先日見てきたけれど
褒められるところがほとんどなかった
ベルのキャラデザぐらいだろうか

ネット上での悪意の伝播を「思い込み」や「無理解」という単純な描写にまとめて
それを現実世界での問題に還元するという話で
すずが亡くなる直前の母親の気持ちを理解した歌のシーンが一つの結論なんだろうけど
描写や物語の展開が安直で説得力に欠けるせいで見た人に感情移入させられない

ベルが竜に興味を持った理由はまだしも想像できる範疇だからいいけど
竜がベルに心を開く過程があまりにも描写不足
城に2度訪れたシーンの事実だけを見たらただのストーカー女だからなぁ

映像演出もただ動かしているだけでそこに意味合いがないので心を動かされない
唯一マシだったのは終盤のクジラの上ですずの姿で歌うシーンが冒頭と対比になっていて
姿かたちが変わっても人に思いは伝わるという意味は持たせられていたかな
ただ残念ながら曲や歌詞も含めて全体的に劣化ディズニーを荒い脚本で映像化したような作品だったかなと