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市場主義は経済版の民主主義である。 第4市場 [転載禁止]©2ch.net
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0001金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/07/13(月) 21:02:35.00
反対にそれを批判する連中の正体は、官僚社会主義であり、
経済版の全体主義である。
市場の自由は参加の自由や経済のコントロールの民主化である。
官僚だけが経済をコントロールすれば良いと考えるのは、
経済のおける独裁、社会主義であり、国民の自由を奪おうと言う
考え方である。
0003金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/07/13(月) 21:07:46.38
★大赤字の「マルチメディア放送」はなぜ続くのか         1
 放送・通信業界は1000億円をドブに捨てても電波利権を守る
 2015.6.30(火) Japan Business Press 池田 信夫

 NOTTV(ノッティーヴィー)というサービスをご存じだろうか。
NTTドコモと民放連などが2012年に始めた携帯端末向けの「マルチメディア放送」だが、今月
発表された3月期決算では、当期純損失が503億円、累損は996億円に達した。
 資本金は249億円なので、普通の会社ならとっくに倒産だが、まだ営業している。
それはこのサービスをやっているmmbi(エムエムビーアイ)という会社の株式の60%を
NTTドコモが保有し、巨額の赤字を補填しているからだ。そこまでしてこの赤字サービスを
続けるのはなぜだろうか?

■14年かかっってもアナログ放送を止めた「跡地」の使い道がまだ決まらない
 NOTTVの使っているVHF帯は、昔アナログ放送をやっていた電波である。
デジタル放送をするなら、その空きチャンネル(東京なら5チャンネルや7チャンネルなど)で
放送し、470MHz以上のUHF帯は新しい放送局に開放すればいい、と専門家は指摘していた。
 ところがテレビ局は新規参入を妨害するためにUHF帯をふさごうとし、地上デジタル放送を
わざわざUHF帯に移してやることにした。広告収入は増えないのに、これにかかる経費は
無線局だけで1兆円以上だったが、そのうち3000億円以上を総務省が補填した。
 これは電波法違反である。無線局の移設は無線事業者の経費で行うもので、世界のどこの
国でも政府が補助した例はない。しかも国費を私企業に投入する(その利益は私企業のもの
になる)ことも違法の疑いがあるので、2001年度の予算査定で大蔵省が難色を示した。
 そこで総務省は「VHF帯を空けて有効利用するので国民的な利益がある」という理由で、
2001年に無理やりVHF帯の電波を止めることを決めた。このため全国で1億3000万台以上
あったアナログテレビは粗大ゴミになり、VHF帯の電波は2011年7月にすべて止まった。
0004金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/07/13(月) 21:13:32.99
★大赤字の「マルチメディア放送」はなぜ続くのか         2

 問題は、この「跡地利用」をどうするかだった。VHF帯は電波が広く届くので放送には
適しているが、大きなアンテナが必要なので通信には向いていない。そこで総務省はこの
帯域の一部を「マルチメディア放送」に割り当てたが、最初は40社以上が参入を申請して
使い道が決まらなかった。

■周波数オークションを阻止して外資を排除した総務省

 民放連はVHF帯からUHF帯に移行したのに、「VHF帯は放送局の既得権だ」と主張した。
しかし外資系のクアルコムは、アメリカでスタートしていた携帯放送サービスをVHF帯で
やろうとし、「放送局が全国に数百の携帯基地局を建てるのは不可能だ」と批判した。
困った総務省の電波部は通信業者を引き込もうと、ドコモに声をかけたのだ。
 このころ同時に2.5GHz帯(今のWiMAXが使っている帯域)の審査も行われており、3つの
枠に4グループが立候補して調整が難航していた。困った総務省は、2.5GHz帯の枠をドコモが
譲る代わりに、VHF帯をドコモに与えるバーターを仕掛けたのだ。
 この取引を当時もちかけられたNTTドコモの執行役員、夏野剛氏は「筋の悪い話だと思ったが、
一応、社長に上げたら通ってしまった」という。当時の中村維夫社長は、この取引に乗る代わりに、
スマートフォン(4G)に使う700MHz帯を無償でもらう密約を総務省としたのだ。
 4Gには多くの通信業者が名乗りを上げており、ソフトバンクの孫正義社長は「電波をたくさん
持っているドコモより、電波の少ない当社に優先的に周波数を割り当てろ」と主張していた。
そこでドコモはVHF帯で総務省に恩を売って電波を確保し、総務省はVHF帯でうるさい外資を
排除するためにドコモを利用する取引が成立したわけだ。
0005反日工作員
垢版 |
2015/07/13(月) 21:14:03.94
ギリシャ問題を先送りしたヨーロッパの無能リーダーたち。
11,7兆円の金貸してもギリシャの借金が70兆円に増え続けたのみで有る。
0006金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/07/13(月) 21:26:54.22
★大赤字の「マルチメディア放送」はなぜ続くのか         3

 こういう「空気」を読んで、日本の業者はVHF帯の一本化工作に乗ったが、クアルコムは
KDDIを引っ張り込んで一本化に抵抗した。当時の民主党政権も「周波数オークションで
フェアに決着をつけろ」と指摘したが、そんなことをしたら密約を破ることになるので、
総務省は必死で抵抗した。
 衆議院議員会館で公聴会が開かれ、民主党の議員が「電波監理審議会が技術を選べるのか」
と質問したのに対して、総務省情報流通行政局の大橋秀行総務課長は「審議会に対して諮問し
答申をいただきますけれども、評価は私どもの方でいたします」と、審議会が形だけである
ことを正直に告白した。
 彼の言った通り、電監審はわずか2時間の審議でドコモ=民放連グループに免許を与える
答申を出した。そのときドコモは「1000万台が採算分岐点。5年後に5000万台が普及する」
という事業計画を出していた。
 しかしNOTTVの13チャンネルを使う委託放送業者の申し込みはなく、結局mmbiが自分で
13チャンネルを使うことになった。13部屋の賃貸マンションを売り出したら、誰も借りなくて
大家が全部借りたようなものだ。
 おかげで3年たった今年3月の契約者数は、わずか175万人。
スマホで無料動画がいくらでも見られる時代に、月額420円も払ってテレビ番組を見る人が
増えるとは思えないので、赤字はさらに拡大するだろう。

■テレビ局と新聞社を黙らせる総務省の「電波社会主義」
 ただ、昨年も6400億円以上の経常利益を出したドコモが500億円ぐらい損しても、利用者
には何の影響もない。問題はこんな無意味なサービスに、貴重な電波が浪費されていることだ。
 下の図は、総務省の公表している電波の利用状況だ。
http://jbpress.ismedia.jp/mwimgs/6/1/450/img_614bf956c20f92e9ec1a2218e50cdda614628.jpg
0007金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/07/13(月) 22:11:58.21
安倍や麻生&黒田は犯罪者組織の下請け
国家非常事態対策委員会

youtube動画
https://youtu.be/RLX2mPNnRew
0008金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/07/13(月) 22:21:53.39
★大赤字の「マルチメディア放送」はなぜ続くのか         4

民放の使っていた170〜205MHzは「公共・一般業務(移動)」ということになっているが、
まったく使われていない。その下のNHKの使っていた95〜108MHzは、電波を止めることが
決まってから14年たっても、いまだに何に使うのかさえ決まっていない。
 要するに、全国のテレビ電波を無理やり止めて空けたアナログ放送の跡地は、がら空きなのだ。
この帯域だけでも放送に利用すれば、新しい技術(H.264など)なら30局以上のテレビ局が放送
できる。さらにUHF帯の空き帯域(ホワイトスペース)を有効利用すれば、合計100チャンネル
以上の放送ができるのに、ほとんどの周波数は使われていない。
 これは総務省が周波数オークションを拒否し、電波を社会主義的に割り当てるからだ。
民主党政権の時代に総務省はオークションの導入を決めたが、自民党政権に元に戻してしまった。
全国のテレビを止めた電波の跡地は、誰にも使われないまま放置され、その時価は2兆円以上と
推定される。
 自民党の勉強会で百田尚樹氏の発言が問題になったが、そのとき彼は「テレビの広告料
ではなく、地上波の既得権をなくしてもらいたい。自由競争なしに50年も60年も続いている。
自由競争にすれば、テレビ局の状況はかなり変わる」とも指摘したのだが、これはテレビ局も
新聞社も報じない。
 日本のような民主国家で、露骨な言論弾圧が行なわれることはありえない。それより問題は、
電波利権を梃子にしてテレビ局と(その系列の)新聞社を黙らせる総務省のような「暗黙の
言論弾圧」である。それを批判することは大手メディアには期待できないので、ネットメディアが
その役割を果たすしかない。

 2015.6.30(火) Japan Business Press 池田 信夫
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44180?display=b
0009金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/07/14(火) 09:55:34.00
資本主義市場経済はインフラを世界中に広め世界中を成長させたが
世界中にインフラが整備され大量生産大量消費よりも
環境3R多様性グローバル化が重視されるようになり
再生エネルギーの拡大で人類存続のために
市場資本主義核武器軍事警察国家政治経済労働とった
戦争の原因を廃止されることが必要とされている。
自由競争から人権が守られ競争の必要ない
自由・平等・博愛社会への移行が必要だ。
どこの国も戦争する体力も気力もないよ。
安全圏に政治家が勇ましいこと言ってるだけだ。
ただ戦争の歴史は繰り返してはならない。
ゆえに武力に武力で解決しようとする
安保法・自衛権行使(集団個別問わず)
は戦争行為であり違憲で国際法違反であり
戦争犯罪であるため不要だ。
0010 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/14(火) 20:05:31.49
 
/// 外される国ニッポン 1 ///////

    堺屋太一著 "「次」はこうなる" 1997年 講談社刊 より

・・・・
第二章 外される国ニッポン
   1 魅力のない国
        観光客も直接投資も日本に来ない

 "日本は近い将来、国際的に孤立化するのではないか"
 "日本はアジアの田舎になってしまうのではないか"
 これは、私が数年前から抱いてきた危倶である。悲しいことに、いまやこれが現実の
ものとなりつつある。つまり、日本は世界の中心から外れた国、魅力のないアジアの
田舎になりつつあるのだ。
 たとえば、一九九六年、日本から外国へ行った旅行者は一千六百七十万人にも達したが、
日本へ来た旅行者はわずか三百二十万人であった。その双方から、やむを得ない業務客を
引くと、大ざっぱに見て一千万人対百万人、大体十対一だといわれている。日本は観光や
遊びに来る魅力のない国になっているのである。

/////// 「次」はこうなる ///
0011 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/14(火) 20:18:53.63
 
/// 外される国ニッポン 2 ////////

 また、日本へ留学してくる外国人の数も、九六年には減少した。特に日本に来る途上国の
私費留学生はきわめて少ない。費用を日本側が持つ国費留学生でさえも、優秀な有資格者を
集めるのに苦労することもある。
 戦前は、とかくの批判があったが、中国などアジア諸国の留学生がたくさん日本へやって
来た。蒋介石も孫文も魯迅も日本に住んだことがある。
 ところが、いま、中国やアジア諸国の未来を夢見る青年たちのほとんどは、アメリカや
ヨーロッパに興味を示し、日本など視野にもない。
 もちろん、出稼ぎのつもりで来る就学生は相当数いるし、企業が呼んでいる研修生も
少なくない。これらは、日本の楽しさ、面白さ、あるいは日本文化を期待してやって来る
人たちではない。日本は、働き稼ぐ点ではまだしも有利だが、遊ぶ点でも学ぶ点でも魅力の
ない国に転落してしまった。

/////// 講談社発行 ///
0012 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/15(水) 19:59:10.50
 
/// 外される国ニッポン 3 /////////

 さらに、功なり名を遂げて資産を蓄えた外国人が、引退後の人生を送ろうとする時、その
居住地に日本を選ぶことは皆無といってよい。引退したスポーツ選手や映画俳優、親譲りの
資産家が暮しの場として選ぶのは、アメリカかフランス、スイスなどに限られている。
 かつては神戸あたりに、アラブの王様のおじさんが住んでいるとか、中国の富豪が別荘を
構えているという例も結構あったが、いまはほとんどない。まず日本は「ヒト」にとって
魅力がない国なのである。
 第二は、投資である。日銀と大蔵省がまとめた国際収支統計によると一九九五年度に日本に
対して行われた直接投資は約二十億円、それに比べて、日本から外国に対して行われた直接
投資は約二兆一千八百億円。何と千百対一である。もっとも九五年は急激な円高で、その
前後は日本に対する投資ももう少し多いが、それでも十対一を越えることはない。日本は
投資対象としては、まったく魅力のない場所なのだ。

