の高校の担任も、夏休みの課題図書にカムイ伝を指定するような日共党員だった
知らないふりでカムイ外伝読んでたけど 白土先生が奥瀬平七郎をソースにしたとして、じゃあ奥瀬のソースは何だったのか
しかし白土以前、たとえば山田風太郎の甲賀忍法帖では服部半蔵関連の設定が
適当きわまりないものだったことを考えると、その辺で奥瀬は貢献してるのかも >>745
解同じゃなくて共産党なんだ
どっちでもカムイ伝は人気があったということかもしれんが 赤旗とかは白土三平先生に記事依頼とかしなかったのかね
でもあいつらインテリの手塚治虫や宮崎駿などしか相手にしなさそう… 手塚先生は松本善明の応援演説をしたこともあるし割と明白なシンパだったけど
白土先生がそこまで深く付き合っていたという話は寡聞にして知らないわね >>748
そういや赤旗には手塚先生の漫画が載ったことが何度かあったな
まあ矢口高雄の蛍雪時代も赤旗日曜版が初出だし
なお現在はますむらひろしが連載している模様 銀河鉄道の夜の四次稿を基にしたコミカライズで、もちろん猫だよ
風呂猫というところから単行本が出ている模様 ますむらひろしは赤旗での連載を漫画家としての最後の仕事にするみたいだけど
考えてみたら今年で70歳なんだよな
67歳(白土先生がカムイ伝第二部の連載を終了した年齢)を漫画家の定年にする説に従えば
そろそろ引退してもおかしくない時期ではある 赤旗日曜版は昔板井れんたろうが六助くんとか連載してた
マンガに関してはあまりイデオロギー色は感じなかったな
さすがに小林よしのりが連載することはないだろうけど ますむらひろしもガロ出身だよね
Twitterではちょくちょく白土先生に言及しており
2019年のNHKスペシャルに白土先生が出てきたときの衝撃を「神様の降臨」にたとえていたはず ガロ出身の高名な漫画家では杉浦日向子がますむらひろしと同年代だろうか
と思ったら杉浦日向子のほうが六つも年下だったわ >>750
タイガーランドですな
あくまで普通の漫画でしたがね。 杉浦日向子といえば『木造モルタルの王国』に寄せたコメントが
「ガロのエイヨーが身にしみている間は、私は元気、ダイジョーブという気がします」
というものだったが、2002年にガロの最終号が出ると杉浦先生もその3年後に世を去った
いまにして思えば切ないし、ガロ関係者の中でも楠勝平と並んで夭逝が惜しまれる人だ >>754
赤旗は小説のほうでも光瀬龍の異本西遊記とか
なかなかすぐれたものを載せることがあるという印象
あれが光瀬龍の最後の作品になったんじゃなかったっけ >760
最後のようです。
1997年 - 『しんぶん赤旗日曜版』紙上で、最後の長編小説『異本西遊記』の連載開始。翌年連載完結。1999年、角川春樹事務所より刊行。 白土三平先生、アニメ制作会社のズイヨーのロゴとか描いてあげるまで信頼してたのすごいね
間接的にアルプスの少女ハイジの面々と絡んでるのね >>761
ありがとう、異本西遊記の初出は赤旗だけど単行本は新日本出版社とかではなかったはず
と記憶していたんですが、角川春樹事務所から出たんでしたか
スレ違いの話題なのに調べていただいて恐縮です 楠勝平・杉浦日向子は悲運の天才として有名だが
水木さんの「ドブ川に死す」で語られている豊川も実は一度だけガロに読み切りが
掲載されたことがあるので、夭逝したガロ関係者といえなくもない
惜しまれることはないが 『タイガーランド』と『はばたけ!太郎丸』は毎週楽しみに読んでた
タイガーランドは新聞紙面見開き下方の横長スペースに合わせたコマ割りだったけど
太郎丸は同じスペースでも雑誌と同じコマ割りで数ページ分が横並びになってたんだよね
単行本化を考えてのことだったんだろう >>766
タイガーは和登さんがスターシステムで出てたね。 >>765
豊川はとにかく傍若無人だったようだけど、悪いことをしたわけじゃないんだよな
と思ったが、つげ義春さんを精神的に追いこんだのは割と大罪かもしれない 豊川を持て余した水木さんが彼を佐藤プロに行かせたことは
佐藤まさあき自身の回顧録によって裏付けられているんだけど
赤目プロに回そうとは考えなかったんだろうか?
