自民党の裏金騒動が大変な問題となっているが、その裏でこんなことを言う人がいる。裏金が禁止されて、きちんと正規のところから政治資金を出すことになると、財政破綻してしまうのではないか、ということである。

今までは裏金で賄っていたものを、これからは国民の税金と国債の発行により賄わなければならなくなる。国民はこれ以上の増税に猛反対しているから、もはや国債発行しか手はない。しかし、これ以上国債を発行すると日本は財政破綻してしまう。

とある経済ジャーナリストはこう話す。「今まで政治家が裏金を作っていたのはこれ以上国民に負担をかけないためでした。しかし、これから、政治資金がどんどん認められてくると、それを国民が払うか、国債で賄うかしなければいけない。消費増税なんてしようものなら、国民から猛反発でしょうから、当然、国債発行でしょうね。しかし、もう日本の借金は相当溜まっています。これ以上だとデフォルト(財政破綻)は免れないでしょう。今年にでも財政破綻する可能性は大ありです」

日本はいったいどうなってしまうのか。