/////// 堺屋 太一 ///
0014 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/16(木) 20:32:16.71
 
/// 外される国ニッポン 4 ///////////

 日本は資本利益率が低い上に、様々な規制があって自由な発想が発揮できず、事業としての
面白みも、未来の成長性も乏しいと見られているからだ。加えて賃金が高くて雇用が固定
していて、商習慣も難しい。事業に対する官民双方からの制限が多すぎるのも、嫌われる
理由だろう。
 また、東京証券市場における外国企業の株式の上場数が年々減少していることも良く知られて
いる。最高時には百二十七の銘柄があった東京証券市場の上場外国株式が、いまや六十四
(九七年七月一日現在)になってしまった。
 商品市場でも、日本を舞台に取り引きをする外国商品取引業者は非常に少ない。やはり
ニューヨークかロンドンで取り引きされているものが多く、日本は取引所としても魅力の
ないところとなっている。

/////// 1997年刊 ///
0015金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/07/17(金) 20:13:34.79
★JPモルガン、東証から撤退=上場外国企業10社に減少へ
 時事.com 2015/03/18-19:13

米金融大手JPモルガン・チェースは18日、東京証券取引所に上場廃止を申請した。同社は
2001年6月に東証1部に上場したが、「取引量が少なく、上場維持のための負担に見合う
売買高が得られていないと判断した」と文書で申請理由を説明した。東証の決定から1カ月後に
上場廃止となる。
 東証に上場する外国株は、東証1部、新興市場のマザーズ、JASDAQを含め、18日現在で
12銘柄。ただ、1銘柄は26日の上場廃止が決まっており、JPモルガンの上場が廃止されれば
10銘柄に減少する。

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201503/2015031800860
0018 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/18(土) 17:45:09.44
 
/// 外される国ニッポン 5 ///////

        日本のローカル化が進む

 第三の問題としては、航空機や船舶の寄港数の減少があげられる。
 各港湾のコンテナの取扱い量を見ると、日本最大の神戸港が阪神大震災直前の一九九四年
には、シンガポール、香港、高雄、釜山、ロッテルダムに次いで世界六位だった。震災後に
さらに減少、十六位(九六年)になったのは止むを得ない(日本では十位横浜、十一位東京)
としても、それを契機に香港や高雄や釜山で大型船舶からローカル船に積み替えて日本に
運ばれる例が急増している。何しろ、日本国内の高速道路を三百キロ走ると、日本から釜山に
運ぶ三倍も費用がかかるのである。
 航空機に至ってはもっと極端だ。現在、日本の十八の空港からソウル直航便が出ているが、
その半分以上はソウルを経由して欧米へ行く旅客で占められているという。成田空港が
国内線とつながっていないので、羽田へ来てから成田で国際線に乗り換えるには、大変な
時間と費用がかかる。

/////// 「次」はこうなる ///
0019金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/07/19(日) 04:07:09.10
堺屋太一氏は「村上ファンドの設立者は株主軽視の「日本的資本主義」をただす意味で、重要な機能を果たした」と称揚しています。さらに反動で古風な勤勉倫理が重視され、
「額に汗して働くことが一番の美徳とされれば、農本主義への回帰だ。金融技術の発達や、知的財産といった新たな価値の創造も阻害しかねない。
成り金や格差社会への反撥とつながれば、結果の平等が強調され、官僚が主導すれば正しいとする社会へ逆戻りする心配がある」

役人はまず総論で賛成し、次に各論で予算や法律上の制限など、できない理由を列挙する。しかし反対を押しきって成功すると「私は最初から賛成した」
と手柄にする。失敗したら「だから問題点が多いといったでしょう」といって責任を回避する
0020堺屋太一
垢版 |
2015/07/19(日) 04:37:59.92
事業創業に必要なものは第一は意志(will)である。まずは「何を、何のために、いつ、どこで、誰がやるのか」「What Why When Where Who」の5つを明確に意識することである。
これには最大の情熱と覚悟がいる。従って、それh「志」の問題であり、たいていは「憤り」を伴うだろう。私は、多くの富豪と接したが、財を成し名を上げた人々はみな、
「現実を変えたい」という強い憤懣を抱いている。強烈な志と煮えたぎる憤りに燃えているのだ。およそ「憤」のない人には創業ができない。第二は事業概念、いわゆるビジネスモデルである。「何を、何のために、いつ、どこで、誰が」の5つが分かっていても、
それを事業にするためには、具体的なコンセプトを創らなければならない。これには、@現実的な説得性、A二次共鳴を呼ぶおもしろさ、そして、B時代の空気に馴染みやすい「馴時代性」が必要である。
・事業創業に必要なものの第三は技術と知識である。新しいビジネスモデルを実現するには、それなりの技術が必要である。だが多くの場合、新しく開発された新技術よりも、従来からあった技術をどう集め、どう使うかの組み合わせが大切である。
・事業創業に必要なものの第四は人材である。実際、創業者はみな人材探しに苦労する。彼の豊臣秀吉ですら、家来を集めるのには苦労した。百人の兵を率いていた時に役立った槍の勇者も、1万人の指揮官には適任とは限らない。
野戦の名将も天下を治めるのには役立たない。創業者は事業の拡大と共にその規模と業態に適した人材を求めねばならない。しかし、これもできないことではない。本当に共感した人材なら事業の発展と共に育ってくえるからだ。
0021堺屋太一
垢版 |
2015/07/19(日) 04:42:26.04
私が歴史上の人物を一流、二流、三流と見分けていく際、6つの点を測るようにしている。
 第一は理念に着目する。高く理念を掲げ、斬新なコンセプトを創造していたか。
 第二に着目するのが知識だ。広く情報を集めて、正確な知識をもっていたか。
 第三は実行力。理念、知識があっても実行力に繋がらない人が少なくない。それには決断力、青木氏のいう度胸が必要である。
 第四は人間関係。有能有志の人材を集め、皆を納得させる魅力と辛抱があったか。
 第五は健康。疲れを知らぬ体力と、飽くことない闘志に溢れた健康体こそ一流人物の必要条件である。
 そして第六は幸運。運が悪いようでは一流の人物になれない。

・いま、この大不況と少子高齢化と、国際的地位下落に見舞われている日本の現実を考えれば、最小限、次の条件にかなったリーダーが欲しい。
その第一は、理念のあること。この日本をどうしたいのか、真面目に考え実行しようとする理念をもち、そこに至るコンセプトがあることだ。
第二は知識。省益と仲間評判にとらわれた官僚の嘘やゴマカシが見破れるだけの知識と情報網が必要である。
第三は実行力。世論におもねず官僚に脅えず、時には荒ぶれるがごとき実行力が欲しい
・政治であれ経営であれ、組織のトップにもなると、周囲にはイエスマンの部下と出入りの煽て業者が増える。このため、トップには聞こえの良い話ばかりが入り、
悪い報せは隠される。つまり知識が主観的になるのだ。一方、倫理のほうは世間の評判を気にする。テレビや新聞の批評が気になり、他社の動きにも揺すられる。
つまり倫理は客観化するのである。創業者は逆でなければならない。そうでなければ、たちまちゴマすりの部下と煽てコンサルタントに取り巻かれてしまう。そうならないだけの強さが創業者には必要なのだ
0022 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/19(日) 08:30:14.94
 
/// 外される国ニッポン 6 ///////

 関西空港は完成が遅れた上、成田と同じく着陸料が非常に高い。それならむしろ地方空港から
ソウルを経由して外国へ行ったほうが便利だ。値段の点でも、安売り航空券を利用しやすい。
 世界的な航空ネットワークから見れば、日本は明らかにメインの航空路から外れたローカル線と
化しつつある。
 さらに、韓国がいまの金浦空港につづいて仁川空港を完成させ、中国が上海の浦東空港を
供用するようになると、この傾向はますます激しくなるだろう。それというのも、日本のすべての
値段が高過ぎ小煩い規制が多過ぎるからだ。
 たとえば、台湾の人がニューヨークから帰国する途中で日本へ立ち寄るとしよう。成田から
都心までタクシーを使えば往復約五万円、ホテルに二泊で七万円、それに観光と食事をすれば、
二十万円は用意していなければ心もとないという。関西空港でも十二、三万円はかかるそうだ。
他の場所、たとえば、ポーランドやソウルに立ち寄るのに比べると、数倍の費用がかかるのである。
 だから、台湾の人がニューヨークからの帰りに日本へ立ち寄ったといえば、「おお、贅沢して
来たな」と思われるという。これでは日本に発着する航空路線が増えないのも不思議ではあるまい。

/////// 講談社発行 ///
0023 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/19(日) 20:44:26.17
 
/// 外される国ニッポン 7 ///////

        日本には情報発信能力がない

 第四の重大な問題は、情報発信能力である。学者や芸術家が日本の学会や演奏会で新説新曲を
発表したとしても、世界に対する影響力は非常に低い。
 日本人のファッション・デザイナーでも、パリでファッション・ショーをやるときには
二億円の持ち出しを覚悟する。東京なら一億円、大阪なら一千万円という。
 パリでファッション・ショーをやると、全世界のファッション雑誌や新聞に載る可能性が高い。
東京でやると日本の全国紙に載る。大阪でやると地方面にしか出ない。この情報発信力の差が、
その持ち出し金額に反映される。
 それでも日本のファッションデザイナーなら、東京で一億円かけるが、外国のファッション
デザイナーになると、パリで二億円かけても、東京や大阪では持ち出してまでショーをやらない。
トーキョー・コレクションか大阪のイースタン・ストッフに招待されなければ、日本でファッション
・ショーをやる意味がないのである。
 ファッションの場合、まだ日本はブランド商品の売れる大きなマーケットだから、招かれれば
無料奉仕ぐらいはする。これが音楽になると、日本の演奏会が世界に中継されることなど、
ほとんどない。スポーツでも、日本での試合が海外に向けて放映される機会はきわめて稀だ。

/////// 堺屋 太一 ///
0024 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/20(月) 06:52:26.54
 
/// 外される国ニッポン 8 ///////

 学術論文でも、日本の雑誌に発表しても世界で波紋を呼ぶことはめったにないが、アメリカや
イギリスの雑誌に発表すれば、多くの研究者の目に止まり、適切な評価が得られる。拙著
『知価革命』も英文に訳されてフランクフルトのブックフェアに出ると、たちまち六ヵ国語の
翻訳が出、全世界的な評価を頂いた。日本語版から翻訳されたのは、韓国語と中国語の二つ
だけである。
 これには、日本の情報発信者の視線の低さも大きく影響している。日本人の考える企画は、
大部分が外国を真似た二番煎じ、三番煎じ、中には十番煎じぐらいのものも沢山ある。しかも
この国の学者や文化人は、外国人の真似が上手なことを誇りとし、オリジナルな独創は「我流」
と呼んで軽蔑する。これでは日本から魅力的な新文化、新技術の発信がないのも当然だろう。

/////// 1997年刊 ///
0025 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/20(月) 18:02:45.40
 
/// 外される国ニッポン 9 ///////

 バブル景気華やかなりしころの日本は、その他の点では魅力に欠けていても、とにかく
「お金を出す国」としての魅力はあった。海外の金融関係者は日本へ目をつけ、日本に関する
情報を欲しがった。だが、いまやそれすらなくなってしまった。
 私は、「財団法人アジアクラブ」に私費を献金して、日本理解に役立ちそうな英語で出版された
書物を選んで、英語圏の有識者二千人に贈呈する「ファット・イズ・ジャパン・プロジェクト」を
やっているが、その審査対象になる出版物が年々減少している。九二年ころまではかなりの点数に
上ったものの、九五年、九六年になると、選考対象を探すのに苦労するほどである。
 それに比べ、中国に関する英語の出版物は、九〇年代に入ってから急増している。欧米人の
アジアに関する知的好奇心が、日本から中国に大きくシフトしていることが窺えるだろう。

