あさきゆめみし 第九十三帖
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いづれの御時にか、駄スレ、良スレあまたさぶらひたまひけるなかに、
いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふスレありけり。
語りませう。
この板は全年齢対板なのでエロ話がしたい人はpink板へ
ここは漫画あさきスレなので専門的な史実ネタや原文ネタはほどほどに
史実ネタは日本史板へ、原文ネタは古文・漢文板へ
あさきゆめみしに描かれていない人物及び竹河の巻ならびに
後世に執筆された雲隠六帖について語りたいお方は下記のスレへ
紫式部、源氏物語スレ
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1316926843/
まったり雅に平和に語り合いましょう
次スレは>>980なる方が立てる定めなりにけり桜人
前スレ
あさきゆめみし 第九十二帖
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/rcomic/1546736653/
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured >>653
作者の好みはあるだろうね
私は紅緒とか大嫌いでご都合主義のハーレム漫画に思えてたw
個人の好みが作中にまで入っちゃったんだろうね >>653
それとあの時代は男女平等運動とか女権運動の波が時代的に強くて
従来の女性像を否定する女性が魅力的に思う傾向があったと思う
(そのわりにエリートイケメンにモテモテという、女性特有の上方婚(玉の輿)願望はのこったまま)
その時代の波をもろに受けた世代なのかもね
言われてみれば夕顔も雑な扱いでかかれてるかも ひと目で「藤壺に似てない!」ってわかるキャラデザなのは良いと思う >>653
女三宮は悪役ではないでしょう
まったく悪意無き無能知障キャラ
女三宮が無能であればあるほど
そんな人に天下人スーパースター源氏が翻弄され人生転落する滑稽さ
完璧な紫が北の方の座を奪われる虚しさが明確に際立ち
物語は面白くなる構図
魅力的だし好きなキャラだな
藤壺や紫より、むしろこういう人物を設定できる所に紫式部の天才性を感じる >>657
読者は一目で
第三の藤壺ゲットという源氏の目論見は外れたんだなw
と理解できるね >>658
私もそんなイメージ
知○かどうかはさておき
無心ゆえの発言で心を抉るの凄すぎ
動物のお医者さんの「無神経に勝つのは無心です
無心だからこそなにげない一言がグッサリと突き刺さるのです」思い出したw >>653
女三宮を悪役にしたと大和叩きとはちょっと女三宮贔屓がすぎるんじゃないのかな?
大和先生は精一杯三宮を可愛く描いてるよ
原作が原作だしあれ以上どうしろと?
女御腹の皇女様だし夫が光源氏という時点で勝ち組でしょ
しかも源氏はすでに子供いるし二人とも活躍してるから女三宮は世継ぎの重圧感もなし
源氏が他の女君のところへ行こうが全く嫉妬せずだし
父からも兄からも夫からも大事にされている
たとえ薫という子供がいなくても
父や夫からの遺産で困らないし、帝の妹、光源氏の未亡人として誰からも敬われる一生だったよ >>658
紫式部は女三宮を普通のキャラも考えたと思うけど
それじゃ藤壺と同じになっちゃうし
ちょっと頭が弱いお姫様にしたとか天才だよね
きっとモデルになった姫君はいたんだろうが >>653
大和先生ははいからさんの紅緒も特に好きなわけではなかった
読者に好まれる顔立ちや雰囲気考えたらあの顔になったと思う
