>>319
そういうの投資をやったことない人には基本から理解できんよ。

新興国の場合は、経済が成長してるからあらうる企業がお金を求めている。
それで資金需要が高いから、お金の金利が上昇する。
同時に、お金の総量が増え続けるから、成長と同時にインフレが起こり、
通貨の価値は下がる。
でも、経済成長で株価は上がるし、金利が高いから投資には向いてる。

でも日本はまるっきり違う。
日銀が、130兆円の日本円を、500兆円までなぜ増やしたかったかっていうと、
日銀が日本国債をありえない規模で買うことで、日本国債の値段を上昇
させて、金利を低くするため。

金利を下げる目的は、1100兆円ある政府の借金で2%金利を払ったら
22兆円が消える。
住宅ローンも、1000万円以上支払いが増えてしまう。
企業は成長しなくなって老人大国の日本で、投資をやりたくないから、
金利が上がったら、設備投資もやめてしまう。

つまり借金苦が起こり、不況が起こり、個人の消費も死んでしまうから、
国債の買い上がりで、金利を下げたわけ。
でも、金利を下げるためのお金が、6年も続いちゃったから、もう世界の
常識を越えてしまって、このさき、何年続けられるだろ、って状況。

だから、日銀の限界論がしょっちゅう出てきてて、このまま放置したら
ある日突然金利が上がるみたいなことが起こったらやばいよね、っていうこと。

金利が動かないと思ってる人は、過去の日本国債か長期国債のチャートを見てみ。
2000年以降にも歴史的な大暴落が起こったり、売りが殺到して日本国債の
マーケットを一時的に閉鎖して、強制的に売りを停めてしまう制度も何回も発動されてるんだよ。
そういうの新聞すら読んでない人は、知りもしないからな。