と思っていたら、豊川が送りこまれたプロダクションはもうひとつあり
それはどうやら平田弘史のところらしいと水木スレに考察があった
白土先生は平田先生を協力者として雇おうとしたことすらあるのに
その平田先生のアシスタントとして使い物になるかどうかという程度の人材では
話にならんわな >>764
月刊漫画ガロ 1967年11月号
豊島雅男 不眠症 というのがそれらしい。
後、東考社の佐藤プロ絡み?の単行本にも一作描いてたっぽい(発行年不明)。
http://auctionhouse.ath.cx/photo/0000/2011/05/0010aiy/P1000142.jpg
漫画内の描写だと、根性の先生(平田氏?)がとにかく原稿を描かないためアシスタントとしてやることが無く手持ち無沙汰していたら怒られる、みたいな描写だったけどw ガロの1967年11月号には池上遼一の「禁猟区」も載ったから
水木プロの若手が肩を並べていたんやね
といっても爽やかなライバル同士などでは到底なく
つげさんをいびる豊島雅男に池上遼一がブチ切れる関係だったというが 『ドブ川に死す』以外の水木プロが出てくる漫画で、常に豊島が他人に煙を吐きまくってるのが笑える
なんだかんだで愛されてたんじゃないかw
そいや白土三平先生って水木サンやつげサンみたいに自分の話はほとんど描かなかったね
ごくまれに漫画に出てきても死神少年キムみたいな適当なキャラだし 二代目服部半蔵の改易を作品に取り入れたのは白土先生が初めてらしいという話
先行する山田風太郎の甲賀忍法帖では服部正就は公儀隠密の領袖として登場するが
せがわまさきによるコミカライズでは彼を服部正廣と差し替えている
正就の改易が有名になりすぎてしまったので、今さら大物面で出てこられても
読者が白けるばかりだという判断だろうか そういう原作からの改変例として、マジンガーZに登場するドナウα1は
アニメ版ではラインX1に名前が変わっているが
その頭脳であるローレライがライン川の妖精であることを踏まえた修正だろう
重箱の隅をつつくようなものだが、細かい点を読者や視聴者が気にして
没入感が削がれるのを防ごうと配慮する傾向は時代が下るにつれて強まるようだ
しかし白土先生に話を戻すと、半蔵の失脚がプロットとして面白いと思ったから採用したのであって
史実との整合性を重視する意図は稀薄だったんじゃないかという気もする
執筆中に何を考えていたのか知りたいが、白土先生は何も語らずに去っていった
インタビューする側も相手が白土先生じゃ気後れしちゃって根掘り葉掘り訊ねられないだろうしねえ ゴンベが種まく
カラスがほじくる
ほらしちゃなんねえゴンベエさんっと 史実のとの整合性というと、サツマイモの伝播の話などで記録上ではこうだけど実際にはもっと早くから農民の間でこっそり育てられていたのでは無いかって発想での使われ方が好きだった
史実を細かく調べて忠実に再現するよりこっちの方にリアリティを感じる いやいや
さつまいもは原産が中南米だからな
コロンブス以後の話で記録が残りすぎてる >>777
忍者武芸帳に出てきたジャガイモの話のことじゃないかな? ジャガイモ栽培の話は忍法秘話の「異変」「イシミツ」にもあったし
白土先生お気に入りのテーマだよね 風魔太郎みたいな白土三平先生がサツマイモ食べてるのは『はごろも』 じゃがいもも新大陸からで
痩せた土地で育つから最初から注目された
トマトは最初は観賞植物として欧州に入ったから
これなら知らない経路で食物として利用された妄想はあり得る 作品のリアリティを云々する上でジャガイモってやつは読者が引っかかるポイントになりがちなのかね
山田風太郎の叛旗兵では宮本武蔵と佐々木小次郎が麻雀を打っていたりするんだが
あそこまで荒唐無稽だと逆に受け入れられやすくなるんだよな 白土先生のイモ話は執筆された順に並べると
忍者武芸帳→はごろも→異変→イシミツか
はごろもは神仙のような百地三太夫も印象的だったんだが
後にワタリを読んで扱いの差に驚きましたわい スンマセン、ワシ、アホなもんでググれません。どうぞ笑ってください。 何でも人に依存する。
人に迷惑をかけることを屁とも思わないクズにありがちな思考回廊。 まあ池上遼一はビッグコミックスペリオールでトリリオンゲームを連載中なんだが
何がひどいと言って池上スレはちゃんと存在してるんだよな
そっちで質問すればよかったのに おまけに質問した奴池上スレにも書き込んでいる奴なんだよな。
最悪のカス! そういう奴は、ダメ人間のスレがあるからそちらに行って、お仲間とキズを舐めあってほしいな。 ダメ人間のスレって水木しげるのスレのことじゃないだろうな(怒 このスレでわざわざ池上について質問するクソぶりに呆れる 浦沢直樹の漫勉の池上遼一の回はおもしろかった
池上先生の絵に対するこだわりがよくわかった
荒唐無稽な話をリアルに読ませるのは絵の力なんだな 池上遼一先生のスパイダーマンは面白かった
いきなり荒唐無稽な話をリアルな絵で描いて
白土三平先生がちょうどカムイ伝の連載が終わる時期に近いね
白土三平先生も池上遼一先生も、ぎりぎり少年漫画っぽい絵柄を引きずってた頃だ >>799
よく あれを週刊マガジンで連載してたもんで
時代やなあ。 >>800
恥ずかしい書き込みしながら厚顔無恥やなあ
0785 愛蔵版名無しさん 2022/08/04 16:34:28
>>772
池上氏は今も現役でしたっけ? あのスバイダーマンのシナリオだかは平井和正が書いてなかったかな?8マンと同じような孤独なヒーローで後の小説にも通じるような。 池上遼一といえば野中英次のパロディを快く許したときに
絵柄を真似されるということは有名になった証だと白土先生の言葉を引用してるんだが
この言葉の出典がわからん。池上さんだと白土先生から直接聞いたとかもありうるよな 他人に絵柄を真似されるというのは有名になった証だ
これは池上遼一曰く白土先生の言葉だそうだが、出典を探して検索しているうちに
池上版スパイダーマンの犬丸博士は犬丸半蔵が元ネタではないかという説を見かけた >>802
一般人の死を「崩御:と言ったり、追悼を「追憶」と書く馬鹿だから
恥を知らない可能性は高そうですね。 >>803
後半から平井和正が原作担当
それまでも暗くて辛い話だったのに後半はスパイダーマンに変身すらしない話だったり… 絵柄の真似で思い出したが、矢口高雄がデビュー作の長持唄考を白土先生に見せに行って
