昔の自転車もクルマもプラスチックは使っていない。セルロイドがハンドルの外側に被覆でかかっているぐらい。
パンも、お菓子も、総菜も、みんな紙袋に入っていた。餅菓子屋は笹の葉や竹の革にくるんでくれた。
肉を買うと経木に包んでそれを紙で巻いて、輪ゴムをかけた。経木はヒノキや杉だから天然の殺菌パワーがある。

うちの100年物のローズはビニールもプラスチックも一切使っていない。
水筒もホーローに布カバーだ。
コンビニのプラスチック、ペット容器入り弁当をやめて、漆の弁当箱や、笹におにぎりを入れる。
革底の修理のきく靴で、両面踏みのラットトラップ・ペダルや天然ゴムのラバーペダルにすればよい。
ランプはダイナモにすればバッテリーという『ゴミ』はでない。
液体パラフィンのランプも、燃やしているのは一種の液体ロウソクですから電池ゴミは出ない。
自転車はプラスチック問題はほぼゼロの趣味になる。
『クラシックな自転車趣味はエコ』だが、『ヘルメットをかぶって、プラスチックの底のシューズをはき、カーボンの
フレームに、ビニールや樹脂のサドル、ペットボトルから水を飲み、コンビニでプラスチック容器入りの弁当という
自転車趣味はまったくエコではない』。