451の続きです
竹宮妹さんによる「ノンタンパートナー説」について補足
『竹宮恵子・萩尾望都 少女マンガ家になれる本』(1980年二見書房)の表紙には
「13人の一流少女マンガ家がそれぞれの体験からあなたにするどくアドバイス!」と書かれています
13人のお名前は、伊藤愛子・岡田史子・木原敏江・竹宮恵子・立原あゆみ・たらさわみち・
土田よしこ・萩尾望都・みつはしちかこ・増山法恵・森川久美・和田慎二・わたなべまさこ

この中でただ一人、自分の名前で作品を発表したことのない増山さんが
第一章技術編「第一線少女マンガ家座談会〜マンガはこうしてつくられる〜」に
竹宮恵子・増山法恵・たらさわみち・伊藤愛子の4人の写真入りで
「プロがあかす、アイデアから仕上げまでの全工程」で語るのは不自然。
ただ、当時、「竹宮恵子」と「増山法恵」はセットであるとの共通認識があったのなら
不自然ではありません。

竹宮さんの作品には増山さんの関与抜きに成立しなかったものがあり
「風木」もそのひとつだとしたら、善とか悪とかの判断は抜きに
ひとつの事実として後世に残すべきではないかと思います