日本弁護士連合会「実務解説改正債権法」弘文堂

手許にあると便利です。条文の順番に従い、淡々と中立的に改正債権法の内容が説明
されていますので、辞書的に使用するのに向いています。背景、趣旨、実務への影響の
3項目から説明されています。このうち「実務への影響」という項目では、単に判例法理を
明文化しただけであるのか、それとも実務に変更を伴うものであるのかが端的に記載され
ています。この項目を確認し、重要なポイントを見極めるだけでも意味があります。
但し、淡々としすぎている嫌いもあり、体系的に理解を深めるには向いていないように思います。