「俺の絵には似ていない」といわれたという話
なるほど似ていると言ったのでは矢口先生のオリジナリティの否定になるので
遅咲きの新人に対する白土先生の気遣いだったのかもしれない と思って『木造モルタルの王国』所収の長持唄考を読んだら確かにあまり似ていなかった
もとより矢口先生には白土先生の猿真似をするつもりなど毛頭なかったろうが
それでもファンだから知らず知らずのうちに似てしまったかもしれないと述べたところ
大丈夫だ君自身の絵だよと白土先生が返したということか 矢口先生は手塚先生にしても白土先生にしても
似せようとして描いても個性が邪魔して決定的に似ないんだよ
でも時おり白土キャラっぽいのが出てくるんだよな
風の太郎丸とかマタギ列伝とか… ただ長持唄考の初期バージョンは女の子が白土風だと思う
白土先生ご自身の描いた少女で片眼だけ包帯というのはなかったはず
不謹慎だが欠損少女萌えの人なら一見の価値がある 書き込んでから言うのもなんだが、我ながらマジ不謹慎
東北の農家の母親は労働に追われて子供の面倒を見られないから事故につながり
嫁げなければ幸せにはなれないからと我が手で殺めることを決意するという
二重三重の桎梏を描いた重苦しい話なのに…… 包帯は思いつかんがサスケに出てきた猿彦の娘のウズメは片目が潰れて眼帯になる
エヴァンゲリオンのアスカの元ネタかとか思うくらい
矢口高雄先生と同じく白土三平先生に影響を受けた車田正美の聖闘士星矢で
キグナス氷河が終盤で包帯で巻いた片目キャラになるのは単なる偶然だろうか すがやみつるが1974年に描いた「ハチん子ジプシー」に出てくるクマは
白土先生のシートン動物記を参考にしたものだと語っていて興味深い
すがや先生が高校生の時に馴染みの貸本屋が廃業して
白土先生の「灰色熊の伝記」をもらったんだとか すがやみつるは1950年生まれだから高校生の時というと1960年代後半
水木さんのいう貸本カイメツ期のさらに後で、廃業も相次いでたんだろうねえ
ともあれ、すがや先生が参考にした灰色熊の伝記は集英社版ではなく
青林堂版であると本人が証言しているのは貴重 片目の民話は多数あり典型が「一本だたら」
たたらを踏み続け片足が壊れ
温度を見極めるため炉を見つめる目が乾燥して失明するという
若い頃はどうか知らないが
千葉に移ってからの民俗風習に関心が高い白土は知っていたはず
民俗文化的に有名な話なので
もちろんこういうことに関係なく昔は失明は多かった
藁で突いたり >>814
猿田彦、佐太大社、八咫のオロチは
製鉄と関係が深い言い伝えが多い 「風狗」の第1話、達智門に捨てられていた赤ん坊に大きな白い犬が乳を与える話
原作となった今昔物語では仏菩薩の化身だろうか、前世の契りでもあったのかと憶測した挙句
「心得難し」と放り投げているんだけど、この投げやりにも見える締めくくりは
ビッグコミック創刊号の巻頭カラーを飾った「野犬」の「犬には犬の世界があって
何人もその中に入ることは、できない」という通底するものがあり
だから白土先生はコミカライズする気になったんではないだろうかなんてことを思ったりする ただ達智門で一部始終を目撃した男が次の夜も行ってみたら
赤ん坊と犬は姿を消していたというところまでは今昔物語と同じなんだけど
白土先生の漫画はそこから独自の展開になり、男が後に成功を収めて裕福な身分となるものの
成長して盗賊となった赤子に襲撃されて射殺されるという驚愕の結末に至る
「仏菩薩の化身」「犬には犬の世界がある」という二とおりの解釈が可能なところ
前者をばっさり切り捨てているのもさることながら、読者の分身ともいうべき
傍観者的なキャラが物語の中に引きずりこまれるのが読んでて衝撃的だった 白土三平先生が最後に描いてたサスケあれ刊行されねえかなあ >>822
大先生が最後に商売っ気ぬきで奔放に描いてたイラストとか見たすぎる つげ義春さんにもそろそろ勲章をあげるべきではないかなどと考えていて
まだ受章していない人を調べてみた
白土三平、つげ義春、藤子・F・不二雄、横山光輝
矢口高雄、山岸凉子、池上遼一 白土先生がもらっていないのは当然として(失礼)
矢口先生とか実績的にも人格的にも申し分ないと思うんだが
まさか環境保全思想は左派的とかいう話なのか? >>826
おかしいですね。
「-過ぎる」と書けばいいものではない。 つげさんの叙勲は旭日小綬章とかでお茶を濁すのではなく
気前よく文化勲章にしてほしいし、藤子F先生にも追贈してほしい
なお白土先生には何もあげないものとする >>829
白土先生のところに叙勲の話を持って行っても断られるに決まってるので
その辺は日本政府も空気を読んで最初から避けるんだろうけど
つげさんがもらってないのは不思議だと個人的には思うっす
白土先生にスパゲッティおごってもらったから?
水木さんもおごってもらってるから違うか この手の勲章とか名声が確立してから与えられる印象があって、名声が確率してる人なんてどうせ既に方々から色々与えられてるじゃんとか思っちゃう
どうせならこれから楽しみな人を応援するようなものがいいよな
ってなことを以前書いたら反論貰った気がするんだけど今後が楽しみな若手に与えられてるケースもあるのかな そんなこといったって今の勲章なんか功労賞であって新人賞的なもんじゃないから
そういうが欲しいなら別に作るしかねーんじゃねえの?
ドイツでいうところの鉄十字章みたいなもんを
まーでも白土三平先生は30歳くらいで講談社児童まんが賞を受賞車するという当時でいえば最高の栄誉を受けてる
それで飛躍してるから良いと思うんだけど… >>833
それどころか若い人は名声があっても貰えないのが勲章じゃろ
藤子A先生の叙勲は74歳の年、水木さんに至っては81歳
若いうちに勲章あげて犯罪とか起こされても困るだろうしね
(年寄りなら大丈夫かというと飯塚幸三みたいな例もあるのだが) 飯塚幸三で思い出したけど、あの人は瑞宝重光章だから昔の勲二等に相当し
手塚先生の勲三等よりも格上なんだよな
いや官僚としての功績は大きかったんだろうけど
白土先生には何も上げなくていい、むしろ上げてほしくないという気分にはなるかな 小池一夫の御用牙を読んでいる
白状すると以前さいとう・たかを作品と勘違いしてたんだが、まあ影響はあるよね
その御用牙の連載開始が1970年なんだが
作画担当の神田たけ志って一斉退職事件でさいとうプロを離れたんだっけ?
