小径車ってさ、ホイールが小さいから漕ぎ出しが軽い。とか言うじゃない。
大きいホイールと比べて慣性が小さいわけだし。

あれ、嘘なんだって。

どういうことかっていうと、
径が小さい分、タイヤ周長も短いわけで、
大きいタイヤと比較して、同じ速度まで加速する場合でも、
より高回転にならないと同じ速度までいかないわけ。

18インチのタイヤだと、700Cの1.6倍ぐらいは回さないと同じ速度にはならない。
大きいホイールを1回転させるのと
小さいホイールを1.6回転させるのは
必要なエネルギーは結局同じ。
(もちろん、どちらも1回転ということなら小さいホイールの方が必要なエネルギーは少ない)

ホイールが小さいから慣性も少ないってところまでは本当なんだけど
結局、より高回転まで回すわけで、軽くはならない。

小径車のメリットの一つとして、漕ぎ出しが軽いっていうのが定説になってるけど、完全に嘘。
信号の多い都心部なら小径の方が速いとか、楽とかいうのも嘘。
この業界ってそういうのが多いんだよね。
折り畳み小径車のメリットは、折り畳めて小さい「だけ」ということを理解してください。
他の性能は全て劣ります。しかも走行性能は顕著に劣ります。