/////// 「次」はこうなる ///
0026金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/07/20(月) 18:40:59.23
その時代は確かに「ジャパンパッシング」であった。しかし欧米は日本人ほど中国を理解などしていない。
中国4000年などと言い出したのも日本人であり、実際中国大陸とは異民族による、領土合戦の場であり
勝った民族は過去を消し去り、また次の勝者も前の文化を消し去る場所でもあったわけだ。

清で書かれていた文字
https://ja.wikipedia.org/wiki/清#/media/File:Chengde_summer_palace_writings.jpg

漢字とは、その昔、漢の国から学んだ文字を使って西洋文明を表現した日本の言葉なのである。
だから、「人民」も「民主主義」も日本人が作った言葉であり、現代中国においても西洋文明を
取り入れるのに都合が良かったので、漢字を使うことになっただけのことなのである。

欧米人は、日本の経済発展の奇跡を見て、じゃあ元の文明はもっと優れているに違いないと思ったわけだ。
もちろん、昔の中国にあった文明は進んでいた。でもそれは支配者が変わるたびに消し去られていたわけだ。
欧米人は、日本より進んだアジア文明を期待したことだろう。
その結果は2015年の今でもまだ出ていない。しかし日本人はおぼろげには感じとっているのである。
本当の中国という国を。
0027 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/21(火) 20:09:49.21
 
/// 外される国ニッポン 10 //////////

    2「魅力ある国」とは何か

        自己表現ができる国に

 では、日本が魅力ある国になるためには、どうすればいいのか。それにはまず、「魅力ある国」
とは何かを、本音で知らねばならない。本音とは「ファット・ツー・ドゥー」、みんながしている
こと、自分がやっていることである。
 魅力ある国とは、第一に「稼げる国」である。
 人間は経済を無視するわけにはいかない。いや、これこそ最も一般的な基準だろう。したがって、
まず第一に、「稼げる国」こそ魅力のある国ということになる。求人募集が多くて給与の高い国、
自由に事業が興せて成功率の高い国、自分の特技やアイデアを活かせる国である。

/////// 講談社発行 ///
0028金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/07/21(火) 21:42:48.35
民主主義は完璧ではないけど
この完璧でない以前の
殺戮と惨殺と悲しみから
見出した唯一の希望
しかしあの独裁が変えようとしている
その現実に英霊が泣いている
0029 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/21(火) 22:02:41.53
 
/// 外される国ニッポン 11 /////////

 第二には、稼いでもどんどん使わねばならない仕組みになっている国は魅力が薄い。つまり、
「貯められる国」でなければならない。物価が安くて税金が少なくて、医療が受けやすくて、
住宅事情も交通事情もよい国である。大いに稼いで、大いに貯め、そして故郷に錦を飾るか、
その国で豊かな生活ができるとなれば、やはり「魅力のある国」といえるだろう。
 第三には、情報発信が盛んで、人を見る目のある社会ということだろう。あの国なら才能が
認められる、自分の主張が世界に伝わる、そんな情報発信のできる国は魅力がある。
 日本の地方は若者にとって魅力がない、とよくいわれる。その理由の一つは、自己表現の
許容範囲が狭いことだ。東京なら奇抜な服装、奇妙な髪形をしていても、道行く人が振り返って
面白がりはしても、蔑みはしない。あれはタレントではないか、あれはファッション・モデル
だろう、ひょっとしたらプロレスラーじゃないか、と見てくれることもある。

/////// 堺屋 太一 ///
0030金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/07/22(水) 17:26:51.41
/// 「東京時代」の終焉 22 //////

 だからこそ日本は、技術を導入して四十年も経つと、「師の国」を上回るほどの技能を
育てることができた。その代り、技術の背景にある精神や思想、倫理観や美意識といった
ものには立ち入らなかった。このため学んだ技術や制度を基盤として、「次」を生み出す
飛躍的発展は苦手である。
 八世紀中頃に、世界最大の銅溶着像である奈良の大仏を造った日本が、それ以降の数百年間、
冶金技術についてはほとんど進歩しなかった。また、火縄銃を造りながら、そこにあるネジ釘を
ほかに応用することもできなかった。江戸時代を通じてネジ釘を船舶や建築に使った形跡は
見当らない。
 船舶はネジ釘を使わずに鎹だけで建造したので、揺れによってすぐ船体が緩む。建築や
架橋でもネジ釘の効用は大きい。それなのに鉄砲の筒止めのネジを造船や建築に応用する
発想は、江戸時代を通じてついぞ起らなかった。これがデッドコピーの弱みである。

////// 日本・いま決断のとき ///
0031 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/22(水) 20:03:10.45
 
/// 外される国ニッポン 12 //////////

 ところが、地方の町村へ行くと、タレントもファッション・モデルもプロレスラーも住んで
いないから、変わった恰好をしていると、「イカレた奴」という蔑みの視線を浴びることに
なりやすい。つまり、好みの自己表現ができないわけだ。
 このため、若者たちの間には「十七時間族」となる者もいる。土曜日の夕方から日曜日の
昼まで十七時問だけ東京へ出て、好みの姿形になって自己表現を楽しむ者が、年間九百万人から
一千万人もいるそうだ。飛行機や新幹線の中で服を着替え、十七時間だけ変身するために
何ヵ月もかけて、一生懸命貯金をしているのである。

/////// 1997年刊 ///
0032 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/22(水) 22:08:01.09
 
/// 外される国ニッポン 13 ///////

 世界的に見ると、日本はやはり田舎である。ニューヨークやロンドンに比べて、自己表現の
自由が制限されている。とくに中学、高校の段階では、化粧をしてはいけない、服装を奇抜に
してはいけない、髪形も校則通りにそろえなければいけない、言動もみんなに合わせなければ
いけない。とにかく目立った自己表現は一切禁止、という没個性教育をする。このため長じた
のちも自己表現の能力が低くなるし、他人に対する許容度も乏しい。これでは、統制的いじめっ子
社会ができてしまうのも当然である。
 もう一つ、表現や主張を考えるうえで重要なことは、前述の世界に向けてどれほどの
情報発信が行えるかだ。ここでも日本の水準はたいへん低い。

/////// 「次」はこうなる ///
0033 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/22(水) 22:22:07.98
 
/// 外される国ニッポン 14 ///////

 もし日本が、本当にアジア地域を大事にするなら、アジア地域の情報発信の舞台となる
ことは可能だろう。しかし、日本人は欧米からの文化はよく受け入れるが、アジアの情報は
受け入れない。とりわけ、アジアの現代文化に関する理解度は著しく低く、アジア諸国に
対する情報発信の舞台を作る努力をほとんどしていない。
 国際会議などの誘致を地方自治体が熱心にやっている。だが、そこから情報を世界に
発信しようという意識はほとんどない。日本の自治体が熱心なのは、それぞれの国際会議を
誘致した功名を、県民市民の方に喧伝することだけである。あくまで内向け、仲間向けの
情報発信ばかりだから、国際会議を開いても、外国からの参加者には魅力がない。

/////// 講談社発行 ///
0034 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/23(木) 20:22:16.17
 
/// 外される国ニッポン 15 /////////

 また、大いに意義のある国際会議が催され、重要な人物が日本を訪れたとしても、
警備ばかりが異常に厳しく、参加者たちが自己顕示するチャンスが乏しい。
 たとえば、アメリカ大統領が来てジョギングをやりたいといったことがあるが、警察は
警備上の理由で「お止め頂くように」勧告、アメリカ大使館の中庭で走り回るような
状態に押し込んでしまった。アメリカ大統領は、自国の選挙民にも、世界の政治家にも、
自分の健康と意気軒昂さを示したかったのに、それができなかったわけだ。何とも魅力の
ない国ではないか。
 日本は、自己表現や情報発信ができないようにしている国、いわばたいへんな費用を
かけてつまらない状況をつくっている国なのである。

/////// 堺屋 太一 ///
0035 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/23(木) 20:41:25.26
 
/// 外される国ニッポン 16 /////////

        住居や教育は「選べない」

 第四の魅力は、「選べる国」ということである。
 この「選べる」対象にもいろいあるが、最も重要なのは、「住居」「教育」「医療」
「消費」「職業」の五つだろう。
 まず「住居」について見てみると、今日の日本はきわめて制限されていろ。単に土地が
高いだけではなく、不動産の売買に伴う税金と手続き費用が大きな負担となっている。
このため、いったん家を買うと、生涯その家に住み続けなければならない。自分の好みや
家族の状況によって作み替えることが難しい。
 これは日本が土地を資産として捉え、資源と考えていないからだ。
土地は、いまや資源である。したがって、最良に利用する人々の手に渡るべきだ。ところが、
土地を資産として考え、「資産再配分」の見地から土地所有に重い負担を課す発想がいまだに
強い。これが日本の住居問題を決定的に悪くしている。

/////// 1997年刊 ///
0036 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/23(木) 22:20:44.06
 
/// 外される国ニッポン 17 /////////

 さらに、東京一極集中を促す政策が頑固に続けられているため、多くの職業は東京でしか
成立しない。そのため、国際関係や文化・芸能の仕事に携わる者は、東京での高価で狭小な
住居を強いられる。
 日本企業の本社活動も官庁のある東京以外ではやり難いようにしてある。シアトルや
アトランタでも、世界を相手にした大企業が育つアメリカとはまったく違う。官庁の主導で
各種業界団体を全国統一で作り、その本部事務所は必ず東京に置かせる。そしてその全国団体の
会長にならねば、高位の勲章は出さない、といったやり方である。

/////// 「次」はこうなる ///
0037 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/24(金) 07:03:58.05
 
/// 外される国ニッポン 18 /////////

 アメリカで映画産業が興ったとき、映画人たちはニューヨークではなくカリフォルニアの
ひろびろとした場所に、大都会とは違った生活様式をつくりあげた。これは初期のアメリカ
映画人の先見の明だった。いまやそれがピッツバーグにも拡がり、フロリダにも拡がり、
至るところに文化・芸能に関係する人々が生活できるようになった。
 これは「自由の国アメリカ」が生み出した一つの成功例だが、官僚主導国家の日本はまったく
逆をやっている。創造的な活動を東京一極に集中すべく、特定目的の施設(例えば歌舞伎専用
劇場や格闘技専門競技場)は、東京以外にはつくらせない政策を採り続けている。

/////// 講談社発行 ///
0038ホームレス
垢版 |
2015/07/24(金) 07:11:30.13
私は家を建てようと1300万で計画したつもりでしたが出来上がったら2320万円になり
返済不能な額でした。銀行が建売で売って金返せと言ったので売りました。1600万円で
売れました。結局いろいろ手当てしたが500万円不足、離婚しホームレスに・・・・。
0039 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/24(金) 20:58:21.75
 
/// 外される国ニッポン 19 /////////

 二番目は、「教育」の問題だ。人生は教育からはじまる。ところが、学校教育の場では、
昭和十六年に国民学校令が布かれて以来、いわゆる一学校一通学区域制による「強制入学
方式」が採られている。このため、教育の消費者である生徒と父兄には学校を選ぶ自由がない。
また、選ぼうとしても、学校の種類が非常に限定されており、小、中、高ぐらいまでは
教育内容もほとんど文部省の定めたカリキュラムで一律に縛られている。
 文部省の官僚や教育評論家は、国民が受験熱にうかされているので、教育の消費者のほうが
多様な選択をしないだろうと主張しているが、これはまったくの間違いである。
 現に、何らかの分野でエリート・コースとされる教育機関には、応募者が多い。たとえば、
東京芸術大学は東京大学よりずっと競争が激しいし、宝塚音楽学校はそれ以上に競争が激しい。
将棋の奨励会や相撲の新弟子も応募者が多かった。一時は女子プロレスの選考会でさえも
二千人が集まった。だから、特定目的のエリート・コースをつくれば、大勢の生徒が集まり、
教育が多様化することは明らかである。

/////// 堺屋 太一 ///
0040ホームレス
垢版 |
2015/07/24(金) 21:00:35.05
ウナギ美味しい、かの川。
職君中国ウナギ食ったか。
0041 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/25(土) 09:13:51.47
 
