トヨタ新型「ミライ」は極上の乗り心地! 高級感ある仕上がりはレクサス以上だ!
2021.01.21 国沢光宏
https://kuruma-news.jp/post/338239
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5662359fb018fedc821fad219fd20771c862e3b/comments

新型ミライは先代より2車格くらい上がった!?

 FCV(燃料電池車)のトヨタ新型「MIRAI(ミライ)」は、すでにショートサーキットで
量産プロトタイプに試乗していますが、一般道でハンドルを握ると印象が大きく違います。

 当然ながらクルマそのもののハードこそ同じ。けれど乗り心地や質感など、サーキット
では感じなかったことも多数。

 といってもネガティブな方向では無く、「こんな高級感のある仕上がりだったのね!」
といった感じです。

 まず車格感。新型ミライを街中で見ると大きい! 全長4975mm×全幅1885mm、
ホイールベース2920mmというボディサイズは、メルセデス・ベンツでいえば「Eクラス」
と「Sクラス」の中間サイズ。

 日本車でもトヨタ「クラウン」とレクサス「LS」の中間くらいの大きさになる。新型
ミライとクラウンと並べたら、誰だって「ミライが格上!」に見えるだろう。先代ミライ
より2車格くらい上がった雰囲気です。

 価格感もクラウンとレクサスLSの中間くらい。トヨタブランドのクルマとして考えたら
最上級モデルと考えていいんじゃなかろうか。

 実際、トヨタブランドのフラッグシップだった「セルシオ」をレクサスに持っていかれ
て以後、クラウンだと“押し出しの強さ”が物足りなかった。新型ミライなら
パワーユニットの先進性と合わせレクサスに負けていない。

 運転席に座るとけっこう“包み込まれ感”です。新型ミライはリアシートに人を乗せる
ためのクルマというより、ジャガーやアストンマーチンのように「運転する人が主役」
という位置づけなんだと思う。

 続く