あさきゆめみし第八十七帖 避難所
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いづれの御時にか、駄スレ、良スレあまたさぶらひたまひけるなかに、
いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふスレありけり。
語りませう。
この板は全年齢対板なのでエロ話がしたい人はpink板へ
ここは漫画あさきスレなので専門的な史実ネタや原文ネタはほどほどに
史実ネタは日本史板へ、原文ネタは古文・漢文板へ
『あさきゆめみし』には沢山の登場人物がいてそれぞれ贔屓キャラは違って当然
特定キャラを過度に叩き他人を不快にさせるような書き込みは攻撃されて当然
それ以外はレスした人への攻撃は固く禁止
マタ〜リ楽しく共存し合う事が出来なければ《荒らし》
次スレは>>980なる方が立てる定めなりにけり桜人
前スレ
あさきゆめみし第八十六帖 避難所
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/tubo/1514098156/ 紫の上が弱ってからの源氏への想いは夫と言うより手のかかる息子を愛するように変化したイメージだった
臨終の時には対等な男女と言うよりそれらを超越した無償の愛に目覚めたように感じた 法会でこの世の全てが愛しいって悟った時が晩年の紫の上のクライマックスだよね 紫が源氏の愛にすがっていたのが、晩年は逆転してたね 追うと逃げる
でも追われなくなると「あれ?」って気づいて戻ってくるタイプだね あれって愛というより慈悲だよね
男女の愛はもう紫にはない
源氏は薄々それに気づいているからいっそう紫にすがりつく 晩年の紫上は精神的にも見た目にも天女レベル。
桐壺が月に帰りそうなかぐや姫になぞらえられたのと1対をなしている。 出家を許してもらえなかったのが決定的だったね。あれで源氏の身勝手さがはっきり分かって一気に心が離れた感じ。
そういえば三宮にも出家後グダグダ言ってたな。出家前は嫌味ばかり言ってたくせに。 結局五十路になっても本当の意味で大人になってなかったんだね源氏は
生まれながらのアイドルの悲哀をそこに感じてしまう
何をしても許されてしまうから本当に大事なものを失うまで気づけなかった >>858
せめてあの時紫の上ととことん話合うべきだったよね
気を遣いすぎてストレスで限界迎えてる紫に向かってあなたは実家にいるみたいなもんだから気楽だよねと言ったのは酷すぎた
悩みを口にする紫が重たくなって気楽な女三宮のとこに逃げ出してセックス
そりゃ紫も我慢の限界だよな 敢えて言えば須磨に流された?事が転機だったけど、明石入道一家に厚遇されたから何もなってない。
そのくせ夕霧には厳しいってもうね。落葉の事で夕霧を諌めたシーンで「お前が言うな」と思った人は少なくないはずw 源氏、30代後半から「おま言う(お前が言うな」場面が散りばめられてる。
でも私、皆が言うほどこの頃以降の源氏って嫌いじゃないんだよね。神仏の申し子、スーパースペックの有能美男が、ある時を境に只の人間になってリアリズムが深まってて。
最終的にはおま言うなんて言えないくらいの境地に居るのは、さすがに不屈の主人公だなと。 初夜の後ふさいでる紫に人は誰しも春の中だけで暮らしていけないんだよってショックの原因作った本人が言うなよと思った
もっとスムーズにロマンチックに男女の関係になるのを想像してたから何も知らない子供な紫を突然無理やり犯してびっくりした
初体験があれってトラウマにならないのかな >>862
最初はお伽話の王子様みたいなキャラクターだったけど
年と経験を重ねていく式部の深みとともに
人間臭いキャラクターになっていったと思う
でもその分「末永く幸せに暮らしました」みたいな単純なハッピーエンドにはなり得ないね
源氏の嫌な面も書いてるし、男性作家にはない、女性のリアリストな面が出てる >>860
紫上が塞いでたり悩みや出家願望を吐露したら
「あなたのことこの上なく幸せにしてるつもりだけど何か?」
みたいにしてちゃんと取り合わなかったね
女にとって、浮気より、貧富より、信じて寄り添ってたはずの伴侶にまともに相手にされないのが何より辛いのに それモラハラだわ
相手をまともに扱ってない
相手が自分の悩み苦しみを打ち明けようとしても
私はこんなにあなたのためにしてあげてるでしょ
私たちのあいだに問題なんてないでしょと
それをなかったことにする
相手は言いたいことも言えず消耗していく >>855
そこすごいよねえ
藤壺とのあれこれとか知らず終いだったろうに
源氏の渇望と孤独のスパイラルを見切って慈愛まで向けて >>862>>864
源氏の性格自体は実は一貫してて変わってないけど
(昔から傲慢で身勝手だけど若さ可愛さで相殺されてた)
物語世界全体の経年描写が神がかってるんだと思う >>793
本当は、一番最初の添い寝の時に
暗に女房達がそれを禁忌だとする反応をしてるけど
なあなあになってしまったんだなあ 出家するよりよっぽど紫の上にとっては源氏との結婚生活の方が修行になった気がする 誰の導きもなく自力で高次元へ行きついてしまったよね… とはいえ女三宮降嫁までは幸せと栄華の絶頂だったよね
明石の姫君の養母として宮中の待遇も女御並みで実母の明石が自分との差をありありと実感してるのだし
そこからの転落だから余計に悲惨さが増すのかな 源氏物語に限らず、平安の物語って
男が酷いものがわりと多いなw 平安に限らず古今東西現代に至るまで多くの恋愛ものはそんなもんでしょ
草食系男子が批判されたりするけどレイプが当然の時代より遥かにマシだよね >>874
そのときは「そうなったら朝顔さまが正妻になる」と、切なく悩みながらも覚悟もしてた
そういうことを全部乗り越えて、落ち着いて穏やかになっていけると持った矢先にもっと強烈な爆弾落とされたから、
そら何かが砕けるよ 本当に辛い時に逃げ場がないのが一番しんどいよね
実家はないし愚痴をこぼせる対等な親友も居ないし
自室ですら女房に気を遣ってため息をこらえるようでは病気になるのも無理はない 紫に子供が生まれたら、少しは幸せな晩年になれたのかな >>879
で、男どもは心身をむしばむほど我慢を重ねて何とか取り繕っている紫を見て
「やはりこれこそが理想の女人」とか頓珍漢な感激するんだよね
こんなのが理想の女人なら理想じゃなくていい
鬼嫁とかバカ夫とかお互い言い合いながら仲良くやっていく夫婦が一番幸せだよな 産後に宿下がりしてるちい姫に
「少し弱ってる方が男をそそる」
とか言ってるくらいだからね >>881
式部自身がそうだったらしいね<お互い言い合いながら
でも夫には重荷だったらしく間遠になったらしい >>880
実子が居たら母親と言うアイデンティティを持てたから精神的には全然違ったと思う
せめて病気になる前に紫の上を二条の屋敷に帰してあげたらねえ
あそこが実質紫の上の実家みたいなもんだし女三宮から離れてのびのびと暮らせたんじゃないかな
他に住んでるのは末摘花とか空蝉とかくらいだから気楽だし >>883
髭黒と正妻の離婚原因は玉鬘
兵部卿正妻は源氏や紫上のことを恨んでる
そんなとこに行けるわけはない >>885
末摘花と空蝉がいるのは東二条院だから二条院とは別の邸 女性の「紫の上が好き」と男性の「紫の上好き」って意味合いが全く違うよね
男性が紫の上こそ理想の女性とか言ってるのみると「え〜…」って思ってしまう >>887
二条東院って二条院の東の屋敷で同じ敷地内だと思ってた >>869
歳を重ねていくごとに、少しずつ神聖を削いで行ってるのね。明石との政略結婚を受け入れて以降はモテなくなる。モテなかった相手が源氏の劣化部分を焙り出していったり。そうして人間臭さを増していく感じ。 男で紫好きって言ってる人夕霧くらいしか見たことない…
わたしのまわりではあんまり人気ないなあ >>881
夕霧雲居夫婦くらいでちょうどいいんだよ
夕霧も花散里相手に雲居は鬼のようだと愚痴って
そのあたり六条院の女性たちはそれぞれお見事だと言っていたけど
花散里は内心「まったく男って奴は…」と思いながら受け流していたのかもね >>892
10歳から源氏に囲われて家族と女房以外にはほとんど顔を合わせることもなく生きてきたし
好きとか嫌いとか以前に直接紫の上の容姿や性格を知ってる男性がほぼ皆無だからそれが自然なのでは
噂で聞いて憧れても幼いうちから源氏の手の内にあって他者が惚れる隙間もなかっただろうし >>894
ごめん、自分は888のコメを現代一般人の男女のことだと思って書いた
現代に生きる自分の周囲に紫をいいと言う男がいないので、紫をいいと言ってる人を
作品内の夕霧くらいでしか見たことないわっていうつもりだった
あさきに描かれてないこと以外はわからないから 《名言集》
神さまの……くださったぶんだけしあわせでしたわ……
わたしはねなにをしても許される身なんです
……より多く愛した者が負けなのです
生涯一度として心から愛されたことのない后だったのだもの
今度生まれてくるならもっときれいに生まれたい……
これが……やはりわたしの運命でした……
秋がことにあわれに身にしみます……
そしてこれからはずっといっしょなんだ……
いったい なぜわたしはこんなむなしい恋のとりことなってしまったのか
わたくしが琵琶の撥で招いたら月が雲から顔をだしましたよ
こんな人の世の苦しい恋の淵に身を沈めようとは
あんなにも美しく愛らしく純真な姫がこの世にいたとは……
こんなわたくしを愛してくださったあなたに涙しか残してゆけない……
……あなたが天女なら……
わたしは月読だ……
愛が勇気を与えてくれたから……
その愛をあなたにのこしましょう
あなたはこの世の中に生きて
最上の喜びと最上の哀しみを味わうために生まれてこられた
そんな美しいかたが花を散らせてしまうの見るのは……
悲しゅうこざいます
わたくしは二度と目ざめることのない
あの夢の中にはいっていきます
これ以上なにものにも流されることなく……
自分の足でここに立ちたいのです……! やっと実るのだわたしたちの幼かった恋は……
春に遅れて咲くこの藤の花のように……
自分は人とはちがうのだと思ってきた……
その思いあがりがいまははずがしい
わたくしは……いま……はじめて
自分の行く道が見えたような気がする……
見つけた
わたしがさがしていたもの……
身をこがすような恋……
愛にことばなどいらないのだ
愛したら……
だたやさしくほほえむだけでいい……
あなたの悲しみを……
あなたの涙を……
けっしてむだにはいたしますまい……!
あなたを愛してるといってしまえば
わたくしはいやおうなく
母と同じ道をたどることになる……
あなたさまのおっしゃるのはうわべだけのいつくしみ……
世間体をつくろうだけのおやさしさ……
わたくしへの愛などではありません……!
わたくしはこの世と……
この世に生きることをこんなにもあいしている……!
この終わりのときにさえ…… その日こそ
わたくしたちは夢の浮き橋を渡り……
静かに手をとりあうことができるだろう
桜よ
いまは喪の色に咲け
あの人はもういないのだ
わたしの永遠の恋人は……
あなたのお気持ちはよくわかる
わたしを責めておいでなのも
だが わたしはだれよりもあなたを失うのがおそろしいのだ
あなたに見放されるのがつらいのだ……
……ああ……
あなた……
ひとりぼっちの……
かわいそうなあなた……
あなたがわたくしを愛したから
わたくしは生きてきたのに……
あなたこそがわたくしの人生
わたしくのすべてだったのに……
……ああ……!
この世はなんと美しいのだろう……!
生きとし生けるものは
みななんと美しい輝きに満ちているか……! わたくしは母を知りません
はかなげで少女のようで……
すきとおるように美しい人だったといいます
愛だけによって生き
その生命を断ったのもまた愛であった……と
わたしたちは
……またいつか出会うことがあるのだろうか……
いつか……
男と女の垣根をこえた
御仏の御弟子として……
わかっています
あなたが心からそうおっしゃっていること……
あなたの愛がすこしも変わらないこと……
でも……
でもちがう……!
わたしのなかでなにか砕けてしまったものがある
それをあなたはお気づきにならないのね……
つぎの世に生まれたら……
わたしはべつの生き方を望むかしら……
それともやっぱり
もう一度
あなたのような人に出会って……
……いつまでも愛されて……
……そばにいたいと…… 次スレは前の板に戻り立てますか
ただ前板のSETTING
(ttp://egg.5ch.net/tubo/SETTING.TXT)
を確認しましたがBBS_THREAD_TATESUGI=192
の数値が異常に高くスレを立てたくても規制されていたのはこれが原因でした
この板のSETTING
(ttp://medaka.5ch.net/rcomic/SETTING.TXT)
のTATESUGIは16ですから規制に引っ掛かる確率は低そうです
それとあちらの板はスレ立て直後に21レスまで埋めないと即死判定
(時間内に規定のレス数がなければdat落ち)される仕様ですし
ID表示があり即死判定のない他の板に移動するか
この板でIDが付くようにスレを立てますか
ちなみにBBS_SLIPの!extend:checked:verbosはSETTING.TXTに
BBS_USE_VIPQ2=2と記載されている板のみ有効です >>892
そういえば読んでたとき小中だったけど
周りの女子みんな藤壺とか紫が好きと言ってたな
男のあさき好きは遭遇したことないから分からんw
もしこのスレに殿方がいたら好みの女君を教えてもらいたいわ あんまり難しい性格してなくて明るい近江の君かなあ
一応美人だしふだん色気がないからこそたまに見せる色気にグッとくると思う
正直あさきの大半のキャラは男女ともに付き合うには性格が面倒くさい
自分が女だったら親しみやすい惟光を選ぶと思う >>900
ここでID表示か前の板で良いかと
規制とか保守条件厳しいならここでIDが面倒少ないかと思います >>900
私も>>904と同じ
前の板で無理ならここでID表示が良いです >>904
>>906
>>980超えれば前の板に行き次スレを立てますがホスト規制もなく成功したら
再び移動し駄目な場合は再度この板に次スレ立てる予定です 朧月夜って美女で華やかなんだけど、人生のトピックが源氏との事で、それ以外は地味でパッとしない感じ。何か勿体ない。とは言え、一杯恋して生きるわけにはいかないし。
源典侍ぐらい突き抜けてて、自分ラッキーな体質だと、人から何言われようがどうでも良いよなぁ。何だかうらやましい。 朱雀帝の寵愛を受けたことも大きなトピックに入れてあげてw
女御にもなれなかったし子供も持てなかったけど帝に愛されたんだから・・・ 源氏物語の女人って不妊が多いなと思ったけど光源氏と関わった女がことごとく孕んでたらやばいな >>908
朧月夜は女御として入内するはずだったのに源氏との一件で叶わなくなったから尚侍として宮中に入るしかなかった。
源典侍は最初から女官として宮中に上がってるみたいだし、変なしがらみがなさそうだから好きな事が出来てるんじゃないかな。
実質的に女御の扱いで帝の寵愛を受けてるのに源氏と会ってる(いわゆる不倫)ってブッ飛んでるし、源氏が須磨に流されたのはそれが原因だから中々のものだと思うよ。 朧月夜本人が女御入内から国母にって道筋を退屈なものになるだろうと想像してて、朱雀と源氏に愛され恋の激流の中で生きることを手応えのある一生だったと述懐してるから入内出来ず勿体無いってこともないと思うよ
当代随一の貴公子二人と恋をして誰の身代わりとかもなく朧本人が必要とされ愛されて、どちらとの関係も続けるのも離れるのも本人が決める自由を持っていたから でも朧月夜が東宮になる男子を生むか中宮になっていたのなら
後の右大臣家の没落は防げたんじゃないかなぁ 朧月夜は結局、女御にも上がれず
尚侍のままで終わりだっけ >>914
源氏との事がバレたから女御になれなかったんだよ 冷泉と藤壺が最期の対話をした場面、藤壺の顔は冷泉がいる位置ではなく逆向きになっているね
藤壺の危篤を聞き源氏が駆けつけた時も同じ絵柄を使ったから反対方向に会話していたし 花散里はうまいこと源氏を掌の上で転がしているようでこういう夫婦が結局平和だなと思う
基本的に従順だけど笑顔でチクリと毒を刺すこともできるし朧月夜とはまた違った形で主導権を握っている 桐壺の父帝一院を筆頭に朱雀と源氏、冷泉と夕霧は皆五十歳超え長寿なのか
夕霧と冷泉は三歳差、今上帝も夕霧の三歳年下だけど一番長生きしそう >>918
今上は物語の最後では在位28年。40前後位かな?東宮も20近いのに、まだまだ御代は続きそうだね。
>>912
>誰の身代わりとかもなく朧本人が必要とされ愛されて
形代じゃなかったのって彼女と花散里、末摘花、明石だと思うけど、みんな幸せを掴んでいるね。 物語としては
亡き母の面影を求めて女性遍歴をする主人公の話だから
何らかの影や断片をどの女性からも見いだしているからこそ
妻にしたり面倒みたりしてそう >>917
花散里は姉のため宮中で仕事してたんだっけ
紫に比べて物事見る目がひろい感じがするのはその時の社会経験もあるかも 形代ではないけれど、紫を想いながら明石を抱いているから何とも…
目の前の女性に満足できず常に何かを追ってるんだよね ああごめん、花散里の花か。略し過ぎて分からなかった。 >>923
あるかも。邸に閉じ籠ってるより宮仕えの方が公達と出会えるチャンスは多いし…ってその通りになってるww
ごめん、皆さんに教えて欲しいんだけど、あさきに限らず花散里と源氏の出会いを詳しく書いたシーンってありました? あさきで見る限りでは麗景殿の女房なのか訊かれた時に姉だと答えてるから同母姉妹じゃないかな、桐壺院死後も一緒に暮らしてるし
麗景殿の入内後、花散里が適齢期になる前に父親が亡くなってしまったんじゃないかと想像 六条の父大臣は、六条の登場時にはもう亡くなっているみたいだね。生きていたら娘が未亡人とは言え、男達を近づけさせないだろう。 花散里に源氏からの贈り物が届いた時にあなたなんかに?とため口で蔑んでた女たちは他の姉たち?
女房がため口きかないよね >>930
花散里に面と向かって「あなたなんかに?」なんて言った女房はいないよ
こっそり「三の君様に?」「どうせ5位か6位の男でしょ、あのご器量じゃ・・・・」と話してただけ
さすがにお姫様だから陰口叩く時も普通に「三の君様」だった 花散里は後ろ盾もそんなに強いわけでもないのに嫡男の夕霧を預けられたり
源氏に信頼されて尊ばれていたよね
実家が弱いとは言っても実家と断絶状態の紫の上とはやはり違うんだろうな
最初から自分は一の人ではないと本人も周囲も認識しているから気楽だし
もし自分が六条院に住めるとしたら花散里のポジションがストレス少なそうでいいな 紫の上に次ぐ出自の高さの上に身の程を弁えて必要以上に欲しがらない、思い上がらないという奥ゆかしい性格の勝利やね
でも花散里が美人だったらまた違ったかもね
源氏も入れ込んで紫の上も警戒するだろうし 花散るさんが美人だったら夕霧の母役は任されないと思うw 源氏って花散里の性格やたら褒めてて貶したことないけど寵愛薄めだよね
かなり美人だったら紫の上と同じくらいの扱い受けたのかな 花散里も美人だったら六条院のパワーバランスが崩れそう 花散里の長所を認めて好ましく思ってるけどオカンに甘えたい的な愛情かな 母親を早く亡くしてその愛を求めているなら
まさに花散里のような母性的なタイプに落ち着きそうなもんだが
そこは理想の女性・藤壺がいたからな
花散里に安らぎは見出してもそれだけじゃ満足できなくて
亡き母そっくりの藤壺の方をひたすら理想化していったのね 幼い頃に母を亡くした人が母親に全く興味がなくて周囲から冷たい人間と言われて悩んだなんて話を聞いたけど
母の思い出がないから恋しいとも感じないんだって そういうのもあるだろうね
源氏の拗らせ方って色んな要素が混在してると思う
まず母親と自分の身分の件でルサンチマンが凄い 亡き母の面影を求め続ける父親に溺愛され、その母の身分さえ高ければ東宮よりも余程優秀なのにと周囲にずっと思われていたらこういうコンプレックスを抱えた人格になるだろうねって説得力が凄い あっちこっちの女人に次は同じ蓮の上に生まれようねって言ってたけど
結局最後は紫の雲がお迎えに来てくれてよかったじゃん 花散里は美人じゃないしいろいろ苦労して世の中には理不尽でも
どうしようもないことがあるということが身にしみているからな 源氏はなまじっかハイスペック過ぎて自分の力でなんでもできると誤解しちゃったんだろうな
須磨流しから戻ってきてからはほとんど順調に人生が進んだしとどめに準太政天皇の位を授かって
ほどほどのところで人生の折り合いをつけるという考えがすっぽり消えていた印象
須磨に居る時の謙虚さはどこへ行ったんだろうか 更衣だが大納言の姫で楊貴妃を引き合いに出されるぐらい寵愛を独占した人を母をもつ源氏
受領更衣腹の落葉とは違う
新弘徽殿も祖父の養女で入内した時実父は大納言だしさ
女御腹とそんなに変わらないという自負も少しあったんじゃないかしら >>945
新弘徽殿は祖父が現役太政大臣で摂関家のトップだから全然感覚が違うよ 内親王の落葉と更衣でしかない桐壺のどっちの身分が上なのか分かるよね 尊い人が亡くなった時に、お釈迦様が紫雲に乗ってお迎えにくる。
大和さんはこの言い伝えを紫上のお迎えにスライドしたのかも。もちろんお釈迦様のお迎えとダブらせてるでもいいけど。
源氏、長い苦しみの果てに悟りの境地に至って良かったね。 同じ更衣腹でも皇子と皇女じゃだいぶ違うし、母親への寵愛度が桁違いだし
父親さえ生きていれば桐壺更衣は女御で入内だったけど、一条御息所は受領だから更衣以上にはなれなかった
あと無品内親王の落葉と臣籍降下されても左大臣家の婿で出世しまくる源氏を比べるのもな……
更衣腹は親王宣下されても無品だから皇女なら斎院・斎宮にでもならない限り扱いは軽いもんだし 紫の上が亡くなった後は源氏の衣替えの衣装を整えるのは明石ではなくて花散里の仕事なんだね
明石は身分が低いしもう明石の中宮に付きっ切りだし六条院でそういうことできるのは花散里しかいないんだな レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。