富士山に夜ひとりで登山したら感動的な体験をした話
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
はじめてスレ立てたのですが、よろしくお願いします。 先月、私は富士山に夜ひとりで登山してきました。
色々あって気分が落ちていましたが、
「この夏のシーズンしか富士山に登ることはできないんだ!」
そう思って富士山に向けて出発しました。 はじめてで遅いと思います。すいません
僕が富士山に登ろうとした理由は2つ
夜の富士山で写真が撮りたいから
(カメラは初心者レベルです)
日本一の山なので人生で1度は登っておきたい
そんなたいしたことのない理由で、僕は富士山に登ってみたのです。
富士山は5合目から登ることができ、ほとんどの人が5合目から登るらしいです。たぶん
5合目に到着したのが19時
まだ辺りは明るかった。
ただ驚いたのがすでに雲の上
雲より高いところにいたということ!
とりあえず高所順応するためにダラダラしていました >>4
そうみたいですね。
でも僕が行ったときは富士山は外国の人がほとんどで夜はみんな静かに登っていました ダラダラ辺りをひとりで散策していると、案内図のようなものがあり見てみると、そこには
山頂まで6時間10分!
まさかの数字に僕は唖然!
びっくりしたのですが、体力には自信があったので
自分なら4時間30くらいで頂上にいけるでしょ!
そんな風に考えていました。
むしろ早く着きすぎてしまうだろうから、何しよう?
くらいに思っていました。
ええ、本気で思っていました。 そうこう散策していると、辺りは段々と暗くなり
広大な空に綺麗な絵に書いたようなオレンジの夕日
僕は既に満足感に浸っていました。
バスで来たばかりなのにww
外が暗くなってきていたので星が出ていないかチェックしにいくと、
そこまで星は出ていませんでした。
この後に出会う僕が道を外れていることを注意してくれた21歳の学生さんによると、この日は月がとっても綺麗だけれど
星は全然出ていないということ。
いつもは天の川が見え、辺り一面に星が輝いているようです。 一通りいろんな構図で写真を撮り満足していると、
僕以外の人達はもう出発していなくなっていました。
だけど私は余裕をかましひとりウロウロして、
時刻は21時
まだ日の出まで7時間くらいあるじゃん!
でも写真撮りながら登るから早めに出よう!
そう思いやっと出発!
スタートの経路案内のところで外人さんを1人発見します。 しかし外人さんはフラフラしていたので
僕は気にせず歩きはじめました。
そして僕は気がつきました
あれ?
真っ暗だし、人全然いなくない?
こういうもんなの?人がすごいとか書いてあったのに、、、
寂しくないか?www
辺りは漆黒の闇に包まれ、
ライトがないと何も分からないほど。
ちょっぴり怖さと寂しさを抱きながら先に進みます。 スタートして20分くらい
本当にこれは富士山なのか?
そう思う程に大したことのない道が続きます。
僕が道端で写真を撮っていると
出発したときにいた外人さんが
突然後ろから現れ僕はびっくりして声を上げてしまいました。
失笑されましたww
ライトつけてくれないからわからなかったです。
ビビリだから本当にびっくりしましたww
そんなこんなで更に進むと道が少しずつ険しくなってきました。
坂が急になり段差も多くなり、息が切れる。
体温も上がり僕は暑いので上着を脱ぎました。
しかし先に行った先ほどの外人さんは前の方でゴソゴソ
寒かったのか中に何かきたのかな? その外人さんは
帽子をかぶっていました。
そしてフードを被りました。
そんな姿を見た僕は英語もろくにしゃべれないのに
出発のときから抜きつ抜かれつの
同じ一人ぼっち登山者ということで親近感をいだいていたのか
「Cold?」
と単語で話かけていましたww
スーパー馬鹿なんです私www だってその外人さん
薄そうなシャツに細い足で
小さな500のペットボトルが2本入るかはいらないかくらいのボディバッグしか持っていないで
しかもひとり
頂上付近が0度とかになるのを知らないんだ
と勝手に解釈していました。
とりあえずそのまま行ったら寒くて大変な思いをしてしまうと思ったので
pumaのピステを取り出し
「aaaan,pu,pu,プレゼントフォーユー!!!」
って言って気がついたら無理やりプレゼントしていました。 よくよく考えたら人の服なんて着たくないかしれないよね。
申し訳なかったかも。
なんか外人さんは言っていましたが、
僕は馬鹿なのでなんて言っているかわかりませんでしたwwwでも
いらないよ!
みたいなことを言っていたんだと思いますww
人が全くいない中2人でゴタゴタしていると、奥の小屋からファンキーなおじさんが出てきて
「どうしたの?」
と。
事情を説明すると
まさかのおじさん英語がペラペラで外人さんに何か伝えると、
外人さんは、「thank you 」と僕と握手を交わし、
「頂上でまた会おう!」と約束をして先に歩いて行きました。 するとおじさんは小屋の中へ
「気前のいい兄ちゃんがいるから、名人!ヘルメット持たせてあげよう!」
と言い小屋の中から人の良さそうな方が登場。
さすが名人!
なんの名人かはわからなかったけど
とても人当たりの良い話方でいろんな情報を教えてくれました。
そしてここでは、実質無料でヘルメットの貸出をしているとのこと。
2000円を預かり金として預ければ、ヘルメットを借りることができます。
2000円は返却時に帰ってくるので無料。
「無料だから被っていきな!」
名人は僕にそう進めると、山の危険さを熱心に伝えてくれました。
落石や天気、噴火状況等々
ヘルメットの重要性についてとても納得のいくお話でこれは借りたほうがいいです!本当に!
僕は貸りませんでしたが!!!笑
こんなにもヘルメットの大切さを教えてもらいましたが、ただ単に
頭に被り物したくない(´・ω・`)ww
こんなアホみたいな理由で断りました。丁寧にwww で。一番ビックリなのがこのヘルメット
これがめっちゃ軽い!!!
これ本当にすごい!!!ヘルメットなんて少し重いと思うでしょ?
いやいやこのモンベルさんのヘルメットは違うのです!
本気で言います!
冗談抜きで!
まじでハムスターより軽いと思う!!!
やばくないですか?
ハムスター頭に乗せたほうが重いって。
ハムスターを頭に乗せて、
この子だけは守り抜こう!
って安全に登山すりのもいいけどもww
嘘だと思っているでしょ?
信じられないですよね!
これが本当なんですよ! そんなこともありながら
このヘルメット貸出所を通り過ぎると
更に道が荒れてきます。
石と岩がむき出しの道が多くなり、非常に急な道になってきます。
ところどころで僕は三脚を立て、撮影します。
まるで絵みたいな写真
撮った本人も綺麗すぎて思わず笑みがこぼれてしまうほど。
ひとりでニヤニヤしてましたww
夜に来て良かったと心から思いました。
素晴らしい景色に感動です。 それからカメラと三脚を一回一回しまうのが面倒になり
右手にライト
左手に三脚とカメラを持ち両手がふさがった状態で、
脚力だけで登山していました。
手を使えないのがまじで危険!
みんな絶対こんな登り方したらいけません。
ゼーゼー息を乱しながら、ただその時はいい写真が撮れていると勘違いをしていたので
楽しく登ることができましたwww
全然いい写真なんて撮れていなかったことに下山してから気がつきますwww
そして、登り始めて2時間。
最悪の事態が僕を襲います。 写真だけをモチベーションに(うまく撮れていると勘違いしていただけ)、ガンガン登って、撮影を繰り返していました。
でも富士山って上に進むに連れて、岩だらけになってきます。
それでもこれが山での撮影なんだ!
と思って気にせず
もちろん三脚を倒さないようにとか最新の注意を払っていたのですが
写真を撮り終わったあとにレンズにする蓋みたいなのがあるんです。
その蓋を横向いて取ろうとしたら
ガッシャーン!!!
絶望しました。
レンズフードは割れ、レンズも割れてしまうという最悪の事態を引き起こしてしまいました。
しかも新品のレンズなんですよww
まじ笑えないwww >>20
見てくれてありがとうございます
なんの反応もなく悲しくなっていたところです!ww
女の子だったらよかったんですが。ww 私は写真を撮りに来たようなものなのです。
それなのにもう撮れなくなるこの気持ち
しかも新品で今回初めて使ったレンズ
絶望しました。
なにレンズ割ったくらいでくよくよしてんだよ
って思うかもしれませんが、
例えるなら愛車が事故って廃車になった。
まさにこんな感じです。
一応替えのレンズもありますが、割ってしまったレンズを100だとすると、替えのレンズは17
落胆していても進むしかない。
とりあえず切り替えてまた登り始めました。 あと夜の富士山では、登山者達が照らすライトが
光の道となっていて本当に綺麗でした。
落胆していた僕ですが、とりあえず夜が明ければ太陽が上る!
普通のレンズでも撮れるじゃないか!
と気づき少し気持ちを取り戻していました。
しかし、朝まではまだまだ
淡々と登りだした僕は次々に登山者を抜いていきます。
もう悲しくて登るしかないww
たぶん200人くらい抜かした気がする。
ハア
ハア
もう死にそうなくらいに息を切らしている人達
岩場に座り込む人達
富士山は僕たちが考えているより遥かに過酷です。
頑張れ!
助けてあげたいけど…
そう思いながらも次々に抜かしていきますwww 引きこもり歴長そうだな
大人になるってのスレたて主と同じ匂いがする >>23
大ショックで発狂しそうでしたよww
カメラやってる人にしかわからない絶望ですよね そうんなことを思いながら進んでいると、
「お兄さんひとりできているの?」
と3人組が声をかけてくれました。
ブラジル人だけど、日本に住んでいる方々で
とっても優しく30分くらいお話させていただきました
初めてなのに、ひとりできていることに驚いていましたww
友達いないだけですwww
このあと休憩所でも2回会いましたが
他の人が疲れてシーンとしている中
真夜中にこんな大声で話して再開を喜んでいた僕達は浮いていたでしょうwww
ブラジルのノリは最高ですwww
ブラジル語も僕は教わりました!
「オブリガード」
「ありがとう」です。
僕は彼らをオブリガードと呼ぶことにしましたwww そんなオブリガード集団と別れを告げ
更に足が軽くなった僕は次に付いた山小屋で
その山小屋で夏の期間働いている学生さんと休憩中にたまたま出会い
ここで働いてることや
学校のこと
夢や今後について
ちょこっとお話してくれました。
日本人が一人で来るなんて珍しいですね!
やっぱり言われました。
友達いないんでwww
でもひとつずっと気になっていた。
でも聞けなかった。
(あなたは女性ですか?男性ですか?)
いやあー
本当にどっちだったんだろうってww
たぶん女の子なんだと思うんだけど
ショートヘアーだし、帽子に防寒着に暗くてわかんなかった。
そのくらい辺りは暗く闇に包まれています。
まあどっちでもいいんだけど、
あれ?って思ったら気になっちゃってww でもさっきのブラジル集団といい、このたぶんお姉さんといい、ヘルメットおじさんや名人、ピステあげた人も
レンズは割ってしまったけれど、なんて言うんだろう
すっごいほっこりさせてくれた!
いつも当たり前のように、毎日のように僕達は誰かと話すことをしているけれど
これってものすごいことなんだな
って一人できたからこそ実感しました。
言語でコミュニケーションがとれる僕達人間って、天才で最高だな!!!
なんて思いました。 それからどんどん進んでいたのですが
結構道が険しくなり
真っ暗な中ただ歩くことがなんだかつまらなくなってきた私。
次々と人をぬかしていき
「僕もまだまだ衰えていないんだな!」
そう思って登っていると、さっきから景色が変わらない。
あれ? ん?
これは!
目の前の人全く同じペースやないかーいwww
驚く程に同じペースびっくりするくらい一緒www
そんなことある?w
や、やるなぁ
なんて思いながら10分くらいずーっと前の人の背中を見ていたので
怖いけど、話しかけてみることに! ふーん高級カメラ壊れて、そんで
ブラジル人に声かけられて、一人でねーすごいねー 僕「ペース早いですねー!」
僕の前の人「………..」
あれ?
やばい!やばい!やばいww
これはまさかの無視か!?
話しかけるなってことか!?
しかも振り向きもしない|゚Д゚)))w
ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!
もう先行きます!
チキンな僕は颯爽と立ち去ろうとしたら
「おvcsdlvんdjgvms;h」
こっ!これは!!!
まさかの外国人女性だったああああああ!!!!www >>37
カメラは初心者なので、高級じゃないです
ブラジルにもモノ好きな方がいるんですよww
煽ってきてますが、レス嬉しいですよ( ^ω^ )ww 僕はびっくり!!!
このペースが女性って、
単純にすごい!
そしてまさかのなんて言ったか分からないww
英語苦手なんで…ww
僕の頭はパンクしそうでしたwww
まず分からないのに翻訳しようとする脳内。
お前はばかかww
次の一手を考えろww
そして僕の口から次にでた言葉は、
「日本語話せますか?」
えええええええ!!!
バカ丸出し|゚Д゚)))w
話せたら日本語で返してくれているだろう!笑
さすがだな。
我が脳みそよ!ww
落ち着いて、、、 しゃべれないけど英語で、あってるかすらわからないけど
「I can’t speak English」
みたいなこと言いました。
すると伝わったのか彼女も
「私も英語しか離せないよ。ごめんね」
たぶんそう言っていました。たぶん。plobably
そこでバカな頭だけど
単語を繋げて何とか会話をしてみることに 僕「Where are you from?」
これくらいは話せますw
彼女「ドイツだよ」
ちょっと英語わかんないから、僕が勝手に変換した日本でいきます。
僕しか彼女の言葉を聞いていないので、
間違って翻訳している可能性がありますのでご了承ください。
彼女は一人だったので、
僕「一人できたのですか?」
彼女「違うよ!何人かできたよ!グループで!」
僕「もう少しゆっくり話してもらえますか?」
彼女「グループ!!!」
僕「おー!イエス!イエス!」 この後も何度も「slowly」スペルあってるかな?w
を多様し何とか会話ができるように!
そして聞こうか聞かまいか迷ったけど外国人なら平気じゃないかなと思って聞いてみました。
僕「あ、あの、めっちゃ聞づらいんですけど、、、何歳ですか?」
彼女「ナインティーン」
僕「ナ、ナナ、ななななナインティーン!?!?」
えええええええええええ!?!?!?!
ナインティーン!?
ナインティーン!?!?!?
ナインティーンってなんだあああああああ!!!
うあああああああああああ あまりに聞かない数字の英語にマジパニックwww!!!ほんとバカww
ナインティーンを連呼し、めっちゃ取り乱す私!
尋常じゃない取り乱し方に彼女は焦っていたんじゃないでしょうか?
ななナインティーンって、19か90だよな!?
ええええっ!?w
違う???ww
ナインティーンってなんあんんだああああああ!!!!!
あまりに驚きすぎて本当にパニック!
こんなにパニックになったことが果たして今までの人生であっただろうか?ほんとに!
そして分からない言語を必死に理解しようと思いついた
私の5歳児並みの作戦がこちら 僕「ワン、チュー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト、、、
セブンティーン、エイティーン」
僕、彼女「ナインティーン!!!」
あはははは
もう本当にビックリ!!!
びっくりしすぎると笑いが起きるんだななんてww
まさかの19歳!!!
すごいなーって思った。
知らない土地で一人でこんなきつい山を登っている。
しかも僕と同じペースで!
あまりのすごさにこの後何度か、
storong legs =強い足だね!
あっているかわからないけれどwww
みたいに言ってしまったのだが
今考えたらとても失礼なことを行っていたかも知れない(´・ω・`)w
イーファンごめん
あ、そうそう彼女の名前は「イーファン」です。 とりあえず自己紹介。
僕「私はショウって言います」
イーファン「ショ、ウ?」
たぶんショウって言えないんだと思います。
ぎこちなくショウ?と呼んでくれるのが、とっても可愛かったです。
僕「student?」
イーファン「ううん。違うよ。大学生だよ」
たぶんそう言っていましたww
そして、イーファンは学校の先生になりたいと語ってくれました!
たぶんww
私はドイツの村出身で学校の先生になる夢を持った女の子
そんな感じ イーファンと楽しく話して歩いていると
イーファンと出会って最初の山小屋に到着。
そこで何やらイーファンが何やら別の人に話しかける
同じグループの人かな?
なんて思っていると、
イーファン「my aunt」
僕「おー!aunt?oh,yes!」
多くを語れないので笑顔で挨拶。
名前はカレン
するとカレンは、
「あなた達についていくわ!先に行っていいよ!」
そう言っていたので、僕とイーファンは先に行くことに。 眠さがピークなのでまた明日あげます。
読んでくれていた方ありがとうございます。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています