糸井重里さん『MOTHER3』インタビュー(2006年7、8月号より) ページ 2 Nintendo DREAM WEB
https://www.ndw.jp/re_m3/2/
―― 酒井省吾さんの音楽がすばらしいですね。

糸井
いいでしょう!

―― ホントにいいです!

糸井
僕ね、酒井君のセコンドみたいな気持ちだったんです。つまり、酒井君は『2』までの音楽を
担当した慶一君たち〈注1〉と戦うんじゃなくて、慶一君のファンと戦わなきゃならなかったんですよ。

―― 『1』と『2』の曲もすばらしかったですからね。

糸井
もはや、神格化されてますから。もう、すばらしいすばらしいっていう碑が出来ちゃってるわけですよね。
「MOTHER音楽の碑」みたいな。

―― はい(笑)。

糸井
だから、その碑みたいなものに、みんなで墓参りに行くようなもんなんですよ。
そういう神格化されてるものに対して生きてて戦うっていうのは、もうえらく大変なことで。
そういった戦いを酒井君は独りでやんなきゃならなかったんです。