>>622
コントロールする対象が何なのか
これが重要
国債の発行額なのかPBなのかインフレ率なのか金利なのかGDPなのか
名目なのか実質なのか名目と実質の分け方に意味はあるのか
政府が守るべきは国民の生命及び財産であってそのためにコントロールすべきものは何なのか
極端に言えば貨幣評価されたものに本質的な意味は無い
しかし政策指標として部分的に用いることは有用
特に名目所得やマネーストックは増えれば増えるほど良い
そこで気をつけるべきは誰が負債を負っているかであって負債とは何なのかということではないか
民間負債の成長による名目所得やマネーストックの増加は金融の不安定性を必ず孕む
故に正しく政府がコントロールすべきは国債の発行額ではなく実物資産そのものであってその総量を正しく把握し更なる確保に努めることではないか
さらにいえば元来無生産体である政府が社会福祉として国民に実物資産を供与するため貨幣を国民に適切に行き渡らせているかということではないか
凡ゆる場面において貨幣不足という状況が如何に無意味かという点を俺は強く感じる
インフレ率や投機財の高騰を抑えるため国民生活を見捨てるのはあまりに意味が乏しい
そもそもインフレ率とは何なのか
価格とは何なのか
本質的な考察がなされないまま政策や議論が決まっていることに疑問を感じる