とはいえ、スバルが新型フォレスターにターボエンジンをラインナップしなかったため、競合車の中では最もパワフル。
唯一の不満は、ディーゼルと価格が同じだという点だ。ディーゼルであればターボを2個使い、高価なコンレール式高圧インジェクターや、
ススを貯めて燃やす装置まで付く。

どんな基準を以ってしても、普通の触媒+シングルターボのガソリンの方が圧倒的に低コストで済む。同じ価格で売るなら、
大容量のブレーキやスポーティな雰囲気を持つエクステリア、サポート性の高いシートなどもセットにして欲しかった。
それならば、手放しで推奨できる魅力的なクルマになる。

3.ディーゼル車にMT車を追加

3つ目がディーゼルエンジンに6速マニュアルを追加した点。御存知の通り、今やマニュアルミッションの需要は少ない。
スバルなど新型フォレスターでマニュアル車をやめてしまったほど。ガソリンターボといい、マニュアルミッションといい、スバルとマツダ入れ替わった感じ?

AT車は渋滞が多い街中で乗るなら楽チンだろうけれど、交通量の少ない地域であればマニュアル車の方が燃費良く、何より楽しい。
アクセルとブレーキの踏み間違いで暴走することだってない。面白いことにマニュアル派というのも存在する。皆さんはマツダを買うしかない?

ライバルを圧倒するパワーユニット

今回、ターボエンジンやマニュアルの追加でCX-5のパワーユニットはライバルを圧倒するほど賑やかになった。十分走る2000ccのガソリン車なら
価格も前述の通りリーズナブル。安全性は世界TOP。SUV選びで迷ったら、CX-5をショッピングリスト一番上にしてOK。
これで売れなければ、ブランド戦略の抜本的な見直しが必要です。

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更新日:2018年10月15日