富士山に夜ひとりで登山したら感動的な体験をした話
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はじめてスレ立てたのですが、よろしくお願いします。 >>58
もし作ってたとしたら
楽しいんじゃないですかね?w
やりたい放題ですしw >>61
作ってるならもっと劇的な急展開にしますもんねw
これが答えですw >>63
論点をすりかえる
どっちが中学生ですか?w >>64
普通に使ってしまいましたw
他の言い回しがあんまり思い浮かばないです
さりげなく人いる? 人も少なくなったし
まったりやっていきたいと思います
作り話と思われてもそんなのどうでもいいですもうw
本当の話だけど
嘘だと思うなら嘘だと思って馬鹿にしていてくれていいですw
とりあえず続きを気にしてくれている方がいるのでスレを立てた以上、その方の為に書いていきます!
遅くなってしまってごめん反省 僕「明日はどこに行くの?」
イーファン「明日は京都にいくんだ。楽しみ!」
そんなこんなで楽しく話していると僕はあることに気がついた。
僕「パーマネントヘアー?」
イーファン「ドレッドヘアー」
僕「OH!ドレッドヘアー」
イーファンは金髪にピンクメッシュのドレッドヘアーという教師らしからぬイケイケガールだったのです!
そのドレッドヘアーについているヘアアクセサリーがとってもいい味出していて
僕もこういうの欲しいなって思った 後からイーファンのおばさんのカレンとも合流し、カレンは
イーファンのヘアスタイルbadだ!
nature hair のほうが綺麗で可愛いいのよ!
って言っていましたww
バツが悪そうにしていたイーファン。
僕はナイスヘアー!と言い続けました。
だって本当にナイスヘアーなんですよ!
そしてちょぴり嬉しそうなイーファン カレンともお話をさせていただいて
カレンは障害者施設で働くスタッフをまとめるリーダー!
キャプテンをしていると言っていたので、なんか流れでキャプテンカレンと呼ぶことに!!!ww
この後何度まキャプテンカレンを見失い
イーファンが探しているような素振りを見せていたので僕が
「キャプテンカレン!!! 」
と叫ぶとキャプテンカレンは必ずどこかで返事をくれました。
はっきり言って
こんなに楽しそうに登っているのは僕らだけでした 正直、僕もイーファンも息が切れていてたまに会話しているときは止まってしまう程に、きつい道になっていました。
でも話をしていてとっても楽しい!
しかも僕にとってイーファンは初めてのドイツ人の友達!
楽しさと興味が疲れを上回っていました。
イーファンも僕と同じ気持ちだったと思います。
そう願いたいですw 山頂まであと2時間しないくらいかな?
山頂まであと少しのところまで来ました。
山小屋で一緒に休憩
そこそこ疲れが見え始めていましたが、このままイーファンとカレンと山頂まで行けそうだな!
このときはそう思っていました この最強3人で登山を初めて3時間は過ぎたでしょうか?
今更だけどイーファンはなんでそんなに英語ペラペラなんだろう?
天才かな?
そう思った僕は
僕「イーファン?speak English. why? study?」
たぶんこんな感じで聞いてみたら、分かってくれたのか
イーファン「ドイツでは小学生?の頃からみんな勉強するのよ!だから英語をしゃべれるの」
僕「オーマイガー(゜д゜)」
ドイツ人に生まれたかった。 とにかく聞きたいことなんてたくさんあるのに、
それがうまく言葉にできないから聞けないもどかしさ!
単語を言ってはやめ、
僕のない脳みそをフル回転させて記憶を呼び起こす!
でも全然出てこないんですよ。ほんと悔しい。
なんでもっと勉強してこなかったんだ自分!!!
本気で悔やみました。
いままでは外国の人と会話するときは相手が日本語を話せることが多かったり
まだ今より僕自身も英語を話せていたんです。
日本という国にいるからこそ
言葉の不自由さ
そんなこといままで感じたことはありませんでした。
英語を話せるようになりたい
素直に初めてそう思いました。 それでもイーファンは英語の下手くそなアホな僕に優しく語りかけてくれました。
キャプテンカレンも
「ドイツにはオクトーバーフェスティバルって言う、ドイツで一番大きなお祭りがあるのよ!」
とドイツのことを教えてくれました。
しかしアホな僕は
僕「お、おお、オクトーバー?おくとーばー…」
心の声「そうだ!あの戦法でいこう!」
僕「ジャニュアリー、フェブリュアリー、マーチ、エイプリル、、、」
心の声「よし!この戦法最強だ!いけるぞ!」
僕「メイ、ジュン、ジュライ、、、、、じゅ、じゅらい?」 まさかの
この先忘れたー!!!!!www
ええ、小学生以下の頭ですので、ガチで忘れました。
いやああ、案外出てこないものです。
するとイーファンとカレンは僕の少し先に口を開き教えるように
「August,September,,,」
僕、イーファン、カレン
「オクトーバー!!!」 OH!!!
オクトーバー!!!
なんなんだこれ
めっちゃ楽しい!
生まれた国、使う言葉は違うけれど
ひとつの目標に向かって、みんなで協力し合う素晴らしさがそこにはありましたww
出会ってからまだ数分
正直、会話も正確には理解しきれていません。
間違いだらけかもしれません。
しかし伝えよう!って気持ちが
本気でお互いに思っている気持ちが僕達を結んでくれていました。 そして山頂まであと30分くらいのところまで来ました。
あたりは人だらけ!
最初のスタートの寂しさが怖さが嘘かのように人人人!
混みすぎて全然進まない!
1歩歩いては止まり、1歩歩いては止まり、
道はもう道とは呼べない岩だらけの所を登ります。
山頂までもう少しのところは本当にきついです。
みんな辛さで無言
そして岩の切れ目でイーファンとカレンと僕は
言葉を発さず自然と少し休憩をとります。
イーファンはリュックを置き座り込みました。
2人はカロリーメイトのようなものを食べていました。 がんばれ!もう少しだよ!
心の中で言いました。
英語わかんないんだもんww
イーファンは結構疲れている気がしていて、、、
そしてイーファンが僕を見てこんなことを
イーファン「私のことはいいから先に行って。もしかしたら御来光に間に合わないかもしれないから」
なんだこのドラマみたいなシーンは。
不謹慎にも、そう思いましたw
なんてこの子はいい子なんだろう。
そして僕は今更気がつきました。 ええ、
これってもしかして
みんな御来光までに頂上に行きたいのか!?
すいません。
当たり前ですよね。
みんなそのつもりで登っているのに僕だけ夜景と星を撮ることを目的に夜に登っている。
めっちゃ自分場違いじゃん!!!www
だから僕は言いました。
僕「No no no! I , star, nightvew」
キャプテンカレン「Sunrise not important?」
僕「Yes,yes!Not important!」
19歳の女の子にそんなことを言わせてしまった申し訳なさと
これまで一緒に楽しく登ってきたから最後まで一緒に登りたい!
ほんとにもうそれだけ!
そんなやり取りをして、ふと下に目をやると
夜景が本当に綺麗でした。
https://i.imgur.com/aCAsydy.jpg 標高3000メートル以上の場所から見る夜景。
初めてこんな高いところから見る街の灯りは僕達の心を少し癒してくれました。
でももうこの時には写真なんてどうでもよくなっていました。
レンズを割った絶望も。
写真が撮りたい!
それを第一目標にしていた僕。
イーファンとカレンと出会い
この3人で山頂にたどり着きたい!
それしかもう頭にはありませんでした。
そして最後の休憩を終え歩き出します。
https://i.imgur.com/E8uAtZn.jpg 人混みの中を3人で登っていると
大混雑なうえ、道が狭いので間に入られてしまうことがしばしば
キャプテンカレンとはぐれてしまいまいた。
そして僕とイーファンの間にも人が、、、
イーファンは僕の前を歩いていたので気が付いていないです。
まあすぐ追いつけるか!
一人くらい。
しかし、次から次へと間に入られてしまい
ついにイーファンがどこにいるのかすらわからなくなってしまいました。
ただ分かることは、僕が一番最後だということ。
イーファンとキャプテンカレンと離れ、一人に戻った私。 さっきから思ってたけどめっちゃ寒い。
震えが止まりません。
標高3400メートル以上の場所で、七分丈シャツにTシャツ
見ての通りこんな格好をしているのは僕だけです。
ちょっともうみんなとはぐれてしまったし
とりあえず上着を着よう!
モンベルさんの中綿ジャケットを着るとすぐに体温は回復!
そしてすぐにまた歩き出すが、全然進まない!
頼む!早く行かせてくれ!
そう神に願ったけれど、
ここにいるみんなは最初から御来光を見に来ている。
みんな同じ気持ちなんだ!
焦って周りに迷惑をかけたらいけないし、事故があってはいけない。ここは耐えよう!
少しずつ進む列に身を任せるしかありませんでした。 無情にもあたりは明るくなり
岩場の道、人々の顔、服装も鮮明に見えてきました。
あちこちで諦めて座り込む人
それはまるで地獄のような
これが富士山の厳しさか。
絶景を見つめながら
何とも言えない虚しさに襲われました。
山頂まではもうあと少し!
手を伸ばせば届きそうな距離なのに
https://i.imgur.com/JchXiZX.jpg そして僕は山頂まであと5分のところでひとりで御来光を迎えてしまいました。
これが御来光
みんながこの為に
こんなに厳しい道を上ってきてまでみたいもの
途中で諦めてしまった人
もう帰ろう
なんてさっき言っていた人も
みんなこの瞬間は同じ方を向いて
同じことを思っていたはずです。
たぶんみんな疲れているから頭なんて回らない人がほとんどです。
そんな状態だからこそ御来光の光がストレートに入ってきて、
あの場にいた全ての人がそう思ったはずです。
綺麗 ふう
一度深呼吸をして
僕はすぐそこの山頂へとりあえず向かいます。
この人混みじゃもうイーファンとカレンと会えないかな? それからすぐに山頂に到着すると
挙動不審とはまさにこのこと
と言わんばかりに
キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ
もうチョコボールのキョロちゃんもびっくりするくらい
キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ
完璧に変人と化していけど全然見つからないww
なんてったって人がすんごいんだから!
しかも山頂言っても、山頂広い!!
ここはロシアか!って言いたいほど!
やっぱりもう会えないかあー
とりあえず自販機あるから給水しよう!
1本400円も何ら気にせず購入。
思い返すと、昨日のお昼からこのあと下山するまで24時間何も食べず
500mlのペットボトルの水1本で富士山を登っていました。
そして財布をしまおうとしたその瞬間!!!
「ショウ?」 声のする方を見ると
何やらとってもイケメンのお兄さんがいるではありませんか!まじイケメン
誰だこれは?
ロシアのスパイか?
なんて驚きながらも
僕「ああ!イエス!イエス!クリスティアン?」
イケメン「No、no!んvsdhbgvskhv」
ちょっと何言っているかわかりません。
クリスチャンてキャプテンカレンの旦那さんね。
キャプテンカレンの旦那さんかと思ったのです。 僕「あ、あれ、もしかして行くときにピステあげた人か!ああ!」
イケメン「違う違う!ああ、日本語大丈夫?」
僕「あれ?日本語しゃべれるの?」
イケメン「うん。さっきまで一緒に登ってきた人いましたよね?」
僕「イーファンとキャプテンカレン!」
イケメン「そうそう。2人があなたを探していた。探してくれと言われました。あっちの上の方にいるから行ってみてください!」
僕「えええええ!まじですか?あっち?あの辺にいるの!?テンキュー!!!」
日本語ペラペライケメンがまさかの僕を発見してくれたという奇跡
それにしても何故会ったこともない僕を見つけられたのだろうか?
なかなか言葉だけの説明で人を見つけるってすごいよ!
とにかく!!!
また2人に会えるんじゃないか!
その気持ちで超ハッピーになって笑みがこぼれる!!! ひとり山を歩きながら笑うwwまじ変質者www
でも最高のワクワク感!!!
キョロちゃんのように!
2人を探す!
ええ、
全然いないではないですか
まさか奥の方の?反対側の方とか?
ロシアのスパイ嘘ついたのか?
とか思っていると!!!
この辺で一番高いであろう場所に!!!
2人をついに発見!!!
わあああああああ!!! 僕「イーファン!!!キャプテンカレン!!!」
涙がでるくらい嬉しかった
僕「もう会えないと思ったけど、あっちでイケメンお兄さんが〜〜〜
たぶん日本語で話していましたw
また会えたことが本当に嬉しくて、嬉しくて
泣きそうでした。
僕のゴールはここにしかなかったです。
イーファンとカレンと
山頂にたどり着きたい!
最初は夜景と星を撮ろうと初めての富士登山を決意し
全く人がいないところから余裕かましてのスタート!
途中で新品のレンズを割り、萎えていたところでイーファンとキャプテンカレンと出会い
3人で辛い道を登ってきました。
富士山は僕が想像していた何倍も、何十倍も過酷な山で
自分も含め
苦しんでいるたくさんの人を見てきました。
レンズを割って絶望していました。
身体もかなり疲労が来ていました。
でも、 >>92
ありがとうございます涙声
誰もいないと黙々と書いてたからレス嬉しいです! でも、
数時間前に出会った2人が僕をここまで連れてきてくれました。
一人だったらもしかしたら下山していたかもわかりません。
何が嬉しいって
離れてしまっても
2人が僕を探してくれていたことが本当に嬉しかった。
僕はイーファンとカレンとは、
人種
国籍
言葉
年齢
全てが違い簡単なコミュニケーションをとるのも難しいです。
でもそんなこと
全く関係ないと気付かされました。
3人でひとつのことを目指して登ってきた道。
助け合って楽しく歩んできた道。
僕がアホだから言葉はわからないかもしれないけど、
励まし合ってきた気持ちが
支えあってきた気持ちが
僕の足を前に、僕の気持ちを前に進ませてくれました。 僕達の間には
家族のような絆が生まれていました。
今こうして山頂から
イーファンとキャプテンカレンと一緒に見ている景色を
僕は一生忘れないでしょう。
こんな得体の知れない奴に
英語も分からない奴に
優しくしてくれて本当に感謝です。
「ダンケシェン!」
思い出したように僕は言いました!今更ww
「写真を撮ろうよ!」
雲の遥か上で、朝日を浴びながら最高の写真を一緒に撮りました。 そして僕はgoogle翻訳機を使い
いまの自分の気持ちを伝えると
キャプテンカレンは
「私達の街に来てくれたら、あなたをゲストととして歓迎します!」
ちょっとよくわからない日本語に翻訳されていましたが、そんな感じで嬉しかった。
イーファンは
「snsかなんかやってる?what’s upやってる?」
僕「what’s up?なにそれ挨拶w?」
後々調べたら世界一人気のある、日本でいうLineと同じようなアプリでした。
あのとき即効インストールすればよかったww
僕がやっているsnsは全部知らないようだったので、イーファンは
「アドレス教えて?まだ後2週間は日本にいるけれど、ドイツに帰ったら必ずメールを送ります。絶対送るから待っていてね?」
めちゃめちゃ嬉しいことを言ってくれます。
めっちゃ感激です。 イーファン「アドレスうって」
イーファンの携帯にアドレスを打ち込んだ僕は
あとで間違えてないかとても不安になりましたww
てか明るいところでイーファンを見たら眉毛にピアスをしていてかっこよかった。
そしてやっぱりナイスヘアーでした!!!
3人でがっちり握手を交わし
それから一緒にドイツの観光グループが集まっている場所にいき
先ほどのイケメンお兄さんヤニスと日本語でお話をして
僕は下山しました。
https://i.imgur.com/TI8PbNO.jpg 下山も3時間ほどかかるのですが
最初のほうでで出会ったオブリガード集団と再会し、抱き合い
いろんなお話をしながらワイワイ楽しく下山しました。
その中のシルバさんは250回程富士山に登っているようです。ビックリ!
最後まで幸せな気持ちにさせていただきました。
多くの出会いに心から感謝です。
そして見てくれたみんな
ありがとうございました!
是非みんなも富士山に登ってみてください! 面白かったです!!!
このスレッド
俺も10年前、富士山に登って下山中
遭難した人と出会って道案内したり
帰りの河口湖駅でウクライナ人の女性モデルと仲良くなって
英語で一晩語り合って始発を待ったりして
楽しかったです
1の行動力があれば何でもできるさ! >>24
バカとしか思えない
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