あさきでは脇役の雲居の雁にわりふるくらいだし
特定の女君に肩入れしない、すべてのキャラに冷静で距離置いてるのがいいね
女作家は身贔屓が激しく、好きなキャラはあくまでよく描き、嫌いなキャラをとことん悪く描いたりするが
大和和紀にはそれがない >>652
薫は特に美形でもないし性格がいいわけでもない。父親が光源氏母親が皇女という最高の条件での出自でちやほやされるのを享受してるだけのキャラ
女三宮ヲタは薫贔屓だろうが
嫌な男なんだよね、はっきり言うと
実父柏木の嫌な面をそのまま引き継いじゃったし 女三宮は一貫してキャラは変わってないんだけど最初は藤壺に似てなくて不満だったり教養を重視してたはずの源氏がだんだん若くて内親王ってプレミア付きならオッケーっていうつまらないおっさんになっちゃったんだよね >>654
弘徽殿女御は葵と共に短歌がない理由として、源氏との関係が悪かったから
という論文があるくらいには源氏の敵みたいな認識をされやすいと思う
葵は和解直後に死亡だけど、弘徽殿女御は源氏が朱雀帝の立場を揺らがせなければ
そこまで対立する理由はないんだけどね
弘徽殿女御の孫と明石中宮との間に生まれた子が東宮になり、いずれは
帝になるであろうと思えば、婚戚になることで長年の対立が有耶無耶になる
感じは面白いと思う 三宮は軽度の池沼と発達障害がある説に賛成
父親の朱雀が聡明な落葉焚より三宮を溺愛したが
バカな子ほど不憫で可愛いということだな 玉鬘は自分の身代わりに貴重な后がねを差し出すくらたなら自分が入内すればよかったのに
子供を産む心配もないし一線を退いた院の御所でゴタゴタがあっても世間は気にしないでしょ 女三宮sage紫ageがくどい
前も言われてたけど若くて高貴な内親王より中年の紫の上のほうが美しくて魅力的って紫式部の願望だだ漏れですわ 血筋身分社会で、落葉宮は更衣腹・女三宮は女御腹
母親の身分が違うんだから女三宮が優遇されるのは当然だよ
聡明だの発達障害とか関係なく後宮も階級社会なんだから
桐壺帝みたいな更衣腹の源氏エコ贔屓がおかしい 朱雀院があれだけ可愛がったのは幼い頃に母親を亡くして不憫だからという理由も大きいよね
落葉は身分が低くてもしっかりした実母がいたし、どうしても三宮贔屓になるのは仕方ない
落葉が夕霧夫婦とのゴタゴタあったときには結局は本気で夕霧との結婚を反対してなかったし落葉のことも気にかけてる 二宮母は若い頃は朧月夜みたいな溌剌とした更衣だったのかな
顔は朱雀院と似てるけどw >>664
薫が多少嫌なところあったとしても、匂宮がそれ以上のクズだから比較するとよく見えるでしょ >>670
桐壷も冷泉もそのエコ贔屓で愛する女性と子が反感買ってるしなあ
冷泉と玉蔓長女の子どうなるんだろう >>673
匂宮こそなんであこまでダメ男に育ったのか謎だよね
ただのわがままボウズ
薫は出生の噂立ち聞きしちゃったから人間不信なのも理解できる >>672
どうだろ、いろんなタイプの人集めたいだろうから朧月夜とは違うタイプかと思ってた
朧月夜が人一倍華やかなタイプで女三宮の亡き母はおっとりしたお姫様タイプ、落葉母は教養高い貴婦人系みたいな 源氏の良い所を受け継がず、悪い所ばかり受け継いでしまった感じ
空蝉とかの源氏の女遊びの中でも特に悪い所を彷彿とさせる もともと尚侍だから、そのまま復帰すればいいと思う。
仮にも前の太政大臣夫人がかつて噂の相の元に…で世間の目はあると思うけど。 >>679
最初は噂になっても結局何もなければ自然と噂は消えるんよね
それとも何かあるのを期待していたから娘をそっちにやったのか >>679
うん、未亡人だから女官として入れさせるのが妥当だね
