よく、財務省が敵だ、日本は緊縮財政だ、って人が5ちゃんには必ず
多いんだが、そもそもそれが間違いなのよ。
平成で財務省がやったことは、

1 空前絶後の世界190カ国最大の借金
 もう見栄も外聞も無視した借金を増やしまくったアメリカの2倍まで増やした
2 政府が30年で30回の世界最大規模の景気対策で400兆円ばらまいた
3 世界最大、先進国5カ国の合計より公共投資を激増させた。空前絶後の規模。
4 世界最大の通貨発行で、零細の日本が一時、アメリカ以上まで通貨を刷った

それでも日本経済が縮小し、給料が下がり、社会保障が崩壊し、国民が
貧乏になり、国民が貯金しないと老後に生活できなくなり、お金を使えなくなった。
つまり財務省も地に銀も、世界最大で政府の景気対策に全面協力をした。

じゃ、なんで日本経済が衰退したんだよ、っていうと、バラマキのせいだから。
日本の選挙制度は、田舎の票には都会の票の2−3倍の当選させる力がある。
じゃ、田舎の票をどうやれば取れるかっていうと、<農業>と<土木>なのよ。
たとえば、零細農家にばらまくと、何十年も前は、200万世帯プラス、大人数家族の票を取れた。何百万票。
また、地方は公務員と土木と農業しかないから、あとは土木なわけ。
で、土木の人口は、作業員だけでなく、トラック業者、運送業者、資材業者、
コンクリ業者、鉄鋼具業者、みんなが絡むから1000万票持っている。
だから平成で、人が住んでない山奥にまで、道路や橋ができ、人がいない
漁船にも100億円の堤防ができた。
だから世界最大、日本の国土の25倍のアメリカの公共投資の2.7倍まで平成で公共投資をやったのよ。
でもその結果、日本の社会保障にお金が回らなくなって、国民はかえって貧乏になった。

その間に世界は、産業の変化のためにお金を使った。
中国は超大規模製造業にお金を使い、韓国台湾アメリカは半導体や、IT産業に
お金を使い、経済が急成長して世界の経済は何倍にも成長した。
零細農業と土木に世界最大の借金をつぎ込んだ日本は、世界の産業の変化から
取り残されて、土木と零細農家の産業になった。
日本の産業構造だけ、世界から取り残された。