大泉本、初見時は呼び出しから眼病からショッキングなエピソードで頭がクラクラしててちゃんと読み込んでなかったのだけど
時間をみてあちこち拾い読みしてると、やはり1975年の「城さんと佐藤さんのせい」事件の重大さがなあ
佐藤さんの増山さん竹宮先生との絆や彼女たちへの優しさとか、城さんの怒りの電話→泣いてる竹宮先生にびっくりして電話する増山さん、また言い返しCOの城さんとか
みんな竹宮先生と増山さんのことを心配して何とかしようと動いてるのに、どんどんおかしな方向に話が散らばって…という寂しさ

24年組の少女マンガ革命があったとすれば、第三のコアは萩尾先生ではなく佐藤さんなわけで
リアタイで正当な評価のないまま早世することになる佐藤さんとのつきあいを、竹宮先生がもっと大切にしておいてくれてたら、そしてこのタイミングで再評価を促してくれてたら…
恐ろしい因縁があって、ずっと断絶状態の萩尾先生のことを強引に引き合いにだす必然性は、革命の話にはまるでないわけでしょ
萩尾先生と竹宮先生つなげてだせる唯一のキーワードが「大泉サロン」「24年組」、要はただそれだけが必要だっただけで、革命の中身なんてどうでもよかったのかな
だとしたら振り回されたまま亡くなった佐藤さんがあまりにも気の毒
竹宮先生のファンの方が、佐藤さんのことについて城さんを「死人に口なし」と揶揄するのも、無根拠でみっともない

あー晩御飯の仕度しないといけないのに、カッカきてとりとめもなく長々とすみません