書き込みが落ち着いたようなので、勝手に語りますw
前に出したお題について。

まず’ダウンサイジングとは’から始めましょう。

例えば大排気量マルチシリンダーの3.5LのV6のNAエンジンがあるとします。
300馬力くらいとしましょう。
これを2Lの直4の過給エンジンに置き換えられないか?って話です。

大排気量NAは燃費が悪く、普段使う街乗りなんかの領域ではその能力の
十分の一も使っていません。これを小さな排気量で燃費を良くして
大パワーが必要なときには過給で空気を押し込みましょうという発想です。

2Lの過給エンジンで300馬力くらいなら結構前からありましたが、
何故最近までそれができなかったのか?

それは過給エンジンではノッキングの問題があり、圧縮比(=膨張比)を
下げざるをえなかったこと、高負荷時には燃料を多めに噴いて燃焼室の
温度を下げていたからです。
低速の無過給領域では単なる低圧縮比エンジンで、過給が効いてくると
とたんにトルクが立ち上がるようではスポーツカーでは良くても
車重のあるクルマには使えません。