たとえば、民事訴訟における事実認定について論ぜよ、という問題があったとする。
これは司法試験1位で合格した某教授の某予備校での出題だが・・・・

アホなやつは「簡単じゃん。」という。
だが、何をどこまで、どの程度掘り下げ、どのような具体例を用いて、
(1,2のケースを書くのか、多数上げるのか、判例があればその要約を書くのか)
どのような順序で書けば
そして、どのような表現・言葉使いで論述すれば、
最も採点者に評価されるのか、ということまで考えなければならない。

答案の切り出し(最初の数行)を見れば、その答案の優秀さがわかる
ことも多い。最初の数行でアウトの答案、もうちょっと読んでみようとなる答案、
優秀だなと思える答案、さまざまにある。