【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 39-3】
・Until that moment all the maps he had ...:
Untilが前置詞か接続詞か、気にしながら読み始め、M+S+V でしかも、S [S+V] Vの形。

・... and had colored it red:
第5文型。これも「文法篇」p. 530 に[S+V+O+形容詞]としてしっかり収録されています。

・yet when he got to Britain, he found ...:
「しかし」と説明されている、yetや and yetは、
直前にされた言明に対して、驚きの感情を持ちながら、「にもかかわらず」(=nevertheless)といった感じで使うのだそうです(LDOCE, OALD)。
そのあとはwhen [S+V] S+V。

・and that ...:
出た出た!ボクの大好きなand that。
「and that ...とあったら前にthat を探してみる」でしたね(>>19)。
伊藤先生の「茶目っ気」を感じます。個人的にはルール 12にしたいくらい(笑)。

・What my friend had found was a displacement of his country, ...:
No. 28の What S+V]+V ... の形ですね。後半は名詞構文ですね。
名詞構文の厄介なところは「名詞 of 名詞」とか「名詞's 名詞」といった形なら必ず名詞構文である、というわけではないところ。使われた名詞の性質によります。
おまけにS+Vの関係なのか、V+Oの関係なのかは意味から決まる場面が多いです。さて、
S+V関係(→His country displaces ... )なのか
V+O関係(→[The map] displaces his country.)なのか
「意味の上から」考えます。ここでは後者。
名詞構文の勉強法を以前まとめました。リンク貼っておきます(問わず語り 名詞構文)。

伊藤和夫の英文解釈24【ビジュアル英文解釈教室】
http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/kouri/1470844063/929-