私はITリテラシーの高いデジタルシニアのノマドワーカーという魅力的な顔を持つ超ヴェテランサイクリストなのだが
やはり自転車はハイテク化デジタル化や電化をせずに、自転車文化の黄金時代たる1930年代〜1950年代に倣い
それを現代流に巧みに落とし込むべく細部に至るまでスケルトンを突き詰め設計した完璧なるオーダー車を駆り
上州の山々に分け入る山岳旅こそがサイクリストの醍醐味であろうと最近はつらつらと思うのである。

私よりも歳下の、腹が醜くポコッと出た「ニワカミニベロオタク」が変速段数信仰に囚われ、あたかも林檎のスマートフォンの
新型を待ちわびるように島野のロードレース用の新しい変速機を待ちわびる姿を見ると憐れみを禁じえないのであった。