/// 外される国ニッポン 20 /////////

 もっとも後述するように、最近は没個性化教育の浸透と教師の平凡コース指導の徹底で、こうした
コースの応募者が減り出している。成功者も出るが落伍者も出るコースを薦めて失敗されると、
教師の責任が問われることを恐れるらしい。これも教育の供給者(学校と教師)による悪しき
規制の一例といえるだろう。
 いま、日本に必要なのは教育の多様化と消費者選択の自由化だ。たとえば、医者になることを
目指した小学校とか、中小企業の後継者になるための中学校や高等学校、あるいはアメリカの大学へ
行くことを前提にした高校などをつくれば、それぞれに需要があって、個性的な生徒が現れることだろう。
 ところが、現行の教育制度では、一学校一通学区域を設定しているため、生徒は各通学区域の学校に
強制入学させられる。私立学校に対しても、わずかな補助金を与えることでカリキュラムを画一化
している。これでは自分の個性と才能にあった教育が選べない。
 もっと教育を多様化して、長所を伸ばす教育を選べるようにするべきではないか。

/////// 1997年刊 ///
0042金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/07/25(土) 15:48:54.83
5年前にFX初めて、2か月で250万負けて撤退。
10万貯めて去年再挑戦したけど、半年かけてプラマイ0
先月もっかい10万からやってみた
今までの本とか商材とかに頼ってなかったけど、
やっぱ経験者の声は聞くべきだな
http://current.cf/rich.html
0043 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/25(土) 21:24:09.06
 
/// 外される国ニッポン 21 ///////

        医療も消費も選べない

 第三には、人生の終末に係る「医療」がある。医療についても日本では厳しい制限を
設けている。
 この国には、昭和十六年(一九四一年)に定められた「標準医療」の発想が続いている。
これが医療保険制度によって固定化され、全患者に同型の医療サービスを行うよう
管理されている。
 その上、各地域の医療機関数は人口割りで制限されているから、消費者の側には選ぶ
余地が少ない。魅力ある生活環境をつくるためには、供給者の側の競争を激しくすること
によって、消費者の側に選べる自由を与えることが重要だ。そうすれば医院も病院も多様
になり、コストが下がり、よりよい医療ができるはずである。

/////// 「次」はこうなる ///
0044 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/26(日) 09:48:12.56
 
/// 外される国ニッポン 22 ///////

 第四は、「消費」の、特に買い物の選択である。たとえば、どのような小売店で買うのが
よいかなど、消費者がそれぞれの好みで選ぶべきことであり、大店法(大規模小売店舗法)
で制限すべき問題ではない。
 セルフサービスの安売り店を利用するか、店員が丁重なサービスをしてくれる高価店を
選ぶか、商品知識のあるところを選ぶか、まったく対話のない自動販売機を選ぶか、自由に
できるようにすべきである。日本では大店法によって、小売店の形態が非常に歪められている。
その結果、コンビニエンス・ストアと自動販売機ばかりが異常に増える。アメリカにおける
コンビニンス・ストアの売り上げは、年間およそ三兆円といわれるが、日本のそれは約五兆
二千億円(九六年)、自動販売機だけでも約五兆円(切符類をのぞく。九六年)にもなる。

/////// 講談社発行 ///
0045 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/27(月) 20:07:52.85
 
/// 外される国ニッポン 23 //////////

 流通機構の中で、コンビニと自動販売機ほど無駄の多いものはない。それなのに日本に
限って急増したのは、大型店舗を制限したため、出店がしやすいこの二つに投資が集中した
結果である。
 当然、コンビニエンス・ストアに入る商品ばかりが売上げを伸ばし、商品の種類が制限を
受けることになる。駄菓子やインスタント食品などは、コンビニに並ぶかどうかによって
商品の命運が決まるといわれるが、消費者の側からすればコンビニに並んでいるありあわせの
品で暮しているようなものだ。
 日本にはいま、土地価格の低下と金利の下落で、小売店も飲食店も大改革する絶好の
チャンスが到来している。資金・土地多消費型、労働力節約型のサービス施設が続々と
生まれるべきチャンスなのだ。それが官僚規制で抑制され、結果として高い物価と限られた
サービスで暮らさなければならない悪しき状態が続いているのである。

/////// 堺屋 太一 ///
0046 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/28(火) 22:18:14.78
 
/// 外される国ニッポン 24 //////////

        職業の選択も一回限り

 最後に重要なのは、「職業」の選択である。私たちは長い間、終身雇用こそは日本の
勤労者に安心を与える非常にいい制度だ、従業員を大切にする人本主義だ、と信じてきた。
 しかし、考えてみれば、これには十八歳か二十二、三歳で決断した職業選択の責任を、
生涯背負わす残酷な制度という一面もある。就職してから「えらい会社に入ってしまった」と
思っても取り返しがつかない。途中で退職すると、次の就職は不利になり、生涯賃金でも
かなりのハンデを負う仕掛けになっているからである。
 人間は自分の適性がすぐに分るほど利巧ではない。就職する企業や職場の雰囲気も、
事前には分らない。だれもが適職適所を得るためには、少なくとも二十歳代までは、
自分の天職を探して職業を替えられるほうがいいのではないだろうか。

/////// 1997年刊 ///
0047 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/29(水) 20:03:35.19
 
/// 外される国ニッポン 25 ///////

 アメリカでもドイツでも転職は自由だといわれるが、経理士や看護婦など有資格者の場合は
ともかく、一般的な事務職や工場労働者なら、いくつになっても転職が多いと、やはり評価が
下がる。しかし、二十歳代では、勤め先を替りながら、自分に適した職種と職場と居住場所を
探す人が多い。
 ところが、日本の場合は、学校卒業の際に選んだ職業と職場を生涯にわたって背負うこと
になる。このため、会社の辞令一本で居住地も近隣の付き合い、子供の教育までもが変更
されることが珍しくない。単身赴任という家族離別さえ強いられることもある。
 終身雇用には、失業の心配からまぬがれる安心感がある反面、すべてを会社の命令に従わ
なければならない軍隊的苛酷さもある。特にこれからは、職種や産業によって成長性に差が
出てくることが予測される。当然、給与にも差が出てくる。能力と好みに応じて自由に転職
できなければ、不利なところへ入った人は大変な不運を招くことになるだろう。

/////// 「次」はこうなる ///
0048 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/30(木) 22:15:17.61
 
/// 外される国ニッポン 26 ////////////

 その人に適した環境と職業を選べば大きく成長したであろう個性が、不適任な仕事と
不愉快な人間関係で腐ってしまっている例が、この国にはたいへん多い。これからの時代、
「選択の自由」という面から雇用形態を再構築する必要があるのではないだろうか。
 特にベンチャービジネスを興す場合や個人事務所を営む場合は、被雇用者の個性と
雇用主の個性が直接向き合うだけに、雇用する側にも選択の権利を与えなければなるまい。
 日本では一度雇った従業員はなかなか解雇できないが、外国では「都合により解雇」
というのも、正当な手続きを踏めば簡単に行える。日本ではこれが難しいばかりに、
お互いに嫌なままで向かい合って何十年も過ごすという悲劇が起る。さらには、一旦雇えば
解雇できないから雇うことにも慎重になる。このことが新規事業を興す妨げにもなって
いることが結構多い。
 職業紹介の方法から資格制度、さらには雇用慣行に至るまで、改革すべき問題は多い。

/////// 講談社発行 ///
0049 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/07/31(金) 20:31:23.37
 
/// 外される国ニッポン 27 ///////

        全体主義思想の呪縛

 魅力ある社会の第五の要素として大事なのは、「隠せる社会」「秘匿性のある世の中」
である。自由競争の社会では、供給者はすべての情報を公開しなければならない。商品や
サービスの選択を消費者が誤りなく行うためには、供給者はすべての情報を明らかにしな
ければならない。玄人の供給者が素人の消費者を騙すのを見逃せば、自由経済、消費者
主権は成り立たない。
 ところが、消費者としては私生活(プライバシー)は「秘匿する権利」がある。この点を
おろそかにすると、悪しき官僚や怪しげな供給者が消費者に対して圧力を加えたりする
ことになる。たとえば、政治の供給者である政治家は、政治に関係するすべてのことを
公開しなければいけない。その中には、彼の人柄や生活資金の問題も入るので、ある程度は
私生活も公開せざるを得ない。

/////// 堺屋 太一 ///
0050 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/01(土) 07:31:43.74
 
/// 外される国ニッポン 28 /////////

 けれども、政治の消費者である一般有権者は、誰に投票したか、どんな集会に出たか、
完全に秘密にできなければならない。同様に、人柄や生活資金を問題にされる必要のない
職業の人々、たとえば通常のサラリーマンや自由業の人は、消費者としての日々は完全に
秘匿する権利を持つ。
 しばしば若者が、「田舎は隣近所がうるさいから大都市に住みたい」という。その一因は
プライバシーの秘匿性が大都市の方が高いからだ。このことから見ても「魅力ある国」の
条件の一つが、「隠せる社会」であることは、明らかだろう。
 ところが、日本の役人は何でも知りたがる傾向がある。たとえば、つい最近まで、
「米の生産、流通、消費は国が管理すべきだ」と称して、米の消費まで監督していた。
同様に、教育の消費者である生徒や父兄、自動車交通の消費者であるマイカー運転者なども
管理したがる。これは「消費の平等」を目論んだ右翼全体主義思想の残滓といってよい。

/////// 1997年刊 ///
0051 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/01(土) 20:18:31.96
 
/// 外される国ニッポン 29 //////////

 全体主義には、左翼社会主義と右翼民族主義とがあるが、この二つは、資本主義的自由
競争の結果として生じる格差を縮小することを意図して起った点では、共通の倫理基盤を
持っている。
 違いは、社会主義は「入口論」、右翼民族主義は「出口論」ということだ。つまり、
左翼社会主義者たちは、生産手段によって生じる所得の格差に問題があると考え、生産
手段の国公有化を主張した。
 一方、ナチスやファシズムなどの民族全体主義は、財産を所有して上手に運営するのは
国民経済にとってプラスだから生産手段の私有は許すべきだ、問題はそれによって得た
所得で個人的に贅沢をする奴がいる点にある、財産に不均衡があっても消費を平等に
すればよい、と主張した。

/////// 「次」はこうなる ///
0052 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/02(日) 08:57:25.93
 
/// 外される国ニッポン 30 ///////

 そのため、学校は全部国民学校、自動車は全部国民車、服装は全員国民服、遊びに行くのは
国民休暇村、医療は一律の標準医療と、消費の規格を試みた。
 右翼民族主義者は消費を監督したがる。そのため「民族の文化」という均質性を生み出そう
とする。これがいまも日本の官僚社会には強烈に続いている、いや、いまこそ強くなった、
といってもよい。
 学校の教師が生徒の服装や髪形を管理したがるのは、学校全体主義だ。県の教育委員会や
文部省が一律化して、より大きな全体主義をつくろうとする。こんなことが許されている限り、
日本が魅力的な国になることは絶対にあり得ない。
 税金は払わなければいけない。けれども、税金を払った残りを何に使っているかなど、
国が関心を持つべきことではない。
 一部の週刊誌は覗き趣味的な編集を行う。これは止み難い人間の「悪しき欲望」だ。
けれども、国が消費に対して監督することを肯定する思想だけは、完全になくさなければ
いけない。日本には、いまなお全体主義的官僚統制思想が根強く残っているのである。

/////// 講談社発行 ///
0054金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/08/02(日) 23:03:36.63
【2402】アマナ【事業好調!】

アマナグループ
http://ime.nu/amana.jp/

株主優待
http://ime.nu/amanaholdings.jp/ir/communication/hospitality/index.html

株主通信
http://ime.nu/amanaholdings.jp/ir/communication/information_amana/index.html


平成26年12月期 決算短信(連結)

売上高 20,966 (百万円)
営業利益 34 (百万円)
経常利益 △55 (百万円)
当期純利益 7(百万円)
1 株当たり当期純利益 (円) 1.58

http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20150217/94ykpy/140120150216027206.pdf


グループ会社 アマナイメージズ
http://ime.nu/amanaimages.com/indexTop.aspx

写真・イラスト販売のお小遣い稼ぎサイト タグストック
http://ime.nu/tagstock.com/

100株買って、配当と株主優待をもらいながら、長期保有。
暇なときは写真を撮って、タグストックでお小遣い稼ぎ。
なかなかいい会社♪
0055金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/08/03(月) 06:27:01.80
★なぜ「バター不足」が繰り返されるのか     1
 PRESIDENT 2015年8月17日号
 東京大学大学院農学生命科学研究科教授 本間正義=答える人 プレジデント編集部=構成
http://president.jp/articles/-/15808

