マツコは、偶然に出会った東京芸術大学大学院の学生だという男性と、建築について熱いトークで盛り上がる。

マツコは、ここぞとばかりにザハさんの一連の騒動を取り上げて「ザハ・ハディドのことが悪者みたいになってるでしょ? あれは本当に失礼な話だよね!」と声をあげた。
ザハさんは2020年の東京五輪をめぐる新国立競技場のデザイナーとして招かれるも、後に総工費の問題などでコンペ案の採用が白紙撤回された。

亡くなったザハさんを想ってか、マツコは口調を激しく「日本にザハの(建築)ってないのよ! あれがあったら、後世まで名物になっていたと思うよ。あれは失礼なことをしたよね! あんな名建築家に何をしてくれる!? っていう…」と不満を吐き続けた。

マツコは「良かった! これを言えて」と、以前より主張したかったことのようで満足げ。
ザハ案は当時、総工費の観点からメディアが大いに問題視していたが、マツコは「『金満主義女装』って叩かれるかもしれないけど。
お金の面とかもあるけど、それを除いたら、1個あったら、日本のシンボルになった物だったわよ。以上!」と、ザハ案を白紙撤回した行政に対しての不満を締めくくっていた。


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建設費は、2012年のコンペ時点が1300億円(文科省側は「お金がかかりすぎないかについても評価していただく」と求めていたという)で、JSCは日本の既存大型スタジアムの総工費を参考としたという。
一方、森喜朗(東京大会組織委会長)も意識したシンガポール・ナショナルスタジアムの、約1090億円を参考にしたのではとの推測もある。
最大時には3000億円超の膨張が判明した(ザハ案)。将来の解体までのライフサイクルコスト(LCC)は、1兆円を超えるという試算もあった。