マグアナック(対プラネイトディフェンサー仕様)

独自にメリクリウス及びビルゴの開発を察知したマグアナック隊が対抗手段として開発を進言した機体。
チンガードとリアスカートに廃熱ダクトを設け、
右手にバルカン×2の付いたスモールシールドを装備、左前腕を丸ごとイノキュラム(inoculum × ram)発射装置に換装している。
この機体の開発コンセプトは、まずイノキュラムを戦場に打ち込んで直径10km程の自陣営の磁界を形成し、ディフェンサーを無力化した後は僚機のバックアップに回るというものだった。
(尚、発射装置と弾頭に大量の電力を消費するためビームは使えず、支援火器はリーオーかエアリーズから流用する予定だったらしい)
しかし当主ウィナー氏および子息のカトルと連絡が着かなかったことから開発開始が遅延し、
仮に実現しても宇宙では打ち込める対象を見つけにくいことや、敵が磁力を変動した場合の再プログラミングまでのタイムログ等問題があった。
そもそもヒート兵器での格闘戦を得意とするマグアナック隊においては、他勢力と比べてディフェンサーを脅威として捉えにくかったという実情もある。
どうにかファクトリーの用意が済んだ時にはリリーナ・ピースクラフトによる完全平和主義が世界的に波及していた為、ペーパープランとしてお役御免となった。