>>414
なるほど、MDは裏ではCPUが結構働いていたんですね。いつも勉強になります。

にもかかわらず、中立立場の私はおろか、MD派から16ビットならではのタイトルが6タイトル程度しか出てこないというのは、ユーザに効果を伝えらていないということでは?

アーケードからの移植を例にとれば、一般のユーザは、著しい劣化がみられなければ良しとします。
マニアなどこだわりのあるユーザは1ドットのズレでも気にします。
MDのゲームはそういったこだわりのためにCPUパワーを割いているのかも知れませんが、一般ユーザはそこには興味がありません。
8ビットだろうが16ビットだろうが、ほとんど同じならどちらでも構わないのです。

では、同じでないところはどこか?それが多重スクロールであったりキャラのサイズだったり演出だったりといった、CPUビット数に直接関係ないところなのです。

早々とCD-ROMを前面に押し出したPCEが65021つでCD-ROMならではのゲームを展開したことに比べ、
16ビットを前面に押し出したMDは16ビットならではのソフトというのを(裏ではあったのかも知れませんが)展開できていませんでした。

CPUのビット数をウリに勝負をかけたものの、8ビット機に引導を渡せず、同じ16ビット機でながら低性能CPUのSFCに国内でぼろ負けなMDは、残念なマシンだったとはこういうことです。

当時燦然と輝く16ビットのロゴに、8ビット以下だと不満を持った人も多かったですよ。PCEが失速して8ビット時代が終わるまではね。
ちなみに、いやいや海外ではMDはSFCに勝ったという人がいます。それを否定するつもりはありませんが、世間一般ではMDはSFCに敗北ですよ。
ネットが普及していない当時は、ゲームを専門誌の囲み記事に載るだけで、国内ユーザにとってはほとんど興味がありません。

あ、68kは24ビットアドレスでしたね。指摘ありがとうございます。