   牛乳の「計画経済」が輸入を制限している

 バター不足が続いている。不足しているなら、輸入すればいいと思うかもしれない。しかし日本は
酪農家を保護するという名目で、バターの輸入を制限している。解決のためには、日本の農業の
あり方を根本から問い直す必要がある。
 バターの国内消費はこの数年7万〜8万トンで安定している。一方、国内生産は減少傾向で14年度には
6.1万トンに落ち込んだ。不足分は輸入に頼るしかないが、関税が高く、政府の国家貿易品に
なっている。
 乳製品の関税率(二次税率)は、従量税と従価税の組み合わせになっている。従価税換算では
バターが360%、脱脂粉乳が218%で、フレッシュチーズの29.8%、プロセスチーズの40%に比べても
非常に高い。店頭で輸入のバターをみかけないのはこのためだ。
 なぜバターが保護されているのか。それは輸入品の価格が国産バターの約3分の1と安く、品質での
差別化は困難だからだ。政府は、TPP(環太平洋連携協定)交渉について、7月28日からハワイで
開かれる12カ国の閣僚会合での合意を目指している。たとえばTPPの参加で乳製品の関税が引き下げ
られることがあれば、価格競争力のあるニュージーランドの製品が市場を席巻するだろう。
0056金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/08/03(月) 20:09:29.81
★なぜ「バター不足」が繰り返されるのか     2

 このため一部では「TPP参加で日本の酪農が壊滅し、国産牛乳が飲めなくなる」との主張もある。
しかしこれは誤りだ。飲用向けのフレッシュミルクは劣化しやすく、海外から大量に輸入するのは
難しい。またバターに関しても、チーズと同じく、特色のある国産製品への需要はあるだろう。
問題は、競争と成長を退け、保護と現状維持ばかりを志向する日本の農業政策そのものにある。
実際に国内の酪農家はここ10年で35%減少し、生乳生産も12%減っている。TPPとは無関係に、
すでに日本の酪農は衰退の危機に瀕している。「バター不足」はその現象のひとつに過ぎない。
 最大の問題は、牛から搾られる生乳の流通が、「市場経済」ではなく「計画経済」の仕組みである
点だ。生乳は「指定生乳生産者団体制度」にもとづき、日本を10地域に分け、毎月、事実上の集乳
数量上限が決められている。酪農家は原則、生乳を指定団体に売ることが義務づけられている。
指定団体は乳業会社や食品会社と交渉したうえで、飲用乳、脱脂粉乳・バター用、チーズ用など
用途別に異なる価格で売り渡す。
 生乳はそのままでは長く保存ができない。取引価格は飲用向けが高く、バター用など加工向けは
安いため、集められた生乳は、まず飲用向けで買い取られ、余った生乳がバター向けとなる。しかし
生乳の生産量が減っているため、2010年度以降、バターの需要を国内生産だけではまかなえず、
海外からの輸入に頼る状況が続いている。関税が高いため、バターの輸入は、政府の「農畜産業振興
機構」が事実上、独占している。政府は今年5月に1万トンの緊急輸入を決め、10月までに追加輸入を
計画しているが、仕入れが安定しないことなどから(※1)、小売店では「1人1個まで」といった
制限をかかげる店が多い。民間の需要を予測するのは難しく、結果として今回のような「バター
不足」が頻発している。
0057金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/08/03(月) 20:38:16.48
★なぜ「バター不足」が繰り返されるのか     3

   零細農家の温存が競争力を奪ってきた

 さらに「バター不足」の背景には、バター生産を担っていた北海道が、加工向けから飲用向けに、
出荷を振り分けつつあることも影響している。
 北海道以外の地域では、生乳生産量の8割以上が飲用向けとなっている。一方、北海道では飲用
向けは生産量の2割で、加工向けが8割を占めている。これは北海道以外の地域の酪農家を保護して
きた結果だ。本州などの酪農家は、北海道に比べて零細で、競争力が弱い。このため北海道の生乳が
本州などに流入しすぎないように、「指定団体」を通じて、地域ごとの棲み分けが行われてきた。
北海道の酪農家は、多くを加工向けとして安値で買い取られてしまうが、国が補給金(補助金)を
支払うことで、その価格差を埋めてきた。
 ところが円安による飼料価格の上昇や光熱費の増加により、補給金に頼った加工向けの取引では
採算が合わなくなっている。「計画経済」の仕組みでは、コストの上昇を、出荷価格にうまく上乗せ
できない。このため北海道では、指定団体を通じた補給金頼みの取引をやめ、「アウトサイダー」
として民間会社を通じて、本州に飲用向けの出荷を行う酪農家が増えている。
 指定団体を通じた取引では、出荷した生乳がプールされるため、農家には品質を改善する
インセンティブがない。一方、「アウトサイダー」の生産者は、高品質化への取り組みが、直接
価値の上昇につながる。静岡県の「いでぼく」や岩手県の「中洞牧場」など、特殊な飼育法で
ブランド化に成功した事例は少なくない。
0058金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/08/03(月) 22:26:43.32
★なぜ「バター不足」が繰り返されるのか     4

 中国では、オーストラリアから牛乳が空輸され、地元産の4〜5倍の価格で販売されているという。
日本の安心・安全の酪農製品をアジアに売り込むことは十分に可能だろう。輸出を促すには海外
からの輸入の自由化も必要だ。指定団体制度は段階的に廃止し、関税は徐々に引き下げていくことが
望ましい。バターなどは海外の3倍以上という高い価格を消費者に押し付けることをやめ、安価な
輸入品を提供し、国産品は品質の高い飲用乳やチーズなどでブランド化を図る。農家の創意工夫が、
より評価される仕組みが必要だ。
 米国やEUでは、関税を課すことで高い国内価格を維持する「価格支持」から、補助金を払う
ことで農家の所得を維持する「直接支払い」にシフトすることで、自由な輸出入と農業保護を
両立させている。
 たとえばEUは1970年代に「バターの山、ワインの湖」というほどの過剰生産に悩まされた。
このため農家への「直接支払い」に軸足を移した。この結果、 農産物は国際価格に近付き、消費者
負担は減った。「直接支払い」の受給には、環境保護や土壌保全などの要件を満たす必要がある
ため、農家の集約も進んだ。
 日本で「価格支持」が続いているのは、農協が手数料収入に依存しているからだ。「価格支持」
では、消費者にも大きな負担がかかる。
 輸入自由化は、必ずしも農業の衰退を意味しない。日本では1991年に牛肉の輸入が自由化された。
だが「和牛」は現在も好調だ。国内の牛肉生産量は、90年度から2013年度にかけて、約39万トンから
約36万トンに減ったが、「和牛」は約14万トンから約16万トンに増えている。
0059金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/08/04(火) 06:37:50.28
★なぜ「バター不足」が繰り返されるのか     5

 95年にGATTが「WTO(世界貿易機関)」に改組された際、細川内閣は日本の農業保護のために
6兆円もの事業費を執行した(※2)。だが農協を中心とした「価格支持」という政策を変えなかった
ため、日本の農業は、依然として納税者負担と消費者負担の両方を強いている。
 農業者を弱者とみなす保護政策は弱者を再生産し、弱者の状態をさらに悪化させる。日本の農産
物は、国内的に重要な品目が高関税に守られているため、内向きな対応に終始し、輸出機会が
失われてきた。また日本の農政は、退出すべき零細農家を温存する政策を採ることで、伸びゆく
人材の成長機会を奪ってきた。さらに農地所有を農家に限り、外部からの参入を規制してきたため、
農業投資が過小になっている。本来、TPPへの参加は、こうした日本農業のトレンドを断ち切る
絶好の好機だった。これまでの仕組みはもう続けられない。その事実から目を背けるべきでは
ないだろう。

 PRESIDENT 2015年8月17日号
http://president.jp/articles/-/15808
0060 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/04(火) 20:03:45.09
 
/// 外される国ニッポン 31 ///////

    3安全神話の虚構−「嫉妬」の社会システム

        「安全神話」も「安心神話」も危ない

 最後に、魅力ある国の条件として必要不可欠なものに、「安全な国」、「安心な国」と
いうのがある。
 一九七〇年代からの日本は、これまで述べた多くの魅力を犠牲にして、安全な国、安心な
国をめざしてきた。たとえば、終身雇用が優れているといわれたのは、「失業の心配がなくて
安心」だからである。また、国民皆保険の医療保険制度や、都市全体が交通渋滞になる完璧
警備体制なども、「安全」、「安心」という点から支持を得ていた。

/////// 堺屋 太一 ///
0061金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/08/05(水) 15:17:49.30
/// 日本型社会主義と資本不足時代の金融 19 /////////

 これに対して、結果平等型社会の時代では、株式投資は「特殊なもの、
ギャンブル的なもの」「社会的にあまり役に立っていないもの」とした見方が
社会的な考え方として共有化・規範化されていった。そこでの考え方は、
形式資本主義、実質社会主義であり、高度成長期まで、企業のダイナミズムの
視点がなかったのである。
さらに、多くの人は株式投資をする余裕がないため、企業が株式を発行しても
発行額面価格(五〇円)以下で発行されることが多く、銀行が大きな企業の
株式を引き受けていた。それにより、メインバンク制の株式持合と銀行を中心
とした企業集団が形成されていった。この時代は、「つくれば売れる時代」であり、
重工業などの企業に資金を貸しても、倒産のリスク(信用リスク)を考える必要は
なかった。

 かりに大きな信用リスクが実現(貸し倒れ損失の発生)しても、会計制度や税制で
国はそれを補っていたのである。すなわちリスクは国に移転され、そのことにより
倒産リスクとしての信用リスクが広く薄く国民に移転されていた。その結果、銀行は
利ざや収入が保証されていたため、銀行の利益は成長の一途をたどっていた。
 また、金利は規制され、銀行金利はすべて同じ、さらにもの不足の関係もあり、
恒常的なインフレ的な状態が続いていたので、企業の銀行借入の金利負担も
和らいでいたのである。・・・・・
0062堺屋太一
垢版 |
2015/08/05(水) 16:05:37.09
各銀行がリスクテーキングでハイリスク・ハイリターンな投融資はしない、できるだけ安全第一でやっていこうということになったんですが、実はこの安全第一が大変安全でなかったというところが今日の問題なんです。
それで、銀行はどう考えたかといいますと、事業評価、この中小企業、この新興創業者、そういった人々の持っている事業計画や
経営者の能力、人柄、そういうものを判断して、多少リスクはあっても金利が高かったら貸してみよう、それが百、二百とたくさん貸すと、
中につぶれるのがあっても大きく成長するのがあってバランスするという、そういうような金融機関の本来の審査能力というのを放棄いたしまして、専ら担保評価能力だけになってしまったわけです。
幸いにも、戦後は土地も株も上がりましたから、今の値段で担保を評価して、それの八掛けとか七掛けとか貸しておりますと絶対大丈夫だという形になって、ずっとそれが土地が上がれば貸し付けをふやす、
貸し付けをふやせばまた土地が上がるという循環でどんどんバブルになってきたわけです。
ところが、委員御指摘のように、バブルが崩壊いたしますと今度は逆現象が起こって、土地の値段が下がると担保価値が下がってお金を引き揚げなきゃいけない。引き揚げると土地を売られる、
設備投資がされないからまた下がる、それでまた引き揚げるという悪循環が起こり出したんです。
そういたしますと、設備投資が少なくなるものですから、全体のマクロバランスとして見ますと貯蓄と投資が見合わなきゃいけないんですが、
貯蓄はどんどんと皆さんが老後に備えて、住宅に備えて、あるいは将来の不安に備えてなさるのに、投資の方は減ってしまいますから景気は需要が少なくて資金が余ると。
それで金利がどんどん下がったわけですが、金利が下がると銀行としてはますますリスクのあるところへ貸して、安い金利でリスクのあるところへ貸してはいけないというので、国債のような安全第一なものへの投資になった。
この一番悪循環が発揮されたのが九八年、あの九七年から九八年のころでございました
0063堺屋太一
垢版 |
2015/08/05(水) 16:22:28.38
知価時代の都市と建物
不動産、とくに土地に対しても考え方を変える必要があります。私たちは長い間、土地は資産だと思ってきまし
た。だから、できるだけ安定的に、安全に、確実に所有できるのがいい。そして、でき
ればみんなが家を持つのがよいという発想だった。ところが知価革命により、土地は
資産ではなく、「資源」になりました。小麦や鉄鋼や石油と同じような資源であるなら
ば、できるだけ早く、できるだけ安く、最も上手に使う人のところに流れるべきです
土地を所有するか、借りるか、不動産を持つか、借りるか。これからは資源の効率利
用という点から考えられるようになるでしょう
土地が資源になると、当然その流動性も高まってくるでしょう。土地を資産だと思うから、買った土地は一生持
ち、子々孫々に譲るという思想が非常に強くなりますが、これを資源だと考えた場合、最も必要な人に必要なときに渡るべきなの
です。だから年齢によって、自分が必要とする土地の条件、大きさなども変わってきます。
http://cache.yahoofs.jp/search/cache?c=PS7X3eLww2YJ&;p=%E5%A0%BA%E5%B1%8B%E5%A4%AA%E4%B8%80+%E9%8A%80%E8%A1%8C+%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF+%E5%AE%89%E5%85%A8+%E5%9C%9F%E5%9C%B0&u=
www.ares.or.jp%2Fpublication%2Fpdf%2Fares_12.pdf#search='%E5%A0%BA%E5%B1%8B%E5%A4%AA%E4%B8%80+%E9%8A%80%E8%A1%8C+%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF+%E5%AE%89%E5%85%A8+%E5%9C%9F%E5%9C%B0'
0064堺屋太一
垢版 |
2015/08/05(水) 16:36:39.60
堺屋太一・元経済企画庁長官は
「サブプライムローンは【構造詐欺】ともいえる巧妙な仕組みである。
低所得者の住宅ローン債権を束にして証券化する。これを
モノラインが保証、金融保険を付けたこの仕組みを格付け会社は
投資適格と評価した。それを信じ、世界の金融機関は内容を深堀り
調査をすることもなく、大量に購入した。
仕組んだ連中は巧妙だが、購入した金融機関の無能無責任は
目を覆うばかりだ。サブプライムローンの破綻は全世界を金融危機に
陥れた。恐らくその損失は、全世界で3兆ドル(@90円で270兆円)にも
達するだろう」と述べている
0065 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/05(水) 19:59:49.62
 
/// 外される国ニッポン 32 /////////

 ところが、九〇年代に入って日本の安全神話、安心神話が急速に崩れだしている。
 まず、安全とは何かというと、「健康」、「治安」、「無事故」、「国防」の四要素に
集約される。
 伝処病食中毒が多発するようでは、安全ではない。殺人事件が多いのも、交通事故や
火災が多いのも、敵国に攻められる可能性があるのも、安全ではない。
 戦後の日本は、最後の「国防」に関してはアメリカにすべてを依存して、「健康」と
「治安」と「無事故」の三つだけを猛烈に追求して来た。特に一九七〇年代からは、右の
三つのためなら、費用に糸目をつけないのが当然、と信じられるようになった。但し、
これは戦後、特に一九七〇年以降の日本に特有の倫理である。

/////// 1997年刊 ///
0066 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/06(木) 20:30:51.84
 
/// 外される国ニッポン 33 //////////

 戦前には、安全は正義ではなかった。「あればよい」という程度で、社会正義とまでは
見られていなかった。国のために危険な戦場に赴くのが正義だったし、十二歳の少年が病身の
親を養うために健康を損なうような重労働に就くのも美談だった。寄生虫が発生しやすい
農法も、食糧増産のためには奨励されていた。
 ところが戦後になると、安全は、効率や平等と並ぶ正義となり、一九七〇年以降は、
最大の社会正義として浮かび上がった。
 安全のためには、他のもの、たとえば効率を犠牲にするのもやむを得ない、安全のため
ならいくら費用がかかっても仕方がない、という概念が確立された。それに乗って、官僚たちは
様々な安全基準をつくり、規制を強化した。この結果、日本は「安全な国」だと信じられる
ようになった。
 ところが、一九九五年以降、日本の安全神話は根底から揺らぎだしている。

/////// 「次」はこうなる ///
0067 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/07(金) 20:59:19.89
 
/// 外される国ニッポン 34 ///////

        「管理基準」が「安全基準」になっている

 九四年一月十六日ににロスアンゼルスで地震が発生、ビルや高速道路がかなり倒壊した。
この時、日本の建設関係者は、「アメリカは効率第一主義で、日本に比べて半分以下の費用で
ビルや高速道路を建設している。だから壊れたのだ。日本は厳しい規格基準によって多額の
費用をかけているから、建造物が地震で壊れることなどあり得ない」といったはずである。
少なくともわれわれ国民はそう受け取った。
 ところが、それからちょうど一年が経過した九五年一月十七日に発生した阪神大震災では、
どこの国よりもたくさんのビルや高速道路が潰れた。
 そうすると建設関係者は、「われわれは日本の施設が絶対に安全だなどといったことはない」
といいだした。もっぱら現在の基準は安全のためよりも管理のしやすさのためにつくられて
いるのだ、というのである。
 実際、建築基準法をはじめ、多くの基準法は、耐震、耐風基準よりも資材基準に照準を
定めている。ここはJISマークの何々を使え、ここはこういうものを使用しろという指定が
多くて、最終的な強度を主眼とした仕組みには必ずしもなっていないのである。

/////// 講談社発行 ///
0068金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/08/08(土) 06:15:48.78
小中学生、高校生、大学生にとって20年前とはかなりの昔で、現在進行形ではないと思う。
「次」はこうなる なんて言われても外れてるじゃん としか感じないだろ。
外国人観光客が日本人の海外旅行者数を超えたとニュースが伝えてる。
中国経済の減速で株価が落ちているとニュースは伝えてる。
老人になると時間の感覚も変わる。80年代でさえ、つい最近のことに感じるだろう。
しかし、若い世代には大昔の歴史でしかない。
0069堺屋又市
垢版 |
2015/08/08(土) 06:20:44.51
長期自民党政権が作った1500兆円の返済不能借金。
増えつ受ける借金、日本の将来は無い。全責任はアホ國民よ。
0070金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/08/08(土) 06:22:56.77
堺屋の話は昔話で、対案も進化も無い糞ばなし。
0071 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/08(土) 06:57:38.14
 
/// 外される国ニッポン 35 ///////

 阪神大震災をきっかけとしたように、日本の安全性を疑わしめる事件が相次いだ。高速増殖炉
「もんじゅ」の故障をはじめ、動力炉・核燃料開発事業団の施設には次々と事故が起った。
病原性大腸菌O-157が至るところで発生する。
 大蔵省が監督をしているから絶対に潰れないといわれた日本の金融機関は、どこの国よりも
たくさんの不良債権を抱え、倒産や業務停止命令まで出た。大勢の警察官僚が関与したパチンコの
プリペイドカードには巨額の偽造が出た。世界一厳しい制限を行っていた新薬の許可では、
規制が厳し過ぎたが故に加熱血液製剤が使えず、エイズ患者が発生した。
 さらに、消防法は世界一厳しいのに焼死率は高い。心臓麻痺を起した人が救急車で救命される
率はたったの二・五パーセント、欧米に比べればはるかに低い。諸外国では、救急隊員に応急手当を
認めているが、日本は医師法によって手当は病院に着いてからしかできないからである。最近に
なって応急手当の有資格者が乗る救急車もできたが、まだごくわずかである。

/////// 堺屋 太一 ///
0072 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/08(土) 09:27:06.57
 
/// 外される国ニッポン 36 ///////

 日本の規制や基準値は、官僚が管理しやすいように設けられているのであって、必ずしも
安全のためではない。
 もう一つ加えれば、アメリカに依存して来た防衛も、必ずしも「安全」とはいえなくなった。
東西冷戦の終焉によってアメリカには「西側防衛」の必然性がなくなってしまったからだ。
極東有事の際に、アメリカ軍がどれだけ日本を守ってくれるのか、武装難民が大量に押し寄せて
来た時、日本は対応できるのか、難しい限りである。
 「安全」とは似て非なるものに「安心」がある。ここでも日本は「安心な国だ」という
神話があった。それを支えたのは、一に終身雇用、二に土地の値上がり、三に年金の高さだった。
 しかし、ここでもすべてが疑わしくなって来た。いまや、終身雇用は揺らぎだしている。
これからの国際的大競争時代には、終身雇用は徐々に消滅するだろう。前述のように、むしろ
それは歓迎すべき一面もあるが、「安心」という観点からすると後退である。

/////// 1997年刊 ///
0073 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/08(土) 11:40:30.35
 
/// 外される国ニッポン 37 ////////

 土地は必ず値上がりするから、土地(住宅)さえ持っていれば安心だ、という神話は、
もうまったくなくなった。地価は上がることもあれば下がることもある。これからは、「うちは
これだけ財産があるから安心だ」といえる人は、ごく少数になるだろう。これからの少子化
時代には、土地を「資産」として考えるのは危険である。
 そして第三の年金も、低金利によって予想通りの給付ができないという事態も予想されている。
 現在は石油と食料が安くて円高状態が続いているから、日本の物価は非常に安定している。
しかし、二〇〇〇年代の十年間には、国際収支が赤字になり、円安が進行する可能性が高い。
これに石油や食糧の値上がりが加われば、日本の物価は著しく上昇するだろう。このため、
年金が実質的には大幅に目減りする心配が出てきた。
 多くの意味で日本の「安心神話」は、大きく揺らいでいる、揺らいでいるどころか、もうじき
立ち消えになりそうだ。
 日本は多くのことを犠牲にして「安全」と「安心」を追求して来た。この二つが揺らいだら、
日本には何の魅力もないことになってしまうだろう。

・・・・

/////// 「次」はこうなる ///
0074金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/08/08(土) 12:02:32.79
市場主義が経済版の民主主義なんじゃなくて、民主主義が政治版の市場主義だとというのが、真相だろう。
市場主義を政治に適用したものが現在の民主主義。
歴史的にもそういわれてるんじゃないか。
0075金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/08/08(土) 13:03:30.72
                     上念×三橋×マイトレ


上念司

貿易のルールを自由化していくというのはトレンドなんですよね。
なんかね農業自虐史観みたいなものがあってね、これなんなんだろうなと思いまけどね。
https://www.youtube.com/watch?v=aqkCdDz47Pg

三橋貴明

どこが自由貿易なのかなと思いますね、実際そうじゃないんです、特定の企業が儲かるための規制の強化ってのが、ほとんど入ってるんですね。
https://www.youtube.com/watch?v=55FG4jTx5Xg

マイトレ

富裕国は、開発途上国の市場をこじ開けようとするのに忙しい。そのようにして、自国の余剰物資を輸出することができるようになる。
こうした非人道的な押し付けは、自由貿易としてまかり通っている。
富裕国では様々な農産物に対して隠れた補助金が支払われており、開発途上国の貧しい農家が全く太刀打ちできない状況がつくられている。
magazines/33116k/ahwpdf/ngbm3m
マイトレーヤの出現から3〜5年のうちに膨大な変容が起こるであろう。抑制のない成長に基づく現在の経済の終焉を見るであろう。
magazines/ahjzfl-1/fkmww5/l6y25q

世界の株式市場の崩壊は日本において始まるだろう。マイトレーヤは繰り返し次のように言われる――

   「株式市場の崩壊は避けられない。その終わりは間近である。かれらは自分の財産を隠し、そして犯罪的雰囲気さえも創出している。」

彼らはただ座って待っているだけです。賭けの勝利金で暮らしているのです。悪銭です。世界に振りかかる負担は莫大です。
そのコストは、職場の喪失であり、突然の働き手の失業による家族の心の痛手です。
世界を餌にして生きており、株式市場で財を成しても、社会に何も負うことなく、何も還元しません。
magazines/lutefl/fkmww5/sui4zj
0076 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/08(土) 14:54:45.16
 
/// 「ニッポン少子化社会」を襲う国難 1 ///////

    堺屋太一著 "「次」はこうなる" 1997年 講談社刊 より
・・・・
第四章 「ニッポン少子化社会」を襲う国難
・・・・
        日本で尊ばれたタテの平等とは何か

