OSのリナックスを販売するリンドウズ・ドット・コム(カリフォルニア州)は、社名と商品名が「ウィンドウズ」と紛らわしいとして米マイクロソフトに訴えられていた問題で、
近く名称を変更する方針を決めた。敗退を認めたもので、同社のマイケル・ロバートソン最高経営責任者(CEO)は
「金満企業の攻撃を避けるにはこれしか方法がない」と語っている。
「リンドウズ」はウィンドウズとリナックスの造語。知的財産権の運用に厳しいマイクロソフトは、2001年以降、商標侵害で米国のほかスウェーデンやオランダで提訴。
リンドウズ側は提訴差し止めを求め、法廷闘争を続けていた。
リンドウズは未公開の中小企業だが、ハイテク業界の巨人に真っ向勝負。日本でも同社OSを採用したパソコンが2万円前後で販売されるなど奮闘していた。

http://it.nikkei.co.jp/it/news/newsCh.cfm?i=2004041201708j0&h=1