あさきゆめみし 第九十九帖
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いづれの御時にか、駄スレ、良スレあまたさぶらひたまひけるなかに、
いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふスレありけり。
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紫式部、源氏物語スレ 二帖
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あさきゆめみし 第九十八帖
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コケティッシュな感じなのね
ちょっと魔性の女的なw >>630
原典でのそこは、「なほなほしくくだれる際の好きものどもに名を立ちあざむかれて」
とあるので、色んな男性と付き合うとかいうよりも、身分の卑しい好色男たちに
騙されて親の顔を潰すのは…みたいな話。
親の死後に、身分が下の男に騙されて浮名を立ててしまうのはよくない、ということなので
六条の御息所が源氏を愛人にしたのは、身分階層が同じなので、朱雀院が言ってた
例にはあてはまらないよ 女三宮は基本的には独身が良しとされていた内親王だから
源氏に若い妻を子供のように可愛がってもらいたかったんだろうが源氏は我が強いからそういう包容力はないからな 自分が教育し切れず未完成の愛娘を源氏に託して紫上のような立派な女性に仕上げてもらい、自分が愛する者たちが似合いの夫婦として幸福になってほしかったと
結局マザコン男の犠牲者の一人にならせてしまった 朱雀は女三宮と柏木のことを何も知らなかったし、出産直後の愛娘が出家したい程苦しんでるのは源氏のせいに違いないと恨むんだよね。
源氏は真相を話すこともできないし針の筵…自業自得だけどね。 >>636
ちゃんとお世話する後見人がいないから、朱雀帝も三の宮を降嫁させようとしたんだろうからね。
内親王が降嫁する=母方実家に力がない、てことで、恥ずかしいことだったらしいからね。 女三宮は母が早くに亡くなったから朱雀が不憫がって甘やかしたんだけど母がいないとやっぱり行き届かないところはあるだろうな
朱雀は自分が出家するにあたって女三宮の行く末が不安になり、優しく面倒を見てその上素晴らしい貴婦人にしてもらいたくて源氏に降嫁させた
女三宮にも源氏にも夢を見すぎだ 女三宮が藤壺と無関係の秋好や玉蔓のような立場で実父や実母から託されて妻の一人にしていたら
紫上に遠慮しつつ若い妻ラッキー♪と可愛がってたかも 源氏も女三宮も似たような立場だったんだね
後見が弱くて父帝から溺愛されてる
源氏は臣籍に下って女三宮は降嫁した
藤壺とは似てなかったけど不義の結果源氏に出家に追い込まれたところは同じ どうだろう
源氏の女で実家が太いのって葵と女三宮と明石だけだよ、そして明石はお金はあるけど身分が低い
秋好は財産はあるけど、六条並にしっかりしてるか男がついてなきゃ管理できない
結局、後ろ楯がない、好きにできる女がいいんだよね
紫は有力親王に認知された娘だったのに無理やり引き取ることで縁を弱らせてしまった >>649
しっかりした実家のある女性なら夫は家に通わせるでしょ。葵みたいにね。
そうなると、当然、妻の実家からの助けもあるだろうけど、いろいろ言われることもあるだろうね。源氏はそういうのが嫌だったから六条院を作って女性たちをそこに住ませた。"自分にはきちんとした正妻がいない"て言ってたけど、しっかりとした後見がいてきちんとした正妻になるような女性を避けてたのは源氏自身だよね。 >>650
