句点と読点をまったく使わない書き方が流行しているほうが問題だと思う。
句点と読点のような記号類はその言語で文章を書くときの基本的ルールなのだから、それを
守らないと意味が違ってとられる恐れさえある。
改行で文章の終わり、というつもりで書いているのだろうが、閲覧環境によってはそれは期待できない。
短い文章しか書けないツイッターの普及で一気にそういう書き方が増えた。
句読点なし文章が当たり前になってくると、今度は句点を入れてはいけないタイトルにわざと入れるのが、
新鮮に見えて流行し始める。たとえば「君の名は。」のように。
こういう言語ルールの無視は、実害も大きい。
自動翻訳、自動読み上げ等の機械処理は、句読点の存在を意味解釈の際の重要な記号として
重視している。
書いていいる人間も、まともな論理的文章を書けなくなってくる。すでにその傾向が出ている。