日本はこういう構造だから、平成元年から、自民党の利権政治家の
グループと、ケインズ系の学者がお友達。
利権政治家が、票をもたるために、土建団体、農業団体の支援を受けて
バラマキ派の経済学者を見方につけて、地方で講演会をやまのようにやる。
で、お抱え経済学者は、一回30万円の講演会で年間1000万円くらい入る。
じゃ、いまの御用学者はだれっていうと、MMTの人が代わりに入ってるわけよ。
たとえば<中野剛志 講演会>でググると、すさまじい講演の数になってるでしょ。

でも、平成の中頃には、そういうバラマキを世界最大でやったが、経済効果が
まったくなくて、例えば農産物を飛行機で運ぶために、日本全国の農地に、
農業専用空港まで何十箇所も作ったり、ばらまく場所がなくなり、すさまじい
無駄なことにお金を垂れ流した。
もちろん農業空港は全部廃墟になった。
ダムも作れる場所がなくなり、新しくダムを作ると、下流の6箇所の水力発電所
の発電量が減ってしまうような場所まで作られたが、もちろん経済効果はマイナス。
道路や人がすまない、山奥まで作られ、毎年崩れて、毎年国民の税金で補修を
して、税金を食いつぶす、マイナス経済効果のものになった。

一方、ITに力を入れたアメリカは、上位4社の成長が空前絶後の規模の
成長率で、アメリカのたった4社の時価総額が、日本の33業種、3700社の
日本の全上場企業の時価総額を全部足したのを、抜いてしまった。
たった4社に日本の3700社、全企業が負けた。
中国の超巨大製造業にも、日本の大半も企業が負けた。
台湾、韓国の半導体にも、昔トップレベルだったNEC、日立、東芝の
半導体は惨敗。

でもケルトンでも財政投資で日本経済が成長だ、とかもう、日本経済が
なぜ衰退したかってことはまるっきり知識ゼロなのよ。
企業の戦略を考えるマーケティングの人が、MMTの公共投資したら
経済が回復なんて、もう笑い話みたいなレベルなのよ。