ロスマリネ「夜間徘徊は鞭打ち20発の刑だ。さあ服を脱いで肌になれ」

ロスマリネ、素っ裸になったジルの両手首をひとまとめにして布で縛り、総監室の柱を抱えるような形で、お尻を突き出すポーズに固定する

ロスマリネ「色情狂らしい姿になったな。さあ、覚悟しろ」

ヒュン!と空気を切り裂く音がした直後に、パシーン!という破裂音が部屋に響きわたる
と、同時に少年の甲高い悲鳴があがった

初発の鞭の痛みが消える間もなく、連続で容赦ない打撃が白い肌に刻まれていく
ピシーッ!パシーッ!ヒイアァーッ!

19発目を打ち終えた頃、流石にロスマリネの息が上がってきた
ジルベールはすでに気絶している

ロスマリネ「ほほう…今日はお漏らししないんだな。だが折檻の最中に眠るとは無礼な。今すぐ叩き起こしてやる」

パシーン!と鞭がジルベールのお尻に炸裂
激痛で失神から叩き起こされたジルベールは、汗と涙にまみれた乱れ髪でロスマリネを睨み付ける

ロスマリネ「どうせ、お前のことだから近いうちに、また違反行為を繰り返すだろうが、これだけは覚えておけ」

ロスマリネは杖を手に取ると、ジルベールの背中の鞭傷を柄でなぞりながら冷酷な引導を渡す
「その時は癒えかけたこの傷の上から、また鞭で刻んでやる。いいな、それが嫌なら私に従うことだ!」

しばし、ジルベールが流す鮮やかな血に魅入られていたロスマリネ
「ルス!キツい酒を持ってこい。ヴェルサイユから送られてきたラム酒がいい」
ルスが持ってきたラム酒を受け取ると、蓋を抜いて中身の液体をジルベールの背中にふりかけた
うああぁぁぁっ!ジルが絶叫する

ロスマリネ「総監室をお前の汚らわしい血で汚したくないからね。消毒させてもらったよ。ふふふ」
白い王子は美しい口元を残忍に歪ませながら、自身の残酷な行為に陶酔していた