突然ながら自動車メーカーの将来は農業にある、と思います
2019年8月19日 [最新情報]
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日本の弱点は食糧自給率だと言われてます。昨年の自給率、カロリーベースだと37%。海外で大凶作に見舞われ、食糧入ってこないとヒジョウに厳しい。
これ以上自給率下がったら危機だ、ということで農業の巨額の補助金を付け、常識外れの関税を設定。結果、日本の成長産業や得意産業の足を思い切り引っ張っている。
この構図、何とかならないものだろうか?

何と! 簡単にひっくり返せます。考えて欲しい。今や日本は世界一の制御技術を持っている。北海道では農業機械の自律走行実証試験も始まってます。
農地の規模さえ確保してやれば、日夜問わず農業機械を自動で稼働させられるのだった。
また、日本が持っているセンサーを使うことにより、農産物の水やりや肥料のコントロールも可能。反収上がる。

日本の農業が何でダメかといえば、クルマで言えば生産ラインでなく修理工場が1台づつ作っているような非効率的なことをやっているからに他ならない。
今までは農家=政治家の票田でしたから。されど今や高齢化や後継者不足で農地はどんどん余っている。
こいつをまとめ、効率良く使うことにより、世界で最もリーズナブルで高い付加価値ある農産品が作れます。

自動車工場のエンジニアが本格的に農作物工場を作ったら、すんごいポテンシャル持つ。すでにトヨタは東北で農作物工場を立ち上げている。
他の自動車メーカーも真剣に農作物工場や、自動運転やセンサー技術を活用した大規模農地の試験運用を始めるべきだと思う。
遠からず農業は後継者不足でニッチもサッチもいかなくなる。その時、上手にバトンタッチ出来たら最高だ。