転生系で思い出したけど、幽霊や、死後に天使や死神のような仕事をしている元人間が
人間に生まれ変わらなきゃ幸せになれないって考えが前提にある展開が嫌いだ

「死んで非現実世界にいるままで幸せなわけない、現実を生きることこそ素晴らしい」
という作者の思想は伝わってくるが、肉体が無くても自我を保ってるだけで十分な存在理由になるはずだし
今の人格をリセットして別人になることへの抵抗が描かれないのもおかしいわ

室山まゆみの「どろろんぱっ!」では主人公の浮遊霊が「将来が無い」ことを気にする話はあっても
霊体で味わえる楽しみを味わい尽くしてから自主的に成仏→転生する結末で納得できたけどね