だとしたら赤目プロを円満に去った小島剛夕とは対照的やね >>838
けど辞めた人も小池一夫とはうまくやってたじゃん ダーティ・松本の回想記を読んだところ
ダー松先生のさいとうプロ入社と入れ替わりで神田たけ志が出て行ったとあるので
少なくとも集団退職事件には関わっていなかったらしい
さいとう御大とはむしろ小池一夫のほうが一悶着あった模様 小島剛夕が描くカムイやサスケの手足が可憐すぎて…
白土三平先生の描くのも手塚みたいに丸っこい手足で可愛いけどね! 御用牙といえば、史実では讃岐に流された鳥居耀蔵が切腹してるんだよな
白土先生も細かいところで改変することは頻繁にあるんだけど
(たとえば忍者旋風の柳生宗矩、サスケの柳生十兵衛はいずれも史実より年嵩に描かれている)
あそこまで大胆に無視するのは小池一夫ならではというべきか 鳥居耀蔵は、明治維新で恩赦になり、明治6年、東京で死亡 維新後に東京へ帰ってきた鳥居耀蔵の話を山田風太郎が書いてるよね
御用牙では捨て台詞を残して腹を切ったものの
主人公が傍らで見ているだけなので介錯を懇願しながら死にました この世界の耀蔵は割腹したのだといえば終わる話なのかもしれないが
御用牙は前半で主人公の良き理解者たる老中・水野忠邦が死去し
悲嘆に暮れつつ酒を呷る主人公が描かれていたのに
その水野が後半で鳥居耀蔵の後ろ盾として再登場したりするので
もはや作中における整合性すら放棄されているのだった
まあカムイ伝も第一部と第二部で年代が微妙にずれていたりするが…… なまじカムイ伝や忍者武芸帳といった有名どころが電書で簡単に入手できるものだから
今さら全集を出すメリットが薄いんだろう 講談社の手塚治虫全集も真の意味での全集からは程遠いんだが
「ながい窖」なんかまで収録した本物の全集を出す動きがあるとは聞かない
手塚先生ですら望み薄なのだから、ましてや白土先生では 手塚治虫は膨大すぎるうえに決定稿はどれかという問題があるからなぁ 小学館クリエイティブが出してたやつの電書化しないのはなぜ!?
A先生のやつとかはしてたのに〜 そう考えると水木しげる全集はよくがんばったものだという感想
太郎稲荷を無断で収録して星新一の遺族を怒らせたあたり
がんばりすぎのきらいもあったが 逆に考えると、明らかに取りこぼしがあっても全集を名乗ることが許されるんだから
いま小学館が電書化している分だけで白土三平全集と見なしていいんじゃね?
と思ったが、さすがに小学館クリエイティブの分が多すぎて不自然か >>851
野坂昭如原作のは許可取ったんだろうねえ
野坂が生きてるうちにその巻は出版して
その巻の解説は野坂自身が書いてるわけだから >>850>>852
貸本は著作権売り切りになってるのが多いんじゃないのかな
小学館クリエイティブもようやく出版させてもらってるだけとかね 星家は未だに公式サイトから太郎稲荷の一件を消しておらず
許してやるけど忘れはしないという意思を感じる
怒りの矛先が向いてるのは水木さんというより講談社だろうけど >>854
白土先生自身も初期作品の復刊に熱心だったようには見えないし
現状でもむしろ小学館はよくやったというべきかねえ 学生が誰も萩尾望都を読んでいないと上智大の先生がツイートしてるのを見かけたんだが
漫画家の全集を出しづらい御時世だってのは認めざるを得ないわね 白土三平を読んでない世代が現れてるわけか…
わいらの頃は学校にあったもんな 手塚先生が光文社の社長にサスケの連載打ち切りを要求したら
読者アンケートではサスケが1位だからと断られたとかいう話
この社長ってのは神吉晴夫なのかね?
竹熊健太郎によると神吉は徹底した能力主義の人だったそうだが 光文社の桑田記者だったっけ?のちに虫プロとか赤塚プロとか行く人
徹底してサスケを守ったみたいね 手塚先生のサスケ打ち切り要求を検索してたら
出所とおぼしきツイートが見つかったんだが、その人ネトウヨでした
まあネトウヨなのはいいんだが、根拠の定かでない話を安易に拡散する癖のある人らしく
手塚先生がサスケを打ち切らせようとして失敗したってのもそのひとつなんだな ネトウヨは白土三平先生とかそのへん憎んでるからなあ サスケがアンケート一位なら
手塚が嫉妬してろくでもないこと言った可能性は十分にある
石ノ森にも直接謝罪してる 1960年代に豪華版の手塚全集を光文社から出す計画があったが
虫プロの経営危機が報道されたせいで頓挫してしまったと野口勲が証言しているので
神吉晴夫が手塚先生ですら切り捨てる冷徹さのある人物だったのは確かなんだろう
しかし、いくら手塚先生でも神吉社長のところに直談判しに行くものだろうか
そういう出来事があったとして相手は桑田裕だったんじゃないかって気がするぜ >>864
ジュン事件の時はCOMの編集部に自分で電話して打ち切りを命じたそうだからね手塚先生
サスケに関しても「かわいい子供に殺し合いをさせるとか許せません」程度はいいそう
そして「それが読者に大人気なんですよ」と桑田裕にデータを見せられて引き下がると
うしおそうじの実弟である鷺巣政安によると
「手塚さんが一番怖がっていたのが桑田さん」だそうだから
具体的な数字で反論されたら黙らざるを得なかったんじゃないか かわいい子供同士の殺し合いって、それくらい手塚先生も描いてなかったっけ
と思ったが、サスケvs鬼姫みたいなのは(少なくとも当時は)なかったかもしれん
漫画における殺し合いと性行為の描写は表裏一体だと考えると
サスケと鬼姫のそれは結構やばい感じだわね サスケは全編から性を感じる
アニメのオープニングの「サスケ、お前を斬る!」ってナレーションにも何かドキドキしてた サスケの内容がけしからんと手塚先生が言ったのが本当だとして
その程度の意見を述べる自由はあるだろうと思う
ジュン事件の時は手塚先生が虫プロの社長であり
単なる意見ではなく命令なので性質が異なるけど
しかしジュンは実際には打ち切られていないので
手塚先生の命令があってもCOMの編集部は動かなかったってことよね
「先生が頭を冷ますまで放っとけ」とか山崎邦保がいったんだろうか 桑田裕といえば光文社から虫プロに迎え入れられて役員となり
光文社が商標登録していた鉄腕アトムを虫プロが自由に使えるよう取り計らったというね
また長井勝一を助けようとする白土先生の心を汲んで
サスケの最初の単行本を光文社ではなく青林堂から出せるようにしたそうだけど
光文社が絶好調だった時期とはいえ懐の広い傑物やね >>869
「少年」連載時の扉絵に描かれたサスケと鬼姫の対決では