藤原薬子も入内した長女と一緒に宮中に入ったら自分のほうが愛人となり宮中では建前上は女官職だったし >>676
才ある更衣と言われていたけどスピード重視でおっとり感がまるでなかった
まさにThe更衣って感じだった
桐壺更衣は育ちよさそうで父親のことがなかったら女御だった感ある どうでもいいけど更衣って後宮内でもっとも下位の妃だから
女御様ともなったら政治的にも財力的にも強大な力を持つ実家が後ろ盾にあるから逆におっとりな性質になりそうだけど
更衣は後ろ盾が弱いぶん知性でうまく立ち回る必要あるから落葉母がおっとり感なくても不思議じゃないなと思った
桐壺帝は桐壺更衣を寵愛しすぎたために彼女が心身病んで早死にする事態を招いてしまったから、死後はなるべく多くの妃にもお情けをかけるように勤め
結果たくさんの親王、内親王が生まれたんだなと思ってる >>680
何かあってほしいなら自分が直接行けばいいのに若い娘を犠牲にして何がしたかったか 薫の正妻のお姫様もおっとりしすぎてる感じだけど
父親に甘やかされまくったり母親がいないか同じおっとりタイプだったんだろうか? でも嫉妬心が全くないってのは、源氏のような
沢山の妻を抱えてしかも邸内に同居してるような男性の妻になるには向いてるかもw
六条は源氏憧れの貴婦人だったけどそれで生霊にまでなったし
表にはほとんど出さなくても紫の上もかなり苦しんでたし 女二宮に嫉妬心が無いのは薫を愛していないからでしょ
敬って生活の保障をしてくれれば満足で愛情までは求めていないから 源氏の女人で嫉妬心無さそうに接しているのは花散里かな
普段源氏には優しいというか甘いが夕霧が落葉と不倫騒動おこした時は
昔から恋愛騒動起こしまくってた人が息子の恋愛には偉そうに助言するとか何言ってんでしょうねみたいな皮肉を夕霧と会話してた場面はなんか面白かったw
正妻の雲居の事も気にかけてたし夕霧としても相談するならやっぱり花散里の母上みたいな安心感あってあの二人の関係好きだわ そうかな
夕霧、紫の上のような美しい人がそばにいながらなぜ父上は花散里みたいなブス置いておくんだろう?みたいなこと思ってるからあんまり そういや夕霧は紫が永遠の思い出の人みたいな位置づけだが女三宮は紫様の従姉妹という間柄の方、この人と結ばれてみたいとか
真木柱は紫の姪御にあられる方だから面影あるかもみたいな事は全然思わなかったな
桐壺院、源氏、冷泉と思い出の女人の面影宿す人を探して手に入れた遺伝子持ってるのに珍しい 夕霧はリアリストだから噂や想像だけで憧れたり恋したりは無い
実際に見たり話したり会ったりと実際に接して確認しないと駄目なタイプ >>691
夕霧息子も玉鬘からは長女はただびとにはやらずやんごとなき地位にあられる方に嫁がせるつもりだけど次女のほうは差し上げてもいいと打診されてたのに見向きもしなかったものね
まあ玉鬘の女房曰く次女も十分優れた容姿、資質だけどやはり佳人度合いとしては長女が一抜けてると評してたから興味持たなくて正解だったけど >>691
夕霧は、雲居雁や女二の宮のように自我を持ち手応えがある女性が好みなのかも
不器用で距離を詰めるのに時間がかかる分一度関係を持つと簡単に壊れたりしない
ある意味理想的な男性像だと思う 全然関係ないけど、源氏が六条院作るにあたり秋好は反対しなかったのかな
秋好を入内させるから実家を整備するよ!はわかるとして
昔の女(しかも自分のせいでえらい目に遭わせた)の娘の家を大改装してそこに自分の妻たちを集めて住まわせるとか言われたら普通に嫌だと思うけど
立場的に言えなかったのかもしれないけど誰か一人くらい「ちょっとそれは…」って止める人いなかったのかな 源氏の養女になってから二条院が仮の里内裏みたいになってたけど秋の町は秋好の実家だからむしろ喜んだんじゃないか
