クーデターと言うか、最初は上田が仲の良かった猪木に持ちかけた日プロ改革案だよね。
「このまま幹部の浪費が続けば日本プロレスの未来がないから、選手のために
猪木さんと馬場さんで会社を改革して下さい」と。
これが途中から拗れて後の猪木クーデターになるんだけど、この話が出たのは71年の事。
69年にNETが参入してからダラ幹連中の放漫経営が始まった訳だから、
日本テレビ1局独占のままだったらクーデターもなかったと思う。
日プロOB達は、クーデターが起こらなくてもいずれ馬場と猪木は袂を分かつみたいに
言うけど、果してそうかな?
実力だけではトップを取れないのがプロレスの世界で、そんな事は猪木も承知の筈で、
馬場にしても38歳迄に引退してハワイで隠居するみたいな事を描いていた。
1局体制のままBIが日本プロレスに所属していれば、興行成績と視聴率が下がれば
馬場から猪木へのエース交代は黙っててもやってくる。
(猪木の馬場への対戦要求もエスカレートしていない)
その時は儀式としてアングルのあるプロレスの試合、馬場vs猪木は行われたと思う。
NETが参入してから派閥ができ利権が絡みあい、猪木の馬場挑戦からの時期尚早だから
(まだ暫く馬場政権で儲けられると、ダラ幹の考えだろうけどね…)

こう考えるとNET参入が全てを変えた(狂わせた)と、個人的には思う。