なぜか二人とも全裸だったりするよね
(もちろん本編にそんな場面はない) >>872
とある編集者がジュンをモーツァルトの音楽になぞらえて褒めたところ
激昂した手塚先生がその場でCOMの編集部に電話して連載の打ち切りを命じた
という中村一彦の証言が週刊読書人の2018年3月16日号(3231号)に載ってるよ
石ノ森章太郎は読者経由で手塚先生の暴言を知ったのかもしれないが >>870
石森氏が「連載辞めます」と言った直後に
素早く手塚先生が謝罪に行ったんでしょうな
でないと何か月かはCOMに載らなかったはず。 クラシックに造詣が深い手塚先生の前でモーツァルトを引き合いに出すとは無謀
というか「編集者が」「石ノ森章太郎を」「モーツァルトに」なぞらえるって
手塚先生の地雷を3連発で踏み抜いていませんかね
一方1965年に札幌雪まつりで山岸凉子が手塚先生に会ったとき
白土三平ファンの山岸先生はその話をしたそうだけど
手塚先生は気分を害したりはしなかった模様
白土作品は面白いと読者がいう分には素直に受け入れるんだろう >>877
>>872
手塚さんはあるとき、ファンから「石ノ森さんの作品も好きだ」という手紙をもらったのです。それに対し「石ノ森の『ジュン』など、漫画ではない」という内容をそのファンに返信してしまった。それを伝え聞いた石ノ森さんは「連載をやめる」と出版社に言いだし、最終的に手塚さんが石ノ森さん宅まで「悪かった」と謝りに行きました。 >素早く手塚先生が謝罪に行ったんでしょうな
語彙力の無さに笑えるwww
素早くw
即座にくらい使えよw >>878
そのファンが石ノ森先生にチクったということなんだろうかね 札幌雪まつりで山岸凉子から白土先生の話を聞いた手塚先生は
その場でブチ切れはしなかったものの、後に書いたエッセイで
漫画は子供のものなのに白土氏は高校生や大学生に喜ばれる作品を
描くようになってしまっているなどと嘆いているのよね
手塚先生のいう「高校生」とは山岸先生のことだと半世紀後に判明するのだった 手塚治虫は外面は良いからなあ
山岸凉子先生が言ってもニコニコして聞いてたのだろう
でも内心では白土三平先生への嫉妬心で… まあ初対面の女子高生が「カムイ伝読んでます」といっただけでブチ切れたらガチの異常者ですから
いかに手塚先生が邪神でも、そこまでの暴虐はやらかさない クソミソにけなしてた女流漫画家が訪ねてきた時も、ニコニコして作品を褒めてたもんな手塚治虫は
もっとも、お母さん同伴で訪ねてきた後輩相手に、本音でこきおろすのも人間としておかしいけどw >>878
一方、中村一彦によると
先生がまんがを執筆している間、私ともう一人の待機中の編集者が虫プロ商事発行の
『COM』の廻し読みをしていた。その中で石森章太郎(当時のペンネームです)の
連載まんが「ジュン」は異彩を放っていた。全編セリフはほとんどなし、
絵とコマ割だけのサイレントの世界の、抒情的な作品だった。そのヒトコマに
朝日を浴びた水滴が葉の表をコロコロと転がって地面に落ちるシーンがあった。
待機中の編集者は、このヒトコマを気に入って、
「いいねえ、モーツァルトの音楽のようだ」とほめちぎった。
と、それ迄静かにペンを走らせていた先生が烈火の如く怒って、
「何がモーツァルトの音楽みたいだ、セリフのないまんがなんか、
まんがではない、あんなのまんがじゃない」と言ったかと思うと、
卓上の黒電話をひっつかんで『COM』編集部へ電話して編集長を呼び出し、
「ジュン」の連載を即刻中止せよと命令した。私たち二人はあっけに取られ、
まずい事になったなと顔を見合わせたものである。 無茶苦茶だなあw
寝不足は本当にいかんよな
白土三平先生は睡眠もきっちりとって釣りとかする暇もあったから後輩に優しかったな そもそも手塚先生は石ノ森章太郎を実力不足と見なしていたようで
講談社児童まんが賞をあげるのも渋ったのよね
他にいないし巨人の星よりはましだという理由で受賞が決まったそうだが
毛利甚八によると白土先生のほうが石ノ森先生に好意的だったとのこと >>886
編集者が立ち入りを禁じられている中村橋の仕事場に野口勲が押しかけてきたとき
手塚先生は咎めずに火の鳥の原稿を完成させて渡したが、それが前例となって
以降は他の編集者も中村橋にやってくるようになってしまったそうな
実は手塚先生は前日に野口氏を罵倒するというパワハラをやらかしており
その負い目から強い態度に出られなかったらしいんだけど
感情を爆発させて後から後悔する癖があるみたいね
やはり睡眠不足のせいだったんだろうか 躁鬱とか言いたがるのはきっと自分がそのような病の持ち主なんだろうね。
5ちゃんなんかやっている場合じゃないだろ。 【悲報】無知な無職童貞ハゲ中年自分の馬鹿ぶりを告白w >>895の普通の書き込みに嫌がらせのレスをするクソ荒らしw >>895
最後のころに描いた絵に
「サスケ」と手書きで描かれてる絵を見たことがある。
だから、おそらく誰かの依頼に応じて描いたものじゃないかな。
怪我のせいか、指が震えてうまく描けてないようなのが痛々しい。 自分で軽トラを運転していて崖から落ち3カ月も入院したという事故やね
その事故で漫画の続きは無理になったと白土先生はインタビューに答えており
ストーリー担当が絵を描けなくても作業に支障はないのではと思ったが
最後の最後までネームと下絵は自分でやっていたんだろうねえ カムイを描いてくださいと白土先生に色紙を差し出したら
さらさらとサスケを描いてくださったというツイートを見たことがあるが
そんなにサスケ好きだったんかいというのはさておき、頼まれれば快く応じていた模様 高野慎三も青林堂入社前に友人と連れ立って赤目プロを訪ねたところ
白土先生が色紙に四貫目とサスケを描いてくれたと回想している
石森プロでは永井豪がサインを代筆していたそうだが白土先生は余裕ありそう
練馬の大根畑のど真ん中にある赤目プロは訪れるファンも稀だったのかもしれん >大根畑のど真ん中・・・
って、赤目プロは農家を買い取り、あるいは借りて設立してたの? 聞くところによると、古ぼけた木造アパートだったそうだよ わかってんのかよw
大泉みたいだったんじゃないの? >>910
練馬区春日町で石神井川氾濫で浸水だから
旧豊島園の西側の石神井川沿いでしょう
こんなところにもう畑はない
もともと今でいう練馬区の生まれなんだよね
当時は豊多摩郡 >>911
練馬区は1970年代に何度か洪水に遭ってるみたいだね。
グーグルマップで、豊島園の南に(株)赤目プロダクションを発見!
