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北斗の拳 連載中 二撃目 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/08(日) 17:31:24.80ID:???
『週間少年ジャンプ』に1983年41号に連載が開始された 北斗の拳
この漫画について色々語りましょう
尚、この漫画は連載速度が7倍になる秘孔を押すことで1日1話のペースで連載されるようです
たまに秘孔を間違って変な時期に合併号ができたり休載したりしますが、きにしないでね

※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第1話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。

●ただし、あらすじは単行本基準で進行していきますが、
●まれにページが多く、やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。
●(「第1話・A」とか「第2話・前」等)
●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、
●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。

ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。
次スレが立ったら or 連載終了して合図があったら楽屋裏! 現代に戻って好き放題に語り合え!


前スレ:北斗の拳 連載中
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1448958023/

連載中スレの楽屋裏 第34幕
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1358072497/

連載中スレ避難所
http://jbbs.livedoor.jp/comic/5124/
0215南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/15(水) 17:11:03.26ID:???
やはりヒョウの傷は深く血を吐いてむせるヒョウ
とはいえ、どうにか致命傷はまぬがれていた様子

「オレはまだ死なん!ケンシロウの封印を解くまではな!! そしてカイオウに死を!!」

  <第197話 リン無情!!の巻> (本日巻頭カラー&二色カラー)

ベッドに倒れるリンの前ににじり寄るカイオウ
…するとカイオウは懐からナイフを取り出すと、リンの側に投げる

「オレの子を生みたくなければ構わぬ!! 死 ね !!
 オレの中に情愛があればこの心も少しは痛もう だがおまえが死のうがオレの心にはわずかな波さえたたぬ!!」

側の椅子に座り、リンがどう動くかを高みの見物のカイオウ
だったが、そこに修羅からヒョウの記憶が戻ったと聞きカイオウの表情が険しくなる 一方リンはほっと一息

カイオウ配下の修羅による追撃をものともせず先へと進むケン達一行
…そこにレイアの姿を見つけるシャチ 合流し、ヒョウの傷の手当を努めようとするレイアだが
それよりも泰聖殿に急ぐように言うヒョウ どうやらそこにケンの封印を解くカギがあるらしい
ならばシャチが先にそこに向かおうとするが、そこにレイアも付いて来ると言い出す 当然シャチはダメだというが

「で…でももうひとりで待っているのはいや!! あなたはどんどん危険なところへいってしまう!!
 それを止めることができないのなら 連れていって!!」

レイアのその言葉に…シャチもなにも言わずレイアの肩に手を添えるのであった

「ケンシロウ おまえ女を愛したことは」
「………ある」
「そうか…… オレも心からサヤカという女を愛していた
 ケンシロウ… 北斗宗家の男たち オレたちの親父も女の愛に生きたときいている」
「女の……」
0216南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/15(水) 17:11:26.78ID:???
一方カイオウは自らの思惑を外され激昂 そしてリンも引きつれカイオウ自ら出陣をするのだった
…泰聖殿にシャチとレイアが辿り着くが…肝心の秘拳が封じられた場所はヒョウしか知らない
そして泰聖殿に足を踏み入れた二人を、カイオウがすでに待ち構えていた…!!

「うぬの様な小虫にこのカイオウが翻弄されようとは
 たかが小虫にこれほど怒りを覚えたことは ない!!」

その巨体が足音を立てて、怒りのカイオウが向かってくる
シャチが立ち向かおうとするが…自分ではカイオウに叶わぬことは自分でもわかっていた
ならばレイアだけでも守らなくては…
カイオウの背に回り込もうとするシャチだが、その蹴りが容易くシャチの体を捉える!
吹き飛ばされ、カイオウの馬にぶつかると…シャチの片腕がカイオウの馬に踏み潰される!!
ごろごろのた打ち回るシャチに、さらにカイオウがその片脚を踏み潰す!
そしてカイオウがとどめを刺しにかかろうとするが…とっさにリンとレイアが背中からカイオウを突き飛ばす
そのせいで拳がわずかにそれ…そのまま地面に穴が空きまとめて落ちてしまう

…穴に落ちたカイオウが目にしたのは…

「に…女人像!? も…もしやここが秘拳の場か!!」

<続く>
0219マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/15(水) 23:09:34.08ID:???
ここまでしぶとく生き延びてきたシャチがこんな簡単にズタボロにされるとは。
これじゃさすがに赤鯱の義手とファルコの義足を付けたって戦えんぞ。
もう本格的にボロ生活に入るしかない。
0220南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/16(木) 17:20:34.96ID:???
ヒョウの体を担ぐケンシロウの下に、黒夜叉が慌てて駆けつけてくる
カイオウがシャチを追ったとの報告に、二人が驚愕の表情を浮かべるのであった

  <第198話 女神の涙!!の巻>

秘拳の場と思わしき場所に飾られた女人像に、カイオウも困惑しつつ女人像に近づき
静かにその像に手を触れると、突如激しい振動音が鳴り響く!?
その音に苦しむカイオウ さらにカイオウの血管が黒く浮き出て、カイオウの体から力が抜ける…
だがどうにかその音に抵抗し、放った闘気が女人像の腕を破壊する
…今のうちにレイアに逃げるように言うシャチだが、持ち直したカイオウが再び立ちはだかる!

「フフフ…今こそ北斗宗家の拳の底がみえたわ!! 秘拳の鍵が女人像とは笑止千万!!
 女が鍵というならその女どもからブチ殺してやるわ!!」

シャチを吹き飛ばし、レイアにもその拳を振り上げるカイオウ
だがその身を挺して無理矢理その拳を止めるシャチ 
だがその姿はさらにカイオウの逆鱗に触れてしまう

「かりにも北斗琉拳を学びし者が女ごときに命を捨てるというのか!!
 その腐った心情は もうみるに耐えぬわ!! 死ねえい!!」

ケンも急いでシャチの下に駆けつけようとするが…そこにカイオウ配下の火炎放射器部隊が行く手を阻む
火炎放射がケンに向け放たれるが、それを飛び上がり避けて火炎放射器部隊を回し蹴りで一掃するのだった

(シャチよ早まるな!おまえはレイアのためにも生きねばならぬ!!)
0221南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/16(木) 17:20:58.06ID:???
しかしケンシロウのその思いも虚しく、シャチはすでにカイオウの猛攻にさらされ虫の息であった…
そしてついに力尽きるシャチ…

(ゆ…許せレイア オ…オレはおまえの命ひとつすら守ることができなかった…)

……不意に、倒れるシャチの顔に水滴が落ちる かすかに目を開けると…女人像から涙があふれ出る…!?
そして再び女人像が振動音を放ち、苦しむカイオウ …涙を流す女人像は、かすかに微笑を浮かべているようにも見えた
女々しい亡霊がさ迷っているに過ぎぬと、その光景を認めないカイオウ

…そして、すでに肉体は死に絶えたはずのシャチが女人像を背に立ち上がる…!

<続く>
0222南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/17(金) 17:53:10.95ID:???
(一歩! また一歩!! シャチたちのいる泰聖殿へ近づくごとに体内の血が沸き立つのを感じる!!
 おれを引き寄せるものがたしかにそこにある!! シャチよ 早まるな!!)

自らの血の滾りを感じながら シャチの身を案じながら ケンシロウも泰聖殿へと急ぐ

  <第199話 優しき腕の中で!の巻>

ボロボロになりながらもなお対峙するシャチの姿に、カイオウも僅かにたじろぐが…
しかし所詮シャチ如きカイオウの敵ではない、とその剛拳を振るうが 
シャチの突きが、カイオウの剛拳を捉える!? 
さらにシャチは一気にカイオウに強襲 その体に乗りカイオウの首を締め上げる!

(ち…ちがう このシャチの力はこやつのものではない!!)

締め上げられながらも、シャチの破孔を突いてその拘束から逃れようとするが
破孔を突かれたにもかかわらず、シャチの肉体はなにも起こらない…!?
シャチの肉体はもはや死んでいるのか にも拘らず…その信じ難い光景に、リンはその力の源が 愛 だと気づく

(に…女人像が伝え語りかけているのは愛!! 愛こそが北斗宗家の秘拳なのでは……)

(そ…それほどまでに琉拳の血を カイオウの血を忌み嫌い シャチに力を与えシャチ如きに与するか!!)
「このオレの血が汚れているというのか〜っ!!」

しかしその力の根源を認めぬカイオウが、無理矢理にシャチの体を引っぺがし
シャチの身体ごと女人像に頭突きをぶち込む! しかし、三度放たれる振動音にもがき苦しむカイオウ
シャチにとどめを刺しきれず、起き上がろうとするが…

「カ…カイオウよ オレの役目は終わった… もうケンはそこまできている
 フ…おまえを苦しめた女人像の発した音がなにかわかるか… それはケンシロウを呼ぶ声よ!!そう思わぬか…」
0223南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/17(金) 17:53:29.30ID:???
「フ…そうか どうやらオレが戦っていたのはシャチではなく 宗家の亡霊どもであったか!!
 いいだろう ケンシロウに与するならばそうするがよい!! 
 オレは封印を解いたケンシロウを倒してみたくなったわ!!」

北斗神拳の奥義が愛とするならば、北斗琉拳の奥義は悪といい放つカイオウ
そして再びリンを引きつれ、悪は愛も支配すると言い放ちカイオウは何処かへと向かっていく

秘拳の場に残されたシャチとレイア …だが、シャチの命はもはや尽きようとしていた…
最後に…シャチはなぜ自分が愛を捨て羅刹と化したかを語り始める…

「オ……オレは… 私塾を密かに開き戦いではなく愛を子供に説くおまえが好きだった…
 だが この国ではその行為はあまりに危険すぎた… 
 そのままではいずれ おまえも修羅につかまり殺されていただろう

 それだけは… オレは おまえのそんな姿だけはみたくなかった
 だから… レイアや子供たちが安心して生きてゆける世の中に…
 お……おまえが殺される前に少しでも早くオレの力で変えたかった………
 わかってほしい… オレの流し続けた血はすべておまえのためだったことを…」