 日本の歴史でもこれまで外国からの大量移民によって文化文明に変化が起こったことはある。
 日本にも相当数の移民が流入したことが、少なくとも二度(飛鳥・奈良時代と戦国末期から
幕初)あった。しかし、いずれも軍事的侵略でなかったし、比較的文化技術水準の高い移住者が
多かった。このため、移民の流入は、この国を進歩させこそすれ、文明の破壊にはならなかった。
 日本史の中でもう一つ注目されるのは、享保から文化文政時代までの百年あまり(一七一六
〜一八三〇年)の間に、さほど劇的ではないが人口が減少気味に推移した経験があることだ。
 江戸時代二百六年間の人口動向は、元禄末期を頂点とし、それ以降は「俯き加減」になる。
ところが、この時代の日本は出るのも入るのも移民を禁じていた。だから人口が減少しながら
移民が入らないとどうなるかの参考にはなるだろう。

/////// 「次」はこうなる ///
0077 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/08(土) 16:38:15.14
 
/// 「ニッポン少子化社会」を襲う国難 2 ///////

 この時代には、前述した少子化社会の心理ともいうべき現象が起きている。つまり極めて
繊細な美意識、微妙な格差をほじくり出す嫉妬心が拡まったのだ。ところが、その一方では、
生まれながらの大きな格差については、まったく無関心でもあった。
 江戸時代には、大名と足軽がいた。武士と農民がいた。これは当時もみんな知っていた。
それにもかかわらず、当時の政治の基本は「貧しきを憂えず、等しからざるを憂う」であった。
もちろん、だからといって、大名と足軽、武士と農民の差をなくそうという革命思想があった
わけではない。
 ここでいう「等しからざるを憂う」の「等し」とは何の意味か。それは「タテの平等」である。
 平等には大きく分けて二つの種類がある。一つは「機会の平等」だ。フランス革命が旗印に
した「自由・博愛・平等」の「平等」とは、「法の前の平等」、つまり「機会の平等」である。
誰でも何にでも就けるチャンスが等しく与えられている、ということだ。

/////// 講談社発行 ///
0078 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/08(土) 18:58:23.32
 
/// 「ニッポン少子化社会」を襲う国難 3 ///////

 それに対して、もう一つの平等は「結果の平等」である。そしてそれには、さらに「タテの
平等」と「ヨコの平等」とがある。
 「ヨコの平等」とは、現在ただいまの状態が同じことをいう。たとえば、所得水準が同じ、
社会的な扱いが同じだと言うことだ。社会主義が目指したのも、民族全体主義が提唱したのも、
「ヨコの平等」である。その中で社会主義は「所得の平等」を実現するために、所得の不平等の
原因になっている生産手段の個人所有を禁止する方法、つまり生産手段の国公有化を提唱した。
いわば平等化の「入口論」である。
 それに対して民族全体主義は、所得や資産の格差よりも、消費の格差こそなくさなければ
ならない、と主張する。だから消費を統制して、消費財やサービスを均一規格化すべきだ、
と考えた。
/////// 堺屋 太一 ///
0079 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/08(土) 20:54:40.12
 
/// 「ニッポン少子化社会」を襲う国難 4 ///////

 これに対して、江戸時代の日本で尊ばれたのは「タテの平等」である。つまり、出発点で
同じだった者は到着点でも同じ状態にあること、つまり人間の生涯という時間軸の中で新たな
格差をつくらないことだ。例えば、二十年前に同じ足軽だった人たちがいまもみな足軽なら
平等である。二十年前に大名だった人はいまも同じ大名で、その間に差が出ていないとすれば
平等だ、という発想である。
 このことの利点は、知り合いの中で嫉妬する必要がないし、競争する必要もないことにある。
「あいつは初めから大名だ。俺たちとは違う」で済まされる。農民は農民でみんな同じ。
二十歳のとき村の衆で一緒だった者は、六十歳になったときも村の年寄りで一緒だ。そうすると
互いに嫉妬することがなく、「あそこに大名がいるがね、あれは親の代から大名だから、
われわれとは違うんだよ」で済む。これが「タテの平等」であり、日本には根強く残っている
思想である。

/////// 1997年刊 ///
0080 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/08(土) 22:35:50.41
 
/// 「ニッポン少子化社会」を襲う国難 5 ///////

 徳川時代を通じて、日本の道学者はみんな「タテの平等」を主張した。この思想は儒教にも
つながっている。孔子は「世の秩序」、つまり春秋時代の階級制や家族内の長幼の順を尊い
ものとした。それを不易の秩序と考えたからである。
 徳川時代二百六十年間は封建時代といわれるが、本当に世襲的封建制が確立したのは、
享保から文化文政までの百年余りだけである。
 その以前、特に元禄時代までは社会的流動性が高かった。たとえば、「忠臣蔵」に出てくる
四十六士を見ても、(親子で討入りした子の方を除くと)親の代から播州浅野家に仕えていた
人は三分の一以下である。お家断絶の時、浅野家には家老が四人いたが、家付き家老は大石内
蔵助ひとり、他は一代家老である。有名な大野九郎兵衛は、どうやら明石の方の百姓の息子
だったらしい、といわれている。百姓の息子が一代にして城代家老になれる世の中だったのだ。
 ところが、元禄の繁栄が終り、人口が減少に向かうようになると、大名の子は大名、足軽の
子は足軽という世襲制が確立する。八代将軍吉宗は、そうした社会の固定化を実現した人物
である。

・・・・・

/////// 「次」はこうなる ///
0081 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/09(日) 07:00:23.76
 
/// 絶対平等主義ニッポンは孤立する 1 ///////

    堺屋太一著 "「次」はこうなる" 1997年 講談社刊 より
第六章 絶対平等主義ニッポンは孤立する

    1 世界は「総資本主義化」へ
・・・・・
        コマーシャリズムが創る「本音の世の中」
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 冷戦構造の崩壊以来、非常に明確になってきたことは、「総資本主義化」、または「総商品化」
といわれる現象である。
 戦後第一世代は、第二次世界大戦を指導者として戦い、自ら冷戦構造を作り上げた。
第二世代はそれを継続し、結着にまで導いた。この二世代が指導したのは、二十世紀的特徴である
「イデオロギー時代」であった。
 したがって政治が優先し、政治的配慮が支配的な影響力を持っていた。ところが、九〇年代に
なって、第三世代の時代に入った時には、イデオロギーの対立が消滅し、政治よりも経済が優先
されるようになった。政治宣伝よりも収支の正負を重視する総資本主義化の時代がはじまった
のである。 このことは、最も単純で大規模な国際行事、オリンピックを例にすればわかりやすい。

/////// 「次」はこうなる ///
0082 ◆XIbE//uDLM
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2015/08/09(日) 07:11:47.87
 
/// 絶対平等主義ニッポンは孤立する 2 ///////

 戦後第一世代のオリンピックはコマーシャリズムを排除した純真な理想追及行事だった。
東京オリンピックはもちろん、復興日本の権威をかけた国家行事だったが、次のメキシコ大会
まではそんな理想追求型が続いた。
 ところが、その後は、世界の冷戦構造を反映して、テロ事件や人種問題などの政治的な
事件がオリンピックを揺るがした。同時に、ステート・アマチュアといわれたソ連や東欧圏の
国家育成選手たちが大活躍、それに対抗して西側諸国も愛国心や自由の尊さを訴える宣伝を
派手にやった。このため、オリンピックは巨額の公費を喰う政治行事になってしまった。
 政治オリンピックの頂点を極めたのは一九八〇年のモスクワ大会、ついに東西対立の激化を
反映して西側諸国がボイコットするに及んだ。
 ところが、一九八四年のロスアンゼルス・オリンピックは、初めてコマーシャリズムを
許容して、「税金を費やさない行事」として開催された。ピーター・ユベロスという旅行会社の
経営者だった人物が全大会を取り仕切り、テレビ放映権や会場広告料を取ることによって、

/////// 講談社発行 ///
0083 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/09(日) 11:10:02.16
 
/// 絶対平等主義ニッポンは孤立する 3 ///////

「収支の合う興行」にオリンピックを変えたのである。
 とはいえ、観客はまだまだ政治的だった。ロスアンゼルス大会でアメリカの観客が最大の
拍手を送ったのは、ソ連の出場ボイコット要請を無視して参加したルーマニア選手団だった。
行事はコマーシャリズムを許容しても、観客の反応は、まだ東西対立を色濃く反映した政治的
なものだった。
 次のソウル.オリンピック(一九八八年)は、新興韓国の意気を発揮した国家行事だったが、
東西対立の政治宣伝色はあらかた消えていた。いわば、「過渡期の行事」だった。
 そして、その次の九二年のバルセロナ大会においては、すっかりコマーシャリズムが定着した。
最もコマーシャル効果が大きいアメリカのゴールデン・タイムに合わせて人気競技を行ったり、
企業名や商品名のついた服装や用具を見せるために、入賞選手のインタビュー時間をつくったり
した。ロスアンゼルスでは「許容」だったコマーシャリズムが、バルセロナでは「尊重」
されたのである。

/////// 堺屋 太一 ///
0084名無しさん@明日があるさ
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2015/08/09(日) 11:10:40.85
某企業組合団体で興味深い動画があったのですが、知ってますか?

何か、多数決の際、本部が有利に働くように、急遽本部の人間が在席扱いになって、強硬採決するような流れみたいですが、見ていて卑怯だと思いました。

▼なごやボランティア・NPOセンターでのワー●ーズコープによる労働者代表選出の模様
https://www.youtube.com/watch?v=fu9HvdPj9Xc  (その1)
https://www.youtube.com/watch?v=mS7Gt0EKe4U (その2)
https://www.youtube.com/watch?v=4SVx0OTRav0 (その3)
https://www.youtube.com/watch?v=ei2syt3DZfE  (その4)

また、それに関する2ちゃんねる以外のブログやHPが幾種かありました。

http://d.hatena.ne.jp/nagoya_p_net/20080905/1223545314
http://imadegawa.exblog.jp/8931791/
http://blog.livedoor.jp/janjannews/archives/2835208.html
http://blog.goo.ne.jp/nagoya_vnpo_mondai/e/23664258f79964b5bf66ac0a9626d313
http://gigadugong.web.fc2.com/2008yd.10.4.html
http://www.geocities.jp/sazanami_tsushin/readers08/0812/r08121.html

民主主義か共産主義か別として、暴走は不当解雇などの内ゲバ、恐怖政治に変わる・・・
0085 ◆XIbE//uDLM
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2015/08/09(日) 15:38:02.76
 
/// 絶対平等主義ニッポンは孤立する 4 ///////

 さらに、九六年のアトランタ大会では、コマーシャリズムは「尊敬」されるようになった。
ロスアンゼルス大会では、まだプロに転向した選手が招待されることはなかったが、アトランタ
大会では、最高の名誉とされる聖火リレーの最終ランナーをモハメド・アリとイベンダー・
ホリフィールドが務めた。どちらもプロに転向して最高に稼いでいるボクサーだ。プロになった
オリンピック出身者の商業的・経済的な成功例を見せることが、オリンピックの誇りであり、
きわめて重要な意義のあることになったのである。
 オリンピックに限らず、非営利事業とされた多くの活動で、いまや「コマーシャリズムこそ
美しい」とさえいわれるようになった。税金を使って政治家や官僚が自分の権力や権限をひけらかす
のは醜いことだ。市場原理に基づき、消費者大衆の支持を得ることこそ美しい、というのである。

/////// 1997年刊 ///
0086 ◆XIbE//uDLM
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2015/08/09(日) 16:35:59.01
 
/// 絶対平等主義ニッポンは孤立する 5 ///////

        消費者の選択を信じよう

 実際、採算に合うことの重要性、つまり政治宣伝と政府官僚の支配を受けることなく、
消費者大衆の支持によって大衆から料金が頂けることこそ文化としては重要だという考え方が、
全世界的に広まっている。これは西側諸国だけでなく、社会主義が崩壊した東側の国々でも、
またアジア諸国でも強く見られる流れである。
 かつては、広告や看板が汚い、という声もあったが、いまやそれも世界中にほとんどなくなった。
わずかに日本の都市計画官僚や自治体官僚、それに同調するマスコミ文化人などには存在して
いるが、世界的には珍しくなっている。つまり、反コマーシャリズムという社会主義的発想に
基づく考え方は、官僚支配の強い日本にだけ残存しているのだ。
 もちろん、広告や看板などには汚いものが多い。デザインや文言の悪い広告や不適当な場所に
立てられた看板は実に多い。けれども、何事にも良いものもあれば悪いものもある。綺麗なものも
汚いものもある。だからコマーシャリズムはすべて良いわけでも、広告や看板はみんな許される
わけでもない。ここでいうのは、広告だからすべて悪い、看板だから全部汚いという商業主義
排除の発想がなくなった、ということである。

