副検事が捜査書類を16年間放置、東京地検が減給処分
2015年3月7日

捜査書類を16年間放置するなど、不適切な管理をしていたとして、
東京地検は立川区検の男性副検事を減給処分にしたと発表しました。

東京地検によりますと、立川区検に所属する50代の男性副検事は、事件に関する捜査書類合わせて185点を、私物と一緒にダンボールに入れ執務室に放置したり、自宅に持ち出すなどしていたということです。

最も古い書類は1998年の捜査書類で、東京地検は副検事が去年までの16年間にわたり、複数の部署で不適切な管理を行っていたとして、減給2か月の懲戒処分としました。

東京地検は、公用文書毀棄の疑いで捜査していましたが、事件処理や裁判に影響はなかったとして起訴猶予処分としました。
東京地検ではおととしにも、検察事務官が書類を放置し処分されていて、次席検事は「再発防止策が不十分だったと言わざるをえない」とコメントしています。