シャチの言葉に、レイアは泣き崩れシャチの体に抱きつく…

「だ…だが も…もう心配はない ケンの封印を解くものが愛ならば………
 そ…そうだろ ケンの情愛はこのオレよりはるかに深い……

 さ…さらばだレイア… オレの血はもう…涸れて しまっ…た」

その言葉を最後に、シャチは静かに息を引き取るのだった…

<続く>
0224南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/18(土) 17:15:04.83ID:ZoPRVuV4
シャチの亡骸を、震える手で抱きしめるレイア…
そこにケンが、一足遅く秘拳の場に辿り着くのであった…

  <第200話 眠れる愛!の巻>

痛々しいシャチの亡骸に、ケンも驚愕する …レイアの言葉で、ケンはその場にある女人像に気がつく
すると突如、またも女人像から音が発せられる ケンもまたこの音に導かれてこの場に辿り着いたのだ
そして女人像が崩れ落ちると、その中から文字のようなものが刻まれた石柱が姿を現す
ケンの封印を解くであろう聖塔を前に、ヒョウの言葉を思い出すケン

―ケンよ…… おまえは泰聖殿にある聖塔をみいだすであろう!
 そして そこに記された文字を解読する力は おまえにだけ隠されている
 秘孔 詞宝林(しほうりん)を突くがいい…その時その力は意識の底より湧き出でる!!―

ヒョウの言葉に従い…北斗琉拳の呪文を唱え秘孔を突くケン
そして聖塔に静かに触れると…聖塔から光があふれ出る

―おまえはそこでひとりの男の生涯を瞬時に体験するだろう
 ケンよ……その男とともに人の世の限りなき哀しみに涙するがいい!
 そして天を衝く怒りに身を震わせるのだ!! そして最後に その男の大いなる遺言を伝承するのだ!!―

聖塔からあふれ出る闘気がケンの体を包み込み…そしてついに北斗宗家の封印が解かれる

「そ…その石柱には一体なにが!!」
「北斗神拳創始者の凄絶なる生涯!! そして大いなる遺言が刻まれていた!!」

…そして女人像の腕がカイオウの居場所を示す… シャチの死は無駄にせぬと、ケンは最後の決戦に向かう…!!
0225南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/18(土) 17:15:26.37ID:???
リンとカイオウは溶岩煮えたぎるおどろおどろしい場所にいた
この場所こそ、カイオウの悪の墓標だと語る… そこにケンシロウも姿を現すが

「フフフ…リンよ やっとあえたのだ よくヤツをみておくがいい これがヤツをみる最後だからな!!」

そういうとカイオウはリンの体を掴み、背中の破孔を突いた!!

「オレは知っている! この女が最も愛する者!それは きさまだ
 だがそんな愛などオレが この場で消し去ってくれる ケンシロウ この破孔がわかるか!!みよ!!
 北斗琉拳 死環白(しかんはく)!!
 フ…この破孔を突かれし人間はその目の光とともに一切の情愛を失うのだ!!」

カイオウの言葉通り、破孔を突かれたリンの目が掠れ意識がかき消えていく…
リンが手を伸ばし、ケンの名を叫ぶが…その意識を失ってしまった

「フフフ そしてその目が再び開かれた時 最初に目の前に立つ人間にその情愛のすべてを捧げるであろう!!
 たとえそれがどんな子悪党 汚れきった下郎であってもだ!!」

<続く>
0226南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/19(日) 20:41:01.55ID:???
意識を失ったリンに、改めて悪こそが愛を支配できるといい放つカイオウ
そしてリンの身を馬に乗せて、荒野に走らせるのだった

「フハハハ どこへなりと走れい! そして目覚め汚れた下衆を愛すがいいわ!」

  <第201話 哀しき聖塔!の巻>

さしものケンもその光景に焦りを帯び、馬の後を追いかけようとするが
それをカイオウの一撃がケンを吹き飛ばし、リンを追いかけるのを妨害する

「リンはいつ目覚めるかわからぬ 数秒後か それとも一年後か
 だがリンの眠りを包んでいるのは薄皮一枚!! 衝撃を受ければすぐ目覚めよう!!
 フフ……リンがだれを愛すのか みものだなケンシロウ!!」

高笑いを上げてケンを挑発するカイオウ …そしてケンの怒りが燃え上がる!
カイオウに正拳突きを放つが、それを白刃取り気味に受け止めるカイオウ
そのままケンの腕一本を掴み地面にたたきつける!!
倒れたケンの喉を掴み、熱沼にケンを沈めようとするが、ケンもそれをどうにか押し返し
巴投げ気味にカイオウの身を熱沼に投げ込む! だがカイオウも熱沼に立った岩を掴むことで難を逃れる

「フフ この沼はまさにオレにとっての霊地!! そしておまえの墓場だ!!
 この地ではカイオウは不滅!!」

そして再びケンに飛びかかり、二人の戦いが再会される
……その頃、修羅の国のどっかの町では、露骨に汚らしい身なりの男二人が町を荒らしていた
どうやらここに高貴なお方がやってくるから、とそれに釣られた女を手篭めにしようと言うつもりのようだが…
で、その見るからに高貴なお方サモト様がそのおっさんの顔をぶん殴る
おっさんどもの汚いなりでなにが高貴だともっともなお叱りをするサモト様だが
…そこに馬に乗り気を失ったリンの姿を見つけるサモト様ご一行 リンの姿ににやけるサモト様ご一行であった
0227南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/19(日) 20:41:57.55ID:???
ケンとカイオウの戦いに場面は戻る 沸き立つ熱泥に体を沈めながら組み合う二人
カイオウがケンの体を投げ飛ばし、突きの連激を繰り出すカイオウ
それをとっさに避けるケンだが、その闘気がカイオウの墓標に誤爆してしまう
…破壊された墓標の中から、ひとつの小さな像がそこに現れる
カイオウがそれをそっと掴み… ケンにむけていい放つ

「これがなにかわかるか 北斗宗家に対するわが憎悪はここから始まった!!
 これこそが北斗琉拳 カイオウの聖塔だといえる!!
 これこそケンシロウとヒョウ うぬら兄弟ふたりを生かすために死んだ
 わが母の哀しき墓標だ!!」

<続く>
0228マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/19(日) 21:13:59.90ID:???
あれ?リンを自分に惚れさせるんじゃないのか。
もう天帝の血とかどうでもいいんだな。
カイオウが何したいのかよくわからなくなってきた。
0229マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/19(日) 21:18:05.68ID:???
>これこそケンシロウとヒョウ うぬら兄弟ふたりを生かすために死んだ
わが母の哀しき墓標だ!!

ええ…カイオウに悲しいエピソードいらんだろ…
最強の実力に腐りきった性根がカイオウの個性を引き立てていたのに台無しだよ
0230南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/20(月) 17:15:08.67ID:???
荒野に座るヒョウと黒夜叉一行 ヒョウの傷は深いものの今の所は問題なさそうだ

「カイオウがなぜ… あれほど情愛を憎悪し わが北斗宗家に激しい敵意を抱くか オレにはわかる」
(オレとケンシロウは カイオウの母の情愛に命を救われている…)

  <第202話 憎しみの傷跡!の巻>

―世はすでにあの最終戦争への予兆をはらみ 局地的な戦闘が勃発していた―

滝の側にいたまだ少年のカイオウが、いぬをなでながら弟 ラオウに問う

「ラオウ… おまえはジュウケイのいっていることがわかるか?
 オレたちは北斗七星の惑星だという 北斗七星に仕え 北斗七星のために死ぬ惑星と…
 だがオレにはわからぬ!! このリュウのように犬ならば生涯主人に仕えもしよう
 だがオレは犬ではない!!」

カイオウのその言葉にラオウもどこか思うところがあったか、そんなカイオウを見据える
…そこに突如轟音が響き渡る、みると彼らの住処である凱武殿が燃え上がっていた!
慌ててそこに駆けつけるラオウとカイオウ 
彼らの母親は、トキと思わしき少年を抱きかかえていた どうやら母親は無事のようだが…
だが、燃えさかる本堂にはまだケンシロウとヒョウが残っているという!
もはや二人の身は手遅れだと思われたが…母親が二人を助けに行くという
カイオウがそれをとめようと母親を説得するが…母はその言葉を振り切り、単身火の海へ飛び込んだ!

―彼女はたぶんカイオウたちに身をもって北斗琉拳の宿命と愛を説いたのであろう…
 しかしその深き愛が皮肉にもカイオウを悪の化身へとかえてしまった!!―
0231南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/20(月) 17:15:28.65ID:???
母親は、燃えさかる凱武殿に飛び込む前に…二人に柔らかな笑みを見せ…
母親が凱武殿に飛び込むと同時に、その入り口が崩れ落ちてしまうのだった

……火が消し止められた凱武殿の跡で、ラオウとカイオウがみたものは
その命を散らしながらも、身を挺して二人の赤子の命を守った母親の姿であった…

「わかるかケンシロウ! その時のこのオレの怒りが!!
 そんなことが情愛というのなら情愛こそこのカイオウの生涯の敵!!」

そして少年カイオウは母が死んだその日の夜 彼はその遺体を何処かへと持ち出す
カイオウは母の遺体を担ぎ、連れて行った場所こそがこの煮えたぎる熱沼であった
熱沼の固い岩場を、農具を使ってどうにかその岩を掘り起こそうとするカイオウ
岩場を掘りながら、その目から涙があふれ出る

「兄者!まさかこんな所に母者を!」
「そうだ! 冷たい石の中に眠ることはない!
 こ…ここなら冬でも暖かい……… ここならこごえることもない!」

―その時オレは誓った この世から一切の情愛を抹殺すると! そして誓った!
 情愛に打ち勝てるもの 情愛に微動だにせぬもの!! それは唯一 "悪" であるということを!
 このオレの心が悪に染まりきれば 母の死にも心は痛まぬ
 そして業火の中で見た母者の最期の微笑を忘れることができると!!―

そんなカイオウの哀しみを察したか、リュウが慰めにその腕をぺろりとしてくれたが
カイオウはリュウの体を抱きしめると…その首をへし折り、リュウの頭を岩場を叩きつける!!
自らが手にかけたリュウの亡骸に 心 を痛めるカイオウ
するとカイオウはおもむろに自らの足にとがった石を突き刺す…!
0232南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/20(月) 17:15:55.80ID:???
「それからオレは心の痛みを傷の痛みで消した! 自らの肉体に傷を負うごとに
 ひとつ またひとつ!! オレの心の中に巣くう情愛をけしていったのだ!!」

カイオウがそういって、自らの甲冑を弾き飛ばし母親の墓標の前で浮かび上がる無数の傷跡を見せ付ける!
ならばとケンもその衣服を弾き飛ばし、無数の傷跡を浮かび上がらせる
カイオウは傷を追うごとに心を殺し、ケンは傷を追うごとに心を得た
互いに傷を帯びた体ながら、その傷の意味合いは正反対の二人…
互いに譲らぬ男二人の意地が、今ぶつかり合おうとしていた

<続く>
0233南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/21(火) 17:47:39.24ID:???
  <第203話 決別の鮮血!の巻> (扉絵二色カラー)

「フフ…… 心を捨てた男と 心を刻んだ男か!!
 どちらの拳がまさっているか血ヘドの中で知るがいいわ!」

一方ヒョウの側は、突如なにものかの襲撃を受ける
飛んできた手斧を払い落とすヒョウだがその隙を突かれ鉄鎖を首を巻きつかれてしまう
そこに現れたのは縞模様の甲冑に身を包んだ手長の修羅、ゼブラであった
カイオウの命によりヒョウを狙うゼブラ さらにゼブラはリンが死環白を突かれたことを教える
そのまま鎖を振り回し、ヒョウの体を地面にたたきつける!!

その頃意識を失ったリンをサモト様ご一行が取り囲む 
目覚めはじめようとしたリンを前におめかしするサモト様であった

さらに場面は変わり、ケンとカイオウの激戦に戻る
カイオウのまばゆい闘気の剛拳をかわし、カイオウの傷跡に抜き手を突き刺すケン
だが…突き刺した抜き手をカイオウはその筋肉で締め上げる

「フフフ……わが体に刻まれた傷跡からはもはや一滴の血も流れぬ!!
 ましてやこの傷はラオウの心を捨てた傷!! わが弟と決別を誓った傷なのだ〜〜〜!!」

―あれは この国の制覇をなかば なしとげたころであった―

羅将カイオウの下に、ラオウが修羅の国に乗り込んできたとの報告が上がる
海岸線に沈む夕陽を背に立つラオウの前に、カイオウの軍勢が現れる
ラオウは、カイオウを前にこの国を『修羅の国』にするならば、いずれラオウがこの国を奪うと宣言する
だがまだラオウには遣り残したことがあると、カイオウに背を向け…鋭い眼光を向ける

「だが これだけはおぼえておいてもらおう ケンシロウを倒したらおれは必ずもどってくる!!
 兄者のやり方では天は握れぬ!! 世に覇者はひとり!!」
0234南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/21(火) 17:48:34.65ID:???
「フ…さすがわが弟よ ラオウはラオウ流の揺るぎない生き方を
 魔神がオレに最後の試練を与えてくれたわ!!
 オレの中に残っていたたったひとつの心!! わが弟ラオウへの思い!!」

そしてカイオウはラオウとの決別のために、自らの肉体に傷をつける

「さらばラオウ!! 消えよ!この痛みとともに!!
 そしてふたたびあう時はおまえが死ぬときだ!!」

その日より、修羅の国に伝わるラオウ伝説はカイオウの手で広められた
すなわち、彼が広めたラオウ伝説こそ彼に唯一残った情愛との決別の証であった

そしてカイオウも抜き手を放つが、ケンはそれを前に微動だにせず肩に抜き手が突き刺さる

「この傷とともにおまえの心を このおれの心に刻もう!!」

情愛を捨てた悪を前に ケンはあくまでも心で戦おうとするのであった

<続く>
0235南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/22(水) 17:02:37.12ID:???
「オレの心をだと!? ない心をどうやって刻む!?
 すでにこのカイオウに心は存在せぬのだ!!」

互いにその体から抜き手を引きぬき、そして互いの鉄拳が交差する!!

  <第204話 覇王の遺言!の巻>

互いの鉄拳がその頬を掠めながらも、二人は勢いよく吹き飛ばされ
掠めた鎖骨あたりから血が勢いよくあふれ出る
もはやオレの心は拾えぬといい放つカイオウだが

「ふ―― だが…… だが拾わねばならぬ!!それがラオウとの誓いだ!!」

そういってケンは、肩から溢れる血を掴みその拳を握り締める

その頃ヒョウはカイオウの刺客、ゼブラを相手に苦戦を強いられていた
地に倒れ血反吐を吐くヒョウの姿をあざ笑うゼブラだが

「こ…この程度の屈辱など………こんな屈辱などオレがカイオウに与えた屈辱の比ではない!!」

そういってヒョウは首の鎖を引きちぎり…カイオウを歪ませた自身の過去を語り始める


……少年時代のカイオウが、大人達を相手に目隠しをした状態で大立ち回り
その強さにジュウケイも感嘆の声を上げる …さらにカイオウには強さだけでなく人望も兼ね備えていた
それを快く思わぬジュウケイ… そしてジュウケイは、近く行われるヒョウとの試合でわざと負けろと命ずる

「よいかカイオウ なん人も北斗宗家より強く輝いてはならぬのだ!!
 われらは北斗の屑星 主を超えることは許されぬ!!」

自分たちは屑星と告げられ、言葉を失うカイオウ…
さらにラオウ、トキをも人質にとるなどジュウケイは徹底してカイオウを勝たせぬよう仕向ける…
0236南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/22(水) 17:03:03.31ID:???
峡谷の谷間につながれた頼りない吊り橋…そこを舞台にヒョウとカイオウと戦いが始まろうとする
不安定な足場にありながら堂々とするカイオウとは対照的に、ヒョウは恐怖からか震え上がり足取りもおぼつかない
まともに戦えばヒョウは確実に落下死してしまうが…
だが、ラオウ、トキの肩に手を添えるジュウケイの鋭い眼光にカイオウも苦悶の声を洩らす

(うく…北斗宗家に生まれついたこのヒョウもまた哀れな運命に…)

歯噛みしつつも…カイオウは覚悟を決め、一気にヒョウに向かっていこうとするが
吊り橋を見計らい、わざと吊り橋の板を砕きそこにしがみ付く形になる
足を踏み外したカイオウの泣き言に…少年門下生たちは失望してしまうのであった
ジュウケイも心の中でカイオウに詫び…カイオウもこれでいいんだと涙を流しながら自分に言い聞かせるのだった…


自らの弱さが稀代の英雄になっていたであろう男を歪ませてしまった…
自分がその落とし前をつけるまで死ぬわけには行かないと、ヒョウはその決意を燃やす

同じ頃…ケンシロウもまた、カイオウの受けた屈辱のことを語る
ケンはそれをラオウから聞いたという それはケンが北斗神拳の伝承者となった日…
ラオウは自らが幼い頃に別れた兄がいることをつげ… もし自分が倒れたら兄に伝えてほしいことがあるという

「ラオウは兄の哀しみを知り その兄を誰よりも尊敬していたと!!」

<続く>
0238マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/22(水) 18:40:43.73ID:???
ジュウケイといいリュウケンといい、北斗の師匠権父親はどうしてこうもクズそろいなのか
子供の頃から屑星だというのを押し付けられてたら、そらカイオウでなくても歪むわ 
0239マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/22(水) 19:44:28.97ID:???
あのラオウがケンとこんな兄弟っぽい会話をするわけがない。
騙されるなカイオウ、これは罠だ。
0240南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/23(木) 17:05:10.29ID:Q92xJ1sv
ラオウが兄に敬意を抱いていた事を伝えるケン
だがカイオウはその言葉を軟弱と吐き捨て嘲笑うのであった

「うぬもラオウも情の分だけ死を早める!! うぬに魔神の戦いをみせてやるわ〜〜〜〜〜!!」

  <第205話 栄光のうちに死せ!!の巻>

カイオウの放つ闘気がケンの足元を切り裂き、ケンを地下へと落とす
地下に落とされたケンは、そこに充満する毒ガスに苦しめられることになる
カイオウは無呼吸闘法による毒ガス対策を施し、ケンに向けて跳びかかっていく!

ヒョウもまた、ゼブラを相手に苦戦を強いられる
両手の手斧をもってヒョウに襲い掛かるゼブラだが、その一撃が空を切る
いつの間にかヒョウを見失ってしまうゼブラだが…その背後を取ったヒョウがその体を地面に埋める!

「バッ…バカな!!て…手負いのどこにこれだけの余力が!! ヒ…ヒョウとはこ…これほど強かったのか!!」

そしてそのままヒョウはゼブラの頭を押しつぶしてしまうのだった

「………強い!? きさまらからはそうみえよう だが!北斗宗家の嫡男としては劣等!!
 オレが…このヒョウがもっと強大であればカイオウは歪まなかった!!
 オレはまだ死ねぬ! これ以上カイオウの名を地獄に堕としたくはないのだ!!」

毒ガス地獄による地の不利を強いられ、カイオウの猛攻にさらされるケン
ひとまず距離をとろうと下がるが…その動きを洞窟の石柱に何度も阻まれる!?
自分の動きを封じるかのような石柱に困惑するケン 飛び上がり洞窟の高台に着地すると
その石柱は北斗七星の星列を成しておることに気がついた
0241南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/23(木) 17:05:34.97ID:???
「フフフ 北斗七星の星列は死角の動き!! 北斗神拳伝承者は必ずやその動きをとる!!
 拳を極めれば極めるほど無意識に死角に滑り込むのだ
 これが北斗宗家に虐げられた男の反逆の拳 北斗逆死葬だあ〜〜!!
 そしてみよ!オレのいるこの位置を!! これがおまえたちのいう死兆星の位置だ!
 そしてこれがおまえの運命なのだ――っ!!」

ケンはどうあがこうと自分の術中にあるというカイオウ 
するとケンは突如意識が朦朧とし、倒れこんでしまう

「フフフ…この煙はただの煙ではない 硫摩黄煙(りゅうまこうえん)といってな
 傷口からでも容易に血中に溶け込み全身をマヒさせるのだ!!」

痙攣するケンにそう宣告するカイオウ するとカイオウは倒れるケンの前にナイフを落とす

「きさまを拳法家としては殺さぬ!! 
 きさまは時代の波に飲まれ自ら命を断った弱者!! 後世にそう伝えよう!!
 その瞬間より北斗宗家の血も伝説も踏みにじられ砕け散る!!
 フフ わかったかケンシロウ 心を捨てた者が勝ち心を残す者は滅びるのだ!! ファハハハ――!!」

そしてケンはそのナイフに手を伸ばし…自決する様をあざわらうカイオウだが
ケンはそのナイフを握りつぶす!! そしてケンは立ち上がり、今こそラオウとの約束を果たす、とカイオウに告げる

「きさまが真の悪の魔王の名に汚れきる前に オレの手でカイオウは英雄として死ぬのだ!!」

<続く>
0243南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/24(金) 17:26:19.38ID:???
  <第206話 忌むべき血なれどの巻>

―もし兄カイオウが歪んでいたならばその手で殺せい!!
 カイオウはおれの心の中でいつまでも英雄でいなくてはならないのだ!!―

立ち上がるケンシロウの背に、ラオウの幻影が浮かび上がる その幻にカイオウの顔が強張る…
その頃サモト様ご一行 目覚め始めるリンをにやけながら楽しみに待つご一行だが
そこに現れた修羅、ヌメリによりサモト様ご一行は一掃されてしまうのだった
そしてヌメリがリンを抱き抱え、リンを目覚めさせる破孔を突き刺そうとする!
だがその瞬間、一陣の風が吹く 突如吹いた風にリンの体は飛ばされ、ヌメリは自分の体を突き刺してしまった
吹き飛んだリンの体を、駆けつけたヒョウが抱きとめるのだった
襲い掛かるヌメリを一蹴するヒョウだが…
その瞬間、リンの意識が目覚めようとするが とっさにヒョウがその目を覆い隠す

「ま…まだ目を開いてはならぬ!! おまえがみるべき男はたったひとり!!」

場面はケン対カイオウに戻る 英雄として死ぬ…その言葉を魔道に生きるカイオウは無意味と嘲笑う
もはやケンの体は毒ガスに蝕まれ、自らの秘孔すら満足につくことができぬ状態…
膝をつくケンにとどめを刺そうとするカイオウだが…突如自身が毒ガスの影響で苦しみだす!?
まさかカイオウの無呼吸闘法が破られたのか だがその秘孔は指で突くほどのできぬ針穴ほどの秘孔…
その時カイオウは気がつく いつの間にか自身の首筋に髪の毛が針のごとく突き刺さっていたことに
…毒ガスの影響で苦しみだすカイオウ、やむを経ず地下から脱出しケンシロウもその後を追う
地上に戻ったケンは自らの秘孔を突くことで、再びその体に生気を取り戻すのだった

「くくく なんという男!! だ…だが意表をつかれてそのまま対処できぬカイオウではないわ!!
 こ…このカイオウ そしてラオウ トキ!! この三兄弟は拳において 断じて屑星ではない!!」
0244南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/24(金) 17:26:59.75ID:???
そしてカイオウはついに自らの奥義を解放する 
だれに教えられたわけでもない、カイオウ自身に染み付いた不敗の拳
カイオウが取ったその構えは、北斗の女人像に刻まれていた北斗宗家に伝わる構えであった

そしてカイオウの放った手刀がケンの顔に傷をつける だがケンも拳を返しカイオウの額を掠め
……掠めたカイオウの額に、うっすらと北斗七星のような痕が浮かび上がる… 

「やはりな……… カイオウよ その北斗宗家の血がおまえにも流れているのだ!!」

<続く>
0246マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/25(土) 10:10:40.01ID:???
カイオウ、一応トキのことも覚えてるのか。
サヤカのことも思い出してやってください。
0247マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/25(土) 10:58:12.35ID:???
>>カイオウよ その北斗宗家の血がおまえにも流れているのだ
つまりラオウとトキにも流れているというわけで…



ジャギ様…
0248マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/25(土) 14:08:35.98ID:???
ジャギ様もちょっとは血が混じってるとか
ないんですかね…
0249南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/25(土) 17:21:24.03ID:???
自らのその怨念をむき出しにする北斗宗家… 
その血が自分自身にもあると知り、さしものカイオウも驚愕の表情を浮かべる
ケンがいうには、カイオウの額の北斗七星型の痣が何よりの証拠だという
…そしてケンは女人像から伝えられた、北斗神拳興起にまつわる伝承を語り始める…

  <第207話 北斗神拳創造!の巻>

―今を去る およそ二千年前 天帝の盾として北斗宗家はすでに世に君臨していた
 だが 惜しむらくは究極の暗殺拳 北斗神拳はまだ生まれてすらいなかった!!
 そして世は天帝を喪失し 狂乱の戦国時代に突入していた!!
 北斗宗家を守護する高僧たちは困惑していた!!―

その戦乱の光景はまさしくこの世の地獄絵図であった…
覇者が多ければ世も乱れる やはり覇者は一人でなくては…

―かれらが望む覇者とは――― 北斗宗家の血をひきかつ新しき無敵の暗殺拳を創始できる男――
 その男こそが真の救世主となろう!!
 しかし 折しも北斗宗家は男児に恵まれず その血を継ぐ者は美しいふたりの姉妹のみであった!!
 そして皮肉にもふたりは同じ日に待望のふたりの男児を生み落とした!!―

金髪と黒髪の美しい姉妹… だが黒髪の女性、シュメは病弱なようだ
金髪の姉のオウカがシュメの子の分までお乳を上げて、横になるシュメに微笑みをみせる
赤子をお互い抱きかかえ、穏やかな時間を過ごす二人だが……高僧たちはそんな二人の赤子に非常なる決断を下す

―伝承者選びに苦慮した北斗宗家の高僧たちは降天台にふたりの乳児を置き
 あえて飢えた狼たちに乳児たちをさらすことで天の声をきこうとした!!―
0250南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/25(土) 17:22:35.72ID:???
北斗宗家に伝わる聖地にあえて乳児達をさらすことで、生き残った方こそが始祖の意思を受け継いだ存在と高僧たちは考える
…しかしその夜、シュメはひそかに自らの子供だけは助けようとする
残された赤子に狼たちは目をつけ…一斉に跳びかかろうとするが、それを北斗の宗家たちが現れ狼達を一掃する!
そして高僧たちは、自らの赤子を抱きかかえ逃げ出したシュメのほうにギラリと眼光を向ける…

おぼつかない足取りで岩山を走るシュメ… だが不意に転んでしまう
起き上がると…そこには姉のオウカがその場に立っていた… なぜこんな事をしたのかシュメに問いただすと…

「す……すみません姉さん!! リ…リュウオウさえ…姉さんの子さえ いなくなれば… 
 わ…わが子が宗家の子として…わ…わたしは… うっ…ぐっ!!」

涙ながらにそう語り…不意にシュメがその口からおびただしい血を吐き出す!!
もはやシュメの体はもう長くはない… だからこそ自分の子だけは、どんな手を使ってでも…
母を失い、自分の命すら失うと思うと、あまりに不幸な命… そう涙ながらに訴えるシュメの姿に
伝承者は妹の子、シュケンに譲り渡すというオウカ これは自分の命を賭けての願い、と言うと
なんとオウカは、自ら崖から飛び降りてしまう!? 
…オウカの命をかけた願いに、北斗の高僧たちもその慈愛に心動かされるのであった

―これがまさに北斗神拳創始者 シュケンの誕生の瞬間であった!!
 シュケンはふたりの女を母とし 決してその愛を忘れることなく地上最強の拳 北斗神拳を完成創始した
 そしてその拳はあまりの凄絶さとその伝承者選びの悲話ゆえに一子相伝とされた―
「そして守護僧たちはオウカの魂を弔うため悲話を刻んだ女人像を建立した
 カイオウよ そのオウカの子リュウオウにも七星のアザがあったという
 いいか そのアザは誇り高きオウカの血脈の証なのだ!!」

そしてケンはシュケンの言葉に涙を浮かべ…その拳を握り締める!

「思えばラオウもトキも愛に彷徨していた…… カイオウよ!!
 その誇り高き血をこれ以上汚すというのなら 倒すことが 愛 !!」

<続く>
0252マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/25(土) 19:20:18.33ID:???
北斗神拳って色々いろいろ面倒なんだな…
一子相伝にしてもあまり問題の解決にならず返って抉れてる気もする。
南斗のようにもうちょっとマイルドにいくべきじゃ。
0253マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/25(土) 21:44:48.59ID:???
>>251
まあトキが本気で突けばオレでも破れないってアミバに言ってたのに
そのあとラオウ対トキで普通にトキの秘孔破ってたり、わりと前からライブ感バリバリでやってる漫画ではある
0254マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/25(土) 21:55:20.80ID:???
いやあれは破れないはずの秘孔を破らせることに意味があるんだろ
後付けどころかむしろアミバ戦で設定があるからこそ秘孔縛を使わせた見事な演出
0255マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/25(土) 22:11:41.45ID:???
確かにあれは正直見てて熱くなった場面でもある
…ちょっと例が適切じゃなかったな、スマヌ
じゃああれだ、身投げしてたのに生きてたユリア(
0256マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/25(土) 22:52:11.04ID:???
ラオウと決着付けた時点で完結させれば良かったのに
0257マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/26(日) 00:33:16.97ID:???
あの頃は新連載がハズレ多かったし仕方ない
今じゃ高めの年齢層はシティーハンターが引き受けてるし
ドラゴンボールと聖闘士星矢が実質的な看板にまで成長
画力の凄さも今号で出てきた萩原一至って新人がまた上手いし
ハードなストーリーはゴッドサイダーと新章突入のジョジョの奇妙な冒険が引き受けてる
ここまで他の連載が充実するなんて思わなかっただろう
幸か不幸か最早ライバルは他の雑誌では無く、ジャンプ内の連載作品という時代になってる
0258マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/26(日) 13:09:04.06ID:???
>その時カイオウは気がつく いつの間にか自身の首筋に髪の毛が針のごとく突き刺さっていたことに

ジャギ様「おお、オレの技だ!」
アミバ「わかったわかった」
0259南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/26(日) 18:02:16.27ID:???
 <第208話 戦場の凄拳!の巻>

ケンが告げる北斗宗家の真実の悲話に…カイオウは自分の腕を撫でながら含み笑いを浮かべ
なぜ自分が北斗宗家をこれほどまでに憎悪していたのかを理解する

「このオレの中に流れる血!! 血が………
 伝承者となる血をもちながら弾きだされた血が……… 怒り猛っていたのだあ!!」

そして放つカイオウの正拳突きを…ケンは真正面から受け止めきってみせる!!

「恨むのならこの身を思う存分うつがいい!! だが許すわけにはいかぬ!! きさまは歪み汚れているのだ!!」

ケンとカイオウの戦いがさらに激しさを増す中…
ヒョウはリンに目隠しをしつつ、よろけながらその身を抱きかかえていた
…だがその前に、おびただしい数のカイオウの陸戦隊が待ち構えていた
…ヒョウは黒夜叉にリンを託し、どうにか単身修羅たちを食い止めようとするが…

「ヒョウ様!やつらは修羅ですぞ!! いくら時間をかせいだところでとても逃げおおすことなどできますまい!!
 しかし我われふたりで戦えば なんとかくいとめることもできるしれませぬぞ!!」

黒夜叉の言葉にヒョウは微かに笑みを浮かべ…二人は修羅たちに一気に切り込んでいく!

そしてカイオウもその全身から荒れ狂う闘気を放ち…暗琉天破でケンの空間を歪ませる!
その隙を突きカイオウが一気にケンの破孔を突きとどめにその体を蹴り飛ばした!!
確実に致命傷を与えケンの体はすぐに砕け散る、といい放つカイオウだが……ケンは平然と立ち上がる…!?

「む!? な…なぜ!? なぜ突き飛ばぬ!!」
「ふ〜〜〜 わからぬか!? それが北斗宗家の拳の限界なのだ
 カイオウよ おまえが使った拳こそ宗家の拳 
 しかし極められた拳ゆえに受身の技も極められ 実戦への戦闘力をなくしていたのだ!!」
0260南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/26(日) 18:02:34.08ID:???
ケンの言葉にカイオウは愕然と目を丸くし…

「それゆえに二千年前 無敵の暗殺拳が切望されたのだ!!
 そして女人像の秘密がカイオウ打倒の切り札とされたのはまさにその受け技の伝授だったのだ!」

そして次第にカイオウの表情が狼狽したように険しくなる…

「北斗琉拳は魔闘気により敵を幻惑し 敵の受け技を流すことを極意とした
 しかし北斗神拳は戦場の拳 千差万別する闘いの中にこそその奥義をみいだしたのだ!!」

しかしその事実を認めぬカイオウが、その剛拳を振るおうとするがケンも手刀を返す
それをとっさに十字受けで凌ごうとするカイオウだが、その拳にケンの手刀が刺さり
その放った手刀がカイオウの十字受けをすり抜け…カイオウの拳を破壊してしまう!

「実践においてはうちだされる拳にこそスキがある!!
 拳技互角ならば わが拳は敵の拳そのものを破壊するが奥義!!

 惜しむらくは今日までのおまえは井の中の蛙!! おのれより強い男と戦ったことがなかった!
 だが おれはおれより強い男たちの戦場を生き抜いてきた!!」

<続く>
0261マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/26(日) 21:16:53.08ID:???
ケンシロウが強くなったというよりカイオウが弱くなったように見える
0262マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/26(日) 21:31:05.98ID:???
自分の怨念の根源すら失ったのにほぼ無理矢理自分に言い聞かせてるからなあ
でも今回は何よりケンのこのセリフにしびれた

>惜しむらくは今日までのおまえは井の中の蛙!! おのれより強い男と戦ったことがなかった!
>だが おれはおれより強い男たちの戦場を生き抜いてきた!!」

そうだよな…ケンはいつでもシンやサウザー、ラオウ等自分より強かったやつが相手でも、絶対に逃げなかったとおもうと感慨深い
0263マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/26(日) 23:01:54.11ID:???
ラオウもかつてフドウに恐怖を刻み込まれたのが原動力になったっぽいしな
0264マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/27(月) 00:30:29.73ID:???
カイオウは自分より強いやつはいなかっただろうしな
0265南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/27(月) 17:25:35.29ID:???
ケンにその拳を破壊され苦しげにその両腕をぶら下げるカイオウ
そしてケンのその背に、幾多もの強敵(とも)たちの姿が浮かび上がる…

  <第209話 執念の業火果つ!の巻>

その光景を断じて認めようとしないカイオウは無理矢理にその腕に力を込めるが
逆にカイオウの腕がへし折れてしまう!! 
…だが、ケンを認めるということは、自分やヒョウが屑星であることを認めてしまうことを意味する…

同じ頃ヒョウは…ボロボロになりながらも修羅の屍の山を築いていた もはや修羅は4人残るのみ…
だがヒョウも限界が近くヒョウは膝を突き…そのスキをつき一斉に襲い掛かろうとするが

(なにゆえオレとカイオウはこの地に残されたのか……)
「オレは脆弱さゆえに!!だがカイオウはちがう!! カイオウはそのあまりに激しき性情ゆえに残された!!」

ヒョウの放つ闘気が襲い掛かる修羅を一掃する!!

「英雄への道を閉ざされ なおかつ無尽の天分がありながらその激しすぎる性格ゆえに北斗神拳への道を閉ざされた
 これ以上カイオウに哀しみを背負わせることはできぬ!!

……屍の山で、リンと黒夜叉を見失ってしまう 何者かがヒョウの足を掴むとそれは瀕死の黒夜叉であった
ヒョウの放った北斗宗家の拳とカイオウの哀しみを思う情愛に、あの世で自慢できると黒夜叉は息を引き取るのだった…
…そしてヒョウの背に、修羅の生き残りが放ったブーメランが突き刺さる!!
リンも奪われ、もはやこれまでかと諦めかけたその時…何者かがその修羅の脇腹を抉り取る!?
そこに現れた男は、黒王にまたがりリンとケンシロウを追いに修羅の国にやってきたバットであった
0266南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/27(月) 17:26:06.05ID:???
両腕を破壊されてもカイオウは自身の敗北を認めない
放たれたカイオウの蹴りを、ケンは肘うち一発で返り討ちにしてしまう
両腕も足も破壊され…カイオウは母の墓に這ってその墓を引き抜くと

「は…母よ……もはやなにも望まぬ… ただ最後に!最後に一撃だけの力を!!」

すると引き抜いた墓の穴から間欠泉が噴き出しカイオウの体を宙高く飛ばす!
飛び上がったカイオウがケンに向かい襲い掛かり

「たとえ天地逆となってもおのれの道は変えぬ!!」

襲い掛かるカイオウにむけ、ケンはその胸に正拳突きを突き刺した!!

「おまえもまさしく強敵(とも)だった!!」

<続く>
0269マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/27(月) 20:42:32.45ID:???
背後を突いたとはいえバットが精鋭修羅を一撃で…
黒王の背に乗ることも許されてるようだし、こいつは本当にバットなのか。
0270南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/28(火) 17:25:02.11ID:/HUlNFt0
ついにカイオウとの戦いに決着がつき、その天に北斗七星が光り輝く
長かった戦いが終わり…ケンもそのこぶしを握り締め呟く…

「は―― は―― 長かった……」

  <第210話 さらば愛しき者たちよ!の巻>

倒れたカイオウが、ケンの勝利を見事と称える… 自身の初めての敗北にカイオウは…

「教えてくれ も…もしオレが北斗神拳を身につけていたら」
「おれがこの場に倒れていたかもしれぬ」

そう呟き…ケンはカイオウの母の像を、倒れるカイオウにそっと差し出す…

「ふっふふ いや…やはりオレが敗れていたであろう オレは敗者に情けはかけぬ…… ふっふふ
 おもえばこのカイオウもまた弱者であったか… 弱者ゆえに悪に魂を染め生きてきた……
 すべてはオレの手で新世紀を創るために… だがそれもしょせんはかない夢であった
 もっと早くおまえと出会っていたなら…… オレはオレの宿命に素直に……」

だが、カイオウは取り返しのつかないことをしてしまったと、リンの心を奪ったことをケンに詫びるが
そこにバットがヒョウとリンを連れて駆けつけてくる!
再会するケンとバット、ヒョウとカイオウ… ふらつく体でヒョウはカイオウに近づき…

「オ…オレはおまえにやり残したことがある」
「よ…よくぞきた!! さあ…ヒョウ お…おまえの拳でこのオレにとどめを刺すがよい…」

カイオウの言葉にヒョウは…力なくその胸を叩くのみであった
そんな拳でカイオウが殺せるか…自分にははらしてもはれぬ恨みがあるだろうとヒョウを叱責するが

「つ…突きにきたのではない お…おまえにひとこといいたかった
 オ…オレが強かったら北斗宗家の嫡男としての力量が十分であったら 
 お…おまえは歪まなかったはず…すべてはオレの責…許せと!!」
0271南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/28(火) 17:25:22.01ID:/HUlNFt0
ヒョウの言葉に、カイオウは涙を流しながらヒョウの体を抱きしめる
そしてヒョウは微かに笑みを浮かべ…その息を引き取るのだった…
そしてカイオウはヒョウの遺体を抱きかかえ…

「行こう… この地は母が眠る地! このカイオウの死地とすでに決めてある!!」

そしてカイオウは、岩の一つを踏み抜くと…カイオウの周囲に一気に溶岩があふれ出る!!
溶岩がヒョウとカイオウを包み…二人は溶岩に包まれた岩の塊と化すのだった
そこから飛んできた溶岩の石をケンが掴み…二人の死をその魂に刻む…

バットもケンと再会し、死環白を突かれたリンを差し出そうとする
これでリンも自分の願いが叶えられる、というバットだが ケンはリンの目隠しを外し…

―ハッ! 無理だよ そいつは耳はきこえるけどしゃべれないんだ!!―

―泣くことあねえだろ!!― ―ありがとう 生き返ったよ!―

―ケン! ケ――ン!!―

リンとの思い出がケンの脳裏に浮かぶ そしてケンは

「リンは今日まで戦いの中に生きてきた 北斗を導き救世主を生みだすために
 だがもはやその必要もない リンの役目は終わった…今さら記憶をとりもどすこともない
 リンは自分の幸せのために生きる時がきたのだ!! リンの愛に応えられるおまえしかいない!!

 バット リンとともに幸せに! さらばだ!!」

リンをバットに任せ、ケンは黒王に跨り二人の下を去るのだった…

<続く>
0273マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/28(火) 20:38:14.94ID:???
順当に行けばあと2,3話エピローグやって終わりだろうかね
さすがにもうこれ以上ケンに太刀打ちできるヤツをだしようがないだろう
0274マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/29(水) 14:12:48.26ID:???
バットがいきなり修羅の肉体を吹っ飛ばすような技を使えるようになってたから
北斗神拳後継編に入るのかとも思ったが速攻で別れちゃったからな。
なんだか神拳伝承には北斗宗家の血筋とか必要みたいになっちゃったし…
0275南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/29(水) 17:09:47.92ID:JvKZrJxi
乱世に夢を賭けた男たちの戦いはおわり―――
ただ ひとり残った戦士の新たな旅が始まった―――

修羅の国から帰ってきたケンと黒王… 黒王に跨り、ケンの向かう先は…

  <第211話 新しき希望!の巻>

船に乗る修羅の国の住人が、この国を救った英雄バットに歓声をあげ
その住人たちの船出を見送るリンとバット 手を差し出すバットに微笑むリン
…バットは一人旅立つケンに思いを馳せる…

(ケン…… ケンはどうするのだ……
 北斗宗家の血をひく人間はケンひとりになってしまった今……
 北斗神拳を伝承する人間をどうするというのだ… ケンよ…北斗神拳をだれに……)

そのころ世紀末の本土では とある盗賊団が倉庫を襲われたという
盗賊団のボスが付け爪の刃でゾリゾリひげそりしつつ部下の報告を聞く
言い訳をする部下の一人だが、その顔を容赦なく付け爪の刃で突き刺してしまう
もう一人も処刑しようとするが、そっちは襲ったやつの顔は覚えているためとりあえず生かしておく
どうやら奪われた者は先日奪った村からのもののみらしい その報告にボスはニヤリと笑い…

日が昇った頃、その村では盗賊に奪われた食料が帰ってきており困惑する村人達
こんなことが盗賊達に知れたら…と震え上がる村人達 そこに件の盗賊団が乗り込んでくる!
村人達を尋問ついでに虐殺するボスだが… そこに何者かが名乗りを上げる
するとそこに現れたのはリュウと呼ばれた少年であった
小さい少年を前に座り込み、下卑た笑みで爪の刃をちらつかせるボスだが
その少年はナイフを抜きその指を鮮やかに切り裂いて見せた!!
0276南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/29(水) 17:10:11.50ID:???
怒りのボスが少年に向かっていくか、また現れた何者かがボスの顔面に正拳突き!
そこに現れたのはケンシロウであった どうやら少年とケンシロウは知り合いのようだ
ケンのおじさんと呼び笑顔になるリュウ ケンもリュウの姿に笑みがこぼれる
爆死した盗賊団のボスはほっといて、ケンはリュウを抱きかかえて黒王にまたがらせる

「へえ〜〜〜でっかい馬だねえ!!」
「名は黒王!! おまえの 父 ラオウの馬だ!!」

<続く>
0279マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/29(水) 23:09:43.88ID:???
ユリアでさえ復活したんだから、ラオウが実は生きてたとかも有り。
0280マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/30(木) 00:21:28.54ID:???
ラオウの息子なのに拳ではなく刃物を使うとはこれいかに?
0283マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/30(木) 13:44:35.29ID:???
ラオウの子となるやはり母親はデカいババアみたいなやつじゃないと無理だな。
0285南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/30(木) 17:09:17.13ID:???
「オレの父さんの馬!? へえ!こんな馬に乗るなんてオレの父さんは大きかったんだ!!」
「大きかった…そしてなによりも熱かった!!」

そういってケンは笑顔でリュウの体に手を添えるのであった

  <第212話 血と拳の誓い!の巻>

そこに村の村長リセキがケンシロウを出迎える
リュウを育ててくれたことに礼をいうケンに滅相もございませんと謙遜するリセキ

「リュウはわが偉大なる主 ラオウ様の遺児
 その子を預けられるとはこのリセキ 身に余る光栄でございました
 されどリュウはいまだ生のままに 我らのちっぽけな生き様を教えても害になるだけ!
 それゆえ生のままに育てました あとはあなた様が!」

リセキの言葉にケンも頷き…リュウに乳をくれたハクリの夫婦に話題を移すケンだが
なぜかハクリは言いよどんでしまう ひとまずリュウと一緒にハクリの下へ向かうケン
どうやらハクリの夫婦を含む村人は伝染病にかかったことで隔離されているとのこと 
ただどうやら病にかかったのは妻だけらしいが…
隔離された村人の農場に辿り着くリュウが駆け足で駆けつける
ハクリの妻の静止も聞かず、農場の網を切っておばちゃんの下に向かおうとするリュウ
やむを得ずおばちゃんは逃げるように家の中に閉じこもってしまう…
かわりにハクリのおじさんが出迎え、ここに来たリュウを叱ろうとするが
ケンの姿を見つけるとハクリの表情に笑顔がこもる どうやらこの大農場はハクリ一人で耕したもののようだ
だがここにいればいつかは彼も病にかかってしまうが…
それでも女房や人々たちと共にここで死ねるなら本望、とハクリは笑顔で答えるのだった

「ハクリよ…おまえたちにリュウを託したのは間違いではなかった!!」
「あ…ありがとうございます」
0286南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/30(木) 17:09:51.18ID:???
…すると突如病人を隔離していた農場の家が炎に包まれる!?
助けに行こうとするハクリも悪党が放った火矢に貫かれてしまう…!
ようやく荒地をここまで耕したのに…ハクリは無念の思いで力尽きるのであった…

そして高笑いを上げるコウケツ一族と名乗る悪党共 …その外道どもを前にケンの怒りが爆発する!!
顔面への正拳一発でハゲの上半身もろとも消し飛ばしてしまう
そしてもう一人悪党の体を持ち上げ、水のタンクに向けてぶんなげる!
あふれ出た水で農場の火が消し止められ、悪党共は負け惜しみと共に逃げ出すのであった

リュウは燃える農場の家からおばちゃんを救い出そうとするが、倒れたおばちゃんはもはや…
涙を流すリュウを、おばちゃんは最後の力で抱きしめる

「こ…これでもう思い残すことはないわ… あ…あなたがいてハクリとわたしは毎日が夢のようでした……」

その言葉を最後におばちゃんは力尽きる… 涙をながし叫ぶリュウをケンが見つめ…
闘うか、とのケンの言葉にリュウも頷き…するとケンはリュウの懐のナイフを取りへしおった

「ならばラオウより受けた熱き血と自分の拳でだ!!」

<続く>
0288マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/30(木) 19:58:00.47ID:???
リュウってまさかラオウに首掴まれ何故笑う?と激怒させた子供?
0289マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/30(木) 20:09:12.97ID:???
さすがにちがうだろ、あの時点でバットよりちょい下くらいの子だったし
0290マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/30(木) 21:21:21.48ID:???
>「ならばラオウより受けた熱き血と自分の拳でだ!!」

一応子供なんだから武器持参くらい大目に見てよケンシロウ
0291マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/01(金) 12:17:30.48ID:???
一部と二部って何年くらい空いてるのかな?

ユリアがラオウの子を身篭ってて、二人で過ごすのに邪魔だから
ケンシロウはリュウを人に預けてた、とかじゃなかろうなw
0292南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/01(金) 17:34:51.98ID:???
  <第213話 狼の時代の終焉!の巻>

とある町に辿り着いたケンとリュウ 街ではコウケツ農場の関係者らしき男が農場の宣伝をしていた
どうやらコウケツ農場での働き手を募集している様子
みずみずしいリンゴにおいしそうにかぶりつくその姿に町の人たちも思わず喉を鳴らす
そこに力自慢そうな大柄の男を見つけてさっそくスカウト

「う……うそではないんだろうな! 農地を貸してくれ 働きによってはその土地を譲ってくれるというのは」
「おいおいおい オレがウソをいう男にみえるのか え〜〜!! この目をみなよ 目 を!!
 よお――し もしウソだったらな〜〜 このキスケ丸坊主になってこの舌引き抜いてみせるわ!!」

その言葉に男も彼を信用したようだが…コウケツの手下と聞いてリュウは警戒心を強める
その男、キスケはケンもスカウトしようとするが… ケンはそんなキスケの体を抱き寄せて
「約束は守ってもらうぞ」と一睨み そんなケンに冷や汗を浮かべつつ苦笑い
と言うわけでケンを含む農場にスカウトされた職人たちが送迎バスに乗り込む
そんななか、顔面に斜め傷を持つ男がニヤリと笑みを浮かべていた
どうやら彼はコウケツを知る様子 ちょうど送迎バスの隣のケンがそのことを尋ねる
どうやらコウケツはかつてのラオウ軍に所属した彼の部下だとの事
小ざかしい頭が回るだけの男、とコウケツを評する男だが…

そうしてる内に送迎バスがコウケツ農場に辿り着く そこで彼らの目に映った光景は
地平一帯に広がる豊かな大農場であった! その奥にそびえ立つ巨大な城にで執務中の男、コウケツ
すると突如コウケツは含み笑いを浮かべる いい時代になったと笑い声をあげるコウケツ
そこに部下に呼ばれ、気を取り直して部下からの報告を聞くコウケツ
西エリアの開墾が完了したとのことだが、農民は全員死んだという… 
含み笑いを浮かべつつ、死体を片付けるという部下の報告に

「なに!?それは間違いよ!! 死体はきりきざんで畑にまきなさあい
 それが荒地を甦らせる早道じゃからねえ!!」

その言葉に困惑しつつも指示に従う部下であった
0293南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/01(金) 17:35:17.47ID:???
というわけで送迎バスで辿り着いた人たちにコウケツが現れご挨拶
…その姿に、リュウは怒りに身を震わせ…
そこにコウケツを知るといった男、ジンバが彼の前ににじりよる
おまえを殺しオレがこの農場を奪ってやると武器を取り出すが

「フ…時代を読めぬ馬鹿めが きさまのような亡霊がまだいようとはな」

そういってコウケツが指を鳴らすと、ジンバの前にコウケツの兵隊が立ちはだかる!
彼らは皆もとはジンバの側近 彼らも昔はコウケツをアゴで使っていた連中 それがなぜ…

「時代が変わったんだよ ジンバ!!」

コウケツの言葉と共に、部下達の放つボウガンの矢がジンバを貫く!!

「フフ…みるがいい外を! ようやく大地は落ち着き種々の作物を産みだすようになった!!
 もはや少ない食物を奪い合う時代ではないのだ 
 これからの時代はいかに土地を握り いかに多大の食物を得
 その食物を武器に人を制していくかなのだ!!」

そういって倒れるジンバを足蹴にす、下卑た笑みをあげるコウケツであった

(食わせれば狼もブタになる! 狼が狼であった時代は終わったのだ
 今は狼を番犬として飼う時代 ラオウの狼達を武力で統一しようとした時代とはちがうのだ!!)

そして農民達をレッドバレーに連行するよう指示を出すコウケツ
だがレッドバレーは百年たっても草木一本生えないような荒地
人々は無理矢理拘束され連行されていってしまう ケンもその拘束を受けてしまう…
そんなケンにリュウが異を唱えるが…
0294南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/01(金) 17:35:46.56ID:???
「ケ…ケン な…なぜ!! なぜやっつけないんだ!! 
 ケ…ケンならあんなコウケツぐらい!!」
「おまえはヤツを倒せるのか!?」 「う……ううん…」
「いいか おまえ自身の手でヤツを倒すのだ これはおまえの戦いだ!!」

一転変わって農民達を鞭で打ちまくるキスケ、そこにケンが「約束は守ってもらうぞ」といい放つ
…すると突如キスケの頭髪がみるみるうちに抜け落ちていく!?
さらにその舌がひとりでに延び、ついに引きちぎられてしまう
舌が引きちぎられ、悶えるキスケ その頭をケンが邪魔だと蹴り飛ばすのであった

<続く>
0295マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/02(土) 02:54:57.61ID:???
やっぱりリュウにはやたらスパルタだな、ケンシロウ
伝承者候補だから甘えは許さないということだろうか
0297マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/02(土) 15:04:47.40ID:???
>「なに!?それは間違いよ!! 死体はきりきざんで畑にまきなさあい
 それが荒地を甦らせる早道じゃからねえ!!」

やってることそのものはミスミのじいさん(種もみ)のお墓に種もみを蒔いてたのと変わらんはずなんだが…
なんだろう、死人への敬意とか、そういうのがないとここまでおぞましいことになるのか…
0298南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/02(土) 17:09:02.17ID:???
レッドバレーに辿り着いた農民達 それを悪党たちが「地獄へようこそ!」と歓迎する
送迎バスから降りた一行が目にしたのは、あたり一面に広がる岩山の荒野
そこで強制労働に借り出される奴隷達の姿であった

  <第214話 笑うハイエナ!の巻>

バスから降りるのをもたつく老人をぶったたく悪党 そこをケンが割ってはいる
ハエが飛んでる、といってケンは悪党の顔面をぺちりとやって連行される奴隷たちの列に戻る
するとぺちられた悪党の顔面が突如つぶれてしまうのであった
並んだ奴隷たちに皿ひとつを投げ渡す悪党 今日からはコレが彼らの唯一の食器である
…もはや我慢できないと大男が悪党共に向かっていくがすぐに取り押さえられてしまった
さらに子供まで取り上げられてしまい、大男は怒りに震える…

「べつにスープがいらねえなら働かなくていいんだぜ!! ただガキもおめえも死ぬだけだ!!」

そんな大男に荒地の一角を指差すと、その一角だけ死体の人型に草が生い茂っていた
そのあまりにおぞましい光景に人々も震え上がる…

「わかったかあ!ここに送り込まれたら道はふたつにひとつしかねえ!!
 みるがいい!あの男を!やつでさえ逆らうことはできぬのだ〜!!」

悪党がそういって指した先にいたのは、かつてラオウ軍屈指の武将と呼ばれたバルカであった
そんな彼でさえ、悪党に鞭を打たれだまって働く光景に人々は戦慄するのであった

その日の夜…みんなが寝静まった頃、リュウはこっそり寝所を抜け出す
抜け出したリュウに、ケンも静かに目を開き……
コウケツの居城前で、居眠りをする見張り そこに門の上からリュウが岩を投げつける
その寸前で目を覚ますが一足遅く「てぴィ」と顔面に岩をぶち込まれた
0299南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/02(土) 17:09:37.47ID:???
気絶した見張りからナイフを奪い、コウケツの居城への潜入を試みるリュウ
ダクト内を伝いコウケツを探すリュウ そこに人の声のようなものが聞こえるが…?
するとうっかりダクトの換気口から足を滑らせある部屋に落ちてしまう
落下したその部屋では子供たちがすし詰めにされていた 
そこに一人柱につながれた子供を見つけそこに駆け寄るリュウ どうやら少年はバルカの子供らしいが…

同じ頃、件のバルカの前にケンが現れ、ケンは何があったのかをバルカに問いただす
ラオウが亡くなり、この地は一度は平穏を迎えたが…
その平穏ゆえに、かれら武人には目標を失い、彼らには治世の術もなかった
…そこをコウケツのような狡猾なハイエナに食い荒らされてしまった結果が今日の結果を招いてしまったのだ…

「わたくしも時代の流れとともに部下はひとり減りふたり減り
 残った数家族とともにコウケツの地にたどりついたのです しかし…
 やせ細った妻と極度の栄養不調のために盲目となった息子に せめて一口の食物をという願いも…
 やつの策謀の前に……」

その言葉と共に、バルカの受けた仕打ちが思い起こされる…
コウケツにバルカと部下達の子供たちをどうした、と詰め寄る
コウケツによれば、バルカの息子は無事だということだが…
ただしバルカが配下にならなければその部下の子は飢え死にするであろう、といい放つ

「くく!きさまそれはどういうことだ!!」
「だからあなたの息子さんは絶対殺しません! そのかわりその部下の子供が死ぬことになるといってるんですわ!!
 さあ どうします? わたしはどっちでもかまいませんよ」

その言葉に、バルカは苦悶の表情で部下達の顔を見て…
叫び声を上げながら、バルカはコウケツの前に膝を折る……

リュウもその話をバルカの子、シンゴから聞き…リュウはコウケツにむけ怒りを燃やすのであった

<続く>
0300マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/02(土) 18:42:50.12ID:???
時代はずいぶん変わったもんですなあ。
このウサもあやかりたい。
0302南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/03(日) 18:50:09.55ID:8KADKL4k
  <第215話 狼は死なず!!の巻>

子供たちの牢屋の前に見回りの兵士がバルカの子シンゴの安否を確認しに来た
リュウは倒れる子供たちに紛れてやり過ごし難を逃れる 
シンゴは人質に成り下がり、誇りを捨てざるをえない父と自身の悔しさに涙を滲ませ
彼はリュウに自分を殺してほしいと願う…、自分が死ねば父は必ず立ち上がると信じて…!

(な…なんてやつだ!命よりも男の誇りをとるっていうのか! 強い!男の誇りって強い!)
「だめだよ おまえひとり死んだって! 大人が戦えないならオレたちが!!オレたちが戦うんだよ!!
 やつらはオレたちを子供と思って油断してる!!みんなで力をあわせてここから脱出するんだ!!」

その頃バルカとケン 悔しさに震えるバルカに部下が申し訳ないと謝罪するが
そこにコウケツの部下が私語は禁止と部屋に乗り込んでくる そこにケンがゆらりと立ち上がり…

「失せろ!おれは今機嫌が悪い」

そんなケンの胸倉を掴むコウケツの部下だが、即座にケンのボディブローでボコボコにされ
哀れ彼の胴体は骨だけになってしまうのであった そしてケンはもう一人の前ににじり寄るが

「ケ……ケンシロウさん そいつらに手をだしてはいけない!!」
「そ…そうだ オ…おれに手をだしたら全員皆殺しだ!! 
 い…今なら許してや…(グキリ)いや 許させていただきま――す」

にじり寄られても強気な部下だったが、ケンに首をへし折られそうになるとあっさり手のひら返した
そしてバルカに、ラオウの子が立ち上がったことを伝えるのであった

「な!!なんですと! ラオウ様の子息が!!」
「すでにリュウはたったひとりでコウケツを倒しに向かった!!」
0303南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/03(日) 18:50:48.65ID:8KADKL4k
その頃子供たちの牢屋 子供たちに今日の御飯を運んできたコウケツの部下だが
その足元を子供たちが布を縛って、その足を一斉に引っ張り転ばせナベを頭からかぶってしまう
そして部下から鍵を奪いシンゴを解放 子供たちの脱出作戦が開始される!

物音を聞きつけたもう一人の部下が駆けつけるが、そこに天井に繋いだナベが振り子のように迫り顔面にぶち込まれた
…見回りをする部下だが、そこに歩いてきた部下に何か違和感を感じ取るが
それに気づく前に、正体を現した子供達(三人肩車)に顔面を棍棒でぶん殴られた
出口までもう少し、と急ぐ子供たちだが…そこをハンマーをもったコウケツの部下が立ちはだかるが
その時その男の顔がウニョーンと延び、そのまま男は破裂してしまった
間一髪でケンの援護が間に合ったようだ そして外では脱出した子供たちが父親たちの下に集まってくる!
バルカもシンゴと再会し、共に涙を流しながら息子に駆け寄り 父の体を抱きしめるのであった

「バルカ……ラオウの血は時代に飲まれぬ 狼の血は健在なのだ!!
 リュウ…もはやあとには退けぬぞ!!」「うん!!」

<続く>
0304南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/04(月) 17:09:37.92ID:???
手かせから解放され、沸き立つ農場の奴隷達 バルカもまた、自らの血が沸き立つのを感じ取る
ラオウの魂が、ふたたび彼らをつき動かすのだった

  <第216話 怨念の矢!の巻>

会食用の巨大なテーブルに敷き詰められた豪勢なフルコース それをコウケツが一人で口をつけるが
部下に奴隷達が反乱を起こしたと聞き、部下に食べてたステーキを飛び散らせながら叫ぶ
そこにコウケツの兵士がテーブル上のフルコースをなぎ倒しながらぶっ飛ばされてきた

「だ……だれだ!! 食べ物を粗末にするやつは生かしちゃおかねえ…」

そこに乗り込んできたのは、ケンとリュウの二人 だが追いつめられながらもコウケツは余裕を崩さない 
そしてコウケツが笛を吹くと、その背後からフランケンシュタインのような大男が現れる
その大男がコウケツがあらゆる薬物を投与し作り上げた、彼自慢のマイペットであった
フランケンシュタインはケンが引きうけ、その指の骨を鳴らし臨戦態勢
そしてリュウはその隙にコウケツを討とうとするが…
コウケツの仕掛けが作動し、リュウとコウケツはシェルター内に閉じ込められてしまう!!
一対一でわしに勝てるかな、と余裕を崩さず葉巻の煙を浴びせるコウケツだが
そんな余裕ぶっこいてたらリュウに足を刺されてしまった 思わず激昂しリュウを張り倒すコウケツ

「ガキが!! きさまら親子はどこまでオレを!!
 ええか!!わしはな きさまの親父にドブネズミといわれたんだ
 ならばその息子を下衆なドブネズミ同然に殺してくれるわ!!」

コウケツの怒りの言葉とともに、彼が受けた屈辱が思い出される…
0305南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/04(月) 17:10:19.52ID:???
ラオウに擦り寄り、靴が汚れておりますとラオウに媚を売るコウケツ
こういう輩はおだてにのせればこっちのもんよ、とラオウを甘く見ていたコウケツだが
その行為は、かえってラオウの怒りを買ってしまう

「このラオウに必要なものは戦士だ!!媚など男には不要だ!!
 下衆なドブネズミめ 二度とおれの前に顔をみせるな!!」

そう吐き捨てコウケツの体を投げすてるラオウ コウケツはラオウの迫力に失禁までしてしまう
そんなコウケツの醜態をモヒカンどもがあざ笑うのであった…


そして今、その屈辱を晴らすときがきたとコウケツは4連ボウガンをリュウに向けて放つ
とっさに避けようとするが、避けきれず一本が肩に刺さってしまう
矢を受けたリュウの姿に勝ちを確信し、死ぬ前の土産話に自身の勝利プランを語るコウケツ

「そこの通路を見るがいい その通路だけがすべての食料が貯蔵されている倉庫への道
 そして その食料がなければ農地が収穫期に入るまでのあと半年の間にやつらは全員飢え死にだ!!
 ホホホ…この食料があるかぎりオレはいつでも再起できる!! 
 すべてはここじゃよ そのぐらいの保身の手はうってあるわ さあ〜〜て
 それでは親父への借り 返させてもらおうか」

そう言い放ち、ボウガンの矢を再装填してリュウに向けるコウケツ
そしてボウガンの矢が発射される…その瞬間!
ケンにぶっ飛ばされたフランケンシュタインがシェルターの天井をぶち破る!!

<続く>
0306マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/05(火) 07:25:18.89ID:???
まあラオウの性格ならそーなるわなw
というか生きてただけでも運が良いぞコウケツ たった今しにそうだけど
0307南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/05(火) 17:11:28.26ID:???
シェルターの天井をぶちぬくフランケンシュタインの姿に腰を抜かすコウケツ
そしてケンシロウがその壁を破壊し、コウケツの前に現れる

  <第217話 ドブネズミの如く!の巻>

バルカのほうも制圧は完了したとケンシロウの下へ駆け寄る
あとはコウケツ一人を残すのみだが、それでもコウケツは諦めない
フランケンシュタインに薬物を口の中にほおりこむコウケツ
するとフランケンシュタインに、ふしぎなちからが くわわるくわわる!!
復活したフランケンシュタインが、コウケツを頭に乗せてパイルダーオン

「グェヘヘヘ わしの頭脳とこやつの体がひとつになれば地上最強になるのだ!!」

するとフランケンシュタインは、側にあったトンファーを取り出しケンに向けて振るう
それをケンは片手で受け止め、トンファーの棒を引き抜きフランケンシュタインの顔面をぶん殴る!!
ぶん殴られた衝撃でこめかみのボルトがずれ、立ったまま気絶してしまう
気絶したフランケンシュタインに、ありったけの投薬をぶち込むコウケツ
薬の影響で意識を取り戻し、元気百倍! 
こうなったら、とコウケツはリュウを掴まえるよう指示し、リュウを人質にとるコウケツ
ガキの命が惜しかったら、とケンシロウを脅迫するコウケツ   だが

「殺すなら殺すがいい!! ラオウの血を受け継ぐ子だ すでに死は覚悟していよう!!」

ケンは堂々とそう言い放ち、脅しにも構わずコウケツに向けにじり寄る…
そしてケンシロウの放つ正拳突きが、リュウの頭を掠め
正拳を打たれたフランケンシュタインの上半身を綺麗に切断してしまう!!
その凄まじい光景にリュウもコウケツも震え上がる…
そしてコウケツは、ここでようやく目の前の男がラオウを倒したケンシロウだということを知る
愕然としながらコウケツは食糧倉庫の方へ逃げ出してしまうのであった
0308南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/05(火) 17:12:03.47ID:???
こうして無事助け出されたリュウにバルカが駆け寄るが
リュウはいまだ北斗神拳の凄絶さに震え上がる…

「怖かった 怖いほどすごいんだね 北斗神拳は… は…初めてみたよ…オレ……」
「う…うむ そうだ あれこそ地上最強の拳法なのだ!!」

地下の食料倉庫に逃げ込むコウケツ その前をネズミが走っていくが
ネズミが食料庫に入ったとたん、突如床から飛び出た針に貫かれる!?
この食糧倉庫はコウケツ以外の体重に反応するトラップが仕掛けられている
これならケンを殺すことが出来ると、コウケツはほくそ笑む

そしてその前にケンが現れる コウケツは観念した風に装ってケンを罠に誘い込もうとするが
倉庫に入る一歩手前で、ケンの足が止まり

「ひとつだけいっておく ドブネズミにおれの拳は使わぬ」

そういうとケンは倉庫の壁を思いっきり叩く
その衝撃で倉庫内が揺れ…倉庫の荷物がコウケツに降りかかり とっさに受け止めてしまう
しまった と思ったときにはもう遅い 
重さが増加したコウケツの身にトラップが発動しその身を貫かれてしまうのだった

「きさまにはドブネズミらしい最後こそふさわしい」

<続く>
0309マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/05(火) 19:03:21.01ID:???
結局ケンが全部やっちゃったな
リュウは拳で戦えやと諭されたのにナイフでコウケツの足刺しただけだし
0310マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/05(火) 19:27:39.50ID:???
>復活したフランケンシュタインが、コウケツを頭に乗せてパイルダーオン

ジム・マジンガと聞いて
0311マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/05(火) 19:41:49.68ID:???
えらくしょぼい敵だったな
リュウの見せ場もあまりなかったし
0313南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/06(水) 17:22:00.76ID:???
コウケツは討たれ、平和を取り戻すバルカ達民の一行
ケンはリュウと共に黒王にまたがり、また新たな旅に向かうのであった

(リュウ様 まっておりますよ! その体内に流れるラオウの血が開花する時を!!
 そしてそのためにケンシロウさんは旅を続けるのです

  <第228話 サヴァの王女!の巻>

 リュウ様…みつめるのです みつめ続けるのです ケンシロウ様を そしてこの闘いを!!)

ケンとリュウは、とある雪国にいた 雪の降る険しい山道に北斗七星が光り輝く

―ケン……これからどこへ行くの…―

―あてなどない ただ この旅はおれとおまえの試練の旅…
 そして この旅が終わる時 おまえはなにをすべきかに気づくだろう
 だが途中で倒れればそこで旅は終わる―

とりあえず今日は雪山で一夜を明かす 焚き火のための枯木をもってくるようリュウに頼むが
リュウはその帰り道、雪道に足をとられて雪山を滑り落ちてしまう…!
雪山に響く音にケンの表情にも焦りが浮かび…

雪山に倒れるリュウの元に、エモノがいたぜ、と盗賊たちが集まってくる
そしてリュウを手にかけようとして…その手が突如なにものかの放つ矢に貫かれる!?
するとそこに現れた重装備の何者か…サヴァの兵士らしい者が盗賊たちをボウガンで一掃するのだった
0314南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/06(水) 17:22:42.18ID:???
気絶したリュウがとある洞窟で目を覚ます その側にはリュウを助け出したサヴァ兵の姿もあった
とりあえずスープを差し出しつつ、リュウに事情を聞いていると
そこに突如、大男がのりこんで洞窟を破壊してしまう!!
だがとっさにサヴァ兵が焚き火の火を大男の歯に当てる 怯んだところの横を抜ける
ボウガンで追撃をするがそれを掌で容易く受け止める大男 
そしてその巨体で二人もろとも押しつぶそうとするが、その後ろ髪を何者かが引っ張り
そこに現れたケンが大男をぶん投げるのであった
そしてケンが起き上がる大男の眉間を軽くつくと、その顔面が破裂してしまうのであった
盗賊団の兵士達もアンカー銃で応戦するが、それをケンが容易くつかみ
そしてアンカーもろとも盗賊団を引っ張り、その体を雪の中にぶち込むのであった

その光景にサヴァの兵士も息を呑み…
ケンの前に膝をつくと ケンに力を貸してほしいと頼むその兵士
どういうことか、とケンは事情を問いただすと…

「実はわが国の王は余命いくばくもなく わが国の行く末を憂いております
 なぜなら辺境の野獣どもはその王を恐れて攻め込んでこないのです
 しかし もし王が死ねば我が国は……」

そしてその人物は、ヘルメットを外してケン達に自らの正体を明かす
そのサヴァの国の人物は女性… サヴァの王女、サラと彼女は名乗るのであった

<続く>
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