/////// 「次」はこうなる ///
0087 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/09(日) 19:46:17.79
 
/// 絶対平等主義ニッポンは孤立する 6 ///////

 もう一つの顕著な現象は、賭博、特にカジノの類を許可するところが増えてきたことだ。
アメリカでもカジノを許可している州は、一九七〇年にはネバダ州だけだったが、七四年に
ニュージャージー州が認めたのを契機に急増、いまでは十州に及び、十数州が検討中である。
ヨーロッパでもドイツやイタリア、イギリスにはかなりの数があるし、オーストラリアも
十年あまり前から許可しだした。
 そのほか、競馬、ドッグレース、ハイアライなど様々なギャンブル競技が行われている。
特にサッカーは賭け事として大流行だ。
 プロ・サッカーを賭けないで観ているのは日本人と韓国人だけといわれるが、ヨーロッパや
南米では、日本の競輪や競艇のように専ら賭けるための競技とされている。したがって、
ルール自体も賭け(トトカルチョ)に合わせて、逆転や大穴が出やすいものとなっている。

/////// 講談社発行 ///
0088金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/08/09(日) 20:50:56.82
トトカルチョをやらないのは日本人と韓国人だそうだけど、日本ではパチンコ業界には
在日韓国人経営が多い。確かにドッグレースやハイアライは無いかもしれないが、競馬、
競輪、競艇は盛んである。まあ違法だが麻雀で金を賭ける者もいる。上の文を読んでると
日本人は賭をしない生真面目人間の国のように感じるが、パチンコや競馬にハマって
中毒のようになってる者は多いのだ。カジノを解禁しても日本人にはさせないって、
それでは基本的人権無視だし、日本人を差別?しないなら、ギャンブル依存者を
今以上に増やすだけのことになる。だいたいそんな大きな利権を誰に渡そうというのか。
まさかトヨタやソニーが胴元になるとも思えず、パチンコ業界か裏社会にでも
やらすつもりなのか? 

ほんとこの人、喋らすと危険過ぎる人間にしか感じない。
0089 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/09(日) 22:21:38.77
 
/// 絶対平等主義ニッポンは孤立する 7 ///////////

 日本人は賭けないで観ているから、「もう少し得点が入りやすいようにゴールを広げては」
などというが、ヨーロッパや南米人にはとんでもないことと思われるらしい。本来、賭けのための
競技だから、逆転や大穴が出なければ面白くないのである。そんなプロ・サッカーでも、いまや
恥じることなく話題にすることができるようになった。
 賭け事の許容もまた、大きな文化思想の変貌を意味している。賭け事は結果の格差を作ることで
スリルを楽しむ行為である。それが広く認められるようになったのは、二十世紀の大半を覆って来た
「結果の平等主義」から、「楽しみ重視主義」へと世界の流れが変わったことを示している。

/////// 堺屋 太一 ///
0090 ◆XIbE//uDLM
垢版 |
2015/08/10(月) 00:14:44.49
 
/// 絶対平等主義ニッポンは孤立する 8 ///////

 社会主義や民族全体主義が求めた「結果の平等主義」は急速に衰退し、「結果の平等」よりも
過程を楽しめる社会が重要になった。人々が好みに応じて楽しみの機会を持てるように多様な
娯楽を提供する。その中で、大衆の支持によって採算に乗るものこそ良いものだ、と考える
消費者主権の発想が、スポーツや文化芸術の社会にまで拡まったわけだ。
 社会主義やファシズムは、崇高な理想を掲げたイデオロギーだ。だが、人類が二十世紀の大半を
費やし全世界を巻き込んで行った壮大な実験の末に辿り着いた結論は、大衆に選択を委ねる
「総資本主義化」である。このことに、失望を感じる人も少なくないだろう。しかし現実には、
それこそが豊かで楽しい世の中を創り出す最良の方法であったことは紛れもない事実である。

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/////// 1997年刊 ///
0093金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
垢版 |
2015/08/17(月) 16:00:58.40
なってるじゃん。

政府によるコントロールで防ぎます!だから国民は相応のコストを支払ってくださいね。
と言い続けた北ものが片っ端からコントロール不能に陥って
結局国民がツケを支払ってる。
0095堺屋太一
垢版 |
2015/08/29(土) 23:28:25.67
おもしろいことに発生した余暇の楽しみ方の違いは余暇を楽しむ余裕をえた時期の社会的技術条件と時代性にも関係している。
最初に余暇を得た欧州の人たちは当時ようやく整備された新技術の成果である鉄道や汽船で遠くに出かけるため長期間の休暇をとるようになった。次に余暇を得た米国人たちは普及した自動車であちこちに出かけるレジャーが米国型休暇の過ごし方となった。
最近になってようやく余暇を得た日本では高度なエレクト口二クスを駆使した孤独な密室型の遊びであり自己満足の世界でしかない力ラオケやパチンコ、コンピュー夕ーゲームなどの日本が開発した代表的レジャーが一般的である。
0096堺屋太一
垢版 |
2015/08/29(土) 23:38:56.55
 古代末期も現在も資源環境の限界や人口の変動、技術の変化が必然的な関連を持って起こっている。
現代と古代末期との類似は物質文明末期の共通点といえる。ただ現代と古代末期との違いは現代が高度技術社会であることである。
 飢餓に苦しんでいる本当の理由はモノ不足ではなくて力ネ不足である。というのは苦しんでいる彼らの生産品が大量生産品に押されて商業性を失ったからである。
 人類の倫理と美意識が変わりつつあり、物材節約の倫理感と時間のうまい使い方をしている人がかっこいいとの評価を受けることになり、
工リート社員よりも遊び上手の知恵者がもてる傾向にある。余力スタイルとして資源消費型から感覚刺激型へ移りつつある。
 いつの時代でも新しい生き方をまず体得するのは庶民である。
0097堺屋太一
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2015/08/30(日) 20:44:28.15
 肝心なことは、今日の経営でも同じですが、情報というのは、持って来い、探してこいというだけで集まるものではありません。あの人のところに言いに行ったら、
必ず聞いてくれる、あの人はまじめに取り上げてくれる、あの連中はおもしろい、と思うところでないと情報は集まりません。
情報というのは、どれだけの人を雇うか、どれだけのコンサルタントをつけるかではなくて、持ってきた人に、「この人のところに来てよかった、
話に行ってよかった」と思わせることが大事なんです。そうでないと本当のことはわかりません。
チンギス・ハンの凄いところは、誰から好奇心を持って情報を一生懸命聞いたことです。チンギス・ハンは、
生涯モンゴル語しかできませんでした。ところが、あらゆる国の言葉、人種、宗教の人が、情報を持って集まってくる。

知識は客観的なほうがよい。倫理は主観的なほうがよい。
何が正しいか、この会社をどうしたいか、これは社長さんの主観なんです。人の言うことなんか聞く必要ない。
けれども知識は、「今の経済状態、ライバル会社の動向、自社の状態」というのは、絶対に客観的に冷静に聞かなければいけない。
ところが、人間は逆になりやすい。
チンギス・ハンは、倫理は自分が正しいと思ったほうに突き進む。けれども知識は客観的で、いいことも悪いことも、ライバルのいいところも世間の危険も、
みんな入ってくるようにしなければいけない。そのためには、悪いことを知らせに来た人を褒めてやらなければいけない。これが非常に上手だったのです。
0098堺屋太一
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2015/08/31(月) 16:37:17.02
「まず万博は、文化と経済、私たちの生活に大きな影響を及ぼします。1970年に開催された大阪の日本万国博覧会を例とすると、動く歩道、ワイヤレスフォン、
缶コーヒー、ファーストフードなどは、この万博で登場し、その後、私たちの生活に普及しました。またリニアモーターカー、テレビ電話、電気自動車なども登場しましたが、いまだ普及途上にあると言えます」
「開催都市にとっては、考えも及ばない発展を意味すると思います。大阪でも名古屋でもその後の約10年は発展しました。
パリとシカゴは輝かしい文化を創った例です。パリでは4回も万博が開かれましたが、ヨーロッパで一番文化の多い都市となりました。それまではむしろ文化と言えばウィーンでしたから」
「2010年以降、うまくいけば上海は世界の文化の中心になると思います。デザイナーたちもそう信じています。都市に地下鉄ができるとか、
ビルが建てられるとかは小さなことで、大きな文化の発展や情報発信の意味では、ずっと歴史に残る大きな出来事になるでしょう」
0099堀江
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2015/09/04(金) 03:21:45.30
[「貯金しなさいは」間違っている]
 たとえば郵便局に貯金をするとします。そのお金は「財投」に流れて無駄な道路や橋がつくられていくわけです。そこから返済原資がまわってくるはずなのですが、
赤字なので当然いつまでたってもお金は戻ってこないわけです。そんなところにお金をまわしても仕方がありません。そこにお金が流れなければ、無駄な道路や橋もできないのですが、それを知らないから、みんな郵便局に貯金しているわけです。
  簡単な簿記を理解しておくと、こういった考え方はさらにクリアになっていきます。
 僕の場合は実践で簿記を理解していったのですが、これからの若い人は三級程度の簿記の資格を所得しておくことをお勧めします。商業高校の生徒が取得できるくらい簡単ですし、気軽なエントリーとしてとっておけばいい。取る・取らないで後々けっこう違ってくるのです。
 簿記ができると何が変わるのかというと、それは自分で「B/S・P/L」を作ることができるようになることです。
 「B/S・P/L」の「B/S」は貸借対照表のこと。つまりバランスシートですね。これは会社の財務状況を示すときに使います。「P/L」は損益計算書のこと。「プロフィットアンドロス」の頭文字を取ったもので、会社の経営業績を示します。
 このふたつを並べてみると、お金の動きが見えてきます。
 そして自分の経済状況を「B/S・P/L」に置き換えると、いろいろなことがクリアになるのです。
 僕の場合、一番クリアになったのは貯金に対する考え方です。
 銀行の「B/S」を見たとき気付いたのですが、負債の部に定期預金や普通預金が入っており、資産の部に現金預け金という形で対照的に計上されていたのです。
 要するに貯金したお金というのは、銀行や郵便局が個人から借りているわけです。だから銀行の「B/S」をみると定期預金や普通預金は「負債の部」に入っているのです。
 つまり僕たちは、銀行にお金を預けているのではなくて、銀行にお金を貸し出しているわけです。「預けている」という発想から「貸している」という発想に切り換えなければならないことに気付いたわけです。
0100堺屋太一
垢版 |
2015/09/05(土) 20:23:51.82
 大変僅差(きんさ)の結果となった住民投票ですが、敗因は自民をはじめとする既成政党など反対勢力をひとつも味方にできなかったことだと思います。
それぞれに利権も因縁も思い込みもある人たちが、別々の理由で「とりあえず反対しておこう」という気になった。問題点は後で修正するからとりあえず賛成となれば、違う結果になったでしょう。
若い世代に都構想が必要と考えてくれた人が多かったようですが、なんとなく変えたくないという、高齢者の感情もありました
政治家引退を宣言しました。でも、戦いは続いていると認識してくれたら、橋下徹という人物の使い方はいろいろある。
大阪のためにも日本のためにも、もう一回挑戦してほしい。都構想の仕組みやメリットを改めて説明しながら、2、3年後にもう一回、住民投票をやる。
住民投票に将来見直し条項を明示するのもその一つでしょう。とにかくそこを突破しないと日本の自治制度を抜本的に変えることができないんです。
明治維新も1回では果たせなかった。1864年の「蛤御門(はまぐりごもん)の変」で長州藩が躓(つまず)いたが、
その後高杉晋作が盛り返した。奇兵隊を興して、もう一回体制を立て直してほしいですね。
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