その点、明石は親が身分卑しくともその辺の体裁を取り繕ってるんだよね
男を屋敷に通わせ、男の衣食住の面倒を見る
これを徹底したから後々まで侮られずに済んだ 源氏が末摘花や空蝉みたいな女達ですらきちんと面倒を見ていて甲斐性がある、てのもポイントだったのでは
そこに加えて、出入りしてる爺さんからの「身分の高い妻が欲しいようなことを言っていた」証言でGO >>650
左大臣には何かと世話になったし感謝してるだろうけど、自分の地位も十分上がってからはそういうきっちりした義実家は気詰まりというかめんどくさいのかもね。
出自は良いけど実家と疎遠とか義両親がもういないとか、資産家だけど無位無官とかそういう女性陣を相手にして自分が絶対優位に立とうとしてた感がある。 話が逸れるけど、明石中宮の女一の宮ってあさきで出てくる?薫の憧れの。 >>654
紫の上が「中宮にお願いして手元で育ててる」って言ってたと思う
「あなたはおばあちゃまのようにならないでね」とも
宇治十帖編になってからは出てきてないような? >>654
直接の登場はないけど、薫憧れの高貴な女人として間接的にちらちら登場してた感じだったね。
女一宮本人がそれを意図していたかは不明だけど、愚弟に捨てられた女性たちを女房として雇用してフォローしてた感じがするわ。 返信ありがとうございます。あさき内ではコスプレはなかったの? >>658
女一宮がシースルーの単を着て涼んでるところを垣間見した薫が、自宅で女二宮に似たような格好をさせてニヤニヤするシーンのことだよね? そのあたりはあさきでは全面省略だったよw
絵になる美しいシーンだとは思うけど、薫のキモさが目立っちゃうからかなw
宇治編では女一宮の顔が描かれたシーンがなかったのが残念。 >>659
あさきでは宇治編には女一の宮は出てこなかったんですね。
非常な美人だから、大和先生の絵が見たかったな〜。明石中宮は紫の上似じゃなかった?
女一の宮は、少し後になるけど上西門院を彷彿とさせるよね。絶世の美女だった母親にそっくりと言われ、問題児の弟宮(後白河)と仲良く、弟のお手つきは自分の所で女房にしてやって…建春門院は元々、上西門院の女房だったんだよね。 冷泉上皇の女一宮も貴族男子憧れの美女設定だったよね
明石中宮の女一宮とどっちがより美人だったんだろう 頭中将と源氏の血筋だから冷泉の一の姫の方が美人そう >>660
女一宮を大和さんの絵で見たかったですー、冷泉院の女一宮も。綺麗だろうなあ。
上西門院、確かに共通してるかも。彼女のところは貴族達が集うサロンだったみたいだし。
ということは、匂宮が今様ジャイアンリサイタルを度々やってうるさくて閉口されたり?w あさきの女一宮は実弟の匂宮顔だといいな
六条さんになるけどw >>662
冷泉は源氏そっくりの超絶美形だしね
その娘ならさぞ美人だろう
明石中宮の女一宮は父親である今上が上品だけど今一つ平凡なお顔立ちなので… 蛍兵部卿の宮と真木柱の娘である宮の御方も美しいと評判だよね
匂宮は紅梅大納言の娘よりも、そちらの方に惹かれていた
大和さんの絵で見てみたかった >>666
何故か雲居の雁みたいなのが浮かんだ
頭中将の血は引いていないはずなのに何故だ 匂宮も後ろ立てがなさそうな女を好むところとその癖内親王には目がないところは源氏に似たね
薫も妻よりステータスの高い妻の姉妹に懸想するところが柏木にそっくり >>665 父親である今上が上品だけど今一つ平凡なお顔立ちなので…
そう?父親の朱雀帝似の優男系よね、今上。私はけっこう好きだな。 >>663
ジャイアンリサイタルwww後白河は今様(今のロック)歌い過ぎて声潰したんだよねw
ゴッシーはかなりの棚ボタで帝になった人だから今様歌ってても許されただろうけど、東宮と目されていた匂宮はそうはいかなくない?