大改装といっても秋の町の隣と裏を源氏が買い取って六条院という大屋敷にしたから秋の町は秋好しか住まないしたまにしか帰らない里内裏の格式は保ってるから別に中宮のプライドは傷つかない 秋好はフラットな性格だよね
中宮にしてくれた源氏への感謝あるけど立場的には割と中立というか
紫上と文のやり取りをし、源氏の正妻となる女三宮の裳着には贈り物をする
宇治編だと源氏と女三宮の子(ということになっている)の薫のことを可愛がっている
深入りしない適度な距離感を保っている感じ 薫の事は源氏が晩年、自分は出家する予定だしもう長く生きられないだろうから幼少の薫の将来を案じて冷泉や秋好にくれぐれもと貢献をお願いした事情があるんだよ
冷泉としては薫は自分の実の弟と思い込んでるし子供のいない秋好としては自分の老後の事も考えて薫を大事にしている
六条院が出来たばかりの頃は秋好はお隣に住んでる紫と春秋の良さを自慢しあうという風雅なやりとりを楽しんでたが結局六条亡き後は冷泉と一緒の屋敷に住んで帰らなくなっちゃったね
秋好としては六条の自分の実家を立派に保ってくれた源氏に感謝してた感じだけど改装といえば落葉が久々に屋敷に帰ったら夫気取りの夕霧が勝手に改装してたので内心ぶち切れたて描写があったな >>694
秋好の個人邸なら、ちょっと悼んだとかその都度源氏なり誰なりに頼まなきゃいけない
六条院の一部だから、メンテ維持修繕増改築ただなわけで >>696
母を捨てたのと自分にもちょっかい出された恨みは中宮になるまで世話してもらって帳消しなのかしらね
源氏、もし手出してたら確実に呪い殺されてたな??w 【速報】クオカード500円分かすかいらーく優待券をすぐ貰える
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秋好は源氏の養女になったんだもの
養父の源氏が入内のための女御御殿を新造しますよ
私も傍に住んだほうが後見も万全ですからといえば拒む理由もない
世間的には六条と源氏は結婚すると思われていたんだよね
あさきの秋好は先東宮妃である母六条と源氏の色恋沙汰を快く思ってなくて
源氏を「嫌な方!」と拒絶する描写があるけど
当の秋好は20歳まで清浄な伊勢斎宮で色恋沙汰には疎かっただろうし
母六条は源氏との結婚よりも斎宮になった自分のために伊勢同行を優先してくれた
でも源氏は母のことを大事に考えてくれていたので
娘である自分にも誠心誠意養父として尽くしてくれるという意識しかなかっただろうし >>702
>娘である自分にも誠心誠意養父として尽くしてくれるという意識しかなかっただろうし
さすがにそこまで単純ではないんじゃない? 秋好の母御息所亡き後の心細さは、何気に祖母と死別した
紫の上の境遇や心境に少しばかり似ていると思った
源氏を取り巻く他の女性達の母方の身内は、大抵死別していて
時間が経過してから源氏と出会うことが多いように思う(葵は例外)
あさきでも二人は仲が良いと描かれたけれども
お互いに繊細な感性の持ち主かつ利害関係がないからこそなのかもと思った 亡き母上の代わりにあなたをお世話させてください”、
と言って源氏は秋好を引き取り、確かに始めは入内のために色々お世話したけど、
宿下がりした秋好に恋の歌をおくって、当惑させてたな。
さすがに六条の遺言が怖くて手は出さなかったけど、本当に節操のない男だ。 玉鬘の時と同じで冷泉と親子丼やろうとしてたんか……キモッ でも源氏ってなんだかんだいってかつて愛し合った人の娘とは、源氏のほうが気があっても理性が勝って手を出さなかっただけマシだとは思う
秋好も玉鬘も状況によってはヤバかっただけによかった。それをやっちゃ鬼畜だもんな 2人ともちゃんと拒否ってたから引き下がってたけどぼんやりした姫だったらペロリだったんじゃないかな
源氏も中年になってからは世代の違う年下の女君には若い頃ほど簡単に惚れられなくて面白い 年取ると会話の駆け引きより
自分が若い頃流行った曲とか思い出話が落ち着く感じなのかね
源氏レベルなら若い娘にチヤホヤされたくなったら
華やかそうな所いけばそこそこチヤホヤしてもらえるし >>710
あさきの玉鬘は源氏に惚れていた
髭黒の妻になってからそのことに気づく描写がある
美しい容姿の源氏を見て獣のような髭黒に犯され汚れた自分を嘆き
初めて自分に恋心を持っていても貞操を守り続けた源氏の男気に気づいた
原作の玉鬘は冷泉帝が好きだったぽいけどあさきは後年の話は省かれてるし 桐壺や冷泉はかつて愛した女の面影宿す女を手に入れて本人は満足してるのはやっぱり血筋とか身分とか出自が前の女より高いてのがポイントだと思う
源氏が手に入れた紫とか薫が手に入れた浮舟なんか前の女より身分が低かったばっかりに結局軽く見られて不幸になってったもんね
特に後者は田舎育ちと皮肉を言われたりしてやるせなかった。宇治川に入水自殺未遂とか恐ろしい決断して可哀想すぎた >>713
浮舟は自業自得じゃない?
匂宮を断りきってれば薫の愛人として、逆に気楽に暮らせたかもよ 浮舟の身の上だと
もともと尼になるのが分相応だから
貴公子たちとのロマンスはまさに浮き世の夢のようなものだった 薫は浮舟を軽んじてたがよくよく考えたら母親である高貴な女三宮だって不義を働いていたし読者は無理矢理関係を持たされたってわかるけど薫は柏木とのロマンスの末って思ってるしそこに行き当たらないのがタチが悪い 菅原孝標女は浮舟の君に憧れたと更級日記に書いてるんだっけ
中流貴族の娘たちには浮舟に自己投影でもしてたのかな
紫は自己投影するには身分が高いし完璧だもんな >>717
浮舟や空蝉に憧れた女性が当時多かったらしいよ
特に浮舟は今の時代なら突っ込まれ三昧のヒロインだけども、
パッとしない中流階級の娘が上流階級の男性二人から愛される立場に
憧れられたのかも
菅原孝標女は夢見る少女だったけど、感情移入しやすかったのが浮舟だったのでしょうね 空蝉はわかる。素材は悪くないのに冴えない夫と結婚してパッとしない暮らしをしている中年女が帝がもっとも愛している光り輝く貴公子に求められ
一度は身体を許すはめになるも二回目はきっぱりと拒絶するという中年女の夢と願望とプライドが詰まっている存在だもの
現代でもその手のハーレクインロマンスが人気 あと浮舟もわかる。二人の貴公子に愛されながらも内心見下され苦しい思いしたあげく自殺未遂するまでにいたった浮舟が
最後は迎えにきた薫の使者の弟に「ここには名も無い尼がいるばかりでございます」というシーンは宇治十帖でももっとも名場面だと思う
並の作家なら薫と結ばれハピエンにするあたりだよ。人生達観しまくってますというそぶりだった薫が俗世の道に囚われ苦しみ悲しみぬいた浮舟が最後に一人の人間として自我を見せるという対比がラストの美しさにつながってる >>719
空蝉は紫式部が自身をモデルにしたと言われてるよね >>716
柏木と女三宮の間に美しいロマンスがあったとまでは思ってないが
柏木からの愛に触れて自分の存在を肯定できるようになったってことでは
薫は弁の尼から死ぬ間際の柏木が女三宮に宛てた手紙を渡されて
柏木が女三宮や間に生まれた自分のことをどれだけ愛していたかを知った
源氏が実父ではないと薄々知っていた薫は自分の存在を疎ましく思い出家希望だったが
実父から愛されて生まれてきたのだと知ったで宇治の姫との恋に突き進む展開
>>720
横川の僧都が還俗のことをいっているから源氏物語が続けばそういう展開もありだったのかと
ただ薫の愛人になっても生涯なぜ君は大君ではないのかとチクチク嫌味を言われ続ける浮舟も幸せではないし
(桐壺帝も源氏も形代の女性を妻にしたけど、前の女と比べて本人に嫌味をいうなんて非常識なことはしていない
薫はそれをやっている)
なぜこの私を見て私自身を愛してくれなかったのでしょうということだよね
薫は浮舟に拒絶されて初めて自分がどれほど浮舟を愛していたか知り改心を決意しているし
一度関係を持った女性のことは生涯見捨てない源氏物語の男主人公の立ち位置に薫がいるなら
たとえ浮舟が尼のままでも源氏が空蝉にしたように生涯面倒はみそう
空蝉は源氏よりかなり年上だったからだけど浮舟は妙齢、色気がありすぎるから
尼のままで終わったかは不明だけど 浮舟にしろ女三宮もそうだったけれど、主体性の無い女性が男達に翻弄されたあげく
唯一逃げる場所が出家といのが‥出家=自死であるのだから切ない
とはいえ女三宮なんかはむしろ出家後は気楽に過ごしていそうだけれど
当時の女性の出家前と出家後ではどんな制限による違いがあるのかな? >>723
主体性がある女性でも藤壺、空蝉、朧月夜は出家している
墨染の衣を着て髪も短く切り、女であることを捨てる
源氏物語の女性たちは一義的には異性関係を断つために出家している
等しい仏弟子となるため男性の場合は俗世の官職を捨てる必要があった
源氏は出家後、妻たちのいる六条院を出て嵯峨野の御堂に住んだとされる
藤壺は出家後に薄雲女院となってから冷泉朝で女院政といえるほど権力を持っているし
女三宮は薫からの後見を受けて朱雀院から伝領した三条宮で暮らしている
源氏物語の女性たちは出家後もそこまで俗世から離れた生活は送ってないけどね >>724
浮舟と女三宮は若くして出家という意味でした
男性貴族の出家は=官位を捨てるという大きな意味があるのですね
女性にとっては出家する=女を捨てる、ってことなのかな 俗世捨てる気なんか無さそうに見えた六条
病じゃなかったらあのまま源氏と事に及んでたんじゃないか 六条さん好きなキャラだけど亡くなった夫の前坊の事ほとんど思い出さないで源氏ばっかりなのがちょっと嫌だ
桐壺帝が六条さんを気にかけてたのは仲の良かった弟がとても大事にしてた妃だからなのもあるのに
三途の川で六条さんが来るのずっとひとりで待ってる気がして切ない >>719
でもハーレクインだと夫と別れるか亡くすかしてイケメン貴公子と再婚が定番だよね
きっぱり断った後もまだ中年で旦那に先立たれるのは当時の寿命的に仕方ないかもしらんが
その後に息子に言い寄られて尼になってるし実子もいないし、
後に六条院に引き取られたとはいえもう出家してるから源氏の妻のひとりにはなってないだろうし、
浮舟は身分は高くても心無い貴公子二人に散々傷付けられて
入水自殺未遂の上に出家だしで、二人とも幸せになったとは言い難いような
それともそういう悲劇性も人気のひとつなのかな >>707
当時の価値観でもそういうのダメなんだっけ
まあ源氏のモデルのひとりと言われる宇多帝の皇子は
父の寵愛受けた女を妻にしてるがw >>722
実父から愛されて生まれてきた事を感謝するのはけっこうだけど源氏に対して恩は感じることないのだろうかと疑問に思う
源氏とは幼い頃に源氏が出家してそのあとそのまま死んじゃったから記憶に残ってないだろうけどさ
あさき源氏は愛情を顕わにしてたけど原作源氏はあそこまで愛情を抱いてたか疑問だが最初の頃の女だったら人目にふれないからよかったのにと弱冠疎ましがってた感情はなりをひそんで