しかし、ストリートビューで探したが見つからず。
周辺は高級(?)住宅街に変貌してる模様。
大根畑のど真ん中にあった赤目プロを見たかった。 >>912
ここだと向山だし(町名が分割されて変わった可能性はあるけど)
大雨で浸水もしない
当時はもっと石神井川が浅かった
春日町で浸水だから石神井川と環八の間だと思うよ
ここは後で会社を移転したんじゃないかな
https://user.numazu-ct.ac.jp/~tsato/webmap/map/lmap.html?ll=35.735623,139.651658&z=17&data=history&t=gsiortusa10
で当時の雰囲気はわかると思う
時代を切り替えてみて >>913
サンクス
60年代70年代80年代と順調に畑が減って住宅が増えていくね 国土地理院地図の自分で作る色別標高図使えば
どの辺りが低いかも分かる >>912
いまの(株)赤目プロダクションは何をしているのだろう? ググってみた。
>株式会社赤目プロダクション、通称「赤目プロ」は白土三平作品を制作、
>宣伝するための組織である。
いまでもその活動してるのかね?
外観の写真を見ると二階建ての豪邸のように見えるが、
企業というより個人の住宅のように見える。 ちばてつやのところも解散済らしいけど
(ちば先生が入院している間に奥さんが独断でやったとか)
別にプロダクションがなくても著作権の管理はできるもんね >>918
俺もググってみた
虫プロダクション、ちばてつやプロダクションも練馬区なんだね
案外仲良かったんじゃないかなw 会社あると節税になる
所得税、相続税
会社持ってないって作家はいないと思う 確か諸星大二郎は持っていないはず
法人化すれば節税になると人から勧められても耳を貸さないと高橋葉介が証言していた >>923
初期のサラリーマンものの主人公が
汗をかきながら札束満載のアタッシュケースを運ぶ絵が浮かんだ 制作スタジオとしての赤目プロは解散してるけど会社としての赤目プロは存続してるでしょ
出版物とかにも名前あるし登記もそのまま 南波健二がTwitterやってることを知ったんだが
「1965(昭和40)年、私はあにまるプロなるものを小島剛夕、白土三平、
江波じょうじ先生の4人で東京・武蔵小金井に事務所を持っていました」
とツイートしている。あにまるプロとはなんぞや
ただし「白土先生は仕事をせず、鉄砲ばかり撃って野鳩を捕まえては、
アシスタントに毛をむしらせ調理して、我々にごちそうしてくれました」
とのこと 「これがまたとびきりうまく韓国風のタレを自分で作り、
焼肉味にしてふるまってくれたのでした。ただ、事務所の大家さんには
こっぴどく怒られこんなところで銃なんか撃っちゃいけないと言われ、
ペコペコ謝っていました。因に当時江波じょうじ氏はとなりに住み、
小島剛夕氏は向かいに住んでいました」
南波健二や江波譲二に鳩料理を振る舞う白土先生 >>926
1965年だとサスケ、ワタリ、カムイ伝、カムイ外伝の頃
ガロも作ったばかり
仕事してないなんて信じられないな
ちょっと記憶の時期がズレてるのでは 「あにまるプロとしての仕事はしていなかった」という意味だろうと思うんだが
四誌同時連載で月に何百ページも描く激務なのに後輩に鳩料理を作ってやるとか
余裕あったんだな白土先生 4人で事務所を持っていたってことは白土先生も家賃の一部を負担してたんだろうけど
それって自分もプロダクションに参加するという口実で支援していたことになるのでは >>921
手塚プロダクションも、虫プロから徒歩10分の距離だと動画でいってた。
地図を見れば赤目プロは徒歩30分くらいの距離。
漫画界の双璧とうたわれた二人が同じ練馬区に住んでいたとは感慨深い。
散歩がてらに遊びに行ける距離だから、、、
いやでも二人とも多忙だから遊びには行かなかっただろうが。 >>927
都内で鉄砲を撃って、警察沙汰にならなかったのか?
銃刀法違反とかなんとか。
50年前、昭和の時代はまだおおらかな時代だったのか? トキワ荘だって同じ西武池袋線沿線だよね
赤塚のフジオプロだって椎名町駅から歩けるし >>932
狩猟用空気銃ってやつだと思う
それでも1965年が確かなら規制されたばかりだが
おおらかだったのは本当で1950年代くらいだと
日活は撮影で拳銃を使うために警官に拳銃借りることがあった
申請も何もせずその場で
当時は世界的に銃に対しておおらかで
それは戦場から拳銃持ち帰った人が多かった事もある
特に敵の拳銃が戦利品的に人気があった 警官が足りないってんでヤクザもんみたいなもんを動員して
銃と警察権を与えたりしてたくらいだもんな
岡っ引とかアメリカの保安官助手状態だよまったく >>928
確かに多忙を極めていた時期の白土先生が赤目プロ以外での仕事に関わったとは考えづらい
しかし、あにまるプロでは最初から漫画を描くつもりがなく事務所の家賃を一部負担しただけだとすれば
1965年は水木さんのいう貸本カイメツ期に当たるので
困難な情勢下で新しいプロダクションを立ち上げて
活路を切り開こうとしている仲間を支援したということなら辻褄が合いそう 2017年にあった南波健二トークライブのレポート
https://mediag.bunka.go.jp/article/nanba2017-5356/
「原稿保存に関しては、出版社から必ず原稿の返却を要求していた白土三平の姿を見て、
自分もなるべく返却を求めたおかげで多くの原稿が紛失されずにすんだため、
白土には感謝している」とのこと 白土三平先生はそんな感じで現代漫画文化の父みたいな人なのに、なんか忘れられた作家扱いされてるの悔しいよね 南波健二の講演で言及された「劇画家と読者の集い」って
白土先生や水木さんが参加し、手塚先生もオブザーバーとして参加したそうだけど
水木さんが「貸本末期の紳士たち」で回想しているのと同じイベントかな?
