それから、私は竹宮さんは極悪非道な人とは思いません。
ただ、自分の非才に気付いた時、近くに天才がいたのが不幸だった、とは思います。
おなじ道を進むことを諦めるほうが、ある意味、幸せだったかもしれないのに
漫画家という仕事にこだわり、増山さんの献身を得て一定の成功を収めた執念には
敬意を表したくなるほどです。
教育者として学長まで昇りつめ、褒章も得て、十分な名誉を得られたはずなのに、
それ以上の何をめざしているのか。
なぜ、かつて傷つけ、半世紀も距離を置いた相手に接近しようとするのか。
それがわからないから、私なりに考えようとして、ここに来ています。
検証はその手段であって、目的ではありません。もちろん誹謗中傷が目的でもない。
考えた結果、ある程度、事実が見えて、納得できるといいなと思っているだけです。