だから、おかげさまで取り戻そうと思った人生のうち、関西やO大学と関わる限りは、
本来の自分らしくある機会なんか一度もなかった

そして、そういう自分からすれば、
「楽しい」と思えたことなんか二度となかった

よかったじゃん、不幸になって
今はみんな死ねばいいとやはりふと思ってしまう

うちは余裕がない
家族も病気だから、ああいう関西の雰囲気で、
軽い気持ちでこの子は真に受けるんだろうな、という風に、
扱われること自体が、迷惑だった

同じ条件でも前提的にそういう子として扱うのか否かで、
ずっと会話のしやすさは変わる
勉強も、わからない点に気づきやすくなるのに