つげ義春さんが出てこないから違うのか 劇画家と読者の集いに手塚治虫が来るって
どう見ても敵情視察です本当にありがとうございました その「どう見ても何々です、ありがとうございました」っていうの
Twitterでもよく見るけれど
不快だからやめてほしいなあ 手塚先生は劇画を敵視していたという誤解があるようだが
あの人は漫画に対しても(というかトキワ荘の仲間に対しても)容赦しないぞ >>941
元ネタになった2ちゃんねるの書き込みって20年近く前のはずだが
未だにTwitterで使うやつがいるとは >>941
どう見てもコピペです本当にありがとうございますた 「マジレスすると、鼠の足音かもしれない。森にいたし」
「鼠か…そんなにビビるほどのアレじゃないが、蛙の化け物もいたんだから、普通の鼠じゃないかもしれないな」
「人面犬ならぬ、人面鼠だったけど」
「どう見ても普通の鼠じゃありません。本当にありがとうございました」(24話/摘香・黒女
藍良:「スプーン曲げができるんだ!」と言ってスプーンを曲げて見せてくれたヒロくん。どう見ても腕力です本当にありがとうございました。
結局抜いたんで撮影して長さを自慢したかったけど、どう見ても陰○です。本当にありがとうございました。
全部合わせて80連でピックアップ2個
どう見ても下ぶれです本当にありがとうございました
どう見ても精子です。
本当にありがとうございました。
なんか足痛痒…と思って見たら水疱
どう見ても小水疱型水虫です本当にありがとうございました\(^o^)/ そういう読者との交流会に集まった漫画家たちって水木さんの回想記では
神仙めいたオーラを漂わせる白土先生、にこにこと恵比寿顔の手塚先生
家財道具や衣服をあらかた質入れしちゃって浮かない顔の水木さん
そろそろ漫画家を廃業しようかと悩むつげ義春さんという感じで描かれてるので
劇画だろうと漫画だろうと手塚先生はファンの前では笑顔だったんじゃないかと ところがその手塚もファンが
「手塚先生も忍者ものを描かないんですか?」と言うと… 手塚先生の時代物といえば「どろろ」が白土&水木に対抗したものなのは有名だけど
「ハトよ天まで」もそこそこ白土っぽさを漂わせている
と思ったら、あれはむしろ松谷みよ子の影響が大きいのか
白土先生も1950年代に瀬川拓男・松谷みよ子夫妻とシェアハウスで暮らしてたんだよね >>948
おれは猿飛だ!
>真田幸村に仕えたとされる真田十勇士の一人、猿飛佐助の活躍を描く。
>破天荒で荒唐無稽な忍術や妖術を満載したナンセンス・ギャグ漫画。
>「まんが王」1960年1月号~1961年2月号にかけて連載された。
チラッと試し読みを読んだけど、いわゆる忍者ものじゃなくて
昔いた杉浦なんとか式の、空を飛んだり
動物やなんかに化ける、荒唐無稽の忍術使いだ。
杉浦なんとかのはつまらんかったけど、手塚のはバカバカしいけど面白い。 ギャグではないやろ
侍に家族を殺された農民達が結集して抗う話のようだ
どろろ風味だね 基本ギャグなんだが結末は案外シリアスで、大坂夏の陣で豊臣が滅びつつある中
すでに帰農していた猿飛佐助は真田大助の身を案じて戦場に馳せ参じようとするも
身籠もっている奥さんに諭されて断念するんだよな >>951
忍者の描写としては1959年に東映動画が公開した「少年猿飛佐助」に近いものがあると思う あれは尊敬する杉浦茂みたいなの描けないかと思って挑戦した作品だと手塚自身が言ってる
でも杉浦茂みたいに徹頭徹尾ナンセンスなのは手塚には描けないし
気を抜くとすぐシリアスな話にしちゃう
白土三平先生の忍者武芸帳影丸伝の影響もみられるし >>947
「手塚先生も(横山光輝先生の後追いをして白土先生みたいにかっこいい)忍者ものを描かないんですか?」
そりゃキレるわな 1957年に寺田ヒロオが「スポーツマン佐助」を発表してるけど
白土・横山流とでもいうべき忍者漫画の新しい流れに対して
もう一方の側に手塚先生やテラさんがいるという感じだ ところで手塚先生の描く猿飛佐助もかわいいんだが
さすがにサスケのエロさには負けると思うっす 俺がうんと幼少のころに、杉浦茂という漫画家がいて
首が蛇みたいに伸びてしゃべったり、雲に乗って空を飛んだり
そういうありえない忍術観。
ナンセンスギャグというものも理解できなくて、ふざけてると思ってた。
白土のリアルな忍者マンガが登場し、杉浦マンガを駆逐していくようでうれしかった。
スピード感ある動き、臨場感ある戦い、
次々と死んでいく命、はかないけど生きてるときは精一杯生きてる躍動感・・・
今は、白土にも騙されたとわかってるけど、楽しめたから感謝している。 >>952
どろろ風味というか忍者武芸帳っぽいところがある
真田十勇士の解釈とかに
わずかに遅れて発表された真田剣流のほうが
十勇士の描写はむしろオーソドックスだというね >>949
ハトよ天までは
佐々木小次郎が良い味出してた。 手塚先生の猿飛佐助が同時期の白土作品とどう相互に影響し合ったのか気になるけど
講談社の手塚全集に収録されているやつは後から大幅に描き直されているようで
資料としては使いづらいのよね
忍法スターウォーズとかふざけんじゃねえとAmazonで星一つをつけられてて笑った
1960年当時の作品を正しく知りたいと思って鈴木出版の選集を探したら
状態の悪いのでも1万円すると知って断念 >>959
デザインとしちゃあ狼小僧に似てるよな
やはり白土先生の勝ちだが… なお露出度はサスケよりも手塚猿飛(最終話に至るまで基本的に上半身裸)のほうが高い模様 鉄腕アトムじゃあるまいし猿飛がなぜ短パン一丁なんだと突っ込みたいが
あれがナンセンスコメディであることを示す符号みたいなものなんだろう
その割には嫁さんとのささやかな幸福のために真田大助を見捨てるという苦い結末をぶっ込んでくるが >>966
狼小僧は着衣でもエロいので別に脱いでくれなくてもいいよねと思ってたところへ
あの高レベルなヌードを見せられるとか予想は裏切り期待は裏切らぬ展開 狼小僧の佐助は同年代の女の子に笑われて初めて前を隠して恥ずかしがってたけどそれが恥ずかしいってなんで分かったんだって謎だったw
「それに裸だし」とは言われたけどちんちん丸出しなのは指摘されてないぞ
アダムとイブみたいに知恵の実でも食ったんかと思った きのこ姫っぽい子が薪を採りに来て狼小僧を笑うんだっけ
言葉では指摘されなかったけど視線に反応して身体が動いたとか?
