>国債購入、規模明示へ YCC撤廃、新「量的」枠組み―円滑な緩和正常化で・日銀検討
>2024年03月09日07時12分

>日銀は現在、YCCとして長期金利の指標である新発10年物国債の利回りを0%程度に誘導している。新たな枠組みは、金利を直接操作する手法を撤廃し、国債購入額という「量」を対象とする方向で検討。買い入れ額は当面、現行の月間6兆円弱の規模を軸に調整する。

>日銀が大量の国債買い入れを今後も継続すると約束し、マイナス金利解除といった金融正常化に伴う長期金利の急騰(債券価格の急落)などの混乱を防ぐ。

>万が一、金利が急騰した場合は、必要に応じて国債買い入れの増額などを通じて機動的に対応する考え。

>日銀は黒田東彦前総裁が2013年に導入した異次元緩和下で、国債の買い増し額を操作する量的緩和策を実施していた時期がある。