それほど車に興味があったわけじゃないけど、塗装が良くなったのは、バブルのころからの印象があるよ。
シルバーメタリックは80年中盤以前からあったけど、マイカ塗装の上に綺麗なクリア層は80年中盤からの印象。

90年ごろに10年落ちくらいのマークIIグランデは、白のべた塗りだったし、よくさびも見た。
父親は内視鏡専門の医療器械屋の自営だったけど、1980年のコロナバンも白のべた塗りで
10年程度で再塗装をした。体内に入れる内視鏡を扱っていたから車も白くという意味もあったろうけどね。
でも、10年近く経過して、再塗装せず乗り換えればいいのに、と思った。それくらい10年落ちの車は
古く見えた。外観も大きく変わっていった時代だからね。

それから私が最初に乗ったのは、大学の先輩のお兄さんの10年落ちのスカイラインジャパンだったけど
白のべた塗りだった。1970年代中盤製造ね。走行距離10万キロで、1000キロでオイルを1L食うほどで
もうボロボロだった。8万円で買って、15万かけて車検通したのに、クラッチと、後走行中にエンジンルームから
ジャラジャラとチェーンの音がして修理。

両方の修理で各10万円程度使った記憶。当時、10年10万キロは嘘じゃないと思ったよ。さすがに
2年で乗り捨てて新車買ったけど、20年20万キロ乗れる時代が来るとは思わなかった。

当時のワックスは、半ねりで白系車用だと、汚れ落としのためのコンパウンドが入っていて、
乾くと微粉末が飛ぶ。塗装表面を削りながら白さを回復して、同時にワックスになっていた。