それだと女の子は狼小僧の股間をガン見していたことになるのだが 杉浦茂は日本の現代漫画史上、手塚と共に最重要な原初の二人
古事記に例えれば、主な活動期間が戦中までの漫画家が別天神として
戦後の漫画の方向性に大きな影響を与えた手塚・杉浦がイザナギ・イザナミ
そしてその子たる多くの漫画家が天津神達
さしずめ白土さんはスサノオ それに裸だし
それに裸だし
それに裸だし
(;゚∀゚)=3ハァハァ (;゚∀゚)=3ハァハァ >>971
でも杉浦氏は手塚先生に
きつい言い方をされてたで。 >>969
ベココ谷の巻で美しい裸身を堂々とさらしていたのを見るに
裸を見られても笑われない限りは恥ずかしくないようだ サスケをお座敷で裸に剥いて体中に油を塗りたくり
良い眺めじゃのう恥ずかしがっておらんで舞の一つもして見せいグフフとか言ってみたい >>968
あんな扇情的なヌードは考えられんよな
白土先生どうしたんだ… >>973
それで手塚を褒めているつもりなのかw
逆におまえの話は手塚の心の狭さを印象付けているw 技が鈍ったとはいえ優秀な忍者であるサスケに
弟にひもじい思いをさせたくないんじゃろう言うことを聞けば一晩で5両じゃ
などと言って尊厳と貞操を金で買おうとする醜悪な金持ちの役をやりたいお >>973
出典は?
>>955は手塚は杉浦茂を尊敬していたと書いている
これも出典は分からないけど、真逆な話だな
実際のところ手塚作品には杉浦リスペクトを感じる表現が多々あるんだよね
赤塚や藤子に至ってはかなりストレートに杉浦っぽいの描いてる 手塚の杉浦茂リスペクトは手塚のエッセイ読めば載ってるよ
もっとも手塚は外面良いからエッセイが本心かどうか知らんけど
でも影響を受けた数々の作品が雄弁に語ってる
赤塚なんかはレレレのおじさんだけじゃなくて自分の雑誌に杉浦茂の連載を頼んでるし
宮崎駿も杉浦茂リスペクトで息子に猿飛佐助のアニメ化させてるくらい 杉浦茂を嫌いな人なんていないと思う
せいぜい敬して遠ざけるくらだろう >>972
かわいい女の子が美少年のちんちんを笑顔で観察してるとか
すごく心温まる漫画だ >>978
ネガティブな書き込みをすることがファンとして許されないとは思わんが
くだんの御仁は基本的に言葉が足らないんだよな
他山の石としたい もうちょっと「おれは猿飛だ!」の話をすると
忍術はライセンスを所持していないと使えないという設定になっており
忍術といっても実質的には法術に近いんだよね
その辺で白土作品とは一線を画していると思う 創作作品では江戸の読本以来、法術妖術を駆使する忍者の姿こそ伝統的と言えるんだろうけどね
ところでコミックパークがなくなってしまう
杉浦茂や赤塚不二夫はここで買いまくったけどなあ
駆け込みで更に買っておくか悩ましい むしろ先が長くないからこそ冥土の土産に買っておくという考え方もあるぞ >>988
白土・横山流が一世を風靡して以来そっちが忍者漫画の典型ということになったんかね
もちろん創作における忍術と法術は厳密に切り分けられるものではなく
天足とか木の葉火輪とか原理不明なやつは実質的に法術といってもよさそうなんだが いや天足の術は巨大な凧で吊り上げていると考えていいのか?
とにかく技術的な解説がきちんとなされている忍術と、原理不明な法術じみたやつを
作中で違和感なく同居させられるのは作家の技量が優れているということであって
それができなければ最初からすべて法術に寄せてしまうのが得策っぽい >>981
矢口先生の「僕の手塚治虫先生」から
もっとも、これは逆に杉浦氏が若き天才に
脅威を感じた為の発言に見受けかれるが。 >>996
「きつい言い方をされてた」は受け身ではなく尊敬で
杉浦茂が手塚治虫に対して批判的だったという意味だったのか……
なお矢口高雄の回想記の題名は正しくは『ボクの手塚治虫』であり先生はつかない
古谷三敏の『ボクの手塚治虫せんせい』と混同しているのではないだろうか 1000なら赤目プロに導入されたAIがカムイ伝第三部の執筆を始めるが
なぜか二次創作界隈の諸作品もディープラーニングしてしまって
主人公の見た目年齢と頭身が下がりつつご都合主義的に頻繁に衣服がはだけるようになってしまう このスレッドは1000を超えました。
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