哀れみに近い感情だけど愛情もって慈しんで育てたのは感じられる
少なくとも孫宮たちよりは愛情抱いてた節があるし自分の死後の事も考えて冷泉始め周りの人に薫のことを御願いしてたから少しは源氏に対して感謝していいと思うんだ >>722
>(桐壺帝も源氏も形代の女性を妻にしたけど、前の女と比べて本人に嫌味をいうなんて非常識なことはしていない
あと桐壺更衣と藤壺は容姿性格こそ対等だと思うが身分や育ちは藤壺のほうが圧倒的に格上のお姫様なので、そりゃ欠点ないし嫌み言う隙なんてないわて感じ
源氏は紫に貴方は叔母の女院に比べてお気が強いのが困りものだみたいな事を言ってたがそれは皮肉でも嫌みでもなくて源氏は紫の事を本当に愛らしい存在と思ってるから言ったまでのことだった うん、本当に気が強いのはどう見ても藤壺
息子のために兄を切って源氏の手駒である秋好を貢献したりと非情になれるから。
紫は藤壺の同母兄の娘、対して女三の宮は藤壺の異母妹の娘
朱雀院は亡き女三の宮の母を大切にしていたが、やはり一番の寵愛の座は朧月夜の方にあったので
それらの情報だけでも容姿才覚ともに朧月夜には及ばないことは容易に推理できるだろうにあまりにも藤壺が永遠の人すぎて
年をとってしまったこともあって判断力が落ちたよな光源氏の君 >>733
そこは朱雀院が一番可愛がっている姫ということで
母親はさほどでは無くても娘が素晴らしいから鍾愛してると思ったのかもよ >>730
薫が源氏にさして恩を感じていないのは
そのまま冷泉が桐壺帝への恩を感じてないのと対になっているんだよ
どっちも幼くして養父と死に別れているから思い入れがないのに加えて
不義の子薫というキャラクター設定が不義密通した源氏へのしっぺ返しだし
冷泉と薫は源氏の罪の因果応報という鏡写しみたいな感じ 藤壺は施政者だし強固な意志と毅然とした風格が備わってる必要があるものね
紫みたいに源氏の愛だけが頼りの儚い身の上とは段違い >>729
古来より親子丼をした貴族や皇族は滅多に現れなかったけれども
・リアル親子丼を花山院がしたので紫式部が批判回避のためにスルーした
・紫式部が娘がいる母としてあり得ないと思った
・秋好に源氏が手を出したら六条の怨霊を呼び出さないとならなくなる
当然若菜の設定が崩れる
この辺かな?とふと思った >>735
同意
やっと源氏が無償の愛を学んだとも取れると思う >>735
冷泉はまあ息子でなくても孫だから血はつながってるけど薫は普通に他人だからね 柏木父と源氏がいとこだから現代人基準だと親戚だけど
あの時代の感覚だとその子供となると他人だろうな
柏木生母が右大臣の系譜だしね 一応源氏と柏木だと、父親同士でいとこってだけじゃなく義兄弟で親友で
柏木は妻の甥でもあり一人息子の親友でもあり正妻の兄でもありだから
あの時代基準でも他人同然の親戚よりは親戚感あったんじゃないかな
源氏も柏木に目をかけてきたのに裏切られた!ってのが
嫌味モードの一因になってたような 柏木と女三宮の密通発覚後に、宴で源氏が柏木に嫌味を言うシーンで、
源氏の直衣の柄が蜘蛛の糸になってるんだけど、生霊バージョンの六条さんとおそろいだね。
というか、自分を侮辱した敵を殺すとか、間接的とはいえ源氏は六条さんと同じことをしてしまってるんだね >>730
それは買いかぶりすぎかなあ
薫自身も周囲も女三宮がまだ若く美しい盛りに出家したことを疑問に思っているし
匂宮が若いお前の母上が降嫁しても光源氏は紫上だけを愛したんだと余計なこと喋ってるから
源氏と女三宮の夫婦仲が良くなかったことぐらい周知の上だろう
源氏はなぜここまで母上を大事にしなかったのだろう→
自分が源氏の実子でないならようやく合点がいく、という感じでは?
