>>54

このゲームが出た1987当時は、その前年の秋にリリースされたアーケードのアウトランがレースゲーの一世を風靡していた背景があり、擬似3Dレース系はアウトラン風味というか模倣が徐々に増えていった時期だった。

ビクトリーランもそういう雰囲気をラリーを題材に持ち込んでおり、しかしラリーなのにトップスピードでジャンプしてしまうとダメージペナルティや走っているだけで自動でサスペンションが壊れるステージ(岩山)や、一速で引っ張りすぎると必ずスタックして前に進めない砂漠ステージなどストレス満載の要素が難易度に組み込まれており
そもそも車が脆すぎると評価されたり、全ステージを走り切るための交換パーツの数の割り振りは事実上一択固定だったりラリーゲームとしての自由度は見た目より少なかった。

見た目が爽快感を売りにしたアウトランに近い側面と実際のゲーム内容の落差がプレイヤーにフラストレーションを与えていた可能性は否めない。