走行性能だけでなく、自動ブレーキに代表される安全デバイスもダイハツの課題でした。N-BOXはもとより、2019年3月にフルモデルチェンジした日産「デイズ」、三菱「eKシリーズ」に大きく引き離されていましたから。

 DNGAに採用されている自動ブレーキシステムはどうかと質問してみたら、「プロトタイプということで現時点では公表できないんです」とのこと。開発陣のガード硬く、全く不明でした。

 プロトタイプの実車を見ると、システムとしては現在も採用しているステレオカメラ式でした。もし自動ブレーキ性能でN-BOXと同等なら(デイズとeKは夜間の歩行者に対する自動ブレーキ性能を持つN-BOXより上級のタイプ)、十分な競争力を持つと思います。

 いずれにしろ新型タントの発表で、価格を含めた全ての商品力が判明します。このクラスの軽自動車の購入を考えているなら、新型タントの発売を待つ価値はあると思います。

【了】

※日記にも転載済
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