自分は源氏や周囲からさぞかし出生を疎まれ憎まれたのだろうというのが
薫が若い頃の出家願望に繋がっているし
柏木の手紙を見て恋や結婚に踏み出す気になったが
源氏が冷泉に薫のことを頼んだというのもむしろ薫に皇統を外された
冷泉ー秋好夫妻の老後の後見を頼んだと取れる
冷泉こそは源氏が最愛の人との間に残した実子だし >>743
そう考えると、親世代のやらかしを子世代が後片付けしたとも思えてくる
冷泉帝と秋好の間に子はいないので、負の連鎖はそこで止められるし
柏木の罪は薫が二人の老後を見ることで、死後の源氏の心残りが解消されていく
薫は出家願望をだだ漏れしている暇はなくなるENDは現実的なので
夢の浮橋から漂う幻想感で物語を閉じられて良かったと思う 死後の源氏の心残りと共に解消されていく
肝心な言葉が抜けていたので補足 >>669
まあ現実はそうだろうが源氏物語はフィクションだからね
ただカミラとチャールズの例もあるし希には源氏みたいなオッさんもいるかも >>743
よく考えたら女三の宮が柏木に寝取られて源氏が陰湿な皮肉を言う場面、私ら読者は源氏が昔から傍若無人な恋愛騒動起こしてきたのを知ってるから
天罰だ因果応報だ、いい気味だと思いがちだが、これがもっと誠実で性格がいい夫がそんな目にあってたらと思うと女三の宮の態度も相当だよね
少なくとも子供を認知してくれて可愛がってくれて将来も不自由ない生活できるよう計らってくれたから現代的に考えれば女三の宮は少しは感謝してもいいような気がするが
そこは当時の価値観の違いなんだべか、たぶん女三の宮が源氏の事嫌ってるから薫も母の影響を受けて亡き養父にいい感情持ってないとかありそうな気がする >>746
紫の方が女三宮より
美人だから
チャールズの場合とは違うかな
女三宮がAKB
紫が深田恭子や仲間由紀恵みたいな
中年になっても美人な女優
という感じでは 冷泉と秋好に薫の世話を頼んだ源氏は
やはり優しいと思う
それにしても、薫は世間から見て源氏と二品宮の子で、更に冷泉院と秋好中宮の養子格って凄い身分だわ
スピード出世も当然だな >>748
中年になった深田より現役AKB48の方がいいんじゃね?
というか往年の美人女優と大人になった深田に例える方がいい
っていうか完全無欠な才媛を深田や仲間を出すあたりアンタの感覚も眉唾だね
おそらくブ(略 >>750
若さと身分で女性の価値をはかるあなたの感覚の方が変だと思うけれど 若けりゃいいなら源氏ならいくらでも若くて身分の低い女房が側にいるだろうし 源氏は身分&血筋コンプもあるから……
自分より下の女(紫上他)は言うこと聞くけどだからこそコンプ解消されない
自分より上の女(葵他)だと言うこと聞いてくれないから扱いずらい
年上で身分も血筋もよい女君は総じて源氏の意のままになってくれないのが面白い
年下で未分も血筋も良かった女三宮もやっぱり源氏の意のままになってくれなかったけど 光源氏のコンプは身分と血筋ではないと思うなあ
東宮が霞む程に父帝からの寵愛を得て、皇女である藤壺の女御が母代わりに可愛がってくれた
今をときめく左大臣の婿にもなっているし、誰よりも出世は早かった
結局マザコンこじらせたことが光源氏の原動力でありウィークポイントじゃないのかな
妻に身分高い女性がいなかったというのも深刻なコンプレックスでは無かった
もう上り詰めちゃったし
紫の上がもう少し生まれが良ければ、藤壺に並ぶのに、といったところでは ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています