トヨタが欧州車を攻略か 新型クラウンの走りに辛口評論家も思わず「ひゃっほー!」
2018.07.11 国沢光宏
ttps://kuruma-news.jp/post/96855/

正式に発売され、ようやくナンバー付車両ができた新型クラウンを早速公道で試してみました。以前にプロトタイプを
限られた条件でのテストコースで試乗した時と、果たして一般道を走っても印象は変わらないでしょうか。

一般道で約8割の売れ筋グレード2.5ハイブリッドをまず試す!

 すでにプロトタイプの試乗レポートをお届けしているトヨタ 新型「クラウン」ですが、これまでは発表前でナンバーを
取得出来ていないということもあり、限られた条件でのテストコースでした。果たして一般道を走っても印象は変わらないでしょうか? 
初期受注の80%を占めるという売れ筋の2500ccハイブリッドからレポートします。

 まず、シフトレバーをDレンジにセレクトしてアクセル踏むと、音も無くモーターのパワーだけでスルスルと走り出します。
トヨタ式ハイブリッドお約束の流儀です。タイヤが数転がりしてエンジンを始動しますが、さすがクラウン。
エンジン音はプリウスなどより格段に静か。オーディオなど掛けていたら、エンジンが始動したこともよくわからないかもしれません。

 パワー感も必要にして十分。ハイブリッドであるとか、普通のエンジンであるとか全く意識しないでアクセルを踏むと、
大雑把に言って3000cc級の走りをしてくれます。2500ccエンジンにモーターを加えているため、アクセルを踏めば
両方のパワーユニットから駆動力が発生するためです。しかもモーター出力はアクセルを踏んだ瞬間に立ち上がるため非常に扱いやすい印象です。