あさきゆめみし 第九十三帖
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いづれの御時にか、駄スレ、良スレあまたさぶらひたまひけるなかに、
いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふスレありけり。
語りませう。
この板は全年齢対板なのでエロ話がしたい人はpink板へ
ここは漫画あさきスレなので専門的な史実ネタや原文ネタはほどほどに
史実ネタは日本史板へ、原文ネタは古文・漢文板へ
あさきゆめみしに描かれていない人物及び竹河の巻ならびに
後世に執筆された雲隠六帖について語りたいお方は下記のスレへ
紫式部、源氏物語スレ
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1316926843/
まったり雅に平和に語り合いましょう
次スレは>>980なる方が立てる定めなりにけり桜人
前スレ
あさきゆめみし 第九十二帖
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/rcomic/1546736653/
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured >>204
本当に賢ければ源氏みたいな男にしつこく付きまとわないと思う >>205
家司たちにいうことを聞かせ財産を奪われないようにして
かつ娘の秋好に良い縁談を持ってくるには男性の力が必要だった
だから六条は源氏との再婚を望んだ
源氏に関わらず男を遠ざけ未亡人として孤高を貫けばよかったor
もっと身分は劣ってもいいから正室にしてくれる男と再婚すればよかったor
桐壺帝の公認お手付きとして娘とともに内裏に住めばよかった
という選択肢はあったにせよ
六条が源氏一人を信じ結婚できなくとも娘を託すことができたおかげで
秋好は冷泉帝の中宮になれて立派な後見も得ることができた
他の選択肢では秋好が六条の死後どうなったことか分からない 源氏に娘を預けるなんて普通に考えたら絶対嫌だけどな
六条も自分の死が迫っていたから背に腹は代えられないとむ 六条も自分の死が迫っていたから背に腹は代えられないと娘を預けただけで
頼りになる親族とかいなかったんだろうな もしも源氏に後ろ身を頼まなかったら朱雀院の熱心な申し込みで朱雀に嫁いでいたろうけどね秋好
源氏という光り輝く貴公子と恋愛しただけに、いかに帝といえど右大臣一族の傀儡で病気がちな朱雀を見下してた節があるね六条 >>203
源氏物語て宿業とか宿縁とかがあとで効いてくる話だから夕顔と四の君の女の戦いが世代を超えて戦い続けた話だと思えば納得できる部分がある
四の君に嫉妬されていじめられて、頼りの夫も正妻には頭が上がらないため守ってくれない、追い出された同然に逃げなければならなかった可哀想な夕顔
その娘と孫が、かつて愛した男とその正妻の愛娘の愛した男の寵を奪う
そんな夕顔の静かな復讐なんですよ >>205
桐壺帝も言ってたけど葵がいても六条さんを正式に妻にしても良かったんだし
もし葵より先に六条さんが男子を産んでいたら六条さんが立場逆転してた
源氏みたいな男というけど敵対してる右大臣でさえ直接会えば見惚れてへりくだるほど魅力的なのに
恋人として源氏と接してのめり込むなというのも無理だよ >>211
立場逆転したかはともかく、妻にできのにしてくれないような男にいつまでもへばりついてる方がおかしいと思う
あさきで葵との不仲を散々アピしときながら夕霧生まれた時点で気づけよと
典型的な不倫男の手口
現代の不倫男は同時に結婚できないけどあさきの頃はできたんだからね
若い色男に狂って判断力がないと言われても仕方ないよ それに娘がいるのに男にのめり込む母親って多感な秋好の教育上だってよくない
ただ秋好は朱雀帝に入内しても朧月夜に勝てないだろうから、冷泉帝に入内して中宮になれて良かった
源氏が結局妻としたのは処女娘だけだから六条さんは最初から遊びの女だったかと そういうのは理性で割り切れることじゃないんだろうな
へばりつきたくてへばりついているんじゃないと思うけどね
六条好きでも嫌いでもないけどそこまで言わなくても だいたい六条の家のすぐ隣の家で故人の悪口を言うとか源氏のほうに非があるからね
紫も祟られて死にそうな目にあったけど助かったのは紫自身には恨みが無い事と六条から見たら紫は正妻の地位を追い出された哀れな女で秋好とは
姉妹みたいな親友みたいな仲の良さだから多少の手心というか慈悲を加えたので祟り殺すまでにはいたらなかった
でも正妻の地位にある女三宮にたいしては容赦なく尼にしてやった >>214
惜しいわけよ
あれほど身分も財産も娘までいる
それがアホ源氏にひっかかって若い男にハマってすがって人生台無し
せめて引き時を見てさっと身を引いてたらもっと幸福になれたと思うの >>209
秋好が源氏の後見なしに朱雀院のところへ行っても後ろ盾もない女御
朧月夜や藤壺女御に蹴落とされて寵愛を受けることができなかっただろう
>>213 源氏が葵の死後、六条や朧月夜との結婚を断り
側室の紫や花散里にとどめておいたのは藤壺との再婚を目していたためだと取れる
源氏が正室候補の朝顔に求婚したり、女三宮を正室として迎えたりしたのは
藤壺が亡くなり再婚の可能性がゼロになってから
夕顔は生きていれば六条院に迎え取ったと言ってるし
空蝉は尼だから源氏の妻ではないものの二条東院に迎え取り衣装配りも懇ろに行っている
処女以外は遊び女というのは言い過ぎ >>217
よくある解説だと葵の死後しばらく再婚しなかったのは紫がいるからだといわれてたけど藤壺目当てだったのかな?
葵の死後はもう六条には冷めてたからどちらにしても結婚はなかった
しばらくして紫に少し飽きた(落ち着いた)ら槿を正妻にしようとしてたみたいだけど いくらなんでも中宮の地位にあった人で帝の母でもある人と本気で再婚できるとは思ってなかっただろうけどひそかに夢を見ていた節はあるわな >>218
源氏は葵の死後、伊勢へ下る前の六条に会いに行っている
「あなたが私を見捨てていくのだ」未練はあったのだと思うよ
六条が伊勢へ下った後、紫の裳着を行い世間に公表するがその直後、桐壺院が危篤となり崩御
里へ帰った藤壺に源氏はしつこく付きまとい「父上はもうおられぬ」と再婚をせまる
しかし冷泉の出生の秘密がばれることを恐れた藤壺は出家した
藤壺への操(尼となった藤壺と再婚はできないが
正室の座は藤壺のためにあけておく)のためだと思う >>220
現実問題、前中宮で皇太子の母と再婚とか出来るもんなの? >>206
なるほどね
源氏は恋愛相手としてはイマイチだけど後見としては有能だからな
娘と男女の関係になるなと禁じておけば、秋好には最高の後見人になってくれる
やはり六条は頭は良かった >>218
朧月夜との結婚申し入れを断ったのも、朝顔との結婚を諦めたのも紫を大切にしたいからと書かれているね
冷泉の立場もあるから
藤壺と結婚しようとは源氏は考えてはいなかった
だから尚更藤壺形代の紫を北の方として大切にしたんだろう
紫を超える藤壺形代かと期待させる女三宮の登場までは >>220
アレよ、近くにいると鬱陶しいけど、いざ手の届かないところに行かれるとなると途端に惜しくなってくる
源氏ってそういうとこあるよ >>224
確かにwマジでw
クズ男と評されるのはそこw >>225
ねw
永遠の憧れ藤壺だって手に入ったら途端に見向きもしなくなるわよあの男は 藤壺に飽きたらまた身分の低い女のとこ行ってたのかしら 紫の元に行くでしょ
同じ顔の女性で一人は年上で身分が高くもう一方は年下で身分が低いってどうなのかしらね
対面したら双方病みそう でも藤壺と紫の上は性格が違うから顔は同じでも持ってる雰囲気や表情も違うでしょう
藤壺は決断力があって源氏を切ることが出来る冷厳なところがあるに対し
紫の上は情があって優しいので源氏を最後まで見捨てることは出来なかった 藤壺と紫の立場の違いを考えると、藤壺を冷徹というのは気の毒かな
冷泉が不義の子であるという噂でもたてば、愛する光源氏も我が子も失脚してしまう
母として、恋人として、藤壺はああせざる得なかった
藤壺も紫も、賢く強く情も知性も分別もある女性として描かれていて
光源氏と並んで、ありえねーっていう人物造形なんだと思う
そんな超人でも悩んで苦しんで過ちを犯すところが正編の面白みの一つなのかも >>230
紫には「母として」という部分がないからね
常に源氏が一番
明石中宮だって所詮養女だから源氏を切り捨てて明石中宮を取るってことはしない
現にそうなったら明石上に返したし >>231
明石姫は実母よりも紫を慕ってるのに悲しい話だな >>229
藤壺は桐壺帝の中宮だし、帝の正后、国母の地位を与えてくれた桐壺帝に対する恩義もあったでしょ
紫は実家の支援のない自分を拾い上げてくれた源氏にただ感謝して尽くせばいいだけだけど
源氏を選べば正后と国母の地位を捨て桐壺帝の恩義も捨てることになる
冷徹だから源氏を切ったわけではない
>>232
明石姫が10代の頃は実母と過ごした期間よりも紫と過ごした期間のほうが長いからだけど
入内と同時に実母に返され明石はずっと明石女御に付き添い続けて
後編ではすでに明石中宮が紫と過ごした期間を超えているので次第に比率は実母に傾きそう
紫はそうなる前にさっさと亡くなったからだけど >>233
あかしの宇治編で二条院だか六条院に里帰りした明石中宮が紫の上のお母様…て回想してたから
やっぱり明石中宮の母親は明石よりも紫なんでは >>223
紫を大切にしたいからとは書いてないよ
あさきの朝顔の場合は一度も会ったことがなく面識もない紫の顔がありありと脳裏に浮かんできて
ああ、紫さまを悲しませたくないから私は源氏と結婚できないわ、と自ら身を引いたことになってるけど
>>235
源氏のお父さまと紫のお母さまと回想しているから
あさき史上最大の理想の夫婦という意味でじゃないの
匂宮も俺は光源氏になりたい、そして俺の紫の上を探すのだと言ってるし
明石中宮や匂宮が思うベストカップルという意味で使われている 匂宮は見つけた俺の紫の上ってことで中君を二条院に迎えたのよね
あと数年もすれば第2、第3の紫の上を見つけてきそうな気配だったわね >>235
紫の上のお母様…って見ようによってはちょっと距離ある呼び方
明石中宮も明石上も実母の呼び方は「母上」
幼い頃から育てられたとはいっても実の母親でないことは明石中宮も最初から知ってたから、節度のある親子関係だと思う
どこかの本にも「(明石の姫も)自分の運命を悟ったのか大人しくなついてきた」とあったから、幼いながらに生存するためには紫の言うことを聞かなきゃならないと無意識にでも理解して慕うようになったかも 勿論明石中宮は心から紫の上を慕ってたけど、当時って乳幼児の生活の世話まで母親が全部やるわけじゃない
実親子であっても現代の親子関係ほど濃密ではない
特に血縁が社会で結束するツールだったりすると、幼い頃から実の親子ですらないと聞かせてりゃ反抗期とか親子喧嘩や批判はできず、お母様すばらしいと言うしかなかったろう
父親の源氏には「琴を教えてくれない」とか不満も率直に言ってる
慕っているのは事実でもそういう無遠慮な関係は築けなかったと思う >>236
朝顔のことで紫が落ち込んでいるのを見て、源氏が「紫に恨まれるのだけはかなわない、こんなことは終わりにしよう」と言っている >>239
琴を教えてくれない不満は紫に愚痴っている
父親への不満を母親になら素直に言える、明石姫と紫は現代の仲の良い母娘のような親密さがあるよ 紫に対しては生みの親じゃないのに大切に育ててくれた素晴らしい人という
敬愛なんだからいいじゃない 自分は思い上がっていた
今自分の帝の妃という地位があるのは紫のおかげなのだ
と自分を恥じてたよね、明石姫 紫こそ素晴らしい至高の女性と崇めてる点では母娘似ているよね明石親子 明石の姫は10年くらい育てられたからまだわかるけど孫の女一宮や匂宮が成人してもなお紫を慕って偲んでいるとかは驚くわ
幼少の頃に死に別れたはずなのに普通は記憶がボヤけてそういう存在の人いたなって感覚のはずだ
それだけよっぽど素晴らしい女性だったと作者は言いたいんだろう 実際には源氏の娘だから帝の妃になれたのであって
紫上がいようがいまいがそこは関係なかったけどね
養母は花散る里でも問題なかったわけだし >>246
明石中宮のことだから
六条院に里帰りしたり娘として源氏や紫の法事を営んだりするたびに子供たちに
紫のお母様はああだったとかこうだったとか
昔話を聞かせてやってたんじゃないの
匂宮にもあなたは本当に紫のお母様に可愛がられてーって話してたのかも
明石中宮から見た紫はまさに理想の貴婦人で源氏とは理想の夫婦だったんだろうし 紫は明石中宮より源氏が大切で愛してた
それが養母の限界なのか
だからこそ宮中で戦い続けて子を東宮に立てた、つまり夫は当てに出来ずに子供一番の明石中宮には余計理想の夫婦、女性と見えたんだろう 紫の上にしたら源氏はただの夫ってだけじゃなく父であり兄でもあるからね
アイデンティティの根深い所にあるからそれこそ単なるATMみたいには割り切れんだろう >>247
そこは紫が当代一の貴婦人だったので教養とかたしなみを姫に教えて素晴らしい姫君に成長させた功績も大きい
花散里はいい人なんだが人がよすぎて女房になめられてる節あるし >>252
その割にはあさきを見る限り、後半生の明石中宮をみると、紫と逆なタイプになってるようだが 紫の上自身は自分のようになっては駄目って言ってたからね
お互いがお互いを見つめるような関係って端から見ると美しいし憧れるだろうけど実際はしんどいことも多いって言いたいんだろうか
夕霧夫婦みたいに欠点も出せるような関係の方が楽かも >>245
紫は明石や明石姫のように裕福な実家や子や孫を所持しているわけではないし
花散里、末摘花、空蝉みたいに仲の良い姉兄弟がいるわけでもない
赤の他人の中で暮らしていて本音を話せる人もおらず
「源氏の寵愛を受けるにふさわしい立派な人」という仮面をかぶり続けなければならない
明石姫のことだって叱ることはまずなかったんじゃないの
源氏から預かった大事な后がねの機嫌を損ねる悪い養母にでもなれば
自分から明石姫を取り上げられてしまうかもしれない
ましてや明石が六条院に引き取られてからは実の母娘を分断している罪悪感があった
明石には実娘と8年間離れ離れで養育できなかった負い目が
そして明石姫には実母と8年間離れ離れで別の女性を母と呼んでいた負い目がある
その双方の負い目を埋め合わせるために「紫上に育てられてよかった」というしかないのであって
本心から母娘分離を喜び紫を崇拝していたかというと別問題 母娘関係も母の役割も近現代とは全く違うからねえ
明石姫が紫の上の養女になって箔がついたのは、光源氏の当時の正室格が養母という理由だけでなく
教養も趣味も人柄も飛び抜けて優れていると評判の紫の上のもとで育てられた、っていう付加価値が大きいと思うよ
当代一の光源氏と紫の姫ならばさぞや素晴らしい女人でしょう、と前評判が上がる
花散里ではそうはならない 源氏も頭中将も末摘花のことを実際に会うまでは
零落した宮家の琴が上手な華麗な美人だと思って求婚してたし
夫以外は本人に会うことがない平安時代の女性の評判ってどんなものだったのだろう
花散里だって前評判悪くはないよ
姉は桐壺帝の女御だしね >>256
それもあるだろうね田舎育ちだと無教養と見られてたようだし
田舎育ちの母に育てられたというのも避けたかったのかもね あさきのオリジナルで、母親を求めて泣きわめく明石姫を抱きあげた紫が
こんなにも小さくて愛らしい我が子を手放さなくてはならなかった明石の心を思いやらずに自分のことばかり考えていたと悔やんで涙を流すシーンが好き
こういう補完があるから作中の紫こそ最上の女性という描写にも説得力があるわ >>255
あー親財産だけでなく兄弟姉妹さえいない本当の一人ぼっちなんだね>紫
頼りにならなくても心の支えになるだけ違うよね
末詰花の変人兄貴にしてもずいぶん仲よかったもんね 明石が一通りちい姫を育てて子供が一番可愛い三歳くらいで手放させたのは話としてうまいと思う
産まれた直後に手放したら明石が母親としての感情が育ちにくいし十歳くらいだと成長を見ていない源氏に父親として自覚が薄くなる >>255
あさきではちい姫が紫に
「お母様に育てていただいて私はどれだけ幸せだったか…
いつからか知ってました、お母様が本当のお母様でないこと
そんなことが気にならないくらい私はお母様の愛で満たされていたのですわ」
て話していたし
里帰りしたら早速お母様におでまし願えと言うし
めちゃめちゃ慕ってるよ >>262
そんな言葉で美化しないと壊れてしまう関係だったからね
幼少期の明石姫は実母から引き離され紫を母と慕うしかない運命だった
しかし今の明石姫は今上の女御で東宮母、押しも押されぬ未来の国母&中宮
何があっても絶対に自分を見捨てることのない実母の明石、実祖母の明石尼君とも再会し
外祖父の明石入道が命ある限り明石女御ただ一人のために祈り続けているのだから大丈夫ですと
深い肉親の愛情に触れることができた
そうなると何も持たない紫が急に哀れに見えてきたんじゃないの
その言葉を言ったときの明石女御と紫の関係は断然明石女御のほうが強者だから
弱者に哀れみをかけている感じがする あさきもそうだし原典でも明石姫は実母の明石より育ての親である紫を信頼してるとはっきりとした描写があるよ
なんでそこまで紫と明石姫の関係を妄想で貶めてるのよ >>265
私は貶めるわけではないけど、実母と養母への感情や接し方は違ってきて当然では?
養母なら「素晴らしいお母様」でオールマンセーしてりゃいいけど
実母となると「母方の親戚で信頼できる人はいるか」「それを引き上げて出世させたい。除目をどう動かすか」
極論「他の女御が子供を生みそう。男なら殺せ」
とか生臭い話もしなきゃならんと思うのよ
そこはお綺麗事でしかすまない養母との違いだし、紫は源氏一番だから、源氏の意にそまない政策を考えるとかはしゃべれない
紫が明石中宮の世話を明石に譲るときに
「これからは実母でなくては話せないこともあるだろう」ってのはその辺では あさきを読んでいないか、妄想読みしている人がいるね
明石中宮が紫を心から慕っていることを示す場面は何度も描かれているのに 明石中宮は当然紫にとっての一番は源氏だとわかってただろう
だから源氏と紫が理想の夫婦だったと言ってるわけなんだけど、
自分が子供の立場として「お母さんはあなたよりお父さんの方がずっと大事で好き」となると、
お母さんはお父さんを一番好きで大事にして素晴らしいわ、だけで100%収まるかってと微妙かも
年取ってから「やっぱり夫が一番」ではなく、幼児の明石中宮を育ててる間もずっと「源氏が一番」だったわけだからね
その辺も実親子とはどうしても異なってくると思う 実母と違う継母でも、母のない子と子のない母とみたいに
男より子供の母になりたくて結婚した!ならまたちょっと違うかもだけどさ
いずれにしても明石上は明石中宮が赤ん坊や幼児の時はもちろん、生涯を通じて明石中宮が一番大事だったと思う
源氏より 原典では紫の上は最期の場面で明石中宮の手を取ってるんだよね >>268
「紫からの愛で満たされていた」明石姫が、自分への愛は源氏への愛より少ないのではないかと疑ったり比較したりするわけない
明石姫は紫からの愛情に何の不満も無かった >>270
紫式部は紫と明石中宮の強い絆を強調しているね
大和さんもそれを理解して何度もオリジナルを加えてまで紫と明石中宮の愛情を強調しているんだろう 原典でも明石は姫にここまで慈しみ育ててくださった紫の上を大事にしなきゃいけませんよと諭してたしね
自分の栄光のために耐え忍んでくれた実母と祖父母にも大変感謝しているけど、やっぱり育ててくれた養母への愛は別格みたいな感じだよね ちい姫が物心ついた頃にそばにいて育ててくれたのは紫だからちい姫の中の母親は紫でしょ
そこは産みの親より育ての親だよ でも思春期から付いてるのは実母
子供を産む時には出産経験のある実母の方が相談相手になる
明石は生母としてそのうち位階も与えられるだろうし
何も無いまま亡くなった紫の上より最終身分は上だったんじゃないかな 実母の明石の君に情も感謝もあるのは当然だけど紫の上にとっての祖母尼君とか夕霧雲居にとっての大宮とか多分光源氏にとっての藤壺とか子供時代の愛情を感じた幸せの象徴は源氏紫の上との家庭なんだろう 思春期からだともうほぼ人格出来上がりつつあるしね
紫は明石中宮の生んだ一宮も紫が可愛がって抱っこして離さず
おもらしで衣服が濡れても喜んでいたってほど子供を親密に可愛がるタイプ
キャラ的にも明石は六条さん系の気高いタイプだし、その辺も明石中宮への接し方で違いありそうだけどね そういえばキャラ的にも
堅苦しくなく、親しみやすくて可愛い系の明石姫
明石君ではなく紫に似たタイプに育ったね 紫も明石中宮を慈しみ育てたし
明石の君も自分の立場から母親らしい
気遣いでお世話していたし
どちらもかけがえのない存在だったんだろうな >>278
中宮になっても
「幼い頃からお母様こそが私の理想の人でした
いつもいつも憧れて…お母様のようになりたい
…お母様のような貴婦人になるのだと…」
て言ってたくらいだからちい姫自身紫を手本としてたんだろうね その割には匂宮に禁足食らわすときなんかの旧こきでんさまのような迫力 >>277
>おもらしで衣服が濡れても喜んでいたってほど
この辺にやっぱり実母ではない感がある
実母ならそうは思わないからね 明石中宮にとって乳母=紫上
実母=明石
ですべて説明がつくと 乳母とはだいぶ違うわ
紫が養育を受け入れてくれなきゃだだの田舎の中流貴族のお嬢さんで一生を終えてた
東宮妃になれたのは紫が養母になってくれたおかげでしょ 明石達も別の身分の高い女性から源氏の娘が生まれたら蔑ろにされるかもって怖れてたもんね >>286
源氏の娘でも身分の低い明石の元で育てられたんでは帝の妃は夢のまた夢でしょう 源氏自身身分の低い母親から生まれて苦労してる自覚があるからね 紫の上に預けられたのは誰にも後ろ指刺されないようにするための箔付けであって
祖父が大臣の明石の元で育ったとしても最終的に中宮になれたと思う源氏の娘は一人だけだから
父親の身分が大臣なのに母親の身分のために更衣で入内とはならないでしょう 田舎育ちがなんで見下されるかっていうと
田舎には女房にせよ教師にせよろくな人材がいないからなんだわ
明石入道もお金を出して京からいい女房を呼び寄せようとしたけど
そもそも優秀な女房は都でいくらでもいい勤め先があるからわざわざ都落ちなんかしない
田舎で雇えるのはそれなりの人材
ちい姫の乳母も田舎にはろくなのがいないだろうと源氏が都で選んだ乳母を明石に送ったんだけど
田舎に下るのを嘆く乳母を源氏自らが言葉をつくしてなだめてようやく承知してもらったくらい
それくらい田舎育ちは劣った環境で育った人とみなされるし
都落ちも情けないことと思われる
受領が豊かな土地に任命されたがるのと
将来の后がねの姫が田舎で育つのとは違うんだよね
実母の明石も源氏から紫以上の扱いは受けてないし
ちい姫の将来考えたら紫の養女にして正解だったわ もし六条や朧や槿が妻になってたら養育は誰になってたんだろう
もし葵が生きてたら葵が養母? 後ろ盾が万全な正妻が育てるケースは無いと思う花散里とか落葉とか地位が万全とはいいづらくぶっちゃけやること無さそうな女性が養子を育ててる 他になり手がいないでもない限り葵と六条みたいに実子がいる場合は避けるだろうね ちい姫入内後に身分の低い母親がそば付きになってるって一部で悪し様に言われてたと原典にはある
母親が田舎出身で身分が低いとなにかと不利でしょ
源氏の一の人で最高級の女性と名高い紫の上の養女として入内したからこその栄華 >>289
明石の入道の父親なんてとっくに鬼籍に入ってるでしょ、元々身分血筋よかったのに受領にまで落ちぶれたのは
父親が失脚したとか、もともと親兄弟と不仲だったとかいろんな事情があると思う
髭黒のとこだって一時は帝の叔父として大臣にまでなって権勢を誇ってたのに死んだら、あっという間に世間から見捨てられて予定していた長女の入内話が立ち消えになったくらいなのに >>291
六条は姫がいたからいいけど他は姫がいなければ養女にしていただろう >>294
後宮なんて悪口陰口飛び交う
陰湿な世界だしなあ
ちい姫の生母が身分低い田舎者であることは絶対突かれる弱点
そういう時、女王で、秋好中宮とも張れる
当代一の貴婦人紫が養母というカバーは大きいね >>255
>>264
ほとんど妄想じゃん
紫が嫌いなだけって感じ >>298
あなたは明石が嫌い過ぎて明石姫は紫に引き取られていいことしかなかった
明石みたいな卑母といたらろくなことにならなかった
卑しい明石姫が入内できたのも女御になれたのも東宮を産めたのもすべて紫さまのお陰
明石も明石姫も紫を最高の女性といつも称え続けていた
(明石姫の入内になると源氏の傍にいたいと実母に返却したけどねw)
と妄想しすぎだしね 紫の上は宮廷にずっと付き添っていてあげたいと言ってなかったっけ?
源氏がそれでは自分を見捨てるのかと引き留めてた
紫の上にとって源氏>娘っていう人がいたけど源氏が許さなかっただけじゃないのかと 母親がどうとかって考えるとややこしいけどようは出身校って考えたらしっくりくる
明石=地方の学校
紫の上=都心の名門校みたいな感じ 明石の姫が心から紫慕っていたのは原作読んでもわかるし、あさきならなおさらわかりやすく書かれている
それなのに負い目とか、よくぞそこまで深読みできるなって感じだ
紫と明石の姫と明石の上の三者の絆はとても美しく描かれているよ、なにが不満なんだ どちらを慕ってるとか同じ土俵で比べるのは無理じゃないの?
実母と養母は全く違うものだから
それに実母がそばについてると陰口叩かれるほど所生は知れ渡ってたわけで
養母の箔はあった方がいいけど、そこまで決定的なところではないのでは 源氏も左大臣が養父みたいな立ち位置だよね
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