少しばかり難しい説明になったけれど、ハンドル握ればコーナーでのグラつきが大幅に減り、素直に走るようになったと感じられるでしょう。

 新たに開発されたシャシは、ダイハツの軽自動車はもちろんのこと、トヨタでも販売される登録車の「パッソ」や「ルーミー」「タンク」などの次期型にも使われるといいます。

 パッソもルーミー、タンクも走りのレベルはお世辞にも「いいね!」といえないレベルですが、DNGAが採用されれば、トヨタのアベレージを下げているダイハツ開発のクルマ達もイッキにレベルアップすると思います。

(2ページ目)
NAモデルでもストレスなく走る新型タントに感心
ttps://kuruma-news.jp/post/150018/2

 ハンドリングと同時にレベルアップしたのは「軽量化しながら車体のしっかり感を改善している点」にも現れていました。

 現行モデルのタントを買おうとした場合、クルマに関心のある層であればターボ付きモデルを選んでいたと思います。私もタントを買うならターボ付きにするでしょう。
車体重量を考えると、ターボなしのNAエンジン車だと少しばかり重かったのです。

 けれど軽量化すれば、燃費悪く車両価格も高いターボじゃなくても問題がなくなります。DNGAを採用した次期型タントのプロトタイプをサーキットで試乗したら、
ターボなしでもストレスなく走るNAエンジンの性能に感心しました(軽量化だけでなくCVTも伝達効率の良い新世代に切り替わり、燃費と動力性能向上を実現している)。