ついでに

■迷走■ホンダ(笑)のポンコツHVシステム列伝 part2■

【i-DCD】
 THSと同様の「全速度域でのモーターとエンジンのシナジー効果」を訴求する狙いのHVシステムであり、THS
特許を回避しつつ考案されたホンダ独自のシステム。
大発明であるTHS特許の肝は【2連発複合化遊星ギアによる入出力4軸連結の自在トランスミッション機構】で
あるが、ホンダがその代替として取った方法は・・
【元々チェンジ動作の素早さ、滑らかさ、安定性に欠けるDCTミッション】に更に【無理矢理エンジンとモー
ター用のマルチなクラッチを組み込む】というもの。
 その結果、モーターとエンジンの切替えや協調の動作に体感出来るほどのタイミング遅れや動作のギクシャ
ク、プチフリーズ、ひいては突然のエンストまでのリスクを構造的に抱える形の【奇怪な機構】となり、ここ
がまさに初期リコール連発という大失態にもつながった要因である。
 その対比として改めてTHS特許の「技術的なエレガントさ」を認識させられるものでもあった。

つまりi-DCDは「潜在的な脆弱性」を抱えた「複雑怪奇な構造」と「動作のガサツさ」が致命的な欠陥になって
いる絵に描いたようなポンコツシステムだ。

なので訴訟リスクが高い欧米での海外展開は当然ながら「一台すら」も出来なかったし、日本国内でも短期間
で終了せざるを得なかった。

 これ以上論評する価値もなし。開発したホンダ自身もこの辺の根本的なリスクを認識していないはずはなく、
だからこそ欧米でも売り出せないまま速攻で終了させたのだろうが・・・

よくもまぁ技術リテラシー皆無の無知な評論「屋」サン(笑)や情弱消費者にシレっと押し付けて来たものだ。