>>376
86年に出た新書館版(ペーパームーンコミックス)の「カノン」は竹宮惠子単独名義、88年の同シリーズからの「変奏曲」で原作/増山のりえがクレジットされた
「カノン」でのあとがきは二人の合作と思われるけど、「変奏曲」ではそれぞれで書いている

竹宮さんのあとがきで

(前略)本来彼女は文章を書くより口頭で伝えることに意欲的ですし、またそのほうが、やり彼女らしいセンスも出ますので、私と組んでやったような形でストーリーを構成する仕事が向いているでしょう。(中略)彼女の才能を使えるな、と思う人がいたら、ぜひ交渉してみて頂きたいと願っています。小説を書いているけど構成力に自信がない人、漫画家になりたいけど、話づくりがダメな人、彼女の言葉にのせられて、天才になってみたくはありませんか。/彼女って、そういうことが得意な人なんですよ。

という文章が、今読むとなかなか味わいがあるなー