ていうか、匂宮は今上と明石中宮の三男だよね?普通、長男が東宮になるんじゃないの? 今様は紫式部が想定しているだろう醍醐村上の世では歌われないし
仮にあっても下民の文化で貴族は口にしないだろうよ 原典宇治の冒頭あたりに雲井腹の長男が東宮、次男がその次、と書いてたね。腹違いの四男は常陸宮で見劣りするそうだから、皇位とは無関係
女一宮は右大臣家の血筋も受け継いでいるから、こきでんさま系の誇り高き美女もありだな 明石中宮腹の第一皇子が東宮で、雲居雁腹の夕霧の長女や紅梅右大臣の長女が入内してる。
中宮腹の第二皇子には同じく雲居雁腹の夕霧の次女が嫁いでいて、この人が次の東宮と言われてる
あと、中宮腹の皇子は匂宮の弟の五宮もいる。
疫病だとかで若死にする人も珍しくないから、兄たちに何かあったら匂宮や五宮も東宮候補だけれど
実際問題、匂宮は帝の器じゃないよね 匂宮にも大人の皇族として自覚を持って行動してほしい、ってことで明石中宮も「そなたを次の東宮にと考えています」って説教したんだろうなあ。二の宮もいるし実現はしなさそうだけど、この時代若くても疫病とかであっけなく死んじゃうから。
自由がなく窮屈だとぼやきながらも宮様としての特権は享受してるよね、匂宮。よく言えば素直で無邪気ではあるけど、自分の欲求ばかりで人の気持ちにあまりにも無頓着。付き合ってはポイ捨てしてきた女性達の気持ちも中の君や浮舟の気持ちも思いやることがない。 >>674
医療も発達してないから、明石中宮腹の東宮候補が何人もいるのは心強いよね。
夕霧は東宮種二人共に娘送り込んでるんだね。当然と言えば当然だけど。。。そんな兄たちを見てたから、匂宮は、夕霧の娘との結婚を渋ってたのかもね。 >>676 明石中宮も「そなたを次の東宮にと考えています」って説教した
これは明石中宮が匂宮に、夕霧の六の君との結婚を承諾させる時に言ってたセリフだけどね。
確かに、いつ東宮になってもおかしくない身なのだからもっと慎みなさい、て意味を込めてもいるだろうね。 >>676 自由がなく窮屈だとぼやきながらも宮様としての特権は享受してるよね、匂宮。
中宮腹の第三皇子、て、主人公的には最高に美味しい立場だよね。
産まれは最高の位だけど、帝や東宮と違ってある程度身軽に動けるし。物語の作者からしたら、本当に使いやすいポジションだと思う。 なるほど。ググって納得。
あさきの匂宮は荒淫の果てに病死しそうな雰囲気あるね
浮舟事件までは将来有利になるように夕霧の娘と結婚したりしていたが、浮舟死後はリミッター超えて猟色どっぷりな日々を送りそう 兄弟で和泉式部と付き合ってたし、紫式部が「和泉式部は歌が上手いけど素行が感心しない」って評してたよね。
兄弟とも遊び人だったみたいだけど、弟の方がより凄いなと思った。兄のお手つきの女に兄の死後言い寄ってコトに及ぶし、外に連れ出してアレコレするし、邸に迎えてそれに怒った妻が実家帰っちゃうし。 事実は小説よりだよね
こっちは帝になりそうにないから道長にスルーされたんだろうか 紫式部はとりあえずディスっていくスタイルだから紫式部がディスったからって対象者の評価が下がるとは思わんけど 弾正宮も帥の宮も、もともとは有力な東宮候補だよ
兄の三条天皇に皇子がたくさん生まれて以降は微妙ではあったけど、
二人の生前はまだ彰子に皇子が生まれてなかったから、そんなに決定的状況ではなかったかも >>683
そっか、和泉式部と紫式部は同年代なんだね。じゃあ同時の読者たちは、匂宮と弾正宮を重ねてみるよね。 紫式部は陰キャのガリ勉だから、清少納言や和泉式部みたいなのは嫌いだったろうな >>687
紫式部は、清少納言とは出仕時期も主人も違うから面識もないけど(なのに痛烈にdisってる)、和泉式部とは同時期に彰子中宮に仕えてた同僚だったよね。直接顔を合わせてる分色々思うことはあったでしょうね。
浮舟が仮に匂宮から捨てられて女房にされたとしたら、こういう女社会に放り込まれたんだろうか。 和泉式部なんて、二品や三品の親王から見れば、まさにポイ捨てしても無罪の女房に過ぎないだろうに
そんなに大騒ぎになるってことは、余程の素行だったのか 素行ってか宮二人が身分こえてガチ寄りだったからな
召使い相応の身分なのに心まで持ってったから嫉妬されたというか
六条→夕顔の感情が近いかもしれん >>689 浮舟が仮に匂宮から捨てられて女房にされたとしたら、こういう女社会に放り込まれたんだろうか
既に何人もそういう女性たちを姉宮のところへ
送り込んでいたんだから、浮舟も間違いなくそうなってただろうね。薫も言ってたじゃん。
以外と、一の宮のところで、またいろいろ恋愛してたかもね >>691
確かにね、そっち方向の非難だと思う。
弟の帥宮は、あの程度の女相手に本気になるなんて、って説教されてた場面があったような(和泉式部日記に)
親王本人はあんまり叩けないから、和泉式部の方に世間の非難が集まったのかもね。 >>689
でも和泉式部って紫式部でさえ、舌鋒はたしか緩いし、回りの女房ともうまくやってた気配
あれだけの親王を二人も手玉に取るくらいだから、女社会も紫式部よりはうまく渡ってそう >>695
そうだね。赤染衛門とも仲良しだったみたいだし人間関係を上手くやれるタイプだったのかも。紫式部はコミュ障っぽいから羨ましさもあったかな。
浮舟は、血筋は貴いのにご落胤で認知されてないから軽く見られてるのが残念。当時の価値観では継父の常陸介の身分相応に扱われちゃうんだよね。 皇子二人と恋愛した後出仕するって凄い根性出しそれで周りも受け入れてるんだ >>697
しかも帥宮との間に息子も生まれてるし、かなり波瀾万丈。その息子は仏門に入ったらしい、女房との間の子では仕方ないかな。
出仕してくると聞いて彰子周辺の人間はざわついたかもね。 >>699
源典侍は産まれが良いんじゃなかったっけ? >>697
当時は恋愛は嗜みだし何より和歌の才能が圧倒的すぎるし
和泉式部の場合は親王が夢中になったから有名なだけで親王のお手つきの女とか珍しいもんでもないだろう 娘の小式部内侍にも恋多き血は受け継がれてるという
こちらは早死にしちゃったそうだけど
女房ってそんなに公達とやりまくりだったのか??
小侍従も柏木以外とも関係したのか 道長だったかな女房の殿上人との関係率を調べたら七割越えてたとか書いてたの
宮仕えに上がったら避けられないと思って間違いないんでは だから逆に内裏に上がる前から夕霧と公然の仲だった藤典侍なんかは安全なんだよな
本人がもし源典侍みたいな宮廷ライフ送りたかったのならご愁傷様だけどw惟光的にはホッとしてただろう 結婚も恋愛も、境目がゆるゆるな社会だったしね
離婚とか厳密には存在しないし(特にこれをもって離婚という決まりはなかった)
ゆるゆるだからこそ、特に儀式してお披露目して手順踏んだ結婚が権威あったんだろうけど 源氏も葵の上や紫の上付きの女房に手をつけてたっぽいし
宮仕え女房とのワンナイトとかは普通にあったと思う >>701
そうそう。
そして、典侍は、女御たちの私的な女房と違ってかなり高位の公の女官だよね。 >>706
実は藤典侍も時々は遊んでたかもしれないけどね >>704
それすごいねえ 道長調べw
アンケートとった方もびっくりというか何というか
