東京都職員 「ワイズスペンディング」なき昭和のお役所風景――ペーパーレス化はTVに映るところだけ
http://www.mynewsjapan.com/reports/2355

有効求人倍率がバブル期を超え(1.48倍=2017年4月)、43年ぶりの売り手市場となっているものの、
“実感ある好景気”の時代を知らない学生の強固な安定志向は揺るがず、公務員人気は高止まりしている。
なかでも盤石な財務体質を持つ東京都の地方公務員は、「国家T種」に比べた試験難易度の低さ、
キャリア官僚に比べた労働環境のホワイトさ等もあって人気を維持し、
早稲田大卒で3位(みずほ109人、三菱東京105人に次ぐ95人)、
慶応大卒でも10位(49人)の就職先となっている(いずれも2016年度卒)。
小池百合子知事が就任して1年余り、都庁の働く環境に変化はあったのか。
【Digest】
◇就任1年、進まぬワイズスペンディング
◇“苦笑い”「都庁が揺れる」ラジオ体操
◇国家U種よりもラク
◇トップは早稲田、ボリュームゾーンはMARCH
◇新卒枠に30歳近い年齢層が1割
◇女性が半数を占める「新方式試験」
◇狭すぎない、広すぎない、中途半端…
◇庁内公募制が機能
◇異常に低い離職率
◇主任試験の対策本が都庁内の本屋で山積み
◇30歳課長代理、35歳課長が最速
◇部長で年収1300万円弱、副知事で1800万円
◇公務員宿舎は1割以下
◇西新宿の都庁舎勤務は3割以下
◇「基本的に定時に帰れます」
◇結婚というと、まずは「都庁の人?」
◇部下に自腹で寿司を出す小池知事