>>773
プリっとケツが出ただけのを
パワースライドや下手くそのプリケツを
ドリフト走行だと勘違いしている人が非常に多い

グリップ走行にはグリップ走行の奥の深さがあり
グリップ走行でも実際は微妙に滑らせて曲がっている

ドリフト走行の場合は、ケツが出ちゃったからカウンターではなく
最初から滑らせて流していくつもりでのラインで走る

素人が、初心者さんが陥りやすい罠にハマったままだと
低次元のドリフトのイメージだけで見ていると、先に進めないよ

ドライではμも高いし、路面にタイヤが食ってしまう、食い過ぎてしまうから
D1なんかは、アングル命なのでハイパワー化して対応するしかないわけ

何故アングルを大きくし、フルカウンターに近くなる程食うのか
抵抗になってしまうのか、そこに目を向ければ分かるはず
本来なら失速してしまうほどの高い抵抗、つっかえ棒のような高いトラクションを生む

ウェット路面の低μの路面でフルカウンターにしているのはスピードを利用しつつ
フルカウンターで車を曲げながらイン側へ寄せる為に抵抗も利用している形なんだよ

グリップ走行で使っていない、使えていない部分の要素まで走る為に利用しているのがドリフト走行
しかもウェット路面なので急な失速はしない、滑らかに調整しつつ初期滑走する
クリッピングポイントを抜ける辺りから、グリップ力が回復し、そこからカウンター量を減らしつつ
加速状態に入る
この無駄の無さが速さの秘密そのもの
ローブがやってる走らせ方も一緒
土屋がグリップじゃ上のクラスのスカイラインに勝てないが
雨の低μの路面でなら86でもドリフト走行で勝てる!と思ってやった、実際に速くぶっちぎったのも同じ

要はドリフト走行の真髄、美味しい部分を知っていたわけ
多くの人はドリフトは見せ技で遅い物だと思い込んでる、決め付けてる、ある種の盲目状態なんだ
その理由の1つがラリーやヒルクライムやジムカーナでは単走なので禁じられていないドリフトだけど
F1などを含めて多くの人が目にする競技、レース行為の中ではレギュレーションでドリフトが禁じられていて
グリップ走行しか見れない、見ていないのも誤解の大きな要因になっているんだよ