藤原伊周(定子兄の)が亡くなる時に娘に「宮仕えだけはするな」って言い残したというのはそういう事を心配してたのかな >>710
夕霧との間に生まれた子達の中に父親違いの種もいるかも知れないのか 夕霧は右大臣以上の強権を振るったっぽいので、藤典侍に手出しする度胸のある貴公子はいなかったのではないかな
六条さんのような物怪の助けもないし >>712
藤典侍は身持ち堅かったんじゃない?だからこそ夕霧も藤典侍を蔑ろにしないし、六の君を落葉の宮の養女にもしてる。
雲居の雁も藤典侍のことはしぶしぶ止むを得ず?認めてるし、藤典侍も落葉の宮降嫁の時には歌を送ったはらしてる。
藤典侍、頭の良い、いい女だと思うよ。でないと、夫の身分高い妻たちと上手く付き合ったり、魑魅魍魎が住むという宮中で長くお勤め出来ないと思うもん。 惟光もめちゃくちゃ有能だからな
たぶんその血だろうね あさきの彼女はモブ顔で残念
原典では舞姫の中でも抜けて美しい少女なのに
脇役中の脇役だから仕方ないけど 夕霧、宇治編では冷静冷徹な政治家っぽくなってたよね
最初の登場シーンではかっこいいと思ったけど、後々あまり印象に残らないお顔になってた気が
宇治編の最初しか出てこないけど、中年期の冷泉もイケオジだった >>717
実の兄の愛妾だからそんなことしないだろ
源氏と顔は似てても畜生さまで似てないし >>720
手を出されても、新弘徽殿や秋好の手前、辛い立場になったと思うよ。
皇子を産んでたらまた話は違ったかもしれないけど。 >>721
その大変さを承知で玉蔓を出仕させて
そのうえ親子丼までもくろんでた源氏の鬼畜さ >>722
男たちが玉鬘に目の色を変えてそわそわしてるとこが見たい、なんてほざいてたものね
そのくせ自分も中途半端にいちゃついたりしてたし
髭黒にかっさらわれた時は時既に遅しだったね >>711
まあ、女の宮仕え、本人の資質と心がけ次第、てところじゃない? 資質とか関係なしに押し入ってくる男がいるからな
やってる本人がよく実態知ってるからそら女には宮仕えすんなっていう罠
和歌を読んだら許してやるって言われてことなきを得たのって誰だっけ?
基本軽く扱われるわけでさ女側の意思とか尊重されるわけがない そんなことないでしょ、葵に仕えてた女房で、頭中将に言い寄られても拒んで
源氏とは関係してたのとかもいたし
うまく拒むのも女の甲斐性みたいなとこあったしね 寝所に押し入ってこられたら、女房はもちろん姫でも拒み通すのは厳しくないか? 玉鬘も女三宮もなす術なしだったよね
言い寄られた時に断ったりあしらったりはよくあっただろうけど
女三宮の時は、華奢で可憐な人が怯えてる姿に柏木の理性が飛んじゃったような描写だったね >>726
そら源氏物語はあくまでフィクションだから というか身分格差と男女格差がある中で一番弱いのは誰かと考えたら自ずとわかることだと思うんだが
本当に女性の意思が尊重されて丁重に人格を持った一個人として扱われてたと思ってるのならとんだお花畑としか >>727
深層の姫たちはそうかもしれないけど、女官や女房としてお勤めしてる女性たちはその辺りは上手く交わさなきゃじゃない?自分の評価にもなるわけだし。 その決定権が男にあるって話なんだが
これしてくれたら引いて「あげる」と言われて交わせるスキルは必要だろうが所詮その程度の扱いって話
交わすんじゃなく引いて「もらう」でしかないから いやー、でも受け入れる女房のほうも誰でも良かったわけじゃないでしょ
源氏や頭の中将クラスなら言い寄られただけでも自慢になるけど
相手に厄介な家の妻がいたり、本人に良い評判が無かったら上手くかわすんじゃなかろうか
そういうのも宮仕えのスキルとして必要だったと思う
女房同士、誰がどこの局にいるとか誰が誰と付き合ってるなんてすぐ噂になりそう
あさきでも花散里に繭玉を持ってきた女房のことを麗景殿の女房が「あれは桐壺の女房よ」って言っていた
源典侍に源氏がちょっかいをかけた話もすぐに帝の耳に届いてた 好きでもない男にやられるのが本気で嫌で
一般人女性みたいに全力で抵抗して噛み付いたり引っ掻いたりして逃れたら
髭黒の妻みたいに「もの狂いの女」と蔑まれるのかなあ
あの奥さんだって年相応の更年期による単なるヒステリーだったかも知れないのに
そう言う時に亭主が10代の若い生娘にぞっこんになっていたら余計にムキー!となるわ 玉鬘の場合は弁のおもとだっけ、女房が髭黒に荷担して手引きしてるからなあ
本人がもし助けを呼んでも無駄だったのでは
髭黒はモノにしてしまえば源氏も文句は言えまいって感じで強引に出てるし 雲居雁は夕霧との結婚式でへそ曲げて戸に鍵掛けてなかった?個人の屋敷ならそういう部屋もあったのかな 落葉宮も鍵かけて籠城しようとしたけど、女房に女房用の出入り口みたいなの案内されて終了してたし、あの時代の建物に完全に逃げ切れる場所なんてなかったんじゃないかな
浮舟は年寄りがイビキかいて寝てる気味の悪い部屋に隠れて、物理ではなく精神的な方法で相手の侵入を阻んだわけだし 男女格差って言ってもなあ…
財産がもっぱら女系相続だった社会の話だよ
江戸時代ぐらいの
狭い社会だから、女房を強姦しまくってたりしたらあっちゅーまに悪評が立つし
女性に拒否権あったんだよ 間違えて途中で送っちゃって変なことになった…
財産がもっぱら女系相続だった社会の話だから、江戸時代ぐらいの儒教的価値観が
広まった時代以降の感覚で見ると、それはそれで違うよ
男女よりも身分格差の方が大きかっただろうというのもあるけれど。
女性にも拒否権はあったし、無理強いばかりしてたら悪評は立つ
姫君と結婚するのに強姦して既成事実というのも確かにあるんだけど、あくまで本来は
歌をやり取りして承諾を得て近づくものだからね
女房だと召人扱いでまともな妻としては扱われないことが多かったけれど、女官だと
藤典侍レベルの身分でも、正妻になったりすることもあるし、どんな場合でも
妻の一人になれなかったわけでもない…
頼通の妾妻の藤原祇子みたいなこともあるし 藤典侍は自身に位がある選ばれた頂点付近の女官でかつ公卿の娘なんだが「藤典侍レベルの身分でも」ってなんやねん
そのレベルやその上の皇女だって仲立ちする女房の裏切りで三宮みたいなことになるってのに
いま話をしてる単なる宮仕えの女房に何ができるというのか
あと女に相続権はあるが管理するのも使うのも大抵が男で女が財産持って好き放題に生きられるってわけじゃないからね 宮仕えの女房が男に好き放題犯されまくりだったと思うなら、それは妄想でしかないよ
藤典侍の父は、のちには公卿レベルまで出世したとはいえ、もともとは受領クラスだし
摂関家クラスの貴族とは明確な身分格差がある
女が財産持って好きに生きた場合だってあるよ
藤原詮子や彰子中宮は別格としても、藤原元子とか藤原朝光の後妻になった源延光
未亡人とか、相当好き放題だと思うけど
藤原元子なんか、財産相続を姉妹で争って勝ってたり
零落した事例だけれど、和泉式部に夫を取られた帥宮の元北の方は、相続した荘園の
ことで、道長に直訴して取り戻してもらったりしてた
何にせよ、後世に比べるとまだ男女格差がマシだった時代だよ、平安時代って
ひどくなるのは江戸時代以降現代までだね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています