【萩尾望都】残酷な神が支配する-5
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公式にはまだ結婚していないと思った。
それが作家として長続きする秘訣かも。 人による。
嫌う人は嫌ってるし
萩尾先生と竹宮先生はある意味真逆に思えるし >>325
うむ ホモってジャンルが好きなんではなく
「少年愛」と言った現実味に乏しいのが好みと思われる
いわゆるBLは嫌がるのでは? だーかーらー
「おんな」から離れて愛だの性だのを描くには
おとこ、それも少年同士を描いた方が
客観的になおかついろいろな趣味嗜好を混ぜられるので
描く対象をおとこにしているんではないの?
ホモが好きとかそういう問題とは別だと思うが。 萩尾作品は幅が広いというか、タブーがあんまりないから誤解されるのかな。
私の好きな台詞が、X+Yにある。タクトに女性の婚約者がいると知ったモリの台詞で
「昨今恋愛の趣味はピンからキリまであるけど、一番オーソドックスだよな、一対一の男女ってのは」
萩尾先生にとってはホモもひとつの形態にすぎないんだろうね 遭難中にハッビーニューイヤーって次々電話かかってくるんだよね。イギリスの習慣なのかな? >>328
そうそう
たぶん大事なのは性欲のありかじゃないんだよね ホモスキーとかホモスキンとかホモ−リアとか
少女漫画はホモが大好き。
もっとも、日本漫画でホモという言葉を始めて読んだのは
「ホモホモセブン」だった。 男がキャットファイト焚きつけるのと同様
自分にリスクないところでやりあってくれる話だと煽れるのよ 少女漫画はほとんど読まないし知らないんだけれども、
BLの反対のGLというのかレズものってどんなのある? 「『残酷な神が支配する』を書くことで、悪夢を見なくなった」
私の少女マンガ講義
U章 少女マンガの魅力を語る
萩尾 『残酷な神が支配する』を描いた時には、主なストーリーができていたので、編集部に
「二年くらいで終わる話です」と言っていたのに、実際には九年かかってしまいました。
何故かといえば、グレッグという困ったお父さんを描き始めたら、意外と悪役を描くのが楽
しかったんです。グレッグという人はヒール(悪役)ですから、原稿に取りかかる前は「この
人を描くのはつらいかな」と思っていたんですが、実際に描いてみると、別の視点から見られ
るせいか、ものすごく面白くて。ついつい主人公イジメに力が人ってしまいました。
−−−- 残酷な神が支配する一のグレッグは、主人公のジェルミに執着して、わざわざ彼の母親
と再婚までする人物です。ジエルミの母親や社会に見せる表の顔と、ジェルミを性的に虐待す
る裏の顔がある。徹底した悪人ですから、描くのが大変なのでは、と思っていましたが、面白
かったとは! 悪意を描くというのは、物語にとっても大切なんですね。でも悪役が魅力的に
見えるのは、どういうことなんでしょうね。自分の好きなようにふるまうからなのか(笑)。
萩尾 そうかもしれない。ある意味、悪役が何かを解放してくれるんじゃないでしょうか。自
分の中に抱えこんでいた。ものが、全部出てくるというようなものかしら。
人間にはやられたことをやりかえす習性があるといいますね。強い人に殴られたら「畜
生!」と思って、自分より弱い人を探して殴るという。だから親切にされたら誰かに親切をか
えすという、よい面もあるんだけれど・・・。
1/ 育っていく中で、我が身に受けたいろいろな理不尽なこと、主に親をはじめとする大人、教
師などから受けた抑圧、納得できないと思いつつも我慢してきたいろいろなことが、グレッグ
を描くことによって、不思議なことにどんどん解放されていったんですね。
だってグレッグってすごく都合のいい人で、自分が悪いにもかかわらず全部、誰かのぜいに
する。「私がこんなことをするのはおまえが悪いからだ」とか、他人のせいにして自分は反省
しない。だから描いていると、目分が受けでためこんでいた負の感情を吐きだずことができた
んでしょうね,カタルシスがあって、こんなに気持ちがよいのかと思いました。びっくり。
-----そういうキヤラクターはグレッグが初めてだったのですか?
萩尾 彼ほどあからさまな悪人を、完全に意図して描いたのは初めでですね。悪人だからどん
なに悪くしてもいいし、どんなにわ力ままなことを言ってもいい。
-----それにしても二年の予定が九年に延びたとは相当長くなりましたね。同時に、物語が育っ
ていったところもあるんでしょうか。
萩尾 それもあしますね,『残酷な神が支配する』を描く前は、悪夢を見る時期がちょくちょ
くあったんですけれど…。
-----さしつかえない範囲で、どういう夢だったんですか。たとえば続き物の夢を見る人もいま
すよね。連続ドラマのように同じ話が続くとか。
2/ 萩尾 いろいろなんですが、非常に理不尽な怖い目にあっているとか,何かのことで、ずっと
叱られているとか。たぶん怒っているのは親だと思うんですけどね,自分は説明したいのに、
全然しゃべれないとか。
追い詰められるシーンも何度も夢に見ていたんですが、『残酷な神が支配する』を描いてい
る途中から、まったく見なくなりました。リハビリになったんじやないかな(笑)。それまで
は怖い夢を見るのは当たり前だと思っていたんですが、「あ、見なくなるんだ」とわかった。
自分の中のドロド口を全部出しちやったら、悪夢を見なくなったのが面白かったです。
-----夢そのものは見るけれど。
萩尾 はい、追いかけられ責められる怖い夢を見なくなりました。
この連載が続くあいだに、父親の心理についても踏みこんで描けるようになりました。その
おかげで、「大人対子供」の関係を描く時に、以前よりも大人の心理について考えられるよう
になったんです。
『残酷な神が支配する』が終わったあと、『パルバラ冥界』を描いたときに、
初めて父親の立場の人を主人公にしました。『バルバラ冥界』は父親と息子の話で
す。それまでは子供の立場からでないと、父親は描けなかったんですよ。
3/3 萩尾御大にして、世間の縛りへの悪夢を見ていたんですねえ 作者は親によって(精神などを)虐待されていたのかね。 >>343
分かってて仰ってるのかな?
こっちも説明がめんどくさいので
「イグアナの娘」をお薦めする
あんな感じの家族との付き合いやったと思われたら宜しいかと。 虐待と言うほどだろうか。親は他の兄弟達と同じに育てようとしただけだろうと想像してる。
萩尾先生根っからのクリエーター、一種の天才だったのが、死ぬまで理解できなかったんだろうと。
しかし、萩尾先生が残神描いたのアラフォーだよね。それまで悪夢を見続けたとは、親の影響って大きいな。 >>345
>親の影響って大きいな。
いくつになっても幼少期に受けたものは残るよ。
良きにつけ悪しきにつけ。 あの年代で、パイオニア的な仕事なしてきた独身女性が
普通の父親からでも社会的にでも求められる女性像といかにか乖離してるか 「良い人でなくてはいけない」という無言の誓い的縛りもあるしね。 >>346
考えてみたら作者の代表作と言われたものほとんどに、まともな親子関係が出てこない ライフワークみたいなものだと思う>親子の葛藤
超ハードなものからごくソフトな関係まであらゆるパターンあるね。まともなのもあるよw 竹宮惠子さんと同好だという印象づけがなければ、
もっと早くに読んでいたわ。残念なことだった 子供を生んで、自分が親の立場に立って初めてわかることもあって
個人としてカタルシスを得る人もいるけど
先生は作品を生んで、多くの読者にカタルシスを与え続けているのが凄いわ
表現者として世に出てきてくれてよかった サンドラみたいな女ってどうしたらまともになったんだろう?元凶すぎ 父ジェルミみたく包容力があるまともな男に愛されてまったり生きられれば良き妻でいられただろうよ
相手(グレッグ)とそれを取り巻く環境が悪すぎた
ルイ16世も他国との諍いもなく民の生活も満たされた平穏な世の中ならば名君とまでは言わないまでも国民に愛されただろうしな 極悪非道のグレッグに目をつけられたのが運のつき。元凶はグレッグ、サンドラはグレッグの暗黒面に気づけなかっただけ。 ジェルミが娘なら早いうちから嫌悪感を覚えて逃げられたかも
同じように男に依存するとしても。。 自分は無料で久々に最初の方読んで
文庫を引っ張り出してまた読破した
読むたびに感想が違う キャスはどうなったのかなあ
バレンタイン関連は何度読んでも兄にイライラするわ >>359
ナボコフ「ロリータ」だと 10数年前は
ハンバートハンバートを14歳の少女に振り回された悲劇の主人公として
たいていの男性読者、女性もまたそう認識してたものです
某板でその一般的解釈にブチ切れたらキョトンとされたもんだ
残神との違いは子供狙いで夫になったても母親が生きてるところくらいなのにね
まあそこからも長いけどさ
ロリータを読んで疑いなく楽しむ人たち特に男性作家が
視座と性別が違うこの作品だと「萩尾先生こわいーーー」ってなってたんは考えものよ 文庫版の3巻以降をコミックス版で読みたいのですが、何巻からが良いですか? 最近一気読みしたんだけど、BL特に好きじゃないから後半の展開がちょっと微妙だった
ジェルミとイアンは色恋なしの関係ではだめだったの?
ジェルミが情緒不安定でヒステリックすぎて、イアンがそこまで夢中になる魅力がよく分からなかった
あと、バレンタインの兄の存在がちょっと気持ち悪かった エリック気持ち悪いよね
両親揃ってるのにバレンタインを全く守ってあげないし リリアよりなんでグレッグは離婚しなかったかが不思議 世間体が恥ずかしいからかな
リリアを追い詰めてる言動を見るに
イアンの教育の為、暖かい家庭の為には見えない 離婚てそんなに恥ずかしいことかな?
意地になってるようにしか見えないが 恥ずかしいと思う人にとっては恥ずかしいことだし
恥と思わない人にとては離婚しようがなにしようがどーでもいい
ってことだよ 女を見る目がなかったとか親同様不幸な結婚をしたって恥じた感じ >>338
>グレッグは、主人公のジェルミに執着して、わざわざ彼の母親
>と再婚までする人物です。 自分は両親みたいにはならない、愛する人を得て幸せになるんだ、という気持ちが強すぎたんだろうね
歪んだ理想像は、表はサンドラ、裏はジェルミを求めた 1980年代のイギリス上流階級だよ
離婚ぐらいよくあることじゃないの 栗本薫のタナトスゲームで初めてタナトスという言葉知った時はなんかウツになりそうな言葉だと思ったけど、
萩尾先生はエロスとタナトスがセットになってるのでとてもバランスがいい気がする 残酷な神くらいのめり込んで読めるものって他に何かある?
こういうのがまた読みたいけど中々見つからない あの頃ハマりまくったのが日出処の天子(文庫)とベルセルクだったんだが
よく考えたらことごとく主人公が掘られている・・・ >>379
同等の受賞作で、読者レビューいっぱいついてるのがいいんじゃない 自分はナウシカと風と木の詩かなあ しばらく凹むけど読み返す オルフェウスの窓・風と木の詩・日出処の天子・摩利と新吾は思春期にドドドーっと
繰り返し何度も読んでハマって以後
あれから全く読んでない
心臓がギューッとなって読めない 残酷な神より短いけど、マージナルは?
ハッピーエンドでもあるので、しょちゅう読み返してる。
「この手でおまえを頃してやろう」っていうのはグリンジャの愛の告白だと思うし、
キラはそれに答えたと思う。
アシジンはアシジンで「顔を見せろ」って言うとき、キラへの愛を自覚しただろうと思う。
このごろはメイヤードに思い入れてる、とくに後半…。
ワケわからんという方、ぜひぜひ読んみてください。
処天は…すごい名作の1つ。読み返すのはちょっとパワーがいる。
読んでしまうとしばらく戻ってこられない感じ。 最近のだと「先生の白い嘘」「あげくの果てのカノン」とか
よく青年誌で載せるわな
楽しいのは「我らコンタクティ」 家政婦のキャラいたけど旦那ってどうなったんだっけ?
エリックの妻にせよ皆いろいろ抱えすぎ
脇役も気になる シャロンといえば、ジェルミがナターシャの懺悔聞きに行った時、夕食の席に一緒に座ってたのが気になってる。
またリンフォレストで働いてると言ってたのに。もしかしてナターシャの看護師として医師会から派遣されてるという立場なのかな。
はじめてリンフォレストにメイドとして来た時は「看護学校に行ってたというし…」と紹介してて、看護師免許はなさそうだったけど。あの後免許を取り直したのかも?
なぜ看護学校行って免許とらなかったんだろう。ダンナはいつ病気になったんだろう。
シャロンはいろいろ過去がありそうで妄想が広がるわw >>386
タチの悪い嵐が来てるのでID付きに避難してる >>392
>ID付き
ワッチョイ嫌いなのでそこには書き込まないけど面白いのでROMってる。 >>395
どうしたらも何も
それがサンドラという女だった
としか言い様が無い。 >>398
いや その質問はセーフに思う
モー様は独身よ。 >>397
その質問の意図はなんだろう?まさか登場人物に作者が投影されてるなんて思ってないよね?
萩尾作品の膨大な登場人物の多彩さを見れば、作者は宇宙人としか思えないね >>400
いや 人間ですよ
でなければ我々人類が読んでも感動出来ない。 人間本来の社会性として考察はある
意味ある作品を成した人物の生活、伴侶の有無に関心持つのは
不自然ではないでしょうね >>401
つまらない人生を送っている人が言うような内容のレスw 語られた事かな?
グレッグを殺したのはサンドラだと確信していた、この十年。
誰なのか、サンドラでもジェルミに救いがないんだろう トーマでもそうだったけど、残された者が死者の死の理由付けを勝手にして救いのダシにしてる感じ >>409
それでエエ思うよ
残された者達からしたら
生き続けなアカンし
クヨクヨしてられんもん
良いように受けとらんと。 巡回してる原画展行った人います?SFが主で残酷な神とかは無い感じかな? しかしグレッグは漫画史上に残る悪役だな。もし自分がジェルミだと考えたら恐ろしいわ。 >>411
2016年の吉祥寺美術館に行った。
吉祥寺美術館では残酷な神はなかった。
今日から山梨県立美術館で開催されるのか。
すごい長期にわたって巡回してるんだね。 SFだから、残酷な神もポーも無かった。
吉祥寺と神戸に行ったけど、吉祥寺が一番規模が小さかったかな。 山梨県立美術館
緑の中で美しいよあそこ
行って損はないと思う 今さらですが残酷な天使のテーゼって残神がヒントになってたんですか? 作詞家がそう言ってるね〜
でも、そう深い関連は無さそう >>420
>(2016年8月)25日深夜、テレビ東京系で放送されたバラエティ番組『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告』に、作詞家の及川眠子が出演し、作詞の裏側や儲けのからくりなど、驚きの内情を暴露した。
>キングレコードのプロデューサーから、「難しい歌詞にしてくれ」という依頼があったそう。
>悩んだ及川は、「萩尾望都さんの『残酷な神が支配する』(小学館)という漫画を見て、パッと閃いて、これを使おうと思った」と、名曲誕生の背景を告白。
https://www.excite.co.jp/news/article/Otapol_201608_6_12/ 少年よ神話になぁれ♪って、萩尾作品に向けた言葉だと思うとすごく納得 少女達と無敵の人が暴く孤独という「一瞬と永遠」
無敵の人3.0 POST HUMAN SEXと
量子的シンギュラリティに関する最終報告
https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n3344fs/ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be20a4887